テレビ台の選び方と
種類、ブランドをご紹介
公開日:2011/11/15 / 最終更新日:2024/08/19
その空間の雰囲気を決める「顔」と言っても過言ではないテレビ周り。
部屋に入った時にまず目につきやすく、空間全体の印象に大きく影響します。
そのため、好みや値段だけで決めてしまうと「こんなはずじゃなかった」などと後悔するケースも少なくありません。
そんなトラブルを回避するために、本記事ではテレビ台の種類や選び方、人気ブランドについて具体的にご紹介します。
テレビ台の種類
実際に店頭やインターネットなどでテレビ台を購入する前に、まずはテレビ台には一体どのような種類があるのか知っておくことがポイントです。
部屋の造りや雰囲気に合わせて、どのタイプが合うのかイメージしておきましょう。
ハイタイプ・ロータイプ
テレビ台には、高さの高いハイタイプと、高さの低いロータイプがあります。
いずれも何cm以上、以下といった明確な定義はありませんが、50cmが1つの基準となっているようです。
一般的に高さが50cm以上のテレビ台がハイタイプとされ、テレビを置く台の下部だけでなく、テレビを囲むようにして上部や側面にも収納できるようになっているものが多くありま
す。
DVDやゲーム機などをまとめて収納できるため「見せない収納」が可能で、全体的にすっきりした印象を保つことができます。
存在感があるため、広いリビングがある住宅や普段からソファに座ってテレビを見るご家庭におすすめです。
一方、ロータイプは圧迫感がなく、どんな空間や雰囲気にもフィットするのが特徴です。
床に直接座ったり、寝転んだりしながらテレビを見るご家庭や、自室に設置するテレビ台を探している方はロータイプを選ぶといいでしょう。
オープンボード・クローズボード
収納部分に扉が付いていないものをオープンボード、扉が閉められるようになっているものをクローズボードと呼んでいます。
DVDやゲーム機など、頻繁に使用するものをテレビ周りに収納したいという方は、出し入れに手間のかからないオープンボードがおすすめです。
また遮るものがないため、下部にデッキなどの機器を設置している場合、リモコンが使用しやすいのも特徴です。
クローズボードの扉には、上下に開くフラップタイプか引き戸タイプが主流です。
扉があることで埃が溜まりにくく、掃除の手間や見た目の美しさを優先する方に多く選ばれています。
小さなお子さんがいるご家庭であれば、扉付きを選ぶといたずら防止にもなるでしょう。
コーナータイプ
部屋の角部分にテレビ台を設置したいという方には、コーナータイプがぴったりです。
一般的なテレビ台を設置することも可能ですが、どうしても後ろ側のデッドスペースが大きくなってしまいます。
しかし、コーナータイプであれば後ろ側のスペースが無駄にならず、空間を広く保つことができます
また、コーナータイプには追加の収納ラックなどが販売されていることが多く、オリジナルのレイアウトを楽しむことができるのも魅力です。
脚付き
テレビ台には、脚付きとそうでないタイプがあり、ハイタイプでも脚がないもの、ロータイプでも脚付きのものなどさまざまなデザインがあります。
脚付きタイプは、掃除がしやすいというのが最大のメリットです。
中には「脚なしタイプは埃が溜まらなくていい」いう意見もありますが、実際は埃が溜まっていないわけではありません。
テレビ台と床のわずかな隙間や裏側に埃が溜まっていますが、普段は見えないだけなのです。
一方、脚なしタイプは安定感に優れ、気になりがちなコードの束も丸ごと隠すことが可能です。
脚付きタイプは見た目がおしゃれですが、収納力を重視するなら脚なしも検討してみましょう。
キャスター付き
キャスター付きのテレビ台は、手軽に移動させることができるため掃除がしやすく、定期的に模様替えを行いたいという方にも人気があります。
また、座る位置によってテレビの角度を土台ごと変えることが可能です。
ストッパーが付いているため基本的には安全ですが、中には子供が押しただけで簡単に動いてしまうようなアイテムもあるため、購入前に安全性をしっかり確認することが大切です。
テレビ台(テレビボード)の選び方
こちらでは、具体的なテレビ台の選び方についてご紹介します。
いざ選ぶ時に迷ってしまわないように、比較する基準となるポイントを知っておくと安心です。
サイズ
テレビ台はサイズ選びが何より重要ですが、中でも大切なのがテレビとテレビ台のバランスです。
正面から見た時に、土台となるテレビ台からテレビに向かって三角形になるよう、テレビよりも一回りほど大きいテレビ台を選ぶことで、見た目に最もバランスがよく安定感も高くなります。
圧迫感を抑えたい場合はテレビの左右10cmずつ、収納も兼ねたい場合は左右30cmずつ空くようなテレビ台を選ぶといいでしょう。
デザイン
見た目のバランスも大切ですが、やはり欠かせないのがデザイン性です。
シンプルなものから重厚感のあるものまでさまざまあり、とくにリビングに設置するテレビ台は、家の雰囲気にも大きく影響します。
好みだけで探すのではなく、他の家具とのバランスも考えて選ぶことが大切です。
素材
テレビ台は、素材によっても印象が異なります。
例えば、北欧調のウッド素材であれば温かみが増し、アイアン素材を選べばクール感が出ます。
デザインと合わせて、素材選びにも気をつけましょう。
最適視聴距離
テレビは、その大きさによって視聴するのに最適な距離が異なります。
【最適視聴距離】
テレビのサイズ | フルハイビジョン視聴距離 | 4K視聴距離 |
32インチ | 約120cm | 約60cm |
37インチ | 約140cm | 約69cm |
42インチ | 約160cm | 約78cm |
50インチ | 約190cm | 約93cm |
65インチ | 約240cm | 約122cm |
フルハイビジョンは画面の高さの約3倍、4Kは約1.5倍が最適視聴距離とされています。
普段テレビを見る位置からの距離を考えた上で、テレビやテレビ台の大きさを検討するのがおすすめです。
機能性
テレビ台を選ぶ際は、収納力や使いやすさも欠かせないポイントです。
先にご紹介した通り、テレビ周りにDVDやゲームなどを設置する場合はある程度の収納力が必要になります。
しかし、使用頻度が高いものを棚や引き出しに入れてしまうと、見た目はすっきりする反面、その都度扉を開け閉めするのに手間がかかります。
普段の生活をイメージし、使い勝手や配線のしやすさなどを考えた上で選ぶことが大切です。
テレビを見る際に大切にしたいソファ選び。ぜひこちらを参考にしてください。
ソファの選び方と種類
ブランド紹介
ここでは、高いデザイン性と機能性を持つテレビ台を販売しているおすすめブランドをご紹介します。
カリモク家具
1940年の創業以来、あらゆる家具を作り続けている国内でも指折りの家具ブランドです。
天然素材にこだわり、木材だけでなく布や革の魅力を最大限に引き出した家具が揃います。
テレビ台をはじめとする家具は、シンプルやスタイリッシュ、個性的などさまざまなデザインから選ぶことが可能。
洗練された上質な造りは、当たり前の暮らしにさりげなく幸福感を添えてくれるはずです。
カリモク家具の詳細はこちら飛騨産業
黄色の「キツツキマーク」で知られる老舗ブランドです。
雄大な自然を持つ飛騨高山で、職人によって一つひとつ生み出される家具は完全受注生産。
可能な限り手仕事で製造されるため、細部にまで匠の技が感じられるのが特徴です。
購入後のメンテナンスや修理にも定評があり、トラブルがあった際も安心して任せることができます。
飛騨産業の詳細はこちらナガノインテリア
1946年の創業から、地元福岡のみならず全国で長く愛され続けている家具ブランドです。
すべての家具は国内の自社工場で製造され、8種類の無垢材からオーダーできる完全受注生産。
それぞれの空間の雰囲気や他の家具とのバランスを考えた、オリジナルのテレビ台が手に入ります。
ナガノインテリアの詳細はこちら高野木工
1942年、福岡でのタンス製作から始まったブランドです。
「丈夫で繊細、それでいて飽きがこない家具」を基本に掲げ、長く使い続けられる家具を生み出しています。
素材別にシリーズ商品を展開しているため、手軽に家具のトータルコーディネートができるのも魅力。
天然木の素材感を最大限に活かした家具は使うほどに風合いが現れ、必ず愛着が湧く一品になるはずです。
高野木工の詳細はこちらマスターウォール
「ウォールナットを極める」という想いから名付けられた家具ブランドです。
名前の通り、最高品質のウォールナット無垢材のみを使用した家具は、使い込むほどに家族に馴染み、アンティーク家具として世代を超えて愛用できるほどの仕上がり。
環境保護を基本理念とし、木を余すことなく活用することで過剰な森林伐採を防いでいるのも魅力の1つです。
マスターウォールの詳細はこちら 取扱インテリア・家具ブランド一覧へ空間全体や他の家具とのバランスを考えて選ぼう
いかがでしたでしょうか。
テレビ台には、高さや扉の有無、脚の違いなどによってさまざまな種類があります。
しかし、見た目の好みや値段だけで決めてしまうと、実際に設置した際に「イメージと違った」などということになりかねないため、サイズ感や素材、機能性、他の家具とのバランスなどを考えて選ぶことが大切です。
色々なブランドを比較して、希望に合ったテレビ台を見つけましょう。
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