カーペットのお手入れ・メンテナンス

日常のお手入れ

カーペットの汚れの80%はホコリによるもの。お手入れはまず掃除機をかけることから始まります。カーペットの毛足の中にホコリや小さなゴミが入り込んでしまうと取り除くのが困難。目に見えない部分も意識してすみずみまで丁寧にかけましょう。掃除機はできれば毎日、最低でも1週間に2回はかけましょう。

掃除機のかけ方

毛を起こして

掃除機で押さえつけるのは逆効果。パイルの根元に空気を通すように毛を起こしながらかけましょう。

毛並みを確認

手でなでてみてカーペットの色が薄くなるのが毛並みの方向。まず始めに毛並みの方向、続いて逆方向と二度がけするのが理想です。

ゆっくりゆっくり

理想は1分間で1平方メートル。毛の中まで吸い取るようにゆっくりと。

排気に注意

掃除機の排気によるゴミの飛散にも注意しましょう。

もうひと手間

隅にたまったホコリは歯ブラシで

壁や家具の隅にたまったホコリは歯ブラシやミニぼうきでかき出してから。

絡みついたゴミは粘着ローラーで

掃除機のあと粘着ローラーをかければ完璧。絡み付いて吸い取れなかったゴミや排気で舞いおりたほこりを取り去ります。

汚れてしまった場合

カーペット全体が薄汚れているようなら拭き掃除できれいにしましょう。月に一度ぐらいの割合で行えばカーペットがきれいなままで長持ちします。軽い汚れであれば、きれいなぞうきんを水またはお湯につけ、固く絞って水ぶきします。汚れがひどいようなら中性洗剤か住宅用合成洗剤を、水またはお湯で薄めて使用します。

拭き掃除の仕方

洗剤の溶液を作る

目安は、バケツ半分の水またはお湯にキャップ一杯。使用法、使用上の注意などの確認を忘れずに。必ず事前に隅のほうで試してから使用しましょう。

効果的にふく

カーペットの毛並みと逆方向にふくのが効果的です。円を描くようにふくと汚れが拡散するのでやめましょう。

きれいなぞうきんで

ぞうきんはこまめにすすいで、たえずきれいな面を使うようにしましょう。洗剤の成分がカーペットに残ったままだと、逆に汚れやシミの原因に。水またはお湯で水ぶきし、最後に乾いたぞうきんでからぶきしましょう。

頑固な汚れはカーペットシャンプーで

中性洗剤や住宅用合成洗剤などで落ちないガンコな汚れには専用のカーペットシャンプーを。カーペットに少しずつスプレーして、泡をブラシで一定方向にのばし、乾いた布でふき取ります。

家具の跡を消したい時は

部屋の模様替えをすると必ず目につく家具の跡。へこんでいる部分の毛足を歯ブラシなどで起こしてから、スチームアイロンの蒸気を吹きつけます。ふんわり戻った毛足をブラシで整えれば元通りに。

カビを防ぐには

カビは湿気が大好き。とにかく換気が一番です。夏はなるべく風を通して、冬は加湿器や暖房器具による結露に注意しましょう。もしカビを発見したら、弱アルカリ性洗剤をつけてブラシで軽くこすり、次にぬるま湯をつけて、乾いた布でおさえるようにして汚れを取ります。最後にアルコールで消毒殺菌を。漂白剤は絶対に使わないで下さい。

ペットがおしっこをしてしまったら

ぞうきんですぐに拭き取りましょう。熱めのお湯で絞ったぞうきんでたたくように。次に酢をつけたぞうきんでふくと効果的。最後にお湯で絞ったぞうきんでもう一度きれいに水ぶきしましょう。

カーペットのシミとり

水溶性:紅茶、コーヒー、ジュース、しょう油などの場合

タオルやティッシュペーパーでおさえるようにして、まず水分を取ります。ぬるめのお湯につけてゆるくしぼったぞうきんを使って、まわりからたたくようにして、汚れをぞうきんに移します。汚れがひどい時は、中性洗剤を溶いたぬるま湯で同様に繰り返します。

油性:卵、マジックインキ、バター、マニキュアなどの場合

すぐにティッシュペーパーなどで水分を取ります。ベンジンをしみ込ませたタオルかティッシュを数秒おしあてて、その後乾いたティッシュでベンジンの水気と汚れを吸い取ります。何度か繰り返して汚れが抜けたら、きれいな水を含ませたティッシュをあてて水ぶきし、最後に乾いたティッシュで水分を取り除きます。最終的に湿り気を残さないように気をつけましょう。

本文中に使用している家具・インテリアの写真はイメージです。当社にてお取扱いのない商品が含まれる場合がございます。また、掲載しました情報はコラム作成当時のものとなりますので予めご了承ください。

東京にある日本最大の家具店村内ファニチャーアクセス八王子本店で皆さまをお待ちしております。
家具選びでお悩みの際は、専門のスタッフが皆さまの家具選びをサポートさせて頂きます。
ぜひ東京で家具屋をお探しの方は、村内ファニチャーアクセスまでご相談ください。

インテリアの知識トップへ