家具の匂いが気になる!
除去方法・効果的な対策まとめ
公開日:2022/07/26 / 最終更新日:2024/10/24

気に入った家具を買って家に置いてみたら、買ったばかりなのに匂いが気になってしまうことってありますよね。
長年同じ家具を愛用していれば、さらに匂いが深刻になってしまうケースも。
部屋に嫌な匂いが漂っていると、気分が悪くなってしまうこともあるでしょう。
そこで本記事では「家具の匂いの原因」と「匂いを消す方法」をご紹介します。家具の匂いに悩んでいる人は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
家具の匂いの原因
家具の匂いの原因は多種多様ですが、大きく5つの原因に分けることができます。原因を突き止めないと、匂いを消す対策を打つことはできないので、まずは匂いの原因を理解していきましょう。
木によるもの
家具の素材である木そのものが、匂いの原因となっている場合があります。
木の匂いが心地良いと感じる人にとっては良いかもしれませんが、苦手な人にとっては少しストレスになってしまうかもしれません。
最初は心地よかった人にとっても、常に匂いがすることで負担になったり、年が経つにつれて匂いはキツくなったりしがちです。木が腐食してしまっている場合は、強烈な匂いが発生してしまうこともあります。
接着剤
家具を組み立てる際には接着剤が使われることが多く、その接着剤が匂いの原因の一つともいわれています。
特に湿度や温度が高くなるほど、化学物質が揮発するため、匂いも強くなる傾向に。特に密封された部屋では接着剤の匂いがこもって、気分が悪くなってしまう人も出るようです。
塗料の匂い
家具を綺麗に見せるための塗料には様々な物質が使われていて、時には強烈な匂いになってしまうことがあります。
有機溶剤であれば揮発性があるため、比較的早く匂いが薄れていくのですが、自然塗料の場合は揮発性が無いため、家具を購入してから数か月間は、気になってしまうかもしれません。
カビのにおい
家具を湿気の多い場所に置いていると、カビが発生し、それが匂いのもとになることも。
パッと見ただけでは分からない、裏面や内部にカビが発生していることもあり、とても厄介です。
またカビは匂いが気になるだけでなく、人体にも悪影響を及ぼすため注意しなければいけません。
化学物質によるもの
家具には、薄くスライスしたベニヤを接着した「合板」や、防水加工時に使われる「塩化ビシート」といった化学物質が使われることがあり、化学物質特有の匂いを発します。
化学物質もカビと同様に、体に悪影響があるといわれており、化学物質の独特な匂いを嗅ぐと気分が悪くなることもあるので注意が必要です。
匂いを消す方法
ここまでお伝えした通り、家具の匂いには様々な原因があるわけですが、せっかく手にした家具ですから、買い替えることなく匂いを軽減出来たら嬉しいですよね。
長い間悩んでいた家具の匂いであっても、対策を打つことで解消できる可能性も十分にあります。家具の匂いを軽減するための6つの方法をお伝えしますので、ぜひ試してみてください。
家具の配置に注意する
家具を湿度が高く、風通しが悪い場所に置いてしまうと、匂いがこもりやすくなり、カビが発生する原因にもなります。
匂いが発生しやすい家具を配置する際には壁から少し離したり、窓や換気扇に近い場所に置いたりするなどの工夫をしましょう。
防カビ剤やカビ取り剤を使用する
カビの予防には換気はもちろん大切ですが、風通しを良くしても、水気の多い場所などはカビが発生してしまうことも。
カビが生えやすい木製の家具などを購入した場合は、市販の防カビ剤を使用して、カビ予防をしましょう。
既にカビが生えてしまっている場合は、カビ取り剤を使用することで、カビを取りつつ匂いも軽減できます。
家具を乾燥させる
湿気が多いと菌が増殖しやすく、カビや匂いの原因となります。
特にあまり開けることが無いタンスや食器棚は湿気がたまりやすいので、定期的に扉を開放することが大切です。
扇風機・サーキュレーターなどで送風したり、乾燥材を使ったりするとより効果的に湿気が取れます。
家具を天日干しする
家の中で乾燥させるだけでは不十分な場合、小柄な家具は天日干しするのがおすすめ。
湿気を取ることができるだけでなく、殺菌効果もあります。
サイズによってはベランダなどに出すのは難しいケースもありますが、移動しやすい家具だけでも定期的に天日干しをすることで、部屋全体の匂いを軽減できるでしょう。
家具を綺麗にする
家具を長く使っていても、あまり手入れや掃除をしていない人は少なくないのではないでしょうか。
そんなときは湿気がたまりやすい部分を中心に、定期的に拭き掃除をするのがおすすめです。
市販の洗剤を濡れたタオルにつけてこするだけでも、汚れが取れて匂いが軽減されることがあります。
換気する
家具からは木そのものの匂いが発したり、匂いの原因となる化学物質が揮発したりするため、密封された場所に家具が置いてあると、匂いがこもってしまいます。
換気扇を定常的に回しておくと、匂いが外に逃げやすくなりますので、室内の匂いも軽減されます。
また、エアコンをつけているとつい、窓を閉めっぱなしにしてしまいがちですが、1日に数十分でも窓を開けて換気することを心がけましょう。
消臭剤を置く
市販の消臭剤を置くだけでも、化学物質や木の特有の匂いを吸収してくれるので、匂いを緩和することができるでしょう。
匂いを発する家具の周辺に置いたり、タンスなど収納ができるものであれば中に入れると、より高い効果が期待できます。
家具を長持ちさせたい方はぜひこちらをご覧ください。
家具の寿命はどのくらい?家具別の寿命と長く使うコツ
家具ブランド紹介
ここからは品質やデザインにこだわった、おすすめの家具ブランドをご紹介いたします。
天童木工
木工業で盛んな、山形県天童市に、1940年に設立された歴史のあるブランド「天童木工」。
「強さ」「美しさ」「軽さ」「手触り」の4つにこだわって、職人が作り上げており、高品質の家具が勢ぞろい。
他のブランドにはない、斬新なデザインの家具も多いので、実用性だけでなく、デザイン性も重視する人におすすめのブランドです。
皇室や美術館でも使われることもあり、インテリアにこだわる人には、ぴったりのブランドといえるでしょう。
天童木工の詳細はこちらナガノインテリア
1946年に長野県朝倉市に、書棚や学校の椅子、机の製作メーカーとして設立された「ナガノインテリア」。
テーブルや椅子に特に力を入れて、研究を続けてきたブランドだけあって、デザインや使い心地は抜群。
「自由な家具」という点にもこだわりがあり、場所や使い方を1人1人が選べる家具が多いです。
そして椅子1脚からでもオーダーできるので、柔軟性のある家具を自由に選びたい人におすすめです。
ナガノインテリアの詳細はこちら飛騨産業
100年以上の歴史がある老舗ブランドで、創業から木にこだわり続けて家具を製作している「飛騨産業」。
木が持つ素材本来の美しさを活かした家具が多く、家に自然の彩りを加えてくれます。
素材の良さを活かしながらも、熟練されたデザイナーが手掛ける家具は、他のブランドには無い魅力が感じられるでしょう。
綺麗に装飾された色鮮やかな家具よりも、木の美しさを楽しみたい人におすすめです。
飛騨産業の詳細はこちらマルニ木工
創業から「家具の美しさ」をテーマに、家具を製作してきたブランド「マルニ木工」。
洗練されたデザインと、高品質な素材により、実用性だけでなく「100年使っても飽きないデザインと丈夫さ」が実現されています。
シンプルなデザインだからこそ、部屋のレイアウトが変わっても、年齢を重ねていっても、愛着を持ち続けられるでしょう。
1つの家具を長く愛用したい方には、特にマルニ木工の家具がぴったりです。
マルニ木工の詳細はこちらCLASSE/クラッセ
イタリア語で「階級」を表すクラッセは、「最上級の暮らし」をイメージした高級ブランド。
質の高い素材を使った上品な家具で、生活に高級感を与えてくれます。創られた高級感ではなく、素材そのものの品質と洗練されたデザインが魅力的です。
高級感のある家具を置いて、毎日に少しだけ華やかさを加えたい人には、とてもおすすめのブランドになっています。
CLASSE/クラッセの詳細はこちら 取扱インテリア・家具ブランド一覧へお気に入りの家具を、長くきれいに楽しもう
いかがでしたでしょうか。
本記事をお読みいただくことで、家具の匂い問題を解消する方法についてお分かりいただけたと思います。
せっかく買った家具から匂いがする…となると、買い替えを検討する方もいるのではないでしょうか。
買い替える前に確認してほしいのは、匂いの原因。
どこからどのようにして匂っているのか、どんな使い方をしていたのかなど、家具の管理を振り返ってみると原因がわかるかもしれません。
お気に入りの家具はずっと使いたいもの。
だからこそできるだけキレイに使って、毎日の生活を豊かにしてくださいね。
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