基準を決める

昭和50年代にJAS(日本農林規格)により3種類の低ホルムアルデヒドの基準が定められました。その後、国として各省庁でも「指定化学物質」のガイドラインとして、いろいろ改定を繰り返し、建築基準法というものを定めました。

改正建築基準法におけるシックハウス対策のホルムアルデヒドの規制基準は、「ホルムアルデヒドを発散する建材の使用制限」「換気設備の設置義務と換気回数の基準」「天井裏」などへの制度があります。

難しいので、ここではこのくらいにします。

前にも述べましたが、ホルムアルデヒドを発散する建材は、等級が付けられています。
建築において、最もホルムアルデヒドの発散が少ないF☆☆☆☆(エフ・フォースター)は、使用制限がありません。しかし、この等級よりもホルムアルデヒドの発散が多い建材は、これを使用して建物を建てるとより室内濃度が高くなるため、使用面積が制限されているのです。

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