高い家具と安い家具の違いは?
おすすめのブランドも紹介

/ 最終更新日:2024/09/20

高い家具と安い家具の違いは?おすすめのブランドも紹介

家具には国内製・海外製含め、様々なブランド・メーカーがありますが、高い家具と安い家具には、どのような違いがあるのでしょうか。また高い家具は良いもの!と思いがちですが、実際はどうなのでしょうか。

一見高い家具と安い家具、見た目は似ているのに、なぜ値段が違うのか、などの疑問を解決します。

本記事ではそんな高い家具と安い家具の違いのほかに、おすすめのブランドも紹介するので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

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家具別の平均購入額

ここでは、家具別の平均購入額についてご紹介します。

おおよその平均購入額を知っておくことで、買うときの目安になるので参考にしてみてください。

ベッド

ベッドの平均購入額は、おおよそ1〜20万円です。

ソファやイスなどの家具に比べると、ベッドは最も平均購入額が当てにならない類の家具。

というのも、ベッドはネット通販や激安家具店などで購入すれば安いものは1万円程度で購入できる一方、高級ブランドで買えば数百万円するものもあるからです。

一般的にはベッド専門店手前、激安店舗よりも質が良い、5万円ほどのものを選ぶ層が多いようです。

平均購入額のMAX20万円となると家具の中でもかなり高い印象なものの、1日の中でも多くの時間を過ごし、健康を直接的に左右する場所であることを考慮すれば、納得できる金額ともいえるでしょう。

ソファ

ソファの平均購入額は、おおよそ2~30万円です。ほかの家具に比べると平均購入額の幅が広いのが特徴的。

価格の幅が広い理由は、そもそも何人用(サイズ感)か、使用されている素材は何かで異なるからです。

またお子さんがいる家庭や買い替え前提で購入する方は、2~10万円程度のものでもOK。

反対にメンテナンスしながらでも長く使いたい、こだわりが強い方は15~30万円程度のものを検討してもよいでしょう。

長い目で見たときにどれくらいのスパンで使うのか、どんな使い方をしたいのかで選ぶのがおすすめです。

ダイニングテーブル

ダイニングテーブルの平均購入額は、おおよそ1~10万円です。

ソファ同様、何人用を買うのか、どんな素材を使っているのか、どんな構造のものを買うのかによって価格の変動があります。

天然木材を使っていれば値段も上がり、1~2人用のダイニングテーブルであればある程度値段はおさえられます。

ダイニングテーブルはものによっては“一生もの”として使うこともでき、そうなると10万円出しても決して高い!とは言い難いものです。

またテーブルは高さや大きさが使いやすさに直結するので、一生ものとして使うのであれば、あまりクセのない汎用性が高いモデルをチョイスすることが大切です。

イス

イスの平均購入額は、おおよそ5,000円~5万円です。

どのような素材を使っているのかによって、価格帯は変わります。またそれ以外にも生産ラインが量産できる製造工程なのか、もしくは手作り・ハンドメイドなのかによっても変わるでしょう。

イスはほかの家具に比べて、仕事や食事で使ったり、リモートワークが増えた中、1日に過ごしたりする時間が長いのが特徴的です。

だからこそ、世間で良いといわれているものよりも、自分にとって座り心地が良いものか、長時間座っていて快適なのかなどで判断するようにしましょう。

高い家具と安い家具の違い

ここからは、価格が高い家具と価格が低い家具の違いについてご紹介します。

素材

  高い家具 安い家具
素材 ・無垢の木材
・集成材
・ファイバー素材
・表面はプリントされたシール

価格が高い家具の素材の多くは、オーク材・ウォールナットなど無垢の木材を使用。

一方で価格が安い家具の素材の多くは、ファイバー素材を用い、表面にはプリントされたシールを貼ったものがほとんどです。

例えば、素材の違いが表れやすいソファは、革張りか布張りかで値段が上下します。

木材を使用するダイニングテーブルやデスク等は、ウォールナット、チーク、マホガニーといった希少価値の高い木材は高く、パインやスプルースなどの大量生産されている木材は安いといわれています。

また家具を構成する木材の製造方法によっても、値段が大きく変わるのです。

  • ・突板(つきいた)…安くて軽い。経年変化しない。寿命が短い。
  • ・集成材…木の質感が味わえる。経年変化する。突板よりも高いが無垢材より安い。
  • ・無垢材…見た目が良い。経年変化する。一生もの。一番高い。

安いものは家具そのものの寿命も短く、買い替え必須です。

一方、高いものはメンテナンスが必要なものの、しっかり管理すれば一生ものとして使うことができます。

こちらの記事では、無垢材家具とは何かをメリットとデメリットあわせて詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。

無垢材家具のメリット・デメリットから注意点まで解説

生産方法

  高い家具 安い家具
生産方法 ・ハンドメイド
・受注生産
大量生産

価格が高い家具の多くは、一つ一つ手作業で生産したり、注文が入ってから作る受注生産のものが多い印象です。中には、一人の職人さんが一つの家具の完成まで手がけることも。

一方価格が安い家具の多くは、同じ製品を機械で一気に作る大量生産が一般的です。

工程のこだわりや作るまでどれだけ手間がかかっているのかが、価格の差が生まれる理由の一つといわれています。

デザイン

  高い家具 安い家具
デザイン ・有名デザイナー
・有名人とのコラボ

価格が高い家具は、有名なデザイナーがデザインを担当していたり、著名人とコラボしていたりするものが多いです。またこのデザインと言えばこのブランド!というような、こだわりを持ったメーカーもよく目にします。

価格が安い家具は、著名なデザイナーなどとのコラボはあまりなく、シーズン関係なく同じデザインが長期間並びます。

家具にはデザイナー家具やブランド家具と言われるものもあるなど、それだけでブランドの価値はぐっと上がります。

また有名デザイナーがデザインした家具は、意匠権の関係でどうしても高価にならざるを得ないという背景もあるといわれているのです。

使い心地

  高い家具 安い家具
使い心地 使いやすい・機能性が高い 使いにくいものもある

家具の価格の差は、使い心地に出やすいといわれています。

価格が高い家具は、隠れた収納が多かったり、隅が丸みを帯びていてケガしにくかったりといった安全面を考慮した使い心地を実現。

反対に価格が低い家具は、接合部のかみ合わせが悪かったり、ゆがみなども出やすかったりするため、高い家具の使い勝手には及ばないケースが多いです。

使いやすさは、価格帯と比例すると思っておくとよいでしょう。

オーダーメイドか既製品か?

  高い家具 安い家具
オーダーメイド or 既製品 オーダーメイド多め
既製品少なめ
オーダーメイドほぼない
既製品がほとんど

どんな家具でも同じ仕様であれば、既製品よりオーダーメイドの方が高くなる傾向にあります。

オーダーメイドは、自分の希望に合わせた設計・デザインにしてくれるため、既製品よりも手間と時間がかかり、必然的に値段も上がるのです。

高い分、自分の個性が詰まった家具が作れたり、世界に一つだけの家具に出会えたりするメリットがあります。

一方既製品は、製品として型が出来上がっているので、改めて1から作るといった工程がありません。

実物を見て選べる一方、人と被ったり、個性あふれるデザインが少なかったりと、場合によって使いにくいこともあるようです。

耐久性

  高い家具 安い家具
耐久性 高め 低め

家具の耐久性や寿命も、価格によって大きく変わってきます。

価格が高い家具は、継ぎ手や釘をうまく使って接合されている家具が多く、衝撃や長年の揺れなどにも強いです。すべてではないものの、ものによってはメンテナンスすれば一生使える家具が多いのも特徴的。

価格が低い家具は、やはり耐久性や寿命という点では劣ります。

耐久性や家具の寿命を重視するのであれば、高い家具が安心でしょう。

メンテナンス

  高い家具 安い家具
メンテナンス 必要 不必要

どんなお気に入りの家具でも、長い間使っていると少しずつ傷がついたり、艶がなくなったりするものです。

とはいえ、高い家具であれば、メンテナンスを施すことで、新品同様となり使い続けられる家具もあります。

それは手作業で組み立てられたものや、家具職人による一点物のオーダー品などの高級と言われる家具です。

安い家具は、メンテナンスをすれば多少は耐久性や見た目のキレイさは保てるものの、それでも使える期間は限られているので、傷んだら買い替えるのが一般的です。


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それぞれおすすめな人

ここからはそれぞれの特徴を知った上で、高い家具と安い家具、それぞれおすすめの人をご紹介します。

家具を選ぶ中で、何を重視するのかを参考にしてみてくださいね。

高級家具がおすすめな人

  • ・こだわったものを使いたい人
  • ・人と被らずに個性的なものを使いたい人
  • ・メンテナンスしてでも一生ものの家具を使いたい人

高価格な家具がおすすめな人は、家具にこだわりがある方やメンテナンスして一生ものとして使いたい人です。

高い家具はものが良いとはいえ、傷んできたと思ったらメンテナンスは必須。

高級家具が欲しいと思っても、メンテナンスが面倒な人にはあまりおすすめできません。


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低価格な家具がおすすめな人

  • ・予算が厳しい人
  • ・流行・トレンドの家具を使いたい人
  • ・ライフスタイルの変化によって家具を買い替えたい人

低価格な家具がおすすめな人は、流行品が欲しい人や節目節目で家具を買い替える人です。

安い家具と言っても、最近では大型メーカーから安くてある程度質もよい家具が発売されています。

数年であれば問題なく使うこともできるでしょう。

すぐに飽きてしまう人は、高い家具は買わずに、節目ごとにでも買い替えできる低価格な家具がベストです。

家具ブランド紹介

ここからはおすすめの家具ブランドについてご紹介します。

フリッツ・ハンセン

ベストセラーアイテムである、エッグチェアの生みの親として有名な「フリッツ・ハンセン」。

創業150年以上が経ち、アルネ・ヤコブセンによってデザインされたエッグチェアは、今日の日本でも馴染みのある家具の1つです。

曲線美を描いたフォルム、軽量かつ耐久性を持ち合わせており、一生ものとして使うことができます。

インテリアとしても映えるのですが、移動ができるキャスター付きのものや、長時間座っても疲れないクッション等あるので、ワークスペースのお供としても活躍してくれます。

フリッツ・ハンセンの詳細はこちら

モーダエンカーサ

日本在住のデンマーク人が中心となり、企画デザインを手掛けるオリジナル家具や、オーナーの目利きでセレクトされたスカンジナビアブランド家具をセレクトしたメーカー「モーダエンカーサ」。

創業者は日本に住んでいることから、日本のライフスタイル・住環境に適したファッショナブルな家具が揃います。

有名なのはダイニングテーブルとコーナーソファ。シンプルかつ柔らかみのあるデザイン性と細部にまでこだわりのある機能性が持ち味です。

海外製のものだと、実際に家に置くと使い勝手が想定と違った、思ったより部屋になじまなかった、といったことも起こりえますが、モーダエンカーサはそのようなギャップがないのは安心できるポイント。

モーダエンカーサの詳細はこちら

マスターウォール

1961年に岡山県で創業、婚礼家具で有名なAKASEのオリジナルブランド「マスターウォール」。

マスターウォールは、2006年に誕生し、100年後のアンティーク家具へをコンセプトとしているブランドです。

家具には貴重な木材である高品質のウォールナットを使用し、受注生産のみで作るというこだわりっぷり。

家具を作る段階はもちろん、梱包の工程も一貫してマスターウォールで行っており、本当に質の良いものだけが届けられるのです。

これだけ木材にこだわっているからこそ、おすすめの家具はダイニングテーブル。木の質感を思う存分感じることができ、シンプルかつモダンなデザインはどんな家庭にも馴染んでくれます。

マスターウォールの詳細はこちら

シーヴ

細かいものをふるいにかけ、落とす“篩”を意味する「シーヴ」。

デザインや素材、品質やコンセプトを見直し、斬新なアイデアと普遍的な魅力とのバランスを考えて作られた家具が並びます。

ダイニングテーブルやローボード、2人用~大人数のソファまで幅広く取り扱っており、テイストも様々。

木をふんだんに使った温かみのあるものから、シックでモダンなものまで、使う人を選ばないのが魅力的です。

シーヴの詳細はこちら

高い家具と安い家具の違いを知って自分に合うアイテムを見つけよう

高い家具と安い家具の違いはいくつかあるものの、それぞれメリットとデメリットがあります。

自分のニーズに合っているものを適切に選べるかが大切です。

価格の違いの理由を理解したうえで、自分に合うアイテムを見つけてください。

東京にある日本最大の家具店村内ファニチャーアクセス八王子本店で皆さまをお待ちしております。
家具選びでお悩みの際は、専門のスタッフが皆さまの家具選びをサポートさせて頂きます。
ぜひ東京で家具屋をお探しの方は、村内ファニチャーアクセスまでご相談ください。

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