ダイニングチェアの選び方とおすすめブランドも紹介
公開日:2022/11/18 / 最終更新日:2024/08/19
ダイニングに置く椅子「ダイニングチェア」。食事をしたり、読書をしたり、リラックスするために利用する家具です。
使用シーンが多いため一日の生活を共にする時間も長く、可能な限り自分に合った最適なものを選びたいと考える方は多いはずです。
一方、一見どれも同じように見えて、自分に合うダイニングチェアの見つけ方が分からないと悩む方も多いのではないでしょうか。
そこで本記事ではダイニングチェアを買う前に知っておきたい、選び方のポイントについてご紹介します。
また、併せておすすめのブランドもまとめたので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
ダイニングチェアの選び方
早速、ここではダイニングチェアの選び方について解説します。
自分に合うダイニングチェアを選ぶためには、機能性や実用性もチェックしておきましょう。
デザイン
デザインについてよく分からないという方は、ダイニングチェアとセットで使う、“テーブルのデザイン”に合わせて選ぶのがおすすめです。
テーブルがシックでシンプルなデザインの場合、ダイニングチェアもシンプルなものをチョイス。
重厚感があるテーブルであれば、ダイニングチェアもどっしりとしたものが良いでしょう。
またデザインがイマイチ分からない!という方は、素材を合わせてあげるのも一つです。
カントリー調の木材を使っているテーブルであれば、ダイニングチェアも同じ木目調の素材にすると統一感が出ます。
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座面
ダイニングチェアを選ぶときは、座面の材質で決めるのもおすすめ。
座り心地を直接的に左右するのが座面なので、材質の特徴について知っておきましょう。
- ・革…高級感があり、汚れがふき取りやすい。価格が少し高め。
- ・布…柔らかい座り心地。日常使いしやすい。デザインの幅が広い。
- ・ペーパーコード…デザイン性が高い。持ちが良い。名作も多い。
- ・木…硬い座り心地。耐久性が高い。汚れがわかりにくい。
革は合皮か天然皮革によって価格帯は大きく変わるものの、圧倒的高級感が演出できます。
布は手触りがザラザラしたものから、すべすべしたものまで多種多様、柄物もあるので選ぶ楽しさがあるのです。
ペーパーコードは紙状の紐を編み込んだ素材で、強度が高く、手の込んだルックスが特徴。老舗メーカーでは看板商品にしていることも。
木は他の材質に比べるととても硬く、耐久性も高いので長く使いたい方におすすめです。
座面は食事をしたり作業をしていると意外にも汚しがちな箇所なので、汚れの取りやすさや管理のしやすさで選ぶのも一つ。
サイズ
ダイニングチェア選びのポイントは、サイズにもあります。
デザインばかりを気にして外国ブランドを選ぶと、日本人の体格に合っておらず、座りにくかったり、座ると足がブラブラしたり、といったことも起こりうるのです。
ダイニングチェアを選ぶときは、チェアそのものの横幅・奥行・高さはもちろん、座面高と呼ばれる床から椅子までの高さも確認することが大切。
座面高が自分に合っていないと、肩こりや悪い姿勢の原因になってしまいます。
ちなみに日本人に合うといわれている座面高の高さは、41~43cm程度といわれており、国内製造されているダイニングチェアの多くはこの範囲内で作られています。
カラー
ダイニングチェアを選ぶときは、カラーもよく見ておきましょう。
カラーは、ダイニングチェアのフレーム部分と座面部分に分かれています。
- ・フレーム…脚や背もたれ、腕置きといった座面部分以外のこと。
- ・座面…お尻が接する部分のこと。
フレームは、ある程度落ち着いた色や単色が一般的です。脚部分は木材もしくは金属であることが多いです。
座面のカラーは、どんな素材を使っているのかにもよりますが、自由度が高いのが特徴的。
白やベージュ系であれば優しく柔らかい雰囲気に、黒や茶色は落ち着いた印象へと導いてくれます。
そのほかにもビビットな赤や青、黄色などはインテリアの差し色にもなることから、こちらを選ぶ方も多いのです。
素材
ダイニングチェアを選ぶときは、座面以外の箇所(背もたれ・脚など)がどのような素材でできているのかも、確認しておきましょう。
一般的にダイニングチェアに使用されている素材は、金属や木材、プラスチックが多い傾向にあります。
その中でも自宅用として使用するのであれば、木材・木製が◎
というのも、木材であれば長年使用しても経年変化が楽しめる、オフィスのイスのような無骨さがなく温かみを感じられる、仮にぶつけても痛くないなど、家庭で利用する上でのメリットが多いからです。
木のぬくもりを感じられるので、リラックスしたいダイニングには特におすすめ。
ひじ掛けの有無
ダイニングチェアには、ひじ掛けがあるものとないものとがあります。
ひじ掛けの有無については、どちらが良いというわけではなく、使いやすさやデザイン性の好みなので、自分に合った方を選ぶのがベストです。
ひじ掛けあり | ひじ掛けなし | |
メリット | ●ゆったり座れる ●長時間座っても疲れにくい(楽な姿勢がとれる) |
●すっきりとした見た目 ●圧迫感がない |
デメリット | ●圧迫感がある | ●楽な姿勢が取りにくい |
ひじ掛けなしのダイニングチェアでも、座るという動作における必要最低条件は満たしているので、機能性が低いというわけではありません。
ダイニングに置くからこそ、とことんリラックスしたいという方は、ひじがゆったりおけるひじ掛けありのタイプが良いでしょう。
デザイン性にこだわる方やひじ掛けによる圧迫感を感じる方は、ひじ掛けなしタイプがおすすめです。
座り心地
ダイニングチェアを選ぶとき、どうしてもデザイン性に目が行きがちですが、毎日長時間使うものだからこそ、座り心地は外せません。
座り心地は人によって感じ方は違いますが、座面のクッション性や背板のしなり具合、背もたれそのものの角度等を評価する必要があります。
また同じイスでも座る人によって体格・クセなどは一人ひとり異なるので、人気なイスや有名ブランドのイスが良いといわれても自分に合うかはまた別問題。
実際に座ってみて確かめるのがおすすめです。
機能性
ダイニングチェアを選ぶときは、機能性にも注目してみてください。
例えばダイニングがあまり広くない方は、折りたたみできるダイニングチェアだと必要なときだけ使えるので、日頃からスペースを圧迫しません。
そのほかにも使い勝手を重視するのであれば、キャスター付きのダイニングチェアもおすすめです。イス自体が動くので、座ったままでも小回りが利きます。
ダイニングチェアの中には、チェアにカバーを付けられるタイプもあり、汚れればカバーを外して洗濯すればOKと、手入れが楽なアイテムもあるのです。
どのような環境で、どのようにして使いたいのかなど、機能性も重視して選びましょう。
揃えるか、バラバラにするか
ダイニングチェアはダイニングテーブルと一緒に使うものですが、デザインを揃えた方がよいのか、バラバラにするか、迷う方もいるでしょう。
コーディネートの観点では、デザインは揃えた方が部屋に統一感が生まれます。
メーカーや色合いを揃えたり、同じシリーズで揃えたりすると統一感が増します。
一方バラバラにした場合、一脚一脚自分好みのものをカスタマイズできるという楽しみと家具への愛着が生まれます。
たくさんの時間を過ごす場所だからこそ、自分の好きなものに囲まれることは家具を愛用する上でも大切なことです。
どちらが良い悪いはないので、自分に合った方をチョイスすると◎。
ブランド紹介
ここからは、ダイニングチェアでおすすめの家具ブランドをご紹介します。
おしゃれな部屋を作るためには、まず有名ブランドをおさえておきましょう。
フリッツ・ハンセン
北欧家具の先駆けともいわれている、デンマーク発祥の有名老舗家具ブランド「フリッツ・ハンセン」。
創業150周年を迎えたフリッツ・ハンセンは、日本でも馴染みのあるセブンチェアやエッグチェア等が有名です。
最上級の革を使ったアイテムや曲線のみで構成された独特なフォルムのイスは、部屋に1つあるだけでぐっと格式高い部屋へと仕上げます。
シックでモダンなデザイン~スレンダーかつエレガントなデザインまで、男女問わず使うことができるのも魅力的です。
フリッツ・ハンセンの詳細はこちらカール・ハンセン&サン
こちらのブランドも北欧・デンマーク生まれで、重厚な注文家具を手作業で仕上げてきた「カール・ハンセン&サン」。
ちょっと変わったビジュアルのイスが多く、人と被りたくない!個性的なアイテムが好き!という方にはおすすめです。
色で魅せるというよりかは、木材をふんだんに使い、フレーム部分で遊ぶといったイメージ。
日本の建築家・安藤忠雄氏が初めてデザインした家具も製作するなど、日本ともなじみ深いブランドの一つです。
カール・ハンセン&サンの詳細はこちらマルニ木工
創業から100年経った今でも、“世界の定番”と評される木工家具ブランド「マルニ木工」。
広島県で設立されたマルニ木工は、木材の曲げ技術の先駆者として確立、職人に頼らない家具作りをモットーに家具の工業生産に一役買いました。
マルニ木工のチェアは、長く使うことを前提とし、シンプルながら精緻な構造を実現。
計算し尽された「アームチェア」は、ダイニングチェアとしてはもちろん、ワークチェアやラウンジチェアといったシーン問わず身体を預けられる贅沢な一品です。
マルニ木工の詳細はこちら 取扱インテリア・家具ブランド一覧へ自分好みのダイニングチェアで特別なひとときを
ダイニングチェアは、食事をしたり、リラックスしたりと、1日の中でも過ごす時間が多い家具の一つです。
どうしてもデザイン重視で選びたくなりますが、機能性や素材といった要素も、実はダイニングチェア選びではとても大切。
毎日使うものだからこそ、自分の身体に合ったアイテムを選びましょう。
自分好みのダイニングチェアで特別なひとときを過ごしてください。
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