食卓を愉しむ 3.テーブルリネン/テーブルウェア 1

テーブルコーディネートを愉しむポイントは 「コンセプト」 です。 どんな名目でパーティーをするのか、どういうテーマで飾り付けをするのか、ちょっと意識しておくこと。ちょっとしたティータイムも 「今日はおいしい紅茶をいれて」 「頂いたお菓子にあわせたティーセットで」 など、なにかテーマを持たせるとワクワクします。
「コンセプト」 がしっかりしていれば、あとはそれにあわせて 「リネン」 「ウェア」 を準備するだけ。 自由に飾り付けしてみてください。

1. 【テーブルリネン1】 テーブルクロスの役割とかけ方 / 素材 / コーディネート
2. 【テーブルリネン2】 テーブルマット / ナプキン / リネンのお手入れ
3. 【テーブルウェア】 これがあればOK! / 少しずつそろえよう! / 食器のお手入れ

テーブルリネン1

天然木のテーブルにビニールクロスを掛けっぱなしにしていませんか? 通気性のないビニールクロスは木の呼吸を妨げてしまいますし、やはり少し味気ない・・・
さまざまな色・柄・素材のクロスが市販されています。 料理に合わせて食器を選ぶように、場面場面に合わせてクロスもかけかえて楽しんでみてください。

テーブルクロスの役割とかけ方

テーブルクロス+トップクロス

トップクロス

テーブルランナー

テーブルランナー

テーブルクロスは食器やカトラリーがテーブルに当たったときの傷や音を防いでくれます。 もともとはナプキンの代わりをし、パンを直接置いたり口や手を拭いたりするもの。また、簡素なテーブル(特に脚)を隠すためのものでもありました。

アンダークロス

正式なテーブルセッティングでは、下敷きにネルのアンダークロスを掛けます。テーブルの傷防止やクロスのズレ防止に

クロス

脚まですっぽり隠すのが正式です。ご家庭ではテーブルの端から20〜30cmたらす程度で充分

トップクロス

サイズを変えて、上にもう1枚掛けるクロスをトップクロスといいます。素材や色柄で下のクロスとのコーディネートを楽しみます

・・・ アンダークロスを敷かなくても、クロスの4隅にテーブルウエイト(クロス留めのおもり)を付ければズレ防止になります。 これもアレコレ付け替えて楽しめます。 テーブルランナーは縦、または横に細長く掛けるクロスで、多彩な表情をつけてくれます。

素材

フォーマルな席では、白い麻のダマスク織(※)のクロスが最高級とされています。(※ダマスク織 / 「織」で大柄の模様を浮き上がらせた紋織物。日本の綸子(りんず)や緞子(どんす))
ご家庭ではざぶざぶ洗えるコットンのものが便利。 水をはじく加工をしたものも市販されています。 素材のクロスもナチュラルなインテリアにはピッタリです。 とっておきの日のためにシルクのクロスも素敵ですね。 レースは他のクロスとのコーディネートが楽しめますし、普段使いには化繊も安価で便利。

どんなクロスを選べば良いか困ったら、まずは白いコットン製のものを選んでみましょう。 テーブルクロスとして市販されているものでなくても、大丈夫です。自由な発想で楽しんでみてください。

コーディネート

掛け方を工夫してみましょう

・必ずしもテーブル全体を覆う必要はなく、例えば小さ目のクロスをひし形に掛けても楽しい(トップクロスだけを掛けているような感じです)
・クロス留め代わりにクロスの角を結んでみるのもかわいい!
・大きなテーブルには、2枚のトップクロスの角を重ねて並べて掛けてみましょう。
・コットンのクロスの下にビニールクロスを敷いておけば、小さなお子さんが飲み物をこぼしても大丈夫です。 クロスが滑らないように工夫してあげてください。

カラーコーディネートも大切なポイント

カーテンや家具、お部屋の雰囲気との相性も少し意識してみましょう。 お部屋のテーマカラーの反対色や刺激の強い色を選べば、テーブルがアクセントに。調和させるには同系色や淡い色を選びましょう。
トップクロスとのコーディネートも楽しんでください。 白、カラー無地、柄物、レース・・さまざまな組合わせがあります。

食器や料理ともコーディネート

白いシンプルな食器には、鮮やかな色のクロスをあわせてコントラストを楽しんでみる・・
食器の柄を活かすために白いシンプルなクロスを使ってみる・・
沖縄料理には沖縄の紅型(びんがた)の布を合わせてみる・・
アジアンフードにはナチュラルな素材のクロスを合わせてみる・・
洋食にあえて和風のクロスを使ってみる・・
楽しみ方は自由です

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(2006年10月作成)

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