色事典 赤の巻 2

赤の四方山話

真っ赤なルージュは小悪魔的魅力

ルージュはフランス語で「紅」という意味。 約7万年前、悪魔が体に進入するのを防ぐために耳や口に赤い色を塗る習慣がありました ・・・ それが口紅の始まりといわれています。

赤は正義の味方!

歌舞伎の隈取(くまどり)は、色でおおよその性格が決まっています。赤を基調とした「紅隈(べにぐま)」は若さ・パワー・勇気の象徴。正義感あふれるスーパーヒーローです。

赤はリーダー!

スーパー戦隊シリーズのリーダーといえば「レッド」。これはシリーズが始まった当時、子供たちの好きな色が「赤」だったこと、そして強いイメージと目立つ色だということから決まったそうです。 最近は必ずしもそうではない戦隊モノもあるようですが・・・

牛は赤い色に興奮する???

牛の見る世界はモノクロ。・・・赤い色は認識していません。闘牛はマタドールがたくみに動かすムレタの動きに、身の危険を感じて暴れるのだそうです。真紅のムレタに興奮させられているのは、実は観客のほうなんです。

真っ赤なうそ!

赤は強調の接頭語。「全くの」「あきらかな」という意味があります。 ・・・赤恥、赤裸、赤の他人

心理作戦

アメリカンフットボールのロッカールームは選手の闘争心をかきたてるために赤く塗られているそうです。逆に相手チームのロッカーを青く塗ったチームがあったとかなかったとか???

「赤」ちゃん

生まれたばかりの赤ちゃんは、赤血球の数が大人より2割くらい多いので赤く見えます。
赤ちゃんが最初に認識する色は赤。だから赤ちゃんのおもちゃには赤い色が良く使われます。

最後のページでは、うすい赤から濃い赤までさまざまな 【赤】 を美しい慣用色名でご紹介します。
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(2006年1月作成)

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