【家具専門店がおすすめ】
北欧インテリアを叶えるポイント7つを紹介

/ 最終更新日:2024/08/19

【家具専門店がおすすめ】北欧インテリアを叶えるポイント7つを紹介

「北欧の雰囲気があるインテリアに憧れる」

「北欧らしいインテリアにするには、具体的にどうしたらいいの?」

「北欧の家具や雑貨を買えば、うまくコーディネートできるのかな?」

北欧らしいインテリアの部屋づくりをするには、家具や雑貨だけでなく、色や素材選び、そして北欧ならではの光の使い方を知ることも重要です。

しかしそれだけでなく、インテリアコーディネートでの基本的な色バランスの取り入れ方を押さえておかないと、せっかく北欧家具を置いても、ちぐはぐした印象の部屋になってしまいます。

そこでこの記事では、国内外の家具インテリア販売で50年以上の実績をもつ知見から、次について解説しています。

  • ・北欧インテリアづくりの7つのポイント
  • ・部屋別北欧インテリアの作り方

インテリアコーディネートをするには、インテリアのテイストに関わらず、色使いのバランスや統一感を出すコツを知っておく必要があります。

コツを押さえた上で、北欧らしい素材や現地のライフスタイルに合った家具、照明を選ぶと、北欧らしいコーディネートができるようになるので、最後まで参考にしてみてください。

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北欧インテリアのポイント

北欧インテリアの大きな特徴は、自然素材によって作られた温もりのあるデザインや、居心地良く感じられる雰囲気です。

この居心地の良い状態を、北欧地域の一つであるデンマークでは「ヒュッゲ(Hygge)」と表現しています。

北欧5ヵ国のデンマーク、ノルウェー、スウェーデン、フィンランド、アイスランドでは、冬の季節は寒くて暗い期間が長いため、家で過ごす時間が多いです。

そのため、必然的に「家で過ごす時間がヒュッゲと感じるようなもの選びやインテリアづくり」が工夫されてきました。

北欧のような居心地の良いインテリアを叶えるには、次の7つのポイントが大切です。

  1. ・色
  2. ・壁紙
  3. ・素材
  4. ・家具の選び方
  5. ・照明
  6. ・ラグ
  7. ・雑貨

ここでは、インテリアコーディネートの基本的な考え方を紹介しながら、北欧らしい部屋づくりをするコツをまとめています。

家具選びをする前に、ぜひ確認しておいてください。

部屋の色使いは、インテリアの雰囲気を作る上で最も重要です。

色を決める際には、部屋の占有面積が広い順に、ベースカラー、アソートカラー、アクセントカラーの3つを考えましょう。

  • ・ベースカラー:室内で占有面積がもっとも広い部分の色で、天井や壁などに使われる。
  • ・アソートカラー:ベースカラーに次いで占有面積が広いスペースに使われる色。カーテンやソファなどが挙げられる。
  • ・アクセントカラー:もっとも占有面積が小さく、部屋のコントラストやアクセントを彩るために使われる色。クッションやアートパネルなどがある。

自分にとって居心地の良い色使いにするためには、部屋の空間全体をみながら自分の好きな色をアクセントとして取り入れるように、配色を構成するのがおすすめです。

さらに、ここで上手に使いたいのが白、黒、グレーといった、無彩色と呼ばれる色です。

無彩色は色味を持たないため、どんな色とも調和しやすい特徴があります。

白は清潔感や明るさを出し、黒は周囲の色を引き締め、グレーは他の色を引き立てておしゃれな印象を与えるので、組み合わせたい色と一緒にコーディネートしましょう。

色使いで北欧らしい雰囲気を作るには、ベースカラーを白に、アソートカラーをライトグレーやブラウン、ベージュに、アクセントカラーは雑貨や小物を使ってビビッドな色を取り入れるのがコツです。

素材

家具やラグなどの素材は、先ほどの色使いと部屋に求めるイメージに合わせて取り入れましょう。
北欧インテリアでは、木や金属、ファブリックといった天然素材から作られる家具や小物を使ってコーディネートをすることが多いです。

具体的には、家具はナチュラルカラーの木材にする、ソファやラグはグレーやブラウン系のファブリックを使うと、北欧の優しい雰囲気が出せます。
北欧テイストにモダンな要素を取り入れたい場合は、レザーや金属、ガラスなど硬い素材のものをミックスしてもいいでしょう。

家具の選び方

家具で北欧らしさを出すなら、部屋の雰囲気に合わせてシンプルなデザインのものを選びましょう。
北欧では家具を長く使い続ける考え方から、ずっと使える飽きのこないデザインと、使いやすい機能性が備わったものが選ばれています。

また、北欧家具といえば木の素材を活かしたものが有名ですが、スタイリッシュな雰囲気を出すなら、金属を使った家具もおすすめです。
部屋やコーナーによって、雰囲気を変えてみてもいいでしょう。
北欧家具については、「北欧家具の特徴とは?」の記事もぜひご参考にください。

壁紙

壁紙は部屋のベースカラー部分に当たるため、白やオフホワイトなどの明るくて落ち着いた色を選びましょう。

白系の色は、北欧家具に多い木材のナチュラルカラーともよく馴染みます。

色味のある壁に挑戦してみたい方は、壁の一面を柔らかいアソートカラーを使ったトーンにしてみるのもおすすめです。

照明

北欧らしい照明は、シンプルで見た目の美しいものを選びましょう。

家で過ごすことが多い北欧地域にとって、照明で居心地の良さを出すのも大事な要素です。

日本家屋のように、一灯で部屋全体を明るく照らすよりも、部屋の中の過ごす空間に合わせてペンダントライトを低めに吊るす、もしくはフロアスタンドで部屋に陰影をつけるほうが、北欧らしさが出ます。
またライトを部屋の角や壁際に配置することで、光の反射で部屋を明るくする間接照明もおすすめです。

ラグ

北欧インテリアに合うラグは、落ち着いた色味やデザインのものが合います。

具体的にはアースカラーを使ったもの、幾何学模様や自然の形をデザインしたものを選ぶと、北欧らしいコーディネートになります。

また、部屋にある主役家具とのバランスを考えた形やサイズ選びも大切なので、しっかりスペースの採寸をしておきましょう。

雑貨

もっとも北欧らしさが現れやすい雑貨には、好きなものを取り入れましょう。
北欧でのインテリアは、落ち着いたテイストのソファの上に、アクセントのあるクッションを取り入れたり、壁におしゃれなデザインのファブリックアートパネルを飾ったりするのが主流です。
またカップボードやサイドボードの見えるスペースに、北欧ブランドの食器や置き物を飾るのも雰囲気が出ます。

北欧ブランドの雑貨は、ファブリックならマリメッコ、器ならイッタラやアラビアが有名です。
またお子さまがいるファミリーの方は、ムーミンやミッフィー、リサ・ラーソンなどのキャラクター雑貨を飾ってもいいでしょう。
一度に買い揃える必要はなく、好きなものを探して少しずつ買い集めると、自分の好きな北欧インテリアができあがります。

部屋別北欧インテリアの作り方

ここからは、部屋別に北欧を意識したインテリアづくりのコツを紹介いたします。

ただし居心地の良い空間を作るには、北欧らしさばかりにこだわるのではなく、部屋の目的や過ごし方に合わせながら、北欧らしさを取り入れるのが大切です。

最後まで参考にしてみてください。

リビング

一人や家族でゆったり過ごすことが多いリビングは、くつろぎやすい家具や落ち着くデザインでコーディネートしましょう。

ソファなら、L字型ソファやローソファのような、リラックスできるタイプのものがおすすめです。

ソファまわりに配置するサイドテーブルやラグは、ソファに合わせて選ぶとバランスが取りやすくなります。

北欧テイストリビングの作り方

  • ・ソファは落ち着いた色のファブリックを選ぶ
  • ・サイドテーブルはナチュラルカラーを選ぶ
  • ・ラグはソファとのバランスを考えて、落ち着いた素材や色を選ぶ
  • ・照明は落ち着いた雰囲気のペンダントライトやフロアスタンドを使う

ダイニング

ダイニングは、テーブルセットや照明を中心にインテリアを組み立てましょう。

リビングダイニングタイプの場合は、リビングコーナーと素材や色を合わせることで、空間全体に統一感が出ます。

北欧テイストダイニングの作り方

  • ・照明はペンダントライトタイプを選び、テーブルから少し低めに配置する
  • ・チェアは北欧ブランドから選ぶ
  • ・テーブルはチェアの色や高さに合ったものを選ぶ

北欧では、ダイニングは天井の明かり一つで部屋全体を明るくするのではなく、ペンダントライトを吊るしてテーブルや手元を照らすのが主流です。

北欧らしいデザインで手頃な価格のものを選んでもいいですし、北欧ブランドの照明を使うのもいいでしょう。

北欧ブランドのチェアは、素材を活かしたシンプルで飽きのこないデザインと、座り心地の良さを両立させたものとして世界的に知られており、北欧インテリアの象徴にもなっています。

そのため、北欧テイストのダイニングを作るなら、ぜひ北欧のブランドを選ぶのがおすすめです。

ブランド紹介

北欧らしいチェアといえば、デンマーク製のものが有名です。
中でも1950〜1960年代は、アルネ・ヤコブセンとハンスJ.ウェグナーという2人のデザイナーが活躍した黄金期と呼ばれ、当時デザインされたチェアは、現代でも北欧家具のシンボル的存在になっています。

ヤコブセンとウェグナーがデザインしたチェアに共通するのは、木を使ったシンプルだけど優美なグラフィック、そして座り心地の良さです。

両者のチェアを作り続けるメーカー2社を最後に紹介いたしますので、北欧インテリアづくりの参考にしてください。

北欧家具とは?5つの特徴と北欧家具ブランドを紹介

フリッツ・ハンセン

フリッツ・ハンセンは、1872年に創業したデンマーク家具メーカーで、アルネ・ヤコブセンがデザイナーとして関わっていたことで知られています。

フリッツ・ハンセンでおすすめのチェアは、アリンコチェア(ANT CHAIR)、セブンチェア(SERIES 7 CHAIR)です。

アリンコチェアは、蟻のようなシルエットが特徴的なデザインです。
背と座面が一体となった合板と、スチールパイプフレームだけで作られたシンプルさ、そして背もたれの造形と佇まいが、見ていて美しい印象を与えます。
ややコンパクトなチェアですが、その分座ったまま向きを変える、スッと立ち上がるといった動作がしやすいため、キッチンや玄関コーナーのチェアとしても向いています。

セブンチェアも、アリンコチェアのように背と座面が一体となった形状です。
シンプルでスレンダーなシルエットながら、しっかりとした強度と耐久性をもっています。
アリンコチェアよりもしなりが深いため、座りやすいのが特徴です。
セブンチェアはフリッツ・ハンセンのベストセラー製品であり、世界の家具歴史のアイコン的な存在でもあります。

フリッツ・ハンセンの詳細はこちら

カール・ハンセン&サン

カール・ハンセン&サンは、1908年にデンマークで開いた工房からスタートし、世界的家具メーカーに発展しました。

その背景には、デザイナーを務めたハンスJ.ウェグナーの存在があります。

カール・ハンセン&サンのチェアでは、Yチェア(CH24)が有名です。

Yチェアの名称は、Y字型の背もたれからネーミングされています。

大きな特徴は、曲木の加工技術によって背もたれとアームレストが一体となった、シンプルで美しさのあるデザインです。

アームがあることで座ったときにくつろぎやすく、ダイニングでの団らん時間を大切にしたい方におすすめです。

カール・ハンセン&サンの詳細はこちら 取扱インテリア・家具ブランド一覧へ

日常に北欧インテリアを取り入れよう

北欧らしいインテリアを作るには、基本的なコーディネートや配色バランスを押さえながら、北欧らしい素材や家具を取り入れるのがポイントです。

村内ファニチャーアクセスは、フリッツ・ハンセンとカール・ハンセン&サンの正規取扱店でございます。

北欧インテリアの部屋づくりをお考えの際は、実際の家具やダイニングのコーディネートをご覧に、ぜひ店舗へお越しください。

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