北欧家具の特徴とは?取り入れ方も紹介

/ 最終更新日:2024/08/19

北欧の家具特徴とは?取り入れ方も紹介

「北欧らしい家具って、具体的にどんなもの?」

「ふつうのリビングやダイニングにも合う?」

「自分で北欧家具をうまくコーディネートする自信がないな…」

北欧家具は、木の素材を活かしたシンプルなデザインが特徴です。

飽きがこない造形美と使いやすさで世界的に人気のある家具ですが、少し値が張るものもあるため、自分の部屋に本当に合うのか決めかねている方もいるでしょう。

そこでこの記事では、国内や北欧など海外の家具を取り扱う弊社が、次について解説しています。

  • ・北欧家具の特徴
  • ・北欧家具を使った新しいトレンド

北欧家具には、北欧のライフスタイルをよく表す特徴があります。

北欧のライフスタイルを理解することで、北欧家具をコーディネートしやすくなるはずです。

さらに、北欧家具のコーディネート方法を紹介するので、ぜひ最後まで参考にしてください。

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北欧の家具特徴と現地のライフスタイル

北欧家具とは、北欧地域で作られる家具の総称です。

北欧地域は、デンマーク、スウェーデン、フィンランド、ノルウェー、アイスランドの5ヶ国を指します。

日本では木を使ったデンマーク製家具がよく知られているため、ここではデンマーク家具を中心に解説いたします。

北欧のライフスタイル

北欧のライフスタイルを表す言葉に、「Hygge(ヒュッゲ)」があります。

ヒュッゲとは、デンマークの表現で「心地良く感じる状態」という意味です。

北欧地域では、冬は寒さと日の短さから家で過ごす時間が長くなるため、家での過ごし方もヒュッゲが感じられることを大切にしています。そのため、北欧のインテリアは居心地良くなるような色使いや、素材や照明を選んだものが多いです。

北欧家具の特徴とは

北欧家具の大きな特徴は、自然素材を活かしたものや、シンプルで飽きのこないデザイン、そして使いやすい機能性です。

北欧家具ブランドとして有名なデンマークでは、木の温もりが感じられるような、丸みと風合いを活かしたデザインを多く取り入れています。実はこの北欧家具を使って、2021年以降海外を中心に新たなインテリアのトレンドが注目されています。

難しそうに感じるかもしれませんが、私たちにも取り入れやすい要素なので、参考にしてみてください。

【関連記事】デンマーク出身の家具デザイナーまとめ

和と北欧をかけ合わせた「ジャパンディ」とは

「Japandi(ジャパンディ)」とは、「Japan(日本)」と「Scandinavia(北欧)」をかけ合わせた、新しいインテリアスタイルです。

日本と北欧はかけ離れたイメージがあるかもしれませんが、北欧の居心地を良くするヒュッゲの考えと、私たちがもつ侘び寂び(わびさび)の感覚は、自然やあるがままの姿を受け入れ大切にする姿が共通していると言われています。

日本と北欧インテリアの共通点

私たちにとって少し古いイメージのある「和」のインテリアと、おしゃれな印象の「北欧」インテリアには、いくつかの共通点があります。

  • ・インテリアが自然と調和している
  • ・ミニマリストである
  • ・照明の光が優しい
  • ・壁などのベースカラーが白を基調としている

古民家などに見られる日本の家のつくりには、余計な装飾を施さない質素なデザインや、木目を活かした風合いが、北欧家具のもつ素材を活かしたシンプルなデザインと共通しています。また、提灯や障子から漏れるぼんやりとした明かりと、北欧のシェードで照らした優しい光も、共通する部分です。

では、和と北欧をミックスさせたジャパンディインテリアを作るにはどうすればいいかを紹介いたします。

ジャパンディインテリアを作るコツ

ジャパンディのインテリアを作るのは、日本人にとってそんなに難しくはありません。

次のコツを意識しながら、インテリアを選んでみてください。

  • ・自然と調和するミニマルなインテリアにする
  • ・家具はシンプルなデザインで上質な素材のものを使う
  • ・光源が見えにくいライトや間接照明を使う
  • ・派手さよりも落ち着いた色を取り入れる
  • ・カーテンやラグなどのファブリックにブラウンやベージュを使う
  • ・植物を飾り落ち着いた趣を演出する

和と北欧が融合したスタイルを作るには、一つの国やブランドにこだわらずに、いくつかのブランドを見比べて自分のイメージに合った家具を選ぶのが大切です。

そのためには、国内外のブランドを取り扱う家具専門店に実際に足を運び、自分で確かめてみるといいでしょう。

北欧家具ブランドの紹介

最後に、国内外の家具ブランドを扱う当社より、ジャパンディスタイルにおすすめのブランド家具を紹介いたします。

フリッツ・ハンセン

フリッツ・ハンセンはデンマークの家具ブランドで、北欧らしい無駄がなくシンプルな造形デザインが特徴です。

中でもチェアやソファは、北欧家具のアイコン的存在としてよく知られています。

例えばソファでは、ピエロ・リッソーニがデザインした「アルファベットソファ」が有名です。

アルファベットソファはレゴブロックをヒントにデザインしたと言われ、ソファの組み合わせや各シート部分の張り地を自由に選ぶことができます。

チェアは、アルネ・ヤコブセンのデザインによる「エッグチェア」や「セブンチェア」が有名です。

エッグチェアとは、1958年デンマークホテルのラウンジエリア向けにデザインされたもので、現在もフリッツ・ハンセンのラウンジチェアを代表する存在です。シンプルな曲線のフォルムが、スタイリッシュな高級感を抱かせます。

セブンチェアは、背もたれから座面が一体となった、スレンダーな曲線が美しいチェアです。

1955年にデザインされて以来、フリッツ・ハンセンを代表するベストセラーかつ家具の歴史におけるアイコン的存在であり、末長くお使いいただけます。

フリッツ・ハンセンの詳細はこちら

カール・ハンセン&サン

カール・ハンセン&サンは、フリッツ・ハンセンと同じデンマークの家具メーカーです。

代表する家具には、北欧家具を代表するデザイナー・ハンスJ.ウェグナーによるチェア「Yチェア」や「CH88T」があります。

Yチェアは、Y字型に縦に伸びた背もたれ部分が、名前の由来です。

曲木加工技術によって背もたれ上部が左右に伸びており、さらに背もたれからアームレストが一体となった造形美によって、1950年の生産以来モダンデザインの名作として、世界的ベストセラーとなっています。

座面の座り心地だけでなく、アームレストが肘にフィットし使用感が高いのも、愛されている理由です。


CH88Tは、木材とスチールを組み合わせて作られています。

Yチェアと同様に、背もたれからアームレストにかけて曲木を使った美しいフォルムと、脚部分の黒くて真っ直ぐなスチールのラインが際立っており、全体的にシンプルかつスタイリッシュなのが印象的です。

さらに見た目だけでなく、アームレストの先端がやや跳ね上がっており、曲線美と使い心地の良さを両立しています。

カール・ハンセン&サンの詳細はこちら

マスターウォール

マスターウォールは、1961年に岡山県で創業した、AKASE社が展開する家具ブランドです。

木目の美しい無垢材を使い、「100年後のアンティーク家具」をコンセプトに作られる家具は、ナチュラルモダンな印象を与えます。

代表的なシリーズは、WILDWOOD(ワイルドウッド)、YUシリーズなどです。

WILDWOODシリーズは、国産の無垢材とスチールを使い、木材の柔らかな雰囲気と頑丈なスチールの組み合わせが、安定感を感じさせます。

ウォールナットや、ブラックチェリー、ホワイトオークなど、濃い色から明るい色までオーダーできるので、北欧家具の色や部屋の配色バランスに合わせてお選びいただけます。

YUシリーズは、デザイナー小林幹也氏によるシンプルなデザインに、天然素材の手触りと使い心地の良さを大切にした家具です。

サイドボードやコーヒーテーブルなどの家具も展開しており、室内のちょっとした部分のコーディネートにおすすめです。

マスターウォールの詳細はこちら

高野木工

高野木工は、1942年に福岡で創業した家具メーカーです。

シンプルなフォルムと普遍的なデザイン、そして素材の質感を活かし、「暮らしとともに長く使い続けられる家具」を幅広く作っています。

高野木工では、PLAINシリーズやLEOソファシリーズがおすすめです。

PLAINシリーズは、木の温もりを感じさせるオーソドックスなデザインが特徴で、リビングテーブルやダイニングテーブルなどは木材やサイズに合わせたオーダーメイドが可能です。

リビングダイニングやお子さまの勉強コーナーを考えている方は、PLAINシリーズで揃えると統一感のあるコーディネートができます。

LEOシリーズのソファは、飽きのこないシルエットとすっきりしたフォルムが特徴的です。

マット感のあるグレーやアイボリーの布地が、北欧家具にもよく合います。

高野木工の詳細はこちら

デンマーク出身の家具デザイナー

こちらの記事では、デンマーク出身の家具デザイナーをまとめてご紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

デンマーク出身の家具デザイナーまとめ

生活に馴染む北欧家具を取り入れて日常を豊かに

北欧の木の家具は、私たちのライフスタイルにもよく馴染みます。

記事を参考に、北欧らしいインテリアや新しいテイストのコーディネートに挑戦してみてください。

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