シックハウス症候群、発症する人しない人

今までの話で気づかれたと思いますが、シックハウス症候群の原因は、生活の中のあらゆる所に存在しています。日用品にでさえ、含まれているのですからね。特定の物質だけに反応する人もいれば、ホコリ、カビなどに反応する人がいます。

多くの要因が様々に絡んで引き起こされ、その症状も程度も一概に言えないのがシックハウス症候群です。原因が一つとは限らないことや、アレルギー体質の個人差・アレルゲン感受性の強さにより、症状・発症が違ってきます。同じ空間であっても、症状が強く出る人もいれば、症状が全く出ない人もいます。 シックハウス症候群も、化学物質過敏症も現在研究されていますが、まだまだ分らない部分が多いのが実状です。

化学物質が体内に入る原因

  • 吸入:空気中にある化学物質を吸い込み、体内に入ること
  • 経口:化学物質が含まれるものを口にして、体内に入ること
  • 経皮:化学物質に触れてしまい皮膚を通して、体内に入ること

化学物質は、毎日知らず知らずのうちに私たちの体に入っているそうです。怖いことですよね。

しかし、人は 「代謝機能」 という毒素を排出する機能があり、日々毒素と戦っています。ですから、体内に入った毒素が全て蓄積されるわけではないので安心してください。

ただ、体内で毒素をためる場所の大きさ、代謝の力は一人ひとり違います。これが個人差というわけです。

建材や家具以外でも、シックハウス症候群の原因となるものはあります。
シックハウスの原因を考える時に、最も重要なのは住まいの環境ですが、そればかりではない様々な要因が複雑に絡み合っているので、住まいだけに目を向けていては、問題解決には遠いかもしれませんね。

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