ダイニングテーブルの寿命と
買い替えるタイミング
公開日:2022/03/25 / 最終更新日:2023/10/25
ダイニングルームの主役となるダイニングテーブル。
空間の雰囲気を左右するアイテムであり、できる限り長く使いたいという方が多いでしょう。
一方で、長く使っているからこそ買い替えるタイミングが分からないと悩んでいる方もいるはずです。
本記事では、ダイニングテーブルを買い替えるタイミングと、長持ちさせるメンテナンス方法などについてご紹介します。
目次
ダイニングテーブルの寿命
ダイニングテーブルの寿命は短くて5年、長くても10年ほどと言われています。
もちろん使用されている材質やダイニングテーブル自体の形状によっても異なりますが、どれほど頑丈な造りであっても10年前後が目安と思っておくといいでしょう。
一般的に、ダイニングテーブルは細い脚で大きな天板を支えているデザインが多いため、脚の部分から傷みが出やすいものです。
使用年数とともにネジなどの接合部分も緩みが生じてくるため、不安定になってきたと感じたら寿命だと考えましょう。
ダイニングテーブルを買い替えるタイミング
ダイニングテーブルは、寿命が来たら買い替え時と言えますが、他にも買い替えた方がいいタイミングがあります。
どのような時にダイニングテーブルを買い替えるべきなのか、まとめてご紹介します。
脚のガタつき
先ほど解説した通り、ダイニングテーブルの脚部分が傷んできたら買い替えるタイミングです。
長年使用しているうちに、テーブルを使うとガタガタと音が鳴ったり、ぐらぐらしたり、といった症状がみられるようになります。
接合部分に不具合がある場合は、ネジを締め直すなどの対処をすることで、それまでと同じように使うことができます。
しかし、ネジを締め直しても直らない、あるいはまたすぐに同じ現象が起こる場合はテーブルの寿命です。
そのまま使い続けると天板などが落ちて大きなケガに繋がる危険もあるため、なるべく早く買い替えましょう。
塗装の傷み
天板部分の傷みが目立ってきた時も、ダイニングテーブルの買い替えを考える時期です。
テーブルの天板部分にはさまざまな塗装が施されており、代表的なのがウレタン塗装とオイル塗装です。
簡単に説明すると、ウレタン塗装は天板の表面にウレタン樹脂を吹き付け、表面に汚れや傷が付きにくくする加工方法です。
一方、オイル塗装は木材の表面にオイルを染み込ませる加工方法で、木の味わいをそのまま残します。
どちらにもメリットとデメリットがありますが、ダイニングテーブルの寿命という点から考えると、一般的にウレタン塗装の方が短くなります。
と言うのも、ウレタン塗装の場合は樹脂を吹き付けているため、どうしても使っているうちに、樹脂がはがれてきてしまいます。
もちろん塗り直すこともできますが、費用が10万円前後かかってしまうため、買い替えた方がいいでしょう。
一方、オイル塗装であればはがれてくることはありませんが、長年使ううちに傷や色あせなどが目立つようになります。
それらも味わいとして楽しめるうちは問題ありませんが、メンテナンスをしてもカバーしきれない傷や汚れなどができてしまった時は、買い替えるのがおすすめです。
傷・汚れ
取れない傷や汚れが付いてしまった時も、多くの人が買い替えを検討するタイミングです。
先にご紹介した通り、テーブルには傷や汚れが付きにくい加工が施されていますが、どうしても消えない傷や汚れは付いてしまうものです。
とくに染み込んでしまった汚れや、うっかり焦がしてしまった跡などは、どう頑張っても消すことができません。
ダイニングテーブルは来客があった際にも使用するものなので、そのまま使い続けるのは抵抗があるという方も多いアイテムです。
購入してある程度年数が経っている場合は、買い替えを考えるのも1つでしょう。
引っ越し
引っ越しに合わせてダイニングテーブルを買い替えるケースも多くあります。
ダイニングテーブルはリビングやダイニングの中心に設置される家具ということもあり、色やデザイン、大きさなどで空間の印象が大きく変わります。
せっかくの広いリビングに、小さなダイニングテーブルではバランスも不自然になってしまうでしょう。
引っ越しに合わせて買い替えることで、それまで使っていたダイニングテーブルを引っ越し業者に処分してもらうこともできます。
新居への引っ越しを控えている方は、思い切って買い替えてみてはいかがでしたでしょうか。
家族構成の変化
子どもが生まれた、巣立ってしまって夫婦2人になった、など家族構成に変化があった時も、環境に合わせてダイニングテーブルを買い替えるのがおすすめです。
家族が増えた時に2人用のダイニングテーブルでは手狭ですし、反対に家族2人の家庭に大型のテーブルは邪魔になってしまいます。
安いアイテムではないため、その都度買い直すというのはなかなか難しいですが、すでに長年使ったダイニングテーブルであれば、それを機に買い替えてみるのもいいでしょう。
子どもの成長
子どもの成長も、ダイニングテーブルを買い替える目安となります。
テーブルを購入して5年も経てば、小さかった子どもが大人並みの体格になっていることもあります。
ダイニングテーブルは毎日使うものなので、その大きさに慣れていれば不自由は感じにくいものですが、客観的に見れば明らかに狭い、などということが多々あります。
「ちょっと狭いかな?」と感じた時は、ご家族の意見も聞いてみるのもいいかもしれませんね。
ダイニングテーブルを長持ちさせる方法・メンテナンス
ダイニングテーブルは、しっかりと手入れやメンテナンスをすることで、寿命よりも長く使うことができます。
以下に、具体的な方法をご紹介します。
汚れを放置しない
ダイニングテーブルを長持ちさせる1番のコツは、汚れたらすぐに拭き取ることです。
オイル仕上げなど自然塗装のテーブルは、水分がすぐに染み込んでしまうため、とくに注意が必要です。
日常的に固く絞った柔らかい布巾などで、優しく拭き取り、その上から乾拭きをしておけば、大抵の汚れは落とせるはずです。
接合部分を定期的にチェックする
ネジの緩みなどがないか、定期的に確認することが大切です。
少し不安定さを感じた程度であれば、すぐに対処すれば元通りになります。
しかし長期間放置してしまうと、素人では直せなくなり、修理に出すか、最悪の場合買い換える必要が出てきます。
日常的に、脚の状態をチェックしましょう。
直射日光を避ける
直射日光に当たる場所にダイニングテーブルを設置するのは、避けた方が無難です。
とくに天然木の場合、木が乾燥し過ぎると反りや割れの原因となります。
また、長時間日光が当たることで日焼けによる色あせの原因にもなります。
テーブルを置く時は、そういったことも含めて場所を選びましょう。
エアコンの風を避ける
エアコンの風が直接当たる場所も、ダイニングテーブルを置くのは避けたいところです。
直射日光のケースと同じように、エアコンの風の影響でテーブルが乾燥してしまうのです。
またエアコンの場合、急激な気温差や湿度の変化が起こります。
通常は傷みにくい突板材であっても、はがれてしまうことがあるため要注意です。
マットやカバーを使用する
ランチョンマットやテーブルカバーを使用することで、ダイニングテーブルの劣化を防ぐことができます。
また、掃除も断然しやすくなるので、メンテナンスの手間も省けます。
ダイニングテーブルの選び方
ダイニングテーブルは、どのように選ぶといいのでしょうか。
選ぶ際のポイントについてご紹介します。
人数で選ぶ
ダイニングテーブルは、使用する人数によって最適な大きさや形が決まってきます。
2人ならコンパクトな正方形、4〜6人であれば長方形が一般的です。
角のない円形であれば、さらに大人数で使用できます。
その時々によって大きさを変えたいという方は、シーンによって使い分けられる伸張式のテーブルもおすすめです。
脚の形態
ダイニングテーブルを選ぶ際は、脚のデザインも重要になります。
一般的なのは4本脚で、見た目にも実際に使っていく上でも安定感があります。
2本脚の場合、いわゆるお誕生席には座りにくくなりますが、イスとセットにしてもスペースを取りにくいというメリットがあります。
【関連記事】ダイニングテーブルの選び方ダイニングテーブルはどこで買うのがおすすめ?
ダイニングテーブルは、以下の場所で購入することができます。・家具専門店
・小売店
・通販
主に上記の場所で購入することができます。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。店舗で購入するメリットを解説しております。
【関連記事】ダイニングテーブルはどこで買うのがおすすめ?選び方も紹介
ブランド紹介
ここで、ダイニングテーブルを扱うおすすめの家具ブランドをご紹介します。
カリガリス
1923年から続くイタリア最大級の家具ブランド「カリガリス」。
伝統的なイタリアンスタイルを守りながら、モダンで機能的な要素を取り入れたデザインが人気です。
木材の伐採から生産まで全ての過程を自社で行い、今や輸出先は世界100ヶ国以上。
日本でも、デザイン性の高さと手の届きやすいリーズナブルな価格帯が人気を呼び、多くの人に愛されています。
カリガリスは、品質マネジメントシステム国際基準である「ISO9001」を取得。
品質から顧客サービスまで徹底された、信頼度の高いブランドです。
カリガリスの詳細はこちら浜本工芸
学習机のパイオニアとも言える「浜松工芸」。
耐久性に優れた楢(ナラ)の無垢材にこだわり、徹底した品質管理のもと加工から仕上げまでを全て国内で行っています。
テーブルをはじめとする全ての家具は使い込むほどに馴染み、美しさと深みが増す逸品。
どれも飽きのこないベーシックなデザインで、愛着を持って長年使えるのも大きな魅力と言えます。
浜本工芸の詳細はこちらマスターウォール
ウォールナット材にとことんこだわり抜いた「マスターウォール」。
100年先まで愛着を持って使ってほしいという想いで家具を作り続けているブランドです。
1本の木から作られる家具は、どれひとつとして同じものがなく全て一点もの。
チェアを選ばないシンプルなデザインでありながらしっかりと存在感を放つ、そんなダイニングテーブルが揃います。
マスターウォールの詳細はこちら柏木工
「家具の聖地」といわれる飛騨高山で、家具やキッチン、室内建具を作っている家具ブランドです。
創業以来変わらず「使う人のためのモノづくり」をコンセプトに掲げる完全受注生産。
オーダーに合わせて、職人が加工から組立て、塗装まで行い、必要な部分にのみ最新技術を用いることで、飛騨の匠の技を感じながら長く愛用できる家具を提供しています。
柏木工の詳細はこちらカンディハウス
家具職人、デザイナーである長原 實氏が手掛ける家具ブランドです。
1963年、当時デザイン大国であったドイツに渡りおよそ3年半の修行を経て、雄大な自然を有する北海道・旭川でこだわりの家具を作り続けてきました。
木を余すことなく使用して生み出される家具からは「和の心」を感じ、チェアからベッドに至るまで、どれも優しさや心地よさが感じられる仕上がりとなっています。
カンディハウスの詳細はこちらオークヴィレッジ
おもちゃから家具、住宅まで自社で開発・設計・製作を行う木工房です。
飛騨高山で「森と生きる」をコンセプトに、木の文化を守り続けています。
ネジや釘などの金物を使用せず、可能な限り伝統的な「木組み」で家具を作っているのが特徴。
木ごとに異なる個性を活かした家具はどれも温かみがあり、長く使うほど深みが出ます。
オークヴィレッジの詳細はこちら飛騨産業
世界中で黄色い「キツツキマーク」が知られる、グローバルブランドです。
飛騨高山の森から受ける恵みを存分に活かし、一つひとつ職人の手仕事により生み出される家具は、効率よりも使い手の想いを大切にする完全受注生産。
メンテナンスや修理サービスも充実し、それぞれの家具に刻まれた物語まで大切にしてくれることが、長く愛されている理由です。
飛騨産業の詳細はこちらクラッセ
佐賀県諸富町にある家具メーカー 「LEGNATEC(レグナテック)」が展開するオリジナルブランドです。
シンプルだからこそ素材にこだわりたい、そんな想いで木の個性溢れる家具を作っています。
木材やサイズのバリエーションが豊富なのが特徴で、どんな空間にもフィットし、必ず満足できる家具が見つかるはずです。
取扱インテリア・家具ブランド一覧へ特性を知れば、ダイニングテーブルの寿命は延ばせる
いかがだったでしょうか。
この記事を読んでいただくことで、ダイニングテーブルを買い替えるタイミングや、長持ちさせるメンテナンス方法についてご理解いただけたと思います。
ダイニングテーブルは、素材やデザインによっても寿命が異なるアイテムです。
より詳しい選び方について知りたいという方は、ぜひ村内ファニチャーアクセスへご相談ください。
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