【家具専門店が解説】
引き戸食器棚のメリット・デメリットと対策

/ 最終更新日:2024/10/24

【家具専門店が解説】引き戸食器棚のメリット・デメリットと対策

引き戸タイプの食器棚は、開き戸タイプと比べて落下のリスクが少ないこと、開閉時のスペースを取らないことがメリットです。ただし、食器の数や種類によっては、引き戸タイプに替えてデメリットを感じる方もいるかもしれません。

そこでこの記事では、引き戸食器棚のメリット・デメリットを解説します。

引き戸タイプの食器棚に見られるデメリットは、対策をすることで最小限に抑えることができます。
また最近では、食器以外の道具や食品の収納に対応したタイプも広まっているので、食器棚選びをきっかけに、キッチン全体を使いやすくすることも可能です。

記事の最後には、キッチンの見直しにおすすめの食器棚メーカーを紹介しておりますので、ぜひご覧ください。

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引き戸の食器棚のメリット【開き扉タイプとの比較も】

引き戸タイプの食器棚は、開き扉と比べてスペースを取らない、食器が落下しにくいメリットがあります。
実際の使い勝手から、引き戸タイプの良さをご紹介いたします。

狭いスペースに設置できる(場所をとらない)

引き戸タイプは扉がスライド式のため、開き扉と比べて開閉時のスペースを取りません。
また、よく使う食器は一箇所にまとめて収納することで、必要なスペースの開閉だけで出し入れできるメリットがあります。

開き扉タイプは全体が見渡しやすい一方で、食器が落下しやすいと不安に感じる方もいるでしょう。
キッチンのスペースが限られる方や、扉を全開させるのに少し抵抗がある方は、引き戸タイプがおすすめです。

地震の時食器が出にくい

引き戸タイプは地震の際に扉が前に開いてこないため、食器が落下しにくいと言われています。
最近では耐震ロックに対応した開き扉タイプもありますが、デザイン性の高いものでは対応していないことも少なくありません。
食器の落下や落下による飛散やケガが心配な方は、引き戸タイプの食器棚を選んだ方がいいでしょう。

引き戸の食器棚のデメリット【開き扉タイプとの比較も】

続いては、引き戸タイプのデメリットについても触れていきます。
ただし、デメリットは食器棚選びの際にカバーできるものが多いので、引き戸タイプを選ぶ際の参考として知っておいてください。

食器の出し入れが一気にできない

引き戸タイプは開き扉のように扉が全開しないため、引き戸を左右どちらかに寄せて食器を出し入れする必要があります。
そのため、食洗機から取り出した食器をまとめて片付けるときなどは、少し手間を感じるかもしれません。

よく使う食器はなるべくまとめて収納しておくと、収納の手間は軽減されます。

真ん中の食器が出しにくい

引き戸タイプは、棚の中央部分が扉で塞がりやすいため、大きな食器は出し入れしにくくなります。
中央部分は小さく取り出しやすい食器を入れるなど、収納の配置に工夫が必要です。

収納スペースが狭くなる

引き戸タイプの食器棚は左右の扉が重なるため、開き扉タイプと比べて内側の奥行きがやや狭くなることがあります。
すでに食器の数が多い方は、食器棚を購入するタイミングに合わせて、使わなくなった食器の見直しが必要かもしれません。

レールにゴミがたまりやすい

引き戸タイプの食器棚は、扉のレール部分にゴミがたまることがあります。
ゴミがたまるのを防ぐには、使わないときはなるべく扉を閉めておくことが大切です。

このようにいくつかのデメリットはありますが、食器の配置を工夫することでカバーできるものが多いです。

食器棚の選び方

食器棚は収納するだけではなく、デザイン性や機能面でも様々な種類がたくさんあります。
こちらの記事では、食器棚の選び方のコツを解説していますのであわせてご覧ください。

食器棚の選び方とブランド紹介

ブランド紹介

最後に、当社が取り扱う家具メーカーの中から、引き戸タイプの食器棚を製造しているブランドをいくつかご紹介いたします。
部屋全体のコーディネートをランクアップさせるものや、使いやすさを重視したタイプまで広く揃えておりますので、ご参考ください。

クラッセ

クラッセ(CLASSE)とは、佐賀県の家具メーカーレグナテック(LEGNATEC)がデザインする家具ブランドで、「暮らしをランクアップさせる上品かつシンプルなデザイン」が特徴です。

クラッセの食器棚は、無垢材のウォールナットとオークの2種類があり、部屋の雰囲気に落ち着きを与えてくれます。
引き戸内の棚は高さが調整できるため、使う食器の高さに合わせることが可能です。
大きな食器は、棚下のフルオープンタイプの引き出しに収納できるので、棚の出し入れしにくさを回避できます。
部屋全体に木の温もりを出したい方には、おすすめの食器棚です。

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丸庄

福岡の家具メーカーである丸庄も、「木の素材を活かした飽きのこないデザイン」が特徴です。
丸庄の食器棚には長く使い続けたくなるクラシカルな雰囲気があり、リビングのゆったりした空間とリンクさせたい方や、落ち着いた空間にしたい方に向いています。

丸庄の詳細はこちら

パモウナ

愛知県にあるパモウナ(Pamouna)は、「使いやすさにこだわった家具づくり」が特徴です。
なかでも食器棚はカスタマイズ性が高く、業界トップクラスの人気があります。

パモウナ社の食器棚は、配置スペースや利用者の身長に合わせて、横幅や奥行きのカスタマイズができるだけでなく、天井の高さに合わせた上置をつけて転倒防止対策が可能です。
天板や扉の色は68種類の中からお選びいただけること、さらに収納したいものに合わせた引き出し選びによって食品やゴミ箱といったキッチン全体の収納ができるため、キッチン全体を見直したい方におすすめです。

パモウナの詳細はこちら

綾野製作所

香川県の収納家具メーカーである綾野製作所(AYANO)も、カスタマイズ性のある食器棚として定評があり、キッチンのコーディネートに合わせてサイズやカラー選びができます。

綾野製作所の家具は、素材の細部までにわたる「良いものづくりへのこだわり」が特徴です。

例えば引き戸タイプの食器棚には、引き戸を吊り式にして落下を防ぐ、耐震ラッチをつける、ガラス部分に飛散防止フィルム貼るなどの地震対策を施しています。
また、食器棚の素材には建材で利用される「モイス」を使うことで、炊飯器から放出する水蒸気を吸湿したり、収納しているゴミ箱のにおいを抑えたりするなど、お手入れのしやすさにもこだわっています。

綾野製作所の詳細はこちら

食器棚選びをキッチンを見直すきっかけに

食器棚選びは、食器の量や食品、調理家電、ゴミ箱など、キッチンにあるものの配置を見直すきっかけになります。
使わないものは思い切って手放す、収納するものは家事動線を考えて使いやすい場所に収納できるように食器棚を選ぶと、キッチンが使いやすくなるはずです。

さらに他の家具との統一感を出したい方は、木製の食器棚も組み合わせてもいいでしょう。記事を参考に、キッチンやダイニングまわりの見直しをしてみてください。

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