家具用語辞典-さ行

サージ

あや織りの洋服地。羊毛製のほか、木綿・絹・ナイロン・混紡製などがある。学生服などに用いる。

サイザル麻 あさ

麻の一種。リュウゼツラン(龍舌蘭)科多年草の葉の繊維。断熱性があり湿気を吸収・拡散してくれる為、夏涼しく冬暖か。光沢もある。

サイドテーブル

ソファやチェアの横に置く補助テーブル。

サイドボード

リビングで用いる横長式の飾り棚。「リビングボード」ともいう。

座卓 —ざたく

和室での応接や食事などに用いるテーブル。折りたたみ脚の簡易食卓を「ちゃぶ台」という。

座布団 —ざぶとん

畳に由来する日本古来の座具。縫い目の無い辺が正面で、中綴じ糸の房が出ている面が表。正方形ではなく長方形で、大きさは43cm×47cmの茶席判から、67cm×72cmの夫婦(めおと)判まで6サイズ。

サンドブラスト

エッチングの一種。金剛砂などの細かい粒子を圧縮空気によってガラス表面に吹き付け、微細な傷をつけて文様を描く手法。

シーグラス

池や川に生えている「水草」(元は「海草」のこと)。繊維を乾燥させ編み込んでバッグやバスケット、家具に使う。

地板 —じいた

タンスや棚など箱物家具の下部の板。

SH シートハイ

椅子のサイズのひとつ。Seat High(英)の頭文字。床から座面までの高さを表す。単位は mm か cm。

Gマーク

デザイン性に優れ、合理的生産が可能で、価格が適正であるとして選定された商品に配布されるマーク。

シェーズロング Chaise Longue

フランス語で長椅子・寝椅子という意味。シェーズ=椅子/ロング=長い。

シェルフ

商品や品物を展示、陳列しておく棚。

ジェルベッド GEL BED

ゼリー状のジェルで体圧を支えるベッド。硬すぎず柔らかすぎず、新感覚の寝心地。ウォーターベッドのように防腐剤を入れる必要がない。

敷板 —しきいた

物の下に敷く板。茶道で、風炉の下に敷く板。

色相環 —しきそうかん

色相の変化を段階的にあらわしたもの。カラーコーディネートの参考にすると良い。向かい合う2色を「補色」と呼び、互いを引き立たせながら調和する。同色・類似色の配色は自然に調和しまとまりやすい。

仕切り板 —しきりいた

棚や引出しの内部を縦に仕切る板。「帆立」ともいう。横に仕切る板は棚板。

自在鉤 −じざいかぎ

囲炉裏(いろり)やかまどなどの上から、鍋(なべ)・釜(かま)・やかんなどを吊るす物。火との距離を自由に調節できるようにした鉤。

下台 −しただい

食器棚やタンスなどの下部の箱。(対義:上台)

紫檀 −したん

インドなどに産する唐木の貴重材。非常に重くて硬いため、加工には技術を要しますが、耐久性に大変優れています。

シノワズリ

17世紀後半から18世紀後半に見られた、ロココ時代の貴族の異国趣味。中国的な装飾が家具、陶磁器、織物などに用いられた。

遮光カーテン —しゃこう…

日光を遮ってくれるカーテン。寝室や西日のきつい部屋などに。サンシャット率1級は人の顔が判別できないほど日光を遮ってくれる。

ジュート(黄麻)

(おうま)麻の一種。シナノキ科1年草の茎の繊維。焼却処分しても有害物質は出ず、土中に埋めても醗酵しバクテリアによって完全分解される、地球に優しい繊維。米袋や植木の根の包装材としても使用されるほか、自然に近い色が好まれ、インテリアにも使われている。

地袋 —じぶくろ

違い棚の下などに、地板に接して設けた小さい戸棚。(対義:天袋)

朱子織 —しゅすおり

繻子織とも書く。経糸(たていと)・緯糸(よこいと)五本以上から構成される織り方の一つ。経・緯どちらかの糸が浮きでてるように見える。表面が滑らかで光沢は強いが、摩擦や引っかかりには弱い。(=サテン織り)

集成材 —しゅうせいざい

小角材や板を木目が平行になるように縦横に接着し1枚の板にしたもの。テーブルの甲板やフローリングに使われる。無垢板の欠点をカバーし、反り、割れ、歪みなどの狂いが少ない材。接着面がはがれることはまずなく、また節などの欠点が分散されているので、実は無垢板より強度が優れている。

充填材 —じゅうてんざい

椅子のクッション材としての詰め物。天然繊維、合成繊維、合成樹脂などが用いられる。

支輪 —しりん

家具においては、箱物家具の最上部の飾り面のこと。

人工皮革 —じんこうひかく

ナイロンやポリエステルの極細繊維を束状に交錯したランダム三次元立体構造という繊維層の不織布と、弾性ポリウレタン樹脂で構成され、通気性、強靭性に優れている。表面部分に極細繊維を使用することにより、皮革調の感触が得られる素材。

清式家具 —しんしきかぐ

18世紀以後、中国の清の時代に造られた家具。複雑な装飾が好まれ、ディテールに凝った彫刻が施されている。

スエード革 がわ

カーフ(仔牛)、キッド(仔山羊)、ピッグ(豚)など主に小動物の革の裏面をサンドペーパーでベルベット状に起毛した革で、毛足が短くソフトなものほど上質とされる。

スカラップカーテン

スタイルカーテンの一種。すそがアーチを描いたスタイル。

スギ

特有の香りを持ち、軽くて柔らかいため、加工しやすい木材です。桶、樽、建具、電柱など、用途が多いのが特徴です。

スタイルカーテン

装飾性を重視したカーテン。左右を交差させた「クロスオーバー」、裾がアーチ状の「スカラップ」、何本かに分割した「セパレート」、丈の短い「カフェカーテン」など。

スタッキングチェア

収納や運搬に便利なように、積み重ねできる椅子。

スチール

鉄のこと。そのままではさびるので、焼き付け塗装やメッキが施してある。

スツール

背もたれも肘掛もない小椅子。軽いものが多く、気軽に多目的に使えるのが特徴。カウンターテーブル用は「ハイスツール」ともいう。

ステー

ライティングビューローや、チェストの蓋、水平に開く扉などを開いた状態で固定する金具。

ステンドグラス

「色付けしたガラス」という意味。古くは教会で文盲の人たちの信仰を深めるのに役立っていたが、現在では建築やインテリア、小物など幅広く使われている。

ステンレス

鉄にクロムとニッケルを加え、さびにくくした素材。表面がピカピカの鏡面仕上げと、髪の毛のように細い筋が入ったヘアライン仕上げがある。

スライドレール

引出し、スライドテーブルなどの出し入れをスムーズにするための金具。

スラットベース

薄板をアーチ状に何層も重ねた小幅材を、フレームにスノコ状に固定したウッドスプリング。マットレスを程よい弾力で支え、通気性に優れている。

成形合板 —せいけいごうはん

「プライウッド」。薄い単板を重ねて接着し、加熱プレスして曲面を作り出したもの。

「プライウッド」。薄い単板を重ねて接着し、加熱プレスして曲面を作り出したもの。

スタイルカーテンの一種。何本かに分割されたカーテンを並べたスタイル。

セパレートチェア

アームレス、ワンアーム、コーナーの各チェアを自由に組み合わせてレイアウトできるチェア。

センタークロスカーテン

スタイルカーテンの一種。吊り元を真ん中で固定し、左右にふわりと広げたスタイル。

象嵌仕上げ —ぞうがんしあげ

材料に模様を刻んで、他の材料や金・銀などをはめ込む仕上げ。

外法寸法 —そとのりすんぽう

箱物家具などの外部の寸法。家具全体の大きさ。(対義:内法寸法)

ソファベッド

背もたれを倒すなどして、ベッドとしても使えるソファ。

ソフトウッド

「軟材」。比較的やわらかいことから、主に針葉樹を指す。(対義:ハードウッド)

ソフトレザー

本革にせまる素材として開発された、柔軟性に優れた合成皮革。ベトツキ感が少なくさらりと柔らかい感触。質感はややマットなものが多く、暖かみがあり、PVCのようなクールな冷たさはない。

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