家具用語辞典-た行

ダイニングこたつ

ダイニングテーブルにヒーター(熱源)が付いたもの。高暖卓ともいう。

ダイニングチェア

主に食卓用に使われる背もたれのある椅子。肘付き(アームチェア)肘なし(アームレスチェア)。SHは420mm前後が多く、背もたれが高いものは、ハイバックチェアと呼ばれる。キャスター付きもある。チェア寸法は事務用・勉強用ほぼ同じ。

ダイニングテーブル

食事用テーブルで食卓ともいう。

ダイニングボード

食堂に置き、飾り棚を兼ねた食器棚。

耐熱ガラス

別の素材を加えたり結晶化させることによって熱膨張率を小さくし、高温や温度差に強いガラス。

台輪(だいわ)

箱物家具の台座の部分。全重量を支え、最下部の扉や引出しの開け閉めをスムーズにする。

畳ユニット

簡易的に使える畳。フローリングなどで使う。和室がなくても簡単に和の空間が作れます。

タッセル

カーテンをまとめる時に使う紐のこと。

建具(たてぐ)

戸・障子・襖など、「建物と外部」「建物の内部」を仕切るために作った開閉できるもの。

棚受け(たなうけ)

棚板を支える部材。固定式、可動式があり、ダボ、桟、金具など形状はさまざま。

タペストリー

タピストリー/タピスリー(フランス語)とも言う。「つづれ織」の意。風景や模様を織り出して作る、装飾的な織物のこと。

タモ

モクセイ科トネリコ属の広葉樹。
硬く弾力性に富むので家具材や造作材のほか、バットやラケット、スキー板などの運動用具にも使われます。
英名を『アッシュ』と言います。モクセイ科トネリコ属の木を木材として利用する際にタモ材といいます。美しい杢(年輪や節などの模様)が見られます。

暖色(だんしょく)

ウォームカラー。赤、橙、黄色などの、一般的に暖かい感じを与える色。(:寒色)

段通(だんつう)

手織絨毯。縦糸にパイルを一本一本手で結びつけて織ったカーペット。「トルコ」「ペルシャ」「中国」などがある。

暖卓(だんたく)

こたつのこと。

チーク

タイ、ミャンマー、インド、インドネシアなどアジアに分布する世界的な高級銘木。原産国の名をとってタイチーク、インドネシアチークなどと呼ばれる。耐久性に優れ、狂いが少ない。対候性に優れ、強度もあるので、大型船舶の甲板や、高級家具やキャビネットなどに利用されます。
黒褐色の縞が見られるものもある。

チェスト

衣類や小物を収納するふた付きの箱。または高さが胸くらいまでの小型の整理タンスのこと。ローチェスト、ミドルチェスト。

チェリー

バラ科の広葉樹:日本のさくらんぼより大きい赤黒い実がなる。木肌は緻密で表面の仕上がりがとても美しい材。

違い棚(ちがいだな)

床の間の脇にある棚で、2枚の棚板を左右食い違いに付けたもの。上下の棚板の間に海老束(蝦束・えびづか)をいれ、上の棚板の端に筆返しをつける。

中質繊維板(ちゅうしつせんいばん)

「MDF(エムディエフ)」。木材やその他の植物繊維を板状に成形したもの。

帳場箪笥(ちょうばだんす)

商家の帳場に置かれ、金品や帳面など商売に必要なものをしまった箪笥。江戸時代中期、商業が盛んになってきたことで作られ始めた。商売の場で人目につくものだった為、豪華な物が多かったが、帳簿や印鑑、貨幣まで収納する必要があったため、現在で言う金庫のように堅牢であり、たやすく見つからないよう、からくり箱を仕込んであるものも多かった。

丁番・蝶番(ちょうばん)

開き戸が開閉できるように取り付ける金具。

沈金(ちんきん)

漆の加飾技法。漆塗りの表面に刀で紋様を線彫りし、漆をすり込み金箔や金粉を沈めたもの。

突板(つきいた)

合板の化粧張りに用いる天然木スライスベニヤ(単板)。

つまみ

つまんで開けるタイプの金具。デザインのアクセントになりやすく、色も形も多種多様。小さなものは指先に力が集中し大きな力を加えにくいので、大きな扉には不向き。

吊り元(つりもと)

開き扉の、丁番がついている側のこと。

低反発フォームマットレス

体重をかけると、体の凸凹に合わせてゆっくり沈み、包み込むように支えてくれるマットレス。体圧分散性に優れている。

テーブルウェア

食器やカトラリー(スプーン・ナイフ・フォーク)、カップ・グラスなどのこと。

テーブルリネン

リネンとは本来「麻」のことだが、テーブルクロス、テーブルマット、ナプキンなどテーブル周りで使う布製品を総称して、テーブルリネンと呼ぶ。

手掛け(てかけ)

手を掛ける部分が扉に埋め込まれている取手。(また扉自体が掘り込まれていて、その部分に手を掛ける形状のものもある。写真は半金具) 引手が左右に引くだけなのに対し、手掛けは手を掛けて引っ張るため凹みに「+α」手を掛ける部分がある。

家具の奥行きを表す。depth(英)の頭文字。単位は mm か cm 。

天板(てんいた)

タンスや棚など箱物家具の上部の板。テーブルの「甲板」も天板と呼ぶ。

伝統的工芸品(でんとうてきこうげいひん)

経済産業大臣が指定する、「工芸品の特長となっている原材料や技術・技法の主要な部分が今日まで継承されていて、さらに、その持ち味を維持しながらも、産業環境に適するように改良を加えたり、時代の需要に即した製品作りがされている工芸品」。「伝統的工芸品産業の振興に関する法律(伝産法)」によって規定されている。

転倒防止金具(てんとうぼうしかなぐ)

地震の際、家具が転倒するのを防ぐ金具。壁と家具を固定するもの、天井と家具を突っ張って固定するものなど。

天然皮革(てんねんひかく)

牛皮などをなめしたもの。高級感があり、通気性、耐久性、耐熱性にすぐれている。

天然木化粧合板(てんねんもくけしょうごうはん)

0.1〜2mm程度の化粧用の薄い単板を合板の表面に貼ったもの。木目や色調が美しいケヤキ、ナラ、ヒノキ、スギ、マホガニー、ウォルナット、オーク、チークなどが使われる。

天袋(てんぶくろ)

押入れなどの上部に設ける戸棚。(対義語:地袋)

籐(とう)

(=ラタン)熱帯に自生するヤシ科のツル性植物。軽く強靭で弾力性がある。

取手(とって)

取手やつまみを総称して「取手」と呼ぶ場合も多いが、細かく分けると、握って開けるタイプの金具のこと。力を加えやすいので、大きな扉、重い引出しなど開くのに少し力が必要な部分にも適している。

ドメス

「グライド」と機能は同じ。先端が回転する“ロータリードメス”家具やソファの四隅につける“三角ドメス”などがある。

ドレッサー

鏡付きの化粧タンスやスツール付きの化粧テーブル。

ドレープカーテン

一般的な織物の厚手のカーテン。保温性に優れ高級感がある。

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