家具の寿命はどのくらい?
家具別の寿命と長く使うコツ

/ 最終更新日:2024/08/19

家具の寿命はどのくらい?<br>家具別の寿命と長く使うコツ

生活するにあたり必要不可欠な家具ですが、一度購入すれば永遠に使えるというものではありません。

ベッドからソファ、テレビ台に至るまで、どの家具にも「寿命」があります。

では、それぞれの寿命は一体どれくらいなのでしょうか。

本記事では、家具の寿命や長持ちさせるためのコツ、買い替えるタイミングなどについてご紹介します。

「どれくらいの年数を想定して買えばいい?」「中古品でも大丈夫?」と悩んでいる方、ぜひ参考になさってください。

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家具・インテリアの寿命

家具を新調したばかりの時は使い勝手がよく快適で、見るたび使うたびに嬉しくなるもの。

しかし、どんな家具もいつかは寿命が訪れます。

家具の寿命は具体的にどれくらいなのか、アイテムごとの目安をご紹介します。

ベッド

ベッドの平均寿命は10年ほどです。

ベッド自体の耐用年数はフレームの材質によって異なり、最も長いのが木製のベッドです。

スチール製のベッドフレームなどは折り畳みやリクライニングの機能が付いていることが多く、どうしても接合部の不具合が出やすくなります。

機能性よりも寿命を重視したい、という方は木製のベッドフレームがおすすめです。

また、同時にマットレスの寿命も知っておかなければなりません。

マットレスの寿命は5~10年とされていますが、こちらも中身や質によって寿命が異なります。

コイルであれば7~10年、ウレタンの場合は5~8年できしみやへたりが出てくるのが一般的です。

【関連記事】ベッドの寿命と長く使うコツ

ソファ

ソファの寿命は、生地によって違いが出ます。

天然皮革は最も寿命が長いとされ、平均的に見ても10年、お手入れ次第では20年、30年と長く愛用することができます。

合皮のソファの場合、低価格帯のものは数年でひび割れなどが見られることが多いですが、国内生産の上質な合皮であれば10年以上もつものもあります。

いずれも、コーティングが剥がれてベタベタしたり剥がれたりすれば寿命と考えましょう。

布のソファは、他の素材よりも汚れが付きやすく落ちにくいため、素材が傷む前に使えなくなることがあります。

ソファ自体は合皮よりも丈夫なため、長持ちさせるためにもカバーを活用するのがおすすめです。

【関連記事】ソファの寿命について

イス

座面にウレタンフォームを使用した一般的なイスは、5~8年で寿命を迎えると言われています。

どんなイスも座面のクッション性が悪くなってくるのは避けられないため、座っていて違和感を抱いた時が買い替え時です。

【関連記事】ダイニングチェアの選び方とブランドを紹介

ダイニングテーブル

ダイニングテーブルの寿命は5年から、長くても10年ほどでしょう。

材質や重さなどによって耐久性に幅がありますが、最も影響が出やすいのがテーブルを支える脚の部分です。

特に接合部は埃が溜まってカビが発生しやすく、使っているうちに緩みも出ます。

ガタつきが気になりだしたら、買い替えのサインです。

【関連記事】ダイニングテーブルの寿命と買い替えるタイミング

カーペット

質の良いカーペットであれば、10年ほど使用できます。

ただし汚れが付いたらすぐに落とす、ブラッシングで毛並みを整える、など最低限のメンテナンスは必要です。

特に毛足の長いカーペットはカビやダニの温床になりやすいため、定期的に干すようにしましょう。

カーテン

カーテンの寿命は4〜5年で、ポイントは機能の低下です。

特に西日が当たる窓のカーテンは、気付かないうちに劣化が進みます。

劣化すると遮光効果や保温効果が低下してしまうため、見た目に変化がなくても5年以上経っている場合は買い替えを検討しましょう。

テレビ台

家具の中でもしっかりとした造りになっているテレビ台は、10〜15年もつといわれています。

扉や引き出しを頻繁に開け閉めする場合は、立て付けが悪くなってくるケースがありますが、それ以外はテレビのサイズやインテリアが変わらない限り長く使い続けることができます。

食器棚

食器棚は、取手や棚板などにトラブルが起こらない限り、20年以上使用できます。

ただし、炊飯器や電気ケトルなどを内蔵できるタイプのものは要注意です。

水蒸気の影響で素材が傷んだり、表面が剥がれたりすることがあるためです。

スライド式のものは必ずスライド機能を使い、そうでないものは使用後に蒸気を拭き取るなどのケアを行いましょう。

【関連記事】食器棚の寿命は?長持ちさせる方法と選び方

家具を長持ちさせる方法

家具を長持ちさせるためには、それぞれに合ったメンテナンスが欠かせません。

こちらでは、素材別のメンテナンス方法についてご紹介します。

本革製品

まずは、家具についているゴミや埃を掃除機などで取り除きます。

一通り取り除いたら、軽く湿らせた柔らかい布で全体を拭いていきましょう。

最後に乾いた布で拭き上げれば完了です。

上記に加え、3ヶ月に1度は革専用のクリーナーや保護クリームを使用してケアすれば、より長持ちさせることができます。

また、水分で汚してしまった場合は、乾いた布で優しく拭き取るのがポイントです。

内部に液体が侵入してしまわないよう、なるべく早くタオルや布巾に染み込ませるようにして掃除しましょう。

合皮製品

合皮製品も、基本的な流れは本革製品と同じです。

まずは埃やゴミを掃除機で吸い取ってから、固く絞った布で全体を拭き、残った水分を乾いた布で拭き取りましょう。

汚れが付きにくいのが特徴ですが、もしも目立った汚れが付いてしまった場合は、中性洗剤を薄めたぬるま湯にタオルを浸し、固く絞ってから拭き取ります。

布製品

基本的には、掃除機で埃やゴミを吸い取るだけで十分です。

小さなお子様がいるなど汚れるのが心配な場合には、あらかじめ防水スプレーを塗布しておくのもおすすめです。

食べ物などをこぼしてしまった際、布製品は放置すると汚れが染みついて取れなくなってしまうため、なるべく早く対処しなければなりません。

中性洗剤を薄めたぬるま湯を含ませた布で拭き取り、カビを防ぐためにもしっかりと乾燥させましょう。

木製品

天然木や天然塗料を使った木製品は、柔らかい布を使った乾拭きが基本です。

水拭きもできますが、残った水分がカビや腐食を引き起こす原因になることがあるため、必ず固く絞った布で拭きましょう。

年に1~2回、専用ワックス等でケアを行うことで、美しいツヤを保つことができます。

また、木製品は傷が付きやすいのがデメリットですが、小さな傷であれば目の細かいサンドペーパーで削り、上からワックスで拭き上げれば元の状態に戻ります。

何かを落としてへこみができてしまった場合も、へこみの部分に濡れた布をあて、上からアイロンで押さえることで解消することがあるので試してみましょう。

スチール製品

水分は錆の原因となるため、乾拭きをします。

汚れが目立つ時は、薄めた中性洗剤を染み込ませた布を固く絞って拭き取りますが、その後は必ず乾いた布での拭き上げが必要です。

家具を買い替えるタイミング

家具を買い替えるタイミングは、一概に「いつ」と決めることができません。

家具の種類によっても、買い替えのタイミングは異なります。

例えばソファやベッドなど大型家具の場合、多くの人が引っ越しに際して家具の買い替えを検討しています。

というのも、それまで使っていた大型家具を処分して引っ越し先で新たに購入することで、引っ越し費用を抑えることができる、新しい家に合った家具を揃えられる、などのメリットがあるためです。

一方、引っ越しの予定がない人にとっては、家具が壊れた時はもちろん、家族構成が変わる時もおすすめのタイミングです。

一緒に暮らす家族が増えたり減ったりすれば家具の使い方も変わってくるため、人数に合わせた家具選びをしましょう。


【関連記事】家具の買い替え時っていつ?安い時期やおすすめのタイミングを紹介

家具ブランド

こちらでは、家具ブランドをご紹介します。

カリガリス

calligaris / カリガリス

1923年創業、イタリア最大級の家具ブランドです。

小さな手作り工房から三世代引き継がれ、今ではLVMH(モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン)に入ったことで世界的に有名な家具メーカーに成長しました。

木材の伐採から乾燥、生産まで全てを自社で担うのが特徴で、輸出先は世界100ヵ国以上。

伝統を守りながらトレンドスタイルを取り入れた、まさにイタリアンモダンの家具が揃います。

カリガリスの詳細はこちら

マスターウォール

MASTERWAL / マスターウォール

岡山で婚礼家具をメインに製造していたアカセ木工所が、2006年に新しく立ち上げたブランドです。

貴重な木材であるウォールナット無垢材を使用した家具は、完全なる受注生産。

木取りから製造までを全て自社で行い、プロのハンドワークで仕上げます。

「100年後の人たちにも愛着を持って使ってもらいたい」そんな家具を作り続けています。

マスターウォールの詳細はこちら

ナガノインテリア

NAGANO INTERIOR / ナガノインテリア

1946年、福岡県朝倉市で家具の製造を始めた家具ブランドです。

時代の流れを掴み1950年代にはいち早く洋家具の製造を開始、コーナータイプソファの先駆者としても知られています。

全ての製品は自社工場で受注生産され、サイズはもちろん、素材や仕上げまでオーダーが可能。

それぞれの暮らしに寄り添う家具が見つかるはずです。

ナガノインテリアの詳細はこちら

綾野製作所

綾野製作所

1960年創業の家具メーカーで、とくにダイニングテーブル、テレビボード、食器棚においては国内ブランドの中でも最上位クラスと言われています。

余計な装飾を極限まで省いたシンプルモダンなデザインは人気が高く、時代や世代を問わず長く愛用することができます。

綾野製作所のアイテムは、豊富なカラーバリエーションから自由に組み合わせることができるのも魅力。

セミオーダー感覚で自由に注文できるため、自分だけのオリジナル家具を購入したい方にもぴったりです。

綾野製作所の詳細はこちら

CITY

CITY / シティ

日本を代表する家具デザイナー岩倉榮利氏が手がける家具ブランドです。

「Simple is Better」「Monotone is best」を基本とし、日々の生活の中で必要なものだけを見極めるというコンセプトの中で生まれました。

ソファからダイニングテーブルに至るまで、全てがモノトーンで揃えられた家具は、どんな空間や雰囲気にもフィットし、それぞれに合った落ち着きと華やかさを添えてくれます。

一切妥協がなくシンプルでありながらしっかりと存在感を放つ、そんなスタイリッシュなデザインの家具が揃います。

CITYの詳細はこちら

ドマーニ

domani / ドマーニ

ドマーニは、家具といえば必ずと言っていいほど名前が挙がる刈谷木材工業「カリモク」が手掛ける最高峰ブランドです。

高度な木工技術や上質な素材、時代に流されないデザインの高さなどカリモクの魅力が全部詰め込まれた6つのコレクションが展開されています。

日本だけでなく世界各地に資材工場を有し、最適な木材を最高の状態で加工することで生み出されるアイテムは、まさに芸術作品と言っても過言ではありません。

シンプルからエレガントまでさまざまなデザインが揃い、こだわりの多い方もきっと満足できるアイテムが見つかるはずです。

ドマーニの詳細はこちら

ベラコンテ

bellacontte / ベラコンテ

ベラコンテとは、「美しい」を意味するbellaと「コントラスト」を意味するcontteを合わせた造語です。

食器棚をメインに、シンプルで機能的なデザインにこだわるブランド「パモウナ」が手掛ける国内ブランドで、その名にふさわしい対比が魅力の家具を生み出しています。

計算し尽くされた色合いやシルエット、異なる素材のコントラストは美しく、それでいて他にはない個性まで演出してくれます。

他の人とは一味違う、そんな風合いを楽しみたい方におすすめです。

ベラコンテの詳細はこちら 取扱インテリア・家具ブランド一覧へ

メンテナンス次第で味わい深い家具になる

いかがでしたでしょうか。

この記事を読んでいただくことで、家具の寿命についてご理解いただけたと思います。

それぞれの家具に寿命はありますが、メンテナンスをしながら大切に扱うことで、より長く使うことができます。

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