フランスベッドのマットレスとは?寿命や替え時のタイミングを確認

/ 最終更新日:2024/09/20

フランスベッドのマットレスとは?寿命や替え時のタイミングを確認

フランスベッドといえば日本人の眠りを守る大手のベッドメーカーです。
人気が高いので、注目している方もいるでしょう。

そこで「フランスベッドについて詳しく知りたい」「マットレスはどれくらいもつの?」といった疑問を抱えている方のため、フランスベッドの特徴やマットレスの寿命などについて解説します。
本記事を読むことによってフランスベッドがどのようなベッドメーカーなのか、マットレスを長持ちさせるためにはどのようなお手入れをすれば良いかなどもわかるようになるので、ぜひ参考にしてみてください。

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フランスベッドとは

1949年に東京都の三鷹市で創業したフランスベッド株式会社は、日本のベッドメーカーです。フランスベッドは、数多くの宿泊施設や官庁などで使用されています。

そして1987年には「フランスベッドメディカルサービス株式会社」を設立。介助者や要介護者の在宅介護機器のレンタルや販売に力を入れています。

また「日本人のための日本人にあう最高のベッドを作る」をコンセプトに、フランスベッドは日本人の骨格や生活習慣、気候や風を研究しながら、日本人が必要とするベッドを生産し続けています。

当時の日本では、「フランスの暮らし」に憧れが強く、ベッドのある暮らしを浸透させたいとの気持ちを込めてフランスベッドと名付けられました。

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フランスベッドの特徴

まずは、フランスベッドの特徴について見ていきましょう。

日本人に適したベッド

フランスベッドは、すべての工程を国内生産しています。日本の高温多湿の気候を考慮して開発されたマットレスは、通気性に優れており快適な睡眠を得られます。

また、日本人の体形に考慮した高密度連続スプリングマットレスによって、部分的な落ち込みを軽減し、自然な寝返りができるなど最高の寝心地を実現しました。

高密度連続スプリングマットレス

高密度連続スプリングマットレスは、フランスベッドが独自に開発しました。スプリングの数を多くした高密度連続スプリングは、弾力性が高く横になっても体圧をほどよく分散してくれます。

こちらの記事では、スプリングマットレスの特徴に加え、適切なマットレス選びについて解説していますので、ぜひ参考にしてください。

【関連記事】ベッドとマットレスの選び方

耐久性

マットレスは長期間使用していると負荷がかかり劣化してしまいます。マットレスの寿命は使用方法にもよりますが、8〜10年が一般的な寿命です。一般的な寿命に比べフランスベッドのマットレスは「20年使用しても高品質」といわれるほど耐久性に優れています。

通気性

日本の気候は高温多湿なので、湿気によるダニやノミが気になるところです。しかしフランスベッドのコイルは、日本の気候や衛生面を考慮し不織布に包まれていないため、高い通気性を実現しました。また、表生地には除菌効果のある素材を採用し、より衛生的な利用が可能となったのです。

介護もサポート

フランスベッドでは介助者や要介護者に向けて、在宅介護機器のレンタルや販売に力を入れています。リクライニング機能や寝返り支援が付いているものまで、介護に必要な機能が付いているベッドを幅広く取り扱っています。

また、マットレスも体型や好みの寝心地を選択できるため、介護用のベッドでも妥協することなく選べるため安心です。

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フランスベッドのマットレスのチェック方法やお手入れ

フランスベッドのマットレスの状態は定期的にチェックしましょう。
破れやへこみ、カビなどが発生していないか確認してみてください。

マットレスの寝る側だけではなく、ベッドフレームと触れている裏側部分も確認する必要があります。
定期的にチェックしておけば、仮に破れやへこみ、カビが発生してしまったとしてもすぐに対処できるので、被害を小さく抑えることが可能です。
定期的にお手入れを行い、その際にチェックしてみると良いでしょう。

基本的なお手入れは、陰干しです。
毎日行う必要はありませんが、週に1回程度を目安にマットレスを室内の壁に立てかける陰干しを行ってください。

陰干しの目的は、マットレス内部の換気をすることです。
マットレスは寝ている間にかいた汗を吸収しているので、内部に湿気が溜まっています。
すると、カビやダニが発生しやすくなるため、定期的な陰干しで湿気対策をしましょう。

布団乾燥機を活用することで手軽に湿気対策ができます。
また、敷きパッドを併用することでマットレスが直接汗を吸収するのを防ぐことが可能です。
敷きパットやベッドパッドなどを使用し、これらも定期的に交換してください。

それから、2~3カ月に1回程度を目安としてマットレスの上下や左右をひっくり返して使うのも効果的です。
常に同じ状態でマットレスを使い続けると、体の中でも腰とお尻のあたりに体圧が強くかかり、その部分のみへこみやすくなってしまいます。
定期的にマットレスの位置をローテーションさせることによって集中的に体圧がかかるのを防ぎ、へこみやへたりを予防することが可能です。

陰干しをしたタイミングで行ってみると良いでしょう。

フランスベッドの替え時

フランスベッドは、どのようなタイミングで買い換えれば良いのでしょうか。
以下のものが見られる場合は、買い替えのタイミングといえます。

【見極めポイント】

  • ・へこみ・変形がある
  • ・マットレスが破れている
  • ・変色・カビがある

軽度なものであればしばらくは様子を見ても良いのですが、劣化したものを使い続けるのは身体にとってよくありません。
快適な睡眠のためにも替え時をしっかり見極めましょう。

フランスベッドに限ったことではありませんが、使い方によっても寿命が変わってくるので、マットレスの状態をよく見極めたうえで判断する必要があります。

フランスベッドをおすすめする人

次は、フランスベットをおすすめする人の特徴3つを紹介します。

長持ちするマットレスを探している

マットレスは高価なのでできるだけ長い期間使用したいと思う方もいるでしょう。前述しましたが、フランスベッドのマットレスは「20年使用しても高品質」といわれるほど耐久性に優れています。そのため長い期間使用したい方は、フランスベッドのマットレスをおすすめします。

腰痛もち

腰痛や肩こりに悩んでいる人は、マットレスを選ぶ際以下の2点に注意しましょう。

  1. ・腰と肩が沈み込まずしっかりと支えること
  2. ・硬すぎず柔らかすぎない

ちなみにフランスベッドはこちらの2点に注目し、部分的に体がマットレスに沈み込むことがなく、なおかつ硬すぎない日本人の体形にフィットしたマットレスを開発しました。

介護が必要

前述の通り、フランスベッドでは介護に対応できるベッドの提供もしています。リクライニング機能や寝返りのサポート、そして高さの調節などさまざまな要求に対応できる商品を取り扱っています。

高齢化社会が進む日本では、施設だけでなく自宅での介護も必要となっています。介護する側や介護される側も、できるだけ身体の負担を減らしたいと考えている方におすすめです。

フランスベッドの種類

フランスベッドは種類が多いため、自分に合っているものはどれか迷ってしまうことも少なくありません。そこで、おすすめのフランスベッドを紹介していきます。

LT-5000C

シンプル機能ながら標準よりも高グレードなLT-5000Cは、詰め物に羊毛綿を使用しています。また、ハードもしくはミディアムソフトから選択が可能です。

スプリング 高密度連続スプリング®
生地 ダブルニット生地
機能 防ダニ・抗菌防臭加工・除菌効果(アグリーザ®)
詰め物 羊毛綿

LT-7000C

LT-7000Cは、片面に特殊素材である「ブレスエアーエクストラ®」※が採用されたマットレスです。片面のみブレスエアーエクストラ®が入っているので、裏表で2つの寝心地を楽しめます。なおLT-7000Cシリーズも、ハードもしくはミディアムソフトから選択が可能です。

※ブレスエアーエクストラ®とは、特殊なクッション材で反発力や寝姿勢をサポートする素材です。

  ミディアムソフト ハード
スプリング 高密度連続スプリング®
生地 ダブルニット生地(アグリーザ®生地使用)
キルト ジャンプキルトパターン
機能 防ダニ・抗菌防臭加工・除菌効果(アグリーザ®)
詰め物 羊毛綿 ブレスエアーエクストラシルキー® 羊毛綿 ブレスエアーエクストラ®

LT-7700C PW

LT-7700C PWは、片面にブレスエアーエクストラ®を搭載した、プロ・ウォール®仕様のマットレスです。プロ・ウォーム®とは、マットレスの周辺の発泡ウレタンの「コールドキュアフォーム」を注入して耐久性を確保するフランスベットの独自技術。

これにより、耐久性が高くなり寝返りを打っても沈み込まず、マットレスの端まで有効に使用が可能となりました。 マットレスの端をしっかりと支えているため、座ったり立ち上がったりする場合でも沈み込みません。

そのためご高齢の方でも安心して利用できます。ちなみにLT-7700C PWシリーズも、ハードもしくはミディアムソフトから選択が可能です。

スプリング 高密度連続スプリング®
生地 ダブルニット生地(アグリーザ®生地使用)
仕様 プロ・ウォール®仕様
キルト ジャンプキルトパターン
機能 防ダニ・抗菌防臭加工・除菌効果(アグリーザ®)
詰め物 羊毛綿、ブレスエアーエクストラ®

AG-MH-055

キュリエス・エージー™は、除菌機能糸である「アグリーザ®」を表生地へ採用した、フランスベッド独自の高衛生マットレスシリーズです。すべてのアイテムに、除菌機能糸「アグリーザ®」を使用しており、マットレス内の湿度を貯めない働きや、銀イオンの力でマットレスの生地も清潔に保ちます。

AG-MH-055のマットレスは、高い通気性や耐久性のほかに、理想の寝姿勢を保てる適度な硬さで支えているため寝返りを打ちやすいマットレスです。

スプリング 高密度連続スプリング®
生地 ダブルニット生地(アグリーザ®糸使用)
機能 防ダニ・抗菌防臭加工・除菌効果
詰め物 ハードウレタンフォーム、フェルト

AG-PW-SPL

AG-PW-SPLがAG-MH-055と異なる点は、キルト部分に弾力性や寝心地をアップする高触感ウレタンフォームを搭載したことです。

AG-PW-SPLには、プロ・ウォール®が入っているため、2枚並べて家族で利用しても継ぎ目で沈み込みません。また、マットレスの端をしっかりと支えているので、座ったりベッドから立ち上がったりする際に沈み込みがないため、ご高齢の方も安心して使用できます。

スプリング 高密度連続スプリング®
生地 ダブルニット生地(アグリーザ®糸使用)
機能 防ダニ・抗菌防臭加工・除菌効果
キルト ジャンプキルトパターン
仕様 プロ・ウォール®使用

その他のベッドブランド紹介

フランスベッド以外にも人気のベッドブランドがあります。
その他のブランドも含めて検討したいと考えている方のため、人気のベッドブランドを6つ紹介します。

シモンズ

シモンズは、寝心地の要素にこだわったベッドを開発しており「世界のベッド」と称されるほど世界中で愛されています。
身体を点で支えるポケットコイルマットレスが代表的で、独自のテクノロジーにより理想の眠りと目覚めを追求しているブランドです。
コイルにはオリジナルで開発した鋼線を使用し、スプリングバリエーションが豊富なのも特徴といえるでしょう。

シモンズの詳細はこちら

テンピュール®

テンピュール®は、NASAでロケットを打ち上げる際に宇宙飛行士にかかる加速重力を緩和できるような特殊素材を用いたベッドを開発しているブランドです。
体圧の分散性能に優れている特徴を持ちます。
また、耐久性に優れているので、ひっくり返したり向きを変えたりする必要もありません。

テンピュール®の詳細はこちら

サータ

13社の独立したマットレスメーカーから始まった会社で、現在は世界各国の国々とライセンス契約を結んでいます。
日本国内で製造を行うのは、広島市にある国内大手ベッドメーカーです。
寝心地だけでも16種類といった豊富なラインナップがあることもサータ社の魅力といえます。

サータの詳細はこちら

フランスベッド

フランスベッドは日本のベッドメーカーです。
ベッドや寝装品のほか、家具や健康器具まで幅広く手がけています。
ライフトリートメントシリーズではすべてのグレードで徹底除菌・徹底通気を実現しており、衛生面にこだわっている方にもぴったりです。
耐久性や使い心地にもこだわった製品の開発を行っています。

フランスベッドの詳細はこちら

パラマウントベッド

パラマウントベッドはもともと病院用ベッドの専業メーカーとして創業した会社です。
在宅介護用ベッドから一般家庭用まで幅広く手がけています。
ベッドといえば寝るためのものではありますが、細やかな調整ができるリクライニング機能や膝あげ機能など、より快適な生活ができるような機能も充実させています。

パラマウントベッドの詳細はこちら

スランバーランド

スランバーランドは、英国生まれのブランドです。
これまで長年の歴史があり、ヨーロッパを中心とした世界中の有名ホテル指定ブランドでもあります。
寝心地に優れた製品の開発を行っているのはもちろんのこと、使用する素材にもこだわりぬいているベッドメーカーです。

スランバーランドの詳細はこちら

同じベッドを長期間使用するならフランスベッドがおすすめ!

本記事では、フランスベッドの特徴やおすすめな人、そしてフランスベッドの種類について紹介しましたが、いかがだったでしょうか。フランスベッドは日本ならではの性能にこだわっています。また、耐久年数も一般のマットレスより長めなのも嬉しいポイントです。

またフランスベッドは種類が豊富なので、購入前に店舗やショールームなどに出向き、専門のスタッフにアドバイスを受けたり、マットレスに横になり体感してみたりすることをおすすめします。



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