ポケットコイルの寿命は何年?
マットレスを長持ちさせる方法

/ 最終更新日:2023/10/25

ポケットコイルの寿命は何年?マットレスを長持ちさせる方法

マットレスは快適な睡眠に欠かせない存在です。 中でもポケットコイルマットレスは、振動や軋み音が伝わりにくく、身体にフィットして寝姿勢を維持してくれます。

高価な製品であるため、少しでも長持ちさせたいと考える方も多いはず。

そこで本記事では、ポケットコイルマットレスの寿命や長持ちさせる方法などを解説し、有名なベッドマットレスメーカーを紹介します。

マットレスの買い替えを考えている方、ポケットコイルマットレスを使い始めたばかりの方は、ぜひ参考にしてください。

ポケットコイルマットレスの寿命

マットレスの寿命は素材や品質により異なります。

マットレスの種類は大きく分けて、コイル系とノンコイル系の2つです。

コイル系には、バネ(コイル)が独立して支える「ポケットコイル」マットレスと、バネが連結して支える「ボンネルコイル」マットレスがあります。両者とも寿命は8~10年前後で、ボンネルコイルマットレスの方がやや長持ちすると言われています。

一方、ノンコイル系では「低反発ウレタン」「高反発ウレタン」「ファイバー」「ラテックス」でできたマットレスが有名です。低反発ウレタンマットレスの寿命が3~5年であるのに対し、その他のマットレスの寿命は6~8年です。

金属製のコイル系マットレスは、ノンコイルマットレスに比べて耐久性が優れ、長持ちする傾向があります。ただし、同じ素材でも製造工程や使用方法によって、寿命にバラつきが出ます。

寿命を迎えたマットレスは、反発力を失ってへたったり、バネの軋む音がしたり、生地にカビや汚れが生じたりします。古くなったマットレスは、適切なタイミングで買い替えましょう。

長持ちさせる方法

マットレスの寿命はあくまで目安であり、少しの工夫で長持ちさせることも可能です。

ここでは、ポケットコイルマットレスの寿命を伸ばす方法を見ていきましょう。

定期的に表裏を変えて使用する

マットレスの一面だけを使っていると、同じ箇所に負担がかかり続け、へたりやすくなります。

ポケットコイルマットレスは、両面使用できるタイプが多いです。

3ヶ月から半年を目安に表裏を入れ替えて使用しましょう。

ローテーションで使うことで、マットレスにかかる負担を分散できます。

また、片面のみしか使用できないマットレスは、前後を入れ替えるだけでも摩擦を減らせて効果的です。裏返すのが難しい大きなマットレスも、小さいマットレスを2つ購入して連結させるといった工夫で、ローテーションしやすくなり長持ちさせられます。

湿気対策をする

人間は寝ている間に大量の汗をかきます。

寝汗や皮脂を吸収したマットレスは、雑菌やカビの温床となりやすいです。

特に、ポケットコイルマットレスは、一つひとつのバネが不織布の袋に包まれているため、通気性が良くありません。

ポケットコイルマットレスを使用する際は、こまめな湿気対策が必要不可欠です。

部屋を換気し、1週間に1回程度はマットレスを壁に立てかけて、湿気を飛ばしましょう。

ただし、マットレスは熱や日差しに弱いため天日干しは避け、風通しの良い日陰に干してください。梅雨や湿気が多い時期は、マットレスに扇風機を当てるのも効果的です。

サポートアイテムを用いる

マットレスの保護アイテムを使うのもおすすめです。

厚さ3~5cm程度のマットレストッパーは、マットレスの上に敷いて寝心地を調節します。

お使いのポケットコイルマットレスの弾力性が落ちてきた場合や、質感が気に入らない場合は、マットレストッパーを重ねるだけで長く使えるかもしれません。

ベッドパッドは、綿をつめたキルト素材の寝具です。

マットレスとベッドシーツの間に敷くことで寝汗を吸収し、湿気や汚れを防ぎます。

クッション性があるため、ポケットコイルが当たる感触やマットレスへの負担を軽減できます。

敷きパッドはベッドシーツの上に敷き、肌に直接触れる寝具です。

冷感加工や保温加工を施し、肌触りにこだわったものが多く、寝ている時の温度調節をします。吸湿性にも優れているため、ベッドパッドと同じく寝汗や皮脂を吸収します。

簡単に取り外して洗濯しやすく、気軽に使用可能なアイテムです。

また、マットレスのお手入れを忘れがちな方や、湿気対策を強化したい方には、防湿シートの使用がおすすめです。

マットレスと畳・フローリング・ベッドの床板の間に敷くことで、ベッドパッドや敷きパッドで吸収できなかった汗や皮脂を吸い取ります。やや硬めの素材で、干して乾燥させれば何度でも使えるタイプが多いです。

マットレスの寝心地や湿気対策をサポートするアイテムは、マットレスを長持ちさせる効果があります。

マットレスに負荷をかけない

マットレスが痛んだりへたったりする主な原因は、重さや振動による負荷です。

特に、ボンネルコイルは連結しているため全体で体圧を支えるのに対し、ポケットコイルマットレスは一つひとつが独立して体圧を支えています。一部分に集中して体圧がかかると、マットレスの凹みやポケットコイルの破損を招きやすいです。

マットレスの上でジャンプしたり立ち上がったりする行為は、寿命を縮めてしまうため避けましょう。

耐久性の強いマットレスを選ぶ

マットレスを長く使うためには、耐久性の強い製品を選ぶこともポイントです。

ポケットコイルマットレスの耐久性は、ウレタンフォームの密度とポケットコイルの質で判断しましょう。

ウレタンは高密度であるほど、高反発で耐久性が強いです。

ウレタンの密度はN(ニュートン)で表され、30Nで5~8年、40Nで8年以上の耐久性が期待されます。ただし、高密度であるほど高価になるため、予算とのバランスを考えて選ぶのがおすすめです。

ポケットコイルは太いほど強度が高く、丈夫で硬い寝心地になります。

コイルの線材は硬銅線やピアノ線が一般的で、後者の方が厳格な審査をクリアしているため強度が高いです。また、硬銅線は炭素とマンガンの含有量が多いほど、耐久性が強くなります。

【関連記事】マットレスの選び方

寿命を短くしてしまう行為

マットレスは、工夫次第で長持ちさせることができる反面、知っておくべき弱点もあります。

水に濡れる

マットレスは、とくに水に弱いアイテムです。

多くのマットレスに採用されているウレタンやラテックスは、スポンジのような素材のため水分の吸収力や保持力が非常に高く、一度濡れると乾きにくく、カビが発生する原因になります。

一方、金属製のコイルを採用したマットレスも、水分でコイルが錆びてしまう可能性があります。

いずれも飲み物や子どものおねしょなどで濡れてしまったとしても、水洗いは厳禁です。

天日干しする

どんな素材で作られているマットレスも、基本的には天日干しはNGとされています。

紫外線に当てることで黄ばみが出たり、著しく劣化することがあるためです。

とくにウレタンやファイバー系の素材は熱に弱いため、直接日に当てることで変形し、それまでの寝心地や機能が失われる可能性があります。

それと同様に、布団乾燥機の使用も避けた方が無難です。

ダニ退治機能を搭載している布団乾燥機は高温になることが多く、使用すると逆にマットレスを傷めてしまうことになります。

古くなったマットレスを使用し続けるデメリット

では、古くなったマットレスを使い続けると、どのようなデメリットがあるのでしょうか。

睡眠の質が下がる

リラックスした状態で身体と脳の疲れをとるためには、上質な睡眠が欠かせません。

身体にフィットしないマットレスを使っていると、睡眠の質が下がってしまいます。

例えば、柔らかくなりすぎたマットレスでは、身体が沈んで上手く寝返りがうてません。

適度に寝返りをうたないと筋肉がストレッチされず、朝起き上がった時に身体の強張りを感じやすいです。

また、ポケットコイルが劣化すると、動く度にギシギシといった音が鳴ります。

2人以上で寝る場合、相手の寝返りや振動が直で伝わるため、睡眠を邪魔する恐れがあります。

身体の不調を引き起こす

凸凹やへたりのあるマットレスで寝ると、身体の歪みの原因となります。

適切な寝姿勢がキープされないため、腰や背中など身体の一部に負担がかかり、肩こりや腰痛・頭痛などを引き起こすかもしれません。

ポケットコイルが破損している場合は、布地を突き破って怪我するリスクもあるため注意が必要です。

また、カビやダニの発生により、アレルギーを引き起こす可能性もあります。

【関連記事】ベッドにいる小さい虫の種類は?駆除方法・対策・原因を解説

ポケットコイルとボンネルコイルの違い

マットレスは上側から、キルト層・クッション層・スプリング層・クッション層・キルト層の順で重なっています。

マットレス中央に位置するスプリング層には、硬銅線で作られた螺旋状のコイル(バネ)が入っています。マットレスの弾力性を担うコイルは、ポケットコイル・ボンネルコイルの2つが主流です。

こちらの記事では、ポケットコイル・ボンネルコイルの特徴やメリットを解説し、それぞれに向いている人を紹介しております。

マットレスのご購入をお考えの方はぜひご覧ください。

【おすすめ記事】ポケットコイルとボンネルコイルの違い

ベッドマットレスメーカー紹介

では最後に、当社が扱うベッドマットレスメーカーを紹介します。

シモンズ

SIMMONS / シモンズ

シモンズは創業150年以上「最上の眠り」を追求してきた老舗寝具メーカーです。

シモンズの代名詞である「ビューティレスト」シリーズのマットレスは、形状維持と耐久性に優れたポケットコイルを並行配列し、体圧を点で支えることで理想的な姿勢をキープします。コイルの線径や高さも選択可能で、キルトや縫製の日本品質にこだわっています。

シモンズの詳細はこちら

テンピュール®

テンピュール®

テンピュール®はNASAの公式認証を得た世界的寝具メーカーです。

体温や体重・体型に応じて変化する独自のテンピュール素材は、体圧を均一に分散させます。通常のマットレスだけでなく、電動リクライニングベッドやピローコレクションも豊富に展開し、睡眠をトータルサポートします。

テンピュール®の詳細はこちら

サータ

Serta / サータ

サータは確かな品質と実績を誇るグローバルベッドマットレスメーカーです。

サータのマットレスは、ポケットコイルの太さ・高さ・配列の組み合わせにより、16種類の寝心地を取り揃えています。マットレスにかかる重さの度合いに合わせて2つの太さのコイルをゾーニング配列し、腰への負担を軽減します。

サータの詳細はこちら

フランスベッド

France Bed / フランスベッド

フランスベッドは「日本人に相応しいベッド」を追求する国内一流家具メーカーです。

「ライフトリートメント」シリーズは、高い弾力性と通気性を持つクッション材を使用し、抗菌防臭加工を徹底しています。ミディアムソフトとハードの2種類の寝心地の中から、好みや体型にあったものを選択可能です。

フランスベッドの詳細はこちら

アンネルベッド

ANNELBED / アンネルベッド

アンネルベッドは、1971年からベッドやマットレスの企画・製造・販売を続けている老舗メーカーです。

バネ用素材の最高品質といわれるピアノ線材を使用したマットレスは、高い耐久性を持ちながらしなやかに身体を支え、質の高い睡眠環境を与えてくれます。

また、出荷前にはJIS規格の2.5倍にあたる20万回の繰り返し検査が行われ、安全性の高い製品だけを提供しているのも特徴です。

アンネルベッドの詳細はこちら

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いかがでしたでしょうか。

今回はポケットコイルマットレスの寿命や、長持ちさせる方法などを解説しました。

寿命を迎えたマットレスを使い続けると、睡眠の質が下がり、身体の不調を招く恐れがあります。

買い替えのタイミングを見極めて、適切なマットレスを選びましょう。


今回紹介したシモンズやサータは「ベッドの3S」と呼ばれる三大ベッドブランドとして、人気を誇っています。
「ベッドの3S」については、こちらの記事で詳しく紹介していますので、ぜひご覧ください。
【関連記事】ベッドの3Sとは?それぞれの特徴を解説

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