ライティング〜あかりの基礎用語

照明選びの際に出てくる難しい用語。習ったはずなんだけど思い出せないことや、何のことだか分からないことばなどありますよね。そこで、ここで簡単に基礎知識をご紹介します。照明器具選びの際のご参考にしていただければ幸いです!

明かりの基礎用語

W(ワット)

W(ワット)は電気の単位と思われがちですが、光源の消費電力をあらわす単位で、明るさを表す単位ではありません。また、電力に消費時間をかけたものがWh(ワットアワー)で、電気料金はWhをもとに計算されます。

lm(ルーメン)

光源が発光する可視光の量(光束)の単位。光源から出る光の量です。白熱灯の場合は点灯した瞬間値を、蛍光灯の場合は100時間経過後の値を全光束値としています。W(ワット)は消費電力を表す単位であり、また少ない消費電力で強い明るさを出すことができるLED電球などにより現在ではlm(ルーメン)表記を採用する照明器具が増えています。

lx(ルクス)

光源から照らされる面の明るさ(照度)の単位です。光源との距離が遠くなるほど、照度はその2乗に反比例して低下します。例えば、光源から1m離れた場所で100lxだとすると、2m離れた場所では照度は25lxになります。照度は光のエネルギーではなく人の視覚によって知覚される光の供給を測定するものになります。また輝度とも異なります。

cd(カンデラ)

光源から出る光の強さ(光度)の単位。器具の形や素材によってかわってきます。1cdは一般的な”ろうそく”1本の明るさとほぼ同じで、カンデラはラテン語で”ろうそく”を意味します。一般的なLEDの光度はおよそ50mcdになります。

cd/m2(カンデラ平方メートル)

ある方向から見た光源の明るさの度合い「輝度」。光度は光源を点として、輝度は面積として扱います。光源を面積した場合、面積が大きければ大きいほど明るくなります。テレビの画面やパソコンのディスプレイの明るさに表記されています。

グレア

目に不快感や疲労を感じさせる「まぶしさ」のこと。身近なものでは液晶テレビやパソコンの液晶ディスプレイでは鮮やかな色やコントラストが高い光沢のあるものを「グレアパネル」、光の反射を抑え映り込みを防ぐ光沢のない「ノングレアパネル」があります。グレア、ノングレアそれぞれに特徴、そしてメリット・デメリットがあります。

色温度

光源が発する光の色合いを示す尺度で、K(ケルビン)で表します。⾚っぽい光ほど⾊温度が低く(暖かい色)、⻘っぽい光ほど⾊温度が⾼く(涼しい色)なります。朝日や夕日、白熱電球の色温度は約3000Kになります。

lm(定格光束)

LED照明器具から放出される初光束のことです。家庭用で使用されている一般的な光源はLED・蛍光灯・白熱灯の3種類、LEDは定格光束値(lm︓ルーメン)、蛍光灯はワット数を目安に考えます。

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