カーペット&ラグを楽しむ

リビング

リビング リビングのカーペット

リビングは、家族や友人など人の集まる場所。リラックスしたいし、広々と見せたいし、おもてなしの雰囲気も大切です。ベースとなる床の色はリビングの演出の重要なポイント。たとえばカーペットの色を赤やオレンジにすれば元気で楽しいイメージに。ブルーやアースカラーにすると落ち着いた空間にと変化します。また、アクセントラグを使ってレイアウトを工夫するのも一案。家具とのバランスを考えていろいろ工夫してみましょう。

リビングのカーペット
リビングのカーペット

ダイニング

ダイニング ダイニングのカーペット

テーブルの下には凸凹感のあるやさしい感触のカーペット、くつろぎの空間には遊び心のあるデザインのカーペット。2枚のカーペットで床を演出

エントランス

エントランス 玄関のカーペット

お客様を迎える日。色のきれいな絨毯を組合せ、壁面にはリースやキャンドルを飾ってこんな楽しい演出はいかが?

プライベートルーム

プライベートルーム ベッドルームのカーペット

プライベートルームは自分だけの小世界。趣味や個性をストレートに表現できる空間です。機能面では、子供部屋には丈夫で低刺激、抗菌などの機能を持つもの。大人の寝室には静かに安眠できるようにあたたかくて肌ざわりのよいものを選びたいもの。健康で快適な生活のために、家族ひとりひとりのニーズに合わせたカーペットをコーディネートしたいですね。

キッズルームのカーペット
キッズルームのカーペット
キッズルームのカーペット

カーペットであたたかいフロアライフを演出

テクスチャー

カーペットのテクスチャーとは、表面の起毛部分、パイルの形状のことをいいます。あたたかな感触を与えるテクスチャーもパイルの形状によってさまざま。足を包み込むような毛足の長いシャギータイプ。大きなつぶの感触が心地よいビッグループタイプ。やわらかな手ざわりのムートン調タイプ、etc...。カットとループを基本に、その組み合せやパイルの長さの変化によって、あたたかかく気持ちのよいカーペットが生まれます。

カラー

あたたかい雰囲気の部屋を演出するなら、カーペットの色も大切です。あたたかさを感じさせる暖色系の色を選びましょう。実際に暖色系と寒色系では、心理的温度差は3℃も開きがあるといわれています。元気を与える赤、幸福感を感じさせるピンク、リフレッシュ効果のあるオレンジ、やすらぎを与えるベージュ。暖色系は時間の流れをゆっくりと感じさせ、家族の集まる団らんの場にふさわしい色調。冬の床は暖色系を上手に取り入れて、明るく心地よく暮らしたいですね。

素材

あたたかい素材といえばウール。とくにエコロジーな生活に関心が高まる中、カーペットも天然素材の魅力が再認識されています。ウール繊維の持つクリンプという縮れが空気をたっぷり含むから、ウールはふっくらあたたかさを逃がさないのです。なかでも衣料用のメリノウールを使ったカーペットは、ちくちくした感触が少なく気持ちのいい肌ざわりが特徴です。また、毛布のようなフラットタイプのカーペットも、ウールに包まれたような新しい感覚で、床でくつろぐ生活にあたたかく寄り添います。

ラグの上手なコーディネート術

リビング

リビングのラグ

センターテーブルを中心にソファに座ったとき足を置く位置ぐらいから敷きます。空間をコンパクトにまとめられるので、小さな部屋にも有効です。

ダイニング

ダイニングのラグ

ダイニングテーブルの下にカーペットを敷くときは、イスを引いたときの床をカバーできるサイズが必要です。

リビングダイニング

リビングダイニングのラグ

ワンルームのリビングダイニングの床にそれぞれ異なるラグやカーペットを敷き、意識的に区切ることにより、メリハリの効いた空間をつくります。

和室

和室のラグ

たとえば6畳の部屋なら3畳サイズのカーペットを。部屋よりひとまわり小さめのカーペットを敷き、周囲の床面に空きをつくると、空間にゆとりが生まれます。

ベッドルーム

ベッドルームのラグ

ベッドから下りる足元にぜひ欲しいのが、素足にやさしい感触のラグ。2つのベッドの足元をカバーするように敷くとすっきりした感じにまとまります。

子供部屋

子ども部屋のラグ

遊び盛りの子供部屋には、音を吸収しクッション性のあるカーペットを。勉強机、ベッドの足元、遊びのスペース・・・部屋全体をカバーします。

カーペットのお手入れ

普段のお手入れ / 掃除機をかける

カーペットの汚れの80%はホコリによるもの。お手入れはまず掃除機をかけることから始まります。カーペットの毛足の中にホコリや小さなゴミが入り込んでしまうと取り除くのが困難。目に見えない部分も意識してすみずみまで丁寧にかけましょう。掃除機はできれば毎日、最低でも1週間に2回はかけましょう。

掃除機のかけ方

毛を起こして・・・掃除機で押さえつけるのは逆効果。パイルの根元に空気を通すように毛を起こしながらかけましょう。

毛並みを確認・・・手でなでてみてカーペットの色が薄くなるのが毛並みの方向。まず始めに毛並みの方向、続いて逆方向と二度がけするのが理想です。

ゆっくりゆっくり・・・理想は1分間で1平方メートル。毛の中まで吸い取るようにゆっくりと。

排気に注意・・・掃除機の排気によるゴミの飛散にも注意しましょう。

もうひと手間

隅にたまったホコリは歯ブラシで・・・壁や家具の隅にたまったホコリは歯ブラシやミニぼうきでかき出してから

絡みついたゴミは粘着ローラーで・・・掃除機のあと粘着ローラーをかければ完璧。絡み付いて吸い取れなかったゴミや排気で舞いおりたほこりを取り去ります。

月に一度のお手入れ / ふき掃除

カーペット全体が薄汚れているようなら拭き掃除できれいにしましょう。月に一度ぐらいの割合で行えばカーペットがきれいなままで長持ちします。軽い汚れであれば、きれいなぞうきんを水またはお湯につけ、固く絞って水ぶきします。汚れがひどいようなら中性洗剤か住宅用合成洗剤を、水またはお湯で薄めて使用します。

ふき掃除の仕方

洗剤の溶液を作る・・・目安は、バケツ半分の水またはお湯にキャップ一杯。使用法、使用上の注意などの確認を忘れずに。必ず事前に隅のほうで試してから使用しましょう。

効果的にふく・・・カーペットの毛並みと逆方向にふくのが効果的です。円を描くようにふくと汚れが拡散するのでやめましょう。

きれいなぞうきんで・・・ぞうきんはこまめにすすいで、たえずきれいな面を使うようにしましょう。洗剤の成分がカーペットに残ったままだと、逆に汚れやシミの原因に。水またはお湯で水ぶきし、最後に乾いたぞうきんでからぶきしましょう。

頑固な汚れはカーペットシャンプーで・・・中性洗剤や住宅用合成洗剤などで落ちないガンコな汚れには専用のカーペットシャンプーを。カーペットに少しずつスプレーして、泡をブラシで一定方向にのばし、乾いた布でふき取ります。

ワンポイントアドバイス

家具の跡を消したいときは

部屋の模様替えをすると必ず目につく家具の跡。へこんでいる部分の毛足を歯ブラシなどで起こしてから、スチームアイロンの蒸気を吹きつけます。ふんわり戻った毛足をブラシで整えれば元通りに。

カビを防ぐには

カビは湿気が大好き。とにかく換気が一番です。夏はなるべく風を通して、冬は加湿器や暖房器具による結露に注意しましょう。もしカビを発見したら、弱アルカリ性洗剤をつけてブラシで軽くこすり、次にぬるま湯をつけて、乾いた布でおさえるようにして汚れを取ります。最後にアルコールで消毒殺菌を。漂白剤は絶対に使わないで下さい。

ペットがおしっこをしてしまったら

ぞうきんですぐにふき取りましょう。熱めのお湯で絞ったぞうきんでたたくように。次に酢をつけたぞうきんでふくと効果的。最後にお湯で絞ったぞうきんでもう一度きれいに水ぶきしましょう。

カーペットのシミとり

水溶性 / 紅茶、コーヒー、ジュース、しょう油などの場合

タオルやティッシュペーパーでおさえるようにして、まず水分を取ります。ぬるめのお湯につけてゆるくしぼったぞうきんを使って、まわりからたたくようにして、汚れをぞうきんに移します。汚れがひどいときは、中性洗剤を溶いたぬるま湯で同様に繰り返します。

油性 / 卵、マジックインキ、バター、マニキュアなどの場合

すぐにティッシュペーパーなどで水分を取ります。ベンジンをしみ込ませたタオルかティッシュを数秒おしあてて、その後乾いたティッシュでベンジンの水気と汚れを吸い取ります。何度か繰り返して汚れが抜けたら、きれいな水を含ませたティッシュをあてて水ぶきし、最後に乾いたティッシュで水分を取り除きます。最終的に湿り気を残さないように気をつけましょう。

このページは“快適な生活空間をトータルに提供する”アスワン株式会社のご協力で作成しています
アスワンホームページ→http://www.aswan.co.jp


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