脚なし/脚つきソファ!メリットとデメリットを解説

/ 最終更新日:2023/11/21

脚なし/脚つきソファ!メリットとデメリットを解説

脚なしソファと脚つきソファのどちらがお好みでしょうか?それぞれメリット・デメリットがありますが、何がご自身にあっているかわからないと思う人は少なくないでしょう。

そこで本記事では、両者のメリット・デメリットと、それぞれがおすすめな人について解説します。

この記事を読めば、ライフスタイルに合わせた最適なソファが見つかり、至福の時を過ごせるようになるでしょう。

ご自身に合ったソファをお選びいただけるよう、この記事をお読みいただければ幸いです。

脚なしソファのメリット

脚なしソファは高さが抑えられ、低い位置でお使いいただくソファです。

メリットは以下のとおりです。

安定感がある

脚なしソファは重心が低く、ずっしりとした安定感があります。そのため、体を動かしてもかたむきやズレが起こりにくく、安定した座り心地が得られる点が特徴です。

安定感はインテリアの面でも部屋の主役になり、大きなアクセントになるでしょう。

ほこりが溜まらない

底面が床に直接触れるため、間にすきまができずほこりが溜まりにくいメリットがあります。

そのため、ソファ下のことはあまり考えず、周りを掃除するだけで簡単に清潔な状態を保てます。

床に傷がつきにくい

広い面で接地するため重みが分散され、床に傷がつきにくいメリットがあります。

脚がついていると重みが集中してしまい、硬い床材では少し動かしただけでも傷がついてしまうことがあります。

脚なしソファは床材や色をさほど気にせず置けるため、気に入ったデザインを選びやすくなるでしょう。

重厚感がある

脚なしソファは重厚感があり、部屋の中で大きな存在感を放ちます。部屋の主役をソファにしたい場合は、重厚感があるものを選ぶとよいでしょう。

なお、脚なしソファは座面が床面に近いため、低めの家具と組み合わせておくと、部屋全体がすっきりとした印象に仕上がります。

脚なしソファのデメリット

脚なしソファのデメリットは以下のとおりです。

カビやダニ

脚なしソファは床とソファの間にすきまがないため、湿気が溜まりやすくカビの発生に注意が必要です。

また、畳の上で使っているとダニが発生しやすく、健康への悪影響が考えられます。

気持ちよく使うためには、こまめにソファを動かして湿気を逃がすようにしましょう。

圧迫感

重厚感を圧迫感ととらえる人もいます。床面の素材や色合いによっては、部屋の中で存在感が大きくなりすぎてしまうことがあります。

そのため、圧迫感を抑えたい場合は「部屋のすみに置く」「サイズの小さいものを選ぶ」「ソファの周りにはできるだけ物を置かない」などの対策が有効です。

空間全体のバランスを考え、工夫するとよいでしょう。

移動が大変

脚なしソファは移動が大変です。脚つきの場合、ソファの下に手を入れて持ち上げられますが、脚なしではつかむ部分が限られてしまいます。うまく持ち上げても手が滑り、床を傷つけてしまうこともあるでしょう。

特に大きいソファは重量もあってより大変です。移動する場合は複数人で持ち上げたり、移動用のマットを使ったりするとよいでしょう。移動させる人のけがを防ぐためにも有効です。

インテリアにコツがいる(部屋になじみにくい)

脚なしソファの大きな存在感は他の家具との調和がむずかしく、部屋になじみにくい場合があります。インテリアには少々コツがいるでしょう。

存在感を抑えるために、壁際に寄せたり他の家具と色合いを合わせたりすると比較的なじみます。

他にはソファの色に合わせたクッションを置いたり、観葉植物やインテリア雑貨などを置いたりして、部屋全体のバランスをとることも大切です。

こちらの記事では、インテリアのコツについて解説していますので、迷われている方はぜひ参考にしてください。

【関連記事】おしゃれな海外インテリアに憧れる!部屋を作るコツや特徴について

脚つきソファのメリット

脚つきソファは、本体底部についた脚で支えます。

メリットは以下のとおりです。

部屋が広く感じる

脚がついていると床とソファの間に空間が生まれるため、すっきりとした見た目になります。ソファは部屋での存在感が大きいため、置いてあるだけで窮屈な印象をもつこともあります。

気になる場合は、脚つきソファを置いて存在感を少しやわらげ、部屋を広く見せる工夫ができるとよいでしょう。脚が細いタイプであれば、よりすっきりした印象を与えてくれます。

ソファ下の掃除がしやすい

下に溜まったほこりやゴミも、脚つきソファなら掃除機やワイパーでさっと掃除できます。すきまにロボット掃除機が入れば、外出中に掃除をすませてしまうこともできます。

掃除を楽にしたいと考えているのであれば、脚つきソファがよいでしょう。

ソファ下を収納に使える

ソファ下を収納に使えると、キャビネットや棚が用意しにくい家庭でも収納に困りません。ソファで本や雑誌を読む人であれば、下に片づけるようにしておくと、くつろぐ時に取り出しやすくもなり便利です。

また、小さいお子さんがいる家庭ではおもちゃが散らかることがあります。片付けが面倒でも、おもちゃ箱を用意すれば入れるだけ。

あとはソファ下に置いておけば、見た目もすっきりするでしょう。

脚つきソファのデメリット

脚つきソファのデメリットは以下のとおりです。

床に脚の跡がつく

畳ややわらかいカーペットでは、床に脚の跡がつきやすくなります。

床材がフローリングの場合、脚の形状によっては傷がついてしまうこともあるでしょう。

そうならないように、脚の下にフェルトの保護材やマットなどを使い、対策しておきましょう。

新築住宅で傷がついてしまうと気分的にも落ち込んでしまいます。

賃貸アパートやマンションは修繕が必要になることもあるため、注意が必要です。

ソファ下に物が入ってしまうなど、散らかりやすい

ソファ下は細かいゴミやほこり、ペットの毛などが入りやすく、すぐに散らかってしまいます。他にもコインやおもちゃなどが入り込んでしまい、とるのが大変なこともあるでしょう。

時には虫が入ってしまうこともあるため、定期的な掃除や整理整頓が必要です。

ソファの選び方

ソファの選び方を「座面の高さ」「機能性」「湿気対策」の3点から解説していきます。

座面の高さ

座面の高さは「座り心地」「立ちやすさ」「インテリアとしてのなじみ具合」などを左右します。

以下3つの要素を参考にしてください。

  • ・座り心地:高すぎると床に足がつきにくくなり、低すぎると腰に負担がかかり、痛くなることがある
  • ・立ちやすさ:高いと立ちやすく、低いと立ちにくい
  • ・なじみ具合:高いと圧迫感が大きくなり、低いとすっきりとした印象になる

機能性

ソファには、座ること以外にも多くの機能があります。機能性で選べば、ソファで他の家具の機能を補えることもあるでしょう。

便利な機能には以下のものがあります。

  • ・収納
  • ・リクライニング
  • ・ベッド
  • ・ミニテーブル
  • ・組み替え機能

たとえば収納機能の充実したソファなら、リビングのキャビネットやカラーボックスが不要になり、部屋を広く使える場合があります。

リクライニングやミニテーブル機能があれば、充実したリラックスタイムを過ごせるでしょう。

湿気対策

湿気対策から選ぶのであれば、脚つきソファにしましょう。脚なしソファのデメリットでもお伝えしたように、ソファ底面がどっしりと床に接地していると湿気が溜まり、カビやダニの発生が懸念されます。

脚つきソファは床に接しているのが脚だけであるため、比較的湿気が溜まりにくい構造になっています。

では、脚なしソファで湿気対策はできないかと思う人もいるでしょう。そのような人は、防ダニや抗菌・防臭効果のあるソファを選んでください。

もしくは、できるだけ軽く移動しやすいソファを置き、定期的に移動して湿気を逃がすようにするとよいでしょう。

それぞれおすすめな人

脚なしソファと脚つきソファのメリット・デメリットを踏まえ、それぞれがおすすめな人を解説します。

脚なしソファ

脚なしソファがおすすめなのは、新築住宅や賃貸に住む人です。

広い面で支える脚なしソファは、重みが分散されて床を傷つけにくいからです。

新築住宅で脚つきソファを置いて引きずったところ、傷がついてしまったという例は少なくありません。

住み始めたばかりの家に傷をつけたくない人は脚なしソファを選んでください。

ゴミやほこりが溜まりにくいメリットもありますが、時々は移動して風を通し、湿気対策もしておきましょう。

安定感や重厚感を重視したい人にもおすすめで、低い位置で他の家具と高さをそろえておくと、空間がしまって見栄えがよくなりますよ。

脚つきソファ

ソファ下を収納スペースとして利用したい人におすすめです。部屋が狭く収納場所を確保できないのであれば、ソファ下を使いましょう。

ただしゴミや髪の毛なども入り込みやすいため、こまめに掃除できる人の方がストレスなく使えます。

部屋の模様替えを定期的にしたい人にも脚つきソファはおすすめです。脚なしソファよりも持ち運びが楽なので「他の家具との配置を変えたい」「気分で座る場所を変えたい」という場合にも、比較的動かしやすいからです。

いろいろな配置の組み合わせを楽しみたいのであれば脚つきソファがよいでしょう。

ソファブランド紹介

ソファブランドで有名な5社を紹介します。

カリモク家具

カリモク家具は、もともと製作していた木部品や梱包木函から、ミシンテーブル・テレビ用キャビネット・ピアノ鍵盤の部品製造と扱う製品を変えていきます。1962年に自社製品の製造・販売を始めたところから、家具の取り扱いをはじめました。

木のぬくもりや質感にこだわり、シンプルながらも洗練されたデザインで作られた家具は、使いやすさにも定評があります。

人間工学にもとづいた座りやすさ、使いやすさと、長年愛されるクラシックなデザインの融合により生まれたソファは、長年愛され続けています。

カリモク家具の詳細はこちら

フランネルソファ

国産・オリジナルデザインにこだわった、デザイナーと職人による共同製作が特徴です。

ソファは座った瞬間の座り心地に感動する人が多いと思いますが、フランネルソファの製品は、その感動が一瞬ではなくずっと続くものになることを目指しています。

製品は時代や使用者のニーズに合わせてマイナーチェンジされ、つねに最先端の技術・デザインが取り入れられています。1台ずつ手作業で作っている点からも強い情熱を感じられるでしょう。

フランネルソファの詳細はこちら

マスターウォール

マスターウォールはAKASE(かつてのアカセ木工)による家具ブランドです。

北米産のウォールナット材を厳選し、徹底して品質にこだわっています。過剰に森林を伐採しないよう、受注後に木取り・製造している点は、環境にも配慮された取り組みとして評価されています。

コンセプトは「100年後にも愛着をもって使ってもらう家具作り」です。極上の座り心地のみならず、高級感を得られる作りにもなっています。

同社の「ヘヴン950ソファ」は、細部にまでこだわった木材の使い方をしており、部屋の間仕切りとして置いても空間になじむ一品です。

マスターウォールの詳細はこちら

シーヴ

シーヴはナチュラルモダンの家具ブランドです。穏やかで豊かな生活を創り出すために普遍的かつ、斬新なアイデアを大切にした家具を製造しています。

「レクトユニットソファワイド」は、同社のソファと組み合わせて自由にレイアウトが変更でき、使用者のニーズや環境にあわせて多彩にカスタマイズできる点が特徴です。

また、「ブラケット2Sソファ」はユニークなフォルムが特徴で、アームレストと背もたれが同じ高さになっています。これにより、アームレストへ背もたれのように寄りかかれるため、くつろぐ姿勢に自由度が増します。

デザイン性と機能性を兼ね備えた斬新な製品です。

シーヴの詳細はこちら

リーンロゼ

傘とステッキのメーカーとして創業したリーンロゼは、高い技術と世界の有名なデザイナーとのコラボ製品により、長年愛されている家具ブランドです。

モダンとは意味合いの異なる、より自由度の高い現代的な「コンテンポラリー」なスタイルを提供しています。

発売から40年経ってもなおベストセラーに輝く「TOGO」は、奇跡のソファと評されるほどで、世界中で愛され続けています。現代の生活スタイルやニーズになじむよう設計されたソファは、機能性も文句なしの一品です。

リーンロゼの詳細はこちら

ライフスタイルに合わせたソファを選びましょう

いかがでしたか?

本記事では、脚なしと脚つきソファのメリット・デメリットをそれぞれ解説しました。

それぞれの特徴を押さえて、ご自身のライフスタイルに合わせたソファをお選びいただけると幸いです。



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