ソファの種類・選び方と押さえておきたい素材(張地)の特徴

/ 最終更新日:2024/09/30

ソファの種類・選び方と押さえておきたい素材(張地)の特徴

「引っ越しもしくは新築の家に入居するのを機に、ソファを新しく入れたい」と考える人は多くいます。

しかし、ソファも多くの種類があり、自分の部屋に合ったソファを選ぶのは難しいと思う人も多いですね。

そこで、ソファの種類からその構造・選び方の基準を、構造・サイズ・カラーなどの観点から解説します。

ソファ選びで悩んでいる人は、参考にしてみてください。

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ソファの種類

ソファには、さまざまな種類があります。

主な種類とそれぞれの概要は以下のとおりです。

種類 概要
スタンダードソファ I字型である程度の高さがあるソファ。1人掛け、2人掛け、3人掛けなどがある
ローソファ(フロアソファ) 脚がない、または脚が低いソファ
リクライニングソファ 背もたれを倒せるソファ
L字型ソファ L字型のソファ。長椅子タイプなどがある
コーナーソファ L字型ソファのひとつ。部屋の角に設置できるようにデザインされている
シェーズロング 座面が長いソファ。寝転んだり足を伸ばしたりできる
ソファベッド 背もたれを倒すとベッドとして利用できるソファ

各ソファについて詳しく解説します。

スタンダードソファ

一般的に「ソファ」としてイメージするのは、何人かが掛けられるタイプです。

もともとは、3人掛けタイプのものが「ソファ」でした。

2人掛けはラブシートもしくはラブソファ、1人掛けはパーソナルチェアまたはパーソナルソファともいいます。

最近は2.5人掛けタイプのものも存在します。

ローソファ(フロアソファ)

日本のように、室内では靴を脱ぐ習慣のある国でよく使われるのが、脚が低い(もしくはない)ローソファ(フロアソファ)です。

座椅子のような感じで使われるのが特徴で、圧迫感があまりなく、お部屋も広く見えます。

リクライニングソファ

リクライニングシートのように、背もたれを倒して使えるソファです。

大半はフットレストもついています。

このタイプのソファは、最近では電動タイプが主流で、リモコンを使って操作可能です。

L字型ソファ

横になって休息できるソファです。

形は、片ひじだけ寄りかかれるもの、長椅子タイプなどがあります。

うたた寝したり寄りかかったりしながらテレビを見るなどでき、リラックスしやすいでしょう。

コーナーソファ

L字型の一種で、お部屋の角に配置できるタイプのソファです。

1人掛け、もしくは2人・3人掛けのソファを組み合わせられます。

大型なのが特徴で、これがあるだけで部屋の雰囲気も大きく変わるでしょう。

また、視線が交差しやすいので自然と話しやすい空間・雰囲気があり、家族が集まるリビングや応接間に設置されます。

シェーズロング

座面の奥行きが長いソファ(寝椅子)です。
足を伸ばして座ったり、寝転んだりできます。
ソファの上でくつろぎたい方に向いています。

ちなみに、シェーズロングに2人掛けソファなどを組み合わせたものが、カウチソファ(またはカウチセット)です。
この場合、シェーズロングをカウチと呼ぶこともあります。

ソファベッド

背もたれを倒すことで、ベッドにもなるソファです。

脚がついているものもあれば、ロータイプまで形はさまざま。ロータイプであれば、座椅子感覚で使えます。

一人暮らしであれば文字どおり「ソファ兼用ベッド」として、一人暮らしでなくてもお客さまに使ってもらうための簡易ベッドにも使えるでしょう。

ソファに使用される素材とその特徴

ソファには、さまざまな素材(張地)が用いられています。
主な素材の特徴は次のとおりです。

ファブリック

ファブリックは、生地や織りを指します。
簡単に説明すると、素材に布を用いたソファといえるでしょう。
ファブリックは、天然繊維と合成繊維にわかれます。
天然繊維の例として綿や毛、合成繊維の例としてポリエステルやアクリルがあげられます。
同じファブリックでも、素材が異なれば特徴は異なります。
詳細を確かめてから選択することが大切です。

メリット

ファブリックの主なメリットは次のとおりです。

【メリット】

  • ・デザインの選択肢が多いためインテリアに合わせやすい
  • ・夏はべたつき、冬は冷たさを感じにくい
  • ・カバーを取り外して洗濯できるなど扱いやすいものが多い
  • ・安価な価格帯のものがあるため予算を問わず購入しやすい

デメリット

主なデメリットは次のとおりです。

【デメリット】

  • ・摩耗で薄くなる、毛玉ができるなど、傷みが目立ちやすい
  • ・飲み物や食べ物をこぼすとシミや汚れがつきやすい
  • ・ホコリがつきやすくカビやダニも発生しやすい

コーデュロイ

織物の表面にループをつくるパイル織のひとつです。
コーデュロイの主な特徴として、表面の凹凸(畝)があげられます。
綿、毛、ナイロンなど、さまざまな素材が用いられている点もポイントです。
コーデュロイは、ソファ以外に、シャツ、ボトムスなど、幅広い製品に用いられています。

メリット

コーデュロイの主なメリットは次のとおりです。

【メリット】

  • ・カラーバリエーションが豊富でインテリアに合わせやすい
  • ・畝の幅で印象を変えられる(細畝は上品、太畝はカジュアル)
  • ・表面に凹凸があり通気性、吸湿性に優れるため夏でも過ごしやすい
  • ・一定の耐久性があるため、経年変化を楽しめる

デメリット

素材にコーデュロイを選択するときは、以下の点に注意が必要です。

【デメリット】

  • ・摩擦に弱いため使用方法によっては凹凸部分が削れて薄くなってしまう
  • ・温かみがあるため、夏は見た目で暑さを感じる恐れがある
  • ・飲み物や食べ物をこぼすと汚れやシミになりやすい

本革

素材に本革を使用しているソファもあります。

ここでいう本革は、主に牛革を指します。

ただし、牛革であればすべてが同じというわけではありません。

例えば、染め方が異なれば特徴も異なります。

厚みや革の大きさなどもさまざまです。

これらの違いは、製品の品質や価格などに大きな影響を与えます。

詳細を確かめてから購入することが大切です。

メリット

本革の主なメリットは以下のとおりです。

【メリット】

  • ・本革ならではの高級感、重厚感がある
  • ・耐久性が高いため、お手入れをすれば長く使用できる
  • ・経年変化を楽しめる(染め方から影響を受けます)
  • ・適度なハリがあり、体温にあわせて温かくなるため座り心地がよい
  • ・ファブリック、コーデュロイに比べホコリがつきにくい

デメリット

本革には次のデメリットがあります。

【デメリット】

  • ・定期的なメンテナンスを必要とする
  • ・使用方法によっては表面にひび割れ、色落ちが生じる
  • ・夏にべたつき、冬に冷たさを感じることがある
  • ・他の素材に比べて価格の相場が高い

合皮

本革に似せて作った人工の素材です。
ソファに用いられている合皮は、PVC(塩化ビニル)とPU(ポリウレタン)にわかれます。
PVCの強みはお手入れが簡単で耐久性が高いこと、PUの強みはPVCより通気性や柔軟性が高いことです。
一般的に、PUのほうが本革に近いと評価されています。
価格の相場は、PUのほうが割高です。

メリット

合皮の主なメリットは以下のとおりです。

【メリット】

  • ・着色しやすいため、本革よりデザインの選択肢が豊富
  • ・水や汚れに強いため、本革よりお手入れが簡単
  • ・ダニやカビが発生しにくい
  • ・本革より安価で購入できる

デメリット

合皮には次のデメリットがあります。

【デメリット】

  • ・通気性、吸湿性が低いため、夏はべたつきやすい
  • ・冬は座り始めが冷たい
  • ・本革ほどの耐久性は期待できない
  • ・本革のような経年変化を楽しめない

ソファの選び方

ソファの選び方にもさまざまあります。

ここでは、ソファを選ぶ際のポイントについて解説していきます。

構造を確認する

一般的なソファの構造は、下記のとおりです。

全体の骨組みは木製のフレームでできており、これがソファの大体の形となります。

骨組みの上にウレタンフォーム(スポンジのような素材)でカバーをして、クッション性をもたせます。

衝撃吸収材

ただ、これだけでは座り心地は安定しませんし、耐久性も弱いままです。

そこで使われるのが衝撃吸収材で、ソファに使われるのは3種類あります。

  • ・コイルスプリング
  • ・ウェービングテープ
  • ・S字バネ(波型スプリング)

この中でクッション性・均一性・耐久性に優れているのが、コイルスプリングです。やわらかさはやや劣りますが、体への負担も少なくて済みます。そのため、比較的高級なソファに使われる素材です。

コイルスプリングほど耐久性はありませんが、ソフトな座り心地なのがS字バネです。応接間用途で使う場合で、予算に余裕がない場合はこちらを選ぶといいでしょう。

軽量なソファに多く使われているのがウェービングテープになります。

比較的安価なソファに使われている素材ですが、最近のものは耐久性も兼ね備えているものが多く見られます。

利用場面を考える

一般的にソファを選ぶ際、多くの人は座る人数で考えてしまいます。

しかし、大切なのはそこではなく、利用する場面です。

ここでは、想定される利用場面ごとにおすすめできるソファを紹介します。

応接間・事務所で使う

来客が多いご家庭や会社事務所などであれば、ビジネスライクなコーディネートが求められます。

その場合は、シンプルなスタンダードタイプのソファがいいでしょう。

特に応接間であれば、テーブルと併用される機会も多くなります。

そのため、テーブルと併用しやすい、もしくは長時間座っても疲れにくいなど座り心地を重視してを選ぶようにしましょう。

リラックスしたい

リラックスしたい場合は、横になったり足を伸ばしたりできるタイプのソファが最適です。

そのため、肘掛けがあるタイプは、下記の理由からおすすめできません。

  • ・首の位置が高くなりやすい
  • ・寝転がった時、足を伸ばしにくい

おすすめできるタイプのソファは、下記のような種類です。

  • ・L字型ソファ
  • ・コーナーソファ
  • ・肘掛けがないもしくは低めのソファ
  • ・足を伸ばせるソファ(シェーズロングソファなど)
  • ・ソファベッド

ソファベッドは、ワンルームなどあまりスペースが広くない場所でも使えます。

なお、ソファベッド以外のソファはサイズも大きく、場所を取ってしまいます。

設置場所をよく考えて選びましょう。

床座のような感じで使いたい・リビングテーブルをよく使う

最近は、リビングテーブルで食事する機会の多い人が増えています。

また、床座になれている人は「座椅子感覚で使いたい」という人も多いでしょう。

そういう方は、下記4つのタイプがおすすめです。

  • ・座面が低いソファ
  • ・脚が低いローソファ
  • ・脚がないフロアソファ
  • ・脚がないソファベッド

【関連記事】ローソファのメリットとは?デメリットや選び方も徹底解説!

その他

中には、「現時点で特に想定している利用用途がない」または「現在は2人だけだけど、将来は人数が増えるかも」という人もいるかもしれません。

そういう場合は、ある程度幅に余裕があるものを選ぶといいでしょう。

「大は小を兼ねる」という言葉もあるように、失敗しにくいです。

サイズ

できるだけ失敗しないようにソファを選ぶために必要なのは、ソファおよびお部屋のサイズを知ることです。

目安となる大きさは、何人掛けかまたはソファのタイプで異なります。

ソファのサイズ

目安となる大きさ(幅・奥行)は、下記のとおりです(肘掛けは除く)。

サイズ 座面(幅)
スツール・オットマン 50~80cm
1人掛け 60~90cm
2~2.5人掛け 120~225cm
3人掛け 180~270cm
L字型(カウチ) 250~300cm

上記が、おおよその目安となります。

あくまでも単純計算ですが、1人掛け×人数と考えるとわかりやすいでしょう。

カラー

ソファのカラーは、ベージュ・アイボリー・ピンク・グリーンなど多彩です。

基本的には、お部屋のカラーや他の家具とのバランスを考えて選びましょう。

お部屋のカラー3大要素

お部屋のカラーは、色の構成要素によって3つにわかれます。

構成要素 特徴
ベースカラー 室内でもっとも広い面積を占めるカラーです。 白・グレー・ベージュなどの淡いトーンが多く使われます。
アソートカラー カーテン・家具家電などで使われる、ベースカラーの次に多いカラーです。 明るめから暗めのトーンまで、幅広く使われます。
アクセントカラー お部屋のコントラストを作る目的で使われるカラーです。 よくベース・アソートの反対色から選ばれます。 室内のカラーでは、もっとも小さい面積です。

「全体を見ながら、アクセントで好きなカラーを追加する」というイメージで選ぶといいでしょう。

デザイン・テイスト

デザイン・テイストからの選び方について見ていきます。

モダンテイスト

モダンテイストにするのであれば、グレー・ブラックのように暗めでシンプルなデザインのものが好まれる傾向です。

重厚感があるので、高級感を出したい時に最適で、アクセントカラーを使う時は、シルバー・ホワイト・ブラウン・レッドなどが使われます。

ナチュラルテイスト

ホワイト・オフホワイト・ライトブラウンなどの自然色メインのお部屋で、ナチュラルテイストのソファがよく使われます。

いわゆる「ウッド系」と呼ばれる、木製フレームのソファが人気です。

色合いでは、ライトブルー・ライトグリーンに人気があります。

モノトーンテイスト

モノトーンテイストの場合、ホワイト・ブラック・グレーなどの無彩色カラーが人気です。

ホワイトとの相性が良く、お部屋の圧迫感の少ない、広さを感じる演出もできます。

レッド・パープル・ロイヤルブルーといった、コントラストの強めなカラーが選ばれるのも特徴です。

ミックスモダンテイスト

モダンの中にナチュラルカラーを取り入れたスタイルが特徴です。

無機質な印象になりがちな中に温かみがあり、重厚感の軽さと優しい印象を両立します。

一般的にナチュラルテイストで使われるブラウン・ナチュラルカラー以外に取り入れられるカラーが多く、幅広いスタイルと組み合わせやすいスタイルです。

実際の座り心地

座り心地の良いソファとは、ズバリ「快適に座れる」かどうかです。

ただ、座った時は快適さを感じても、お尻・腰への負担または体圧で姿勢が歪むなどの理由で、だんだん疲れを感じるソファもあります。

特に自宅で使用する場合、くつろぐことも目的にあるでしょう。

長時間使用すると疲れるのであれば、それは座り心地がいいものではありません。

なので、床から座面までの高さと座面の奥行(足して900ミリ前後が目安)、体圧分散加工があるかどうかは大切な要素です。

また、家で使用する際はあぐらをかいたり寝そべることもあると思います。なので、試し座りができるのであれば、お店の迷惑にならない範囲でいろいろな体制で座ってみてください。

また、現物を見る際はその時の混雑具合にもよりますが、最低でも15分前後、できれば30~40分くらいは座ることも大事です。

素材(張り地)

最後に、ソファの表面に使用される素材(張り地)です。

これを一番重視する方も多いでしょう。

ここでは、ポピュラーな素材について紹介します。

天然皮革(本革)

文字どおり自然素材で、ソファでは牛革が多く使われます。

肌触りもよく、しっとりとした質感が特徴で、耐久性・耐水性ともに強く、保湿性の高い、湿気にも強い素材です。

汚れにも強いので人気はありますが、こまめなメンテナンスが求められます。

また、天然素材なので本来のカラーしかないこと、ソファ全体の値段も高めとなるのがデメリットです。

人工皮革(合成皮革)

ファブリック(マイクロファイバー)と合成樹脂を合わせた素材で、見た目はレザーに近いので「ソフトレザー」とも呼ばれる素材です。

素材に加工・着色しやすく、インテリアにマッチしたカラーを探しやすいという特徴もあります。また、型押しもできるので、表現力にも長けています。

通気性は天然皮革に劣り、経年劣化しやすい素材ですが、汚れやダニに強いので、拭き取り掃除だけで手軽にお手入れできます。

また、耐水性もあるので、万が一濡れても拭き取ればシミになりません。

どんな生地も均一(同じクオリティ)に作り上げられるので、この素材を使ったソファは安価です。

ファブリック(布)

布は、柔らかさとあたたかみを感じさせる素材です。

素材に染色できるのでカラーバリエーションも豊富で、繊維・織り方で雰囲気や印象も変わるなど、皮革系より広い選択肢から選べます。

空気を通しやすいため通気性は高い一方、水や汚れ・ダニに弱いのがデメリットです。しかし、表面の加工が簡単にできるので、撥水加工されたもの、取り外し可能なカバータイプなどお手入れが簡単なものもあります。

量産も簡単なので、この素材を使ったソファも、比較的安価なものが多いですね。

ソファの購入前に確認すること

せっかく選んだソファなのに、事前の確認不足などを理由に搬入できないことはよく起こりえます。

回避するためには、下記のポイントをチェックすることが大切です。

搬入経路

まずは、搬入経路の確認です。

搬入は運送業者が行いますが、指示はあなた自身が行うので、経路・置き場所は把握しておきましょう。

まず、知っておくべき情報は下記の6点です。

  • ・エレベーターの大きさ
  • ・踊り場で回転させられるか
  • ・ドアの幅と高さ
  • ・廊下の幅
  • ・部屋の壁や廊下に、通路を妨害するものはないか
  • ・搬入経路を妨害するものがないか(コンセント・窓枠・カーテンなど)

メジャーがあれば測定できるので、事前に測っておきましょう。

その後、店頭でソファを見て気に入ったものがあったら、その商品のサイズを測ってください。

メジャーは店頭に置いてあることも多いので、それを使うといいでしょう。もし見当たらない場合は、店員の方に相談すると貸してもらえます。

レイアウトの確認

次は、お部屋に置く際のレイアウトです。

シンプルなのは、メインアイテムをすべて平行に並べる直列型です。

応接間にしたいのであれば、対面型がいいでしょう。

リラックス感を出すならL型もしくはコーナー型、パーソナルスペースを広く取りたいのであれば1人掛けソファを囲むように並べる方法もあります。

作りたいお部屋の雰囲気に合わせて、選ぶようにしてください。

失敗しないために!ソファ選びに際しての注意点

ソファを使い始めてから、失敗したと感じることがあります。
失敗を避けるため、以下の点に注意しましょう。

【注意点】

  • ・ソファのサイズ
  • ・座り心地

ソファのサイズを誤ると、お部屋で動きにくくなったり、落ち着いて座れなかったりすることがあります。
まずは、お部屋とソファの大きさを確かめて、生活動線を確保することが大切です。
家具の面積を床面積の3割程度に抑えると、狭さを感じにくいと考えられています。
サイズ選びで悩むときは、参考にするとよいかもしれません。

ソファの幅、奥行き、高さも重要なポイントです。
以下の点を意識すると、適切なサイズのソファを選びやすくなります。

項目 ポイント
座面の幅 1人あたり60cm(ゆったり過ごしたい場合は1人あたり80cm)程度が目安
奥行き 立ち上がったり、作業をしたりする場合は浅め、ソファの上で胡坐をかいたり、寝転がったりする場合は深めがおすすめ
高さ 間仕切りとして使用する場合は高め、部屋を広く見せたい場合は低めがおすすめ

座り心地も購入前にチェックしておきたいポイントです。
ソファの座り心地は、使用しているバネ、クッション材などで異なります。
店舗で試すと、自分に合っているソファを見つけられます。

ソファはどこで購入するのか

ソファを購入するにあたり、どこで購入すればいいのか困っている方はぜひこちらを参考にしてください。
ソファはどこで買う?

種類ごとのソファの価格の目安

ソファの価格は製品により大きく異なります。
同じ種類であっても価格は異なるため、目安を示すことは難しいといえるでしょう。
以上を前提としつつ、価格の目安を紹介します。

種類 相場
2人掛け 3~30万円
3人掛け 5~40万円
カウチソファ 8~50万円

安価なソファであれば、2人掛けは4~5万円程度、3人掛けは7~8万円程度、カウチソファは8~10万円程度で購入できます。
家具ブランドのソファを選ぶと、2人掛けは20~30万円程度、3人掛けは25~40万円程度、カウチソファは40~50万円程度するケースが多いでしょう。

家具ブランドのソファが高い理由は、生地、スプリング、クッション材、フレーム、デザインなどにこだわっているためです。
安価なソファとは、座り心地や耐久性などが大きく異なります。
2~3年で駄目になるといったことは、原則としてありません。
価格相応の価値があるといえるでしょう。

ブランド紹介

ソファのブランドは数多くあります。

この中から、代表的な8ブランドについて見ていきましょう。

フランネルソファ

FLANNEL SOFA / フランネルソファ

フランネルソファは、愛知県名古屋市にあるオリジナルソファブランド。

「MADE IN JAPAN」にこだわっているブランドです。

その特徴は、同社にいる職人とデザイナーが設計・試作を繰り返し、品質の高さを確保。販売開始後も改善を繰り返している点にあります。

その徹底ぶりは、ほとんどの製品で170種類以上の記事から選択でき、その幅広さは脚・クッションの高さまで及ぶほどです。

フランネルソファの詳細はこちら

マスターウォール

MASTERWAL / マスターウォール

マスターウォール(MASTERWAL)は、岡山県にある「AKASE」が出している家具のオリジナルブランドです。

心地よさを重視したダニッシュソファ(DANISH SOFA)から、広い空間にも馴染むシステムソファまで幅広く取り揃えています。

マスターウォールの詳細はこちら

シーヴ

SIEVE / シーヴ

シーヴ(SIEVE)は、普遍的な魅力と斬新性を兼ね備えた家具ブランドです。

オーク無垢材をベースにして鮮やかなファブリックのコントラストがアクセントになるワイドソファ、浮遊しているようにみえるフォルムに目を奪われそうな木製フレームのブラケットソファまで幅広く取り揃えています。

シーヴの詳細はこちら

ナガノインテリア

NAGANO INTERIOR / ナガノインテリア

ナガノインテリアは、福岡県朝倉市に拠点があります。

熟練した職人による自社工場での一貫した生産体制が同社のウリで、上質なウッドフレームにコイルスプリングと高反発ウレタンを使った、座り心地のいいソファを取り揃えているメーカーです。

ナガノインテリアの詳細はこちら

カリモク家具

カリモク家具

カリモク家具は、愛知県刈谷市にある日本の老舗家具メーカー。創業以来、木と国内生産にこだわり続けているメーカーです。

同社のソファはデザインはもちろん、座り心地にこだわっており、背もたれの高低や張り地、肘掛けにまでこだわりを持っています。

カリモク家具の詳細はこちら

カリモクニュースタンダード

カリモクニュースタンダード-取扱い家具ブランド

カリモクニュースタンダード(KARIMOKU NEW STANDARD)は、カリモク家具から誕生したブランドです。

北日本にあるカエデ・クリ・ナラなどの広葉樹および間伐材を主に使用し、北欧を連想させるような色使いが特徴で、その品質・機能面を考えたデザインに高い評価が集まっています。

カリモクニュースタンダードの詳細はこちら

カンディハウス

CondeHouse / カンディハウス

カンディハウス(CondeHouse)は、家具職人・デザイナーの長原實氏が北海道・旭川に創った家具メーカーです。

洋室から和室・畳のお部屋にも馴染むデザインが特徴で、コンパクトさを重視した2人掛けや自由に組み合わせられるシステムソファーまで幅広く取り揃えられています。

カンディハウスの詳細はこちら

マルイチセーリング

マルイチセーリング

マルイチセーリングとは、福井県(越前)で開業した家具メーカーです。

同社のソファの特徴は、鉄のフレームを組み込んでいることにあります。

脚の高いリビングに映えるデザインのものから、フロアに近い高さを実現したソファまで幅広く取り揃えられており、どのような部屋にも合わせることが可能です。

マルイチセーリングの詳細はこちら

リーンロゼ

リーン・ロゼ

1860年にフランスのリヨン郊外で誕生した家具ブランドです。

従業員30名程度の木工所からスタートし、世界的な家具ブランドまで成長しました。

原動力となったのが、フランスの伝統工芸を守る姿勢です。

リーンロゼは、椅子の製造のほとんどを、熟練の職人が手作業で行っています。

世界で活躍する有名デザイナーにより、デザインされている点もポイントです。

伝統と歴史を重んじながら、常に新しいことにもチャレンジしています。

リーンロゼが生み出す家具は、世界中の消費者から支持されています。

リーンロゼの詳細はこちら 取扱インテリア・家具ブランド一覧へ

ソファを選ぶには、種類と同じくらい搬入できるかどうかが大事

いかがでしたでしょうか。

お部屋を彩るためにぜひ揃えておきたいアイテムのひとつでもある、ソファの種類からその構造や選び方の基準、おすすめブランドについて解説しました。

特にソファは大型家具なので、サイズ・種類によっては室内に入らなくて搬入できないことも起こりうるアイテムです。

また、使っている素材によって、その風合いや高級感なども変わってきます。

ソファについて知った上で、購入する商品を選ぶようにしましょう。



東京にある日本最大の家具店村内ファニチャーアクセス八王子本店で皆さまをお待ちしております。
家具選びでお悩みの際は、専門のスタッフが皆さまの家具選びをサポートさせて頂きます。
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