色事典 赤の巻 1

赤いインテリア

色のもつイメージや意味、インテリアへの取り入れ方を考えるシリーズ。 第1回は 【赤】 に大注目です!

赤は元気と活力の色

赤イメージ

色は私たちの心に働きかける力を持っています。 【赤】 からどんなイメージを連想しますか?

【赤】 は 「太陽」 「火」 「血」 の色。 「情熱」 「革命」 「闘争心」 や 「生命」 「活力」 を連想させ、「元気」 が出る色です。 赤を見ると 「緊張」 したり 「興奮」 したりします。

元気が出ないなと思ったり、気分を高めて何か始めたいと思ったときなど、インテリアに 【赤】 を取り入れてみてはいかがですか? リビングのソファのクッションカバーなどのファブリックを赤に変えてみたり、赤い小物をアクセントとして置いてみたり・・・、少し取り入れるだけでも、おしゃれで気分が高揚し引き締まった印象の空間になります。子供部屋に使えば、子供らしい活発なイメージが演出できます。

また、【赤】 は 「暖かみを感じる色」(※)と言われます。
冬のインテリアに効果的に取り入れたい色です。
( ※ 暖かみを感じる赤やオレンジを 「暖色」 、冷たさや爽やかさを感じる青や緑を 「寒色」 と呼びます )

ただし 「刺激の強い色」 なので、使いすぎると 「暑苦しく」 感じることもあります。お気をつけ下さい。

【赤】 には、鳥居の赤のような 「神聖な色」 、紅白の 「おめでたい色」 、漆の 「伝統的な色」、【緑】 【白】 と3色で「クリスマスカラー」 といったイメージもあります。

「女の子の色」 でもあります。
小学生のランドセルはカラーバリエーションも増え、昔のようにはっきりした区別はされなくなっています。また、「男の子の色」「女の子の色」といったイメージを押し付けないようにする傾向もあります。

が、例えばトイレのマークは女性用が赤。男性用は青。それが逆に表示されていたら少し混乱しませんか?

インテリアは、淡いピンクでまとめるとPOPでとても甘くかわいらしい感じに。深みのあるシックな赤を取り入れると、洗練された落ち着きのある大人の女性の印象になります。

活力の色、【赤】 で元気が出るコーディネートをしてみませんか?

暖かみのある赤のインテリア

ポイントは赤いカーテン
ナチュラルなラグと組み合わせて
暖かみのあるコーディネートです
同じ色でも素材が違うと全く感じが異なります。

・・・ 「寒色」 と比べると、体感温度が3度は違うと言われる 「暖色」。 あまりはっきりしすぎない、やわらかい色味を使い、ベージュやブラウンなどを組み合わせると、優しくて暖かい冬のお部屋作りができます。

赤やピンクのチェックで
かわいらしくまとめた子供部屋

・・・ 【赤】 【青】 【緑】 など色の違いを 「色相」 といいます。「ピンクから赤」のように、同じ色相のグラデーションでコーディネートするととてもまとまりが出ます。単調にならないように、「面積」 や 「明度 (明るさ)」、「彩度 (鮮やかさ)」 で変化をつけて。
チェックは多く使いすぎるとうるさくなります。 バランスよく配置してください。

かわいらしい赤のインテリア

赤イメージ

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(2006年1月作成)

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