オーク材とは?オーク材が使われる家具について
公開日:2023/01/26 / 最終更新日:2023/11/21
「オーク材ってよく聞くけどどんな木材なの?」
「家具の購入を検討しているので、オーク材のメリットとデメリットが知りたい」とお悩みではありませんか?
オーク材は古くから、家具や建築建材として幅広く活用され続けています。なおオーク材は、木材の種類や木目の種類が数種類ある木材です。
そこで本記事では、オーク材の特徴や種類、メリットやデメリット、そして家具ブランドを紹介します。
オーク材とは
オーク材とは木の種類を指しているのではなく、ブナ科コナラ属の総称であるため、さまざまな種類があります。
オーク材は耐水性や耐久性に優れておりますが、外観も美しいため無垢材(※)として使用されることも多い木材です。
※無垢材とは、天然の木から切り出した一枚板を加工したもの。
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オーク材とウォールナットの違い
オーク材とウォールナット材の大きな違いは色が異なることです。
オーク材は、ナチュラルで明るい色合いが特徴的な木材です。対して、ウォールナット材は深みのある褐色系の色合いが特徴的です。
なお、経年による変化もオーク材とウォールナット材では、真逆の性質を持っています。オーク材は、時間が経つと共にナチュラルな色から褐色へと変化するため深みが増し、ウォールナット材は、時間が経つと共に濃い褐色から明るい茶色へと変化します。
通常、高級感を求める人はウォールナット材を、そして癖のない自然な雰囲気を好む人はオーク材を選ぶ傾向があります。
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オーク材の種類
一般的に使用しているオーク材は、大きく3つの種類に分けられます。それぞれの特徴について見ていきましょう。
ナラ
ナラは、北海道やロシアのような寒冷地で育つ木材です。細かい木目が特徴的で、家具や建築建材、またはウイスキー樽などに活用されています。
北海道産のミズナラは白い木肌と美しい木目、さらに白檀(びゃくだん)や伽羅(きゃら)のような香りがするのも特徴的です。ジャパニーズオークとも呼ばれ、高い品質も評価されている木材です。
レッドオーク
レッドオークはアメリカやカナダが産地です。赤みのある色をしており、はっきりとした木目が特徴的です。
他オーク材とは異なり、耐水性が低いためお酒の樽には向いていません。どちらかというと重厚感があるので、ダイニングテーブルのような大きい家具に向いている木材です。
ホワイトオーク
ホワイトオークも、レッドオークと同じくアメリカやカナダが産地です。重量があり硬く、ミズナラのように白色が特徴的な木材です。
耐水性が高いので、ウイスキーやバーボン、ワインなどの熟成樽に使用されています。
オーク材の木目の種類
オーク材の製材の製法では「柾目(まさめ)」取りと「板目(いため)」取りがあります。
丸太を水平に切ったものを板目板、丸太の中心から放射線状に切ったものを柾目板と呼びます。なお「虎斑(とらふ)」とは、柾目板に現れる天然の虎柄を指します。
オーク材のメリット
まずは、オーク材のメリットについて見ていきましょう。
耐久性が高い
オーク材は木材の中でも、硬く重量があるため耐久性が高いのが特徴的です。ちなみに、海外で半世紀前に作られたオーク材のアンティーク家具も、現役で活躍しているものも少なくありません。
経年変化を楽しめる
オーク材は、時間が経つと共に色に深みが増して褐色へと変化します。変色の大きな要因は紫外線によるものです。経年による色の変化の様子を楽しめるのも、無垢材家具の魅力といえるでしょう。
伸び縮みが少ない
オーク材は伸び縮みが少ないため、家具に使用しても狂いが出にくいのが特徴です。無垢材の場合、湿度を含んだり乾燥したりすることで、伸縮してしまうケースがあります。しかしオーク材は、硬く伸縮しにくいため、家具に使用しても問題ないのです。
木目がキレイ
前述しましたが、オーク材は切り方や場所によってさまざまな木目を楽しめます。特に、虎斑はオーク材ならではの木目です。故意に虎斑が出るようカットし、家具を作ることもあるほどです。
価格が抑えめ
オーク材は優秀な性能を持ち合わせていながら、無垢材の中では比較的価格が控えめな木材です。しかし、木目によって価格が変動するため確認をしてください。
どんな雰囲気の部屋にも合う
ナチュラルな雰囲気のあるオーク材は、どんなインテリアにも合わせやすい木材です。また、明るくシンプルな見た目も、どんな雰囲気の部屋でも取り入れやすいポインです。
防虫効果
オーク材には、タンニンが含まれているため防虫効果があります。シロアリによる被害も防げますし、チェストに収納している衣類を虫から守る働きも期待できますよ。
オーク材のデメリット
一方で、オーク材には留意すべきデメリットも存在します。
熱伝導率が高い
オーク材は熱伝導率が高く、冬場は冷たいと感じます。なお、基本的に木材は熱伝導率が低く、温かみのある素材として知られています。しかしオーク材は、硬く空気をあまり含んでいないため、熱伝導率が高くなっています。
メンテナンスが必要
オーク材だけではありませんが、すべての無垢材は定期的なメンテナンスが必要です。オイルや樹脂で塗装されている家具の場合、基本的には水拭きや乾拭きでお手入れをします。
一方、無垢材の場合は、1年に2回ほどオイルを塗りひび割れを防止します。なお、水拭きをする場合には、硬く絞った雑巾を使用してください。なぜなら、水分を吸収してしまうと、木材が傷みやすくなるためです。
ブランド紹介
それでは、当社で取り扱っているブランドを4つ紹介します。
MASTERWAL/マスターウォール
「100年後のアンティーク家具へ……」をコンセプトに掲げているマスターウォール。歴史を重ねつつ、100年経っても愛され続けてもらえるような家具を製作しています。
ウォールナットの無垢材を天板にアイアンフレームを組み合わせた、秀逸で美しいダイニングテーブル「WILDWOOD」。そして、国内外のデザイナーとのコラボレーションによる各シリーズなど、さまざまなラインナップを取り揃えているブランドです。
カリモク家具
1940年(昭和15年)、愛知県刈谷市で創業したカリモク家具。国産であることや木材の質にこだわり続けている老舗家具店です。
カリモク家具の最高峰ブランドといえば「domani(ドマーニ)」。最先端の技術と職人の技や技術、デザインや素材などすべての匠の技にこだわりを注ぎ込んでいます。カリモク家具はデザインも品質も最高級。ずっと使い続けられる家具といえるでしょう。
浜本工芸
浜本工芸は、毎日使うからこそ「本物の家具」を提供したいと考えています。また、浜本工芸では頑丈で耐久性に優れているナラの無垢材にこだわり、熟練した職人により加工から仕上げまですべて国内で生産している徹底ぶり。
また、浜本工芸で作られている家具のほとんどが丸みを帯びているデザインです。優しい雰囲気をだすためのデザインですが、仮に家具にぶつかった際「怪我をしないように」という配慮も理由のひとつです。
高野木工
丈夫で長く使い続けられる家具として作られている「普遍的なデザイン」の高野木工。デザインや素材、そして塗装や仕上げまでこだわり職人の手により木の温もり溢れる高品質な家具を作っているメーカーです。
直線を基本としたデザインでありながら、テーブルの縁や脚に角がない優しい雰囲気があるのも特徴的です。ホワイトオーク材やウォールナット材から選べるのも嬉しいポイントです。
取扱インテリア・家具ブランド一覧へオーク材はどんなインテリアでも合う木材
本記事では、オーク材の特徴や種類、おすすめの家具ブランドについて紹介しました。
オーク材は耐久性があり伸び縮みが少ない木材ですが、価格が抑えめなのも嬉しいポイントです。
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