地震対策は万全ですか?
1995年の阪神・淡路大震災や2011年の東日本大震災等、日本では強烈な揺れを伴った地震が相次いでいます。
地震による負傷の主な原因は、家屋や転倒した家具による挟まれや、室内の落下物が挙げられました。
今でも多くの地震が発生し、多くの人々が家具の転倒等が原因でケガをされています。
そして気象庁は、平成19年の10月から地震による強い揺れが始まる数秒前~数10秒前に速報を流す「緊急地震速報」の提供をスタートしました。
今の日本はいつ大きな地震が来てもおかしくない時代です。
大きな地震の際は普段使っている食器棚やタンスが、地震の時には凶器になりかねません。
過去の震災の経験を活かし、普段使っている家具が凶器にならぬよう、そしてきちんと逃げ場が確保できるよう、自分の身は自分で守れるようにしましょう。
いつ大きな地震が来ても慌てないために、一度家の環境を耐震の面で見直しみてませんか?
お使いの家具を倒れないようにするのが基本
耐震突っ張り棒
家具と天井の空間に合わせて選べるサイズは3種類。
釘や接着剤を使用しないので、簡単に設置出来ます。
家具に対して2本(左右両端に各1本)、壁側に設置します。
設置可能な家具と天井の空間
Aタイプ:32cm~45cm
Bタイプ:42cm~65cm
Cタイプ:52cm~80cm
耐震ゲルシート
大型家具・家電製品等の耐震、店頭、落下防止に。釘や金具などを使わず貼るだけで簡単に設置できます。様々な揺れに強く、震度7クラスに耐えられます。水洗いで粘着力が復活します。
家具転倒防止板
釘やねじなどを使わず家具の前下部に挟み込んで使用します。壁側に傾斜することで地震の際にタンスやキッチンボードなどの転倒を防止します。家具に合わせてカットできるので長さも調整可能です。
これから選ぶなら地震対策機能がついたインテリアがおすすめ
食器棚 ユニットボード
■上置き・耐震ラッチ
上置きでしっかり耐震対策。
さらに耐震ラッチで斜めに傾くと扉をロック。地震の揺れで扉が開いてしまうのを防ぎます。
■ポイントプッシュロック・棚板ロック機能
本体を天井に突っ張って転倒を防ぐ安心装置を標準装備。
上台の開き扉には地震がきても開かない扉、ポイントプッシュロックを採用。開閉時は扉下のポイントレバーを押し上げるだけで簡単にロック解除が可能です。また、扉を閉めれば自動でロックされます。
可動棚のロック機能があるため。地震の際、棚板や食器類の落下を防ぎます。
■ガラス飛散防止フィルム・上置き
ガラスには割れてもガラスの破片が飛散しない飛散防止フィルムを貼り付けています。
万が一、地震などの衝撃や人体等の衝突でガラスが割れてしまったとしても鋭いガラス破片の飛散や脱落による二次災害を防止できます。
オプションの上置きを設置することで転倒対策もできます。
食器棚をご検討中の方へ
■Point 1
天井までの高さをよりギリギリにし倒れにくくするために、上置き付きのものがおすすめです。
「上置きがあっても届かないし…」「上置きがあっても入れるものが無いし…」というお客様もいらっしゃいますが、普段使わないようなタッパーなど軽い物を収納しておくなど、地震対策としてつける事をおすすめします。ですが、商品名の違う物同士を、「食器棚はアレで、上置きはコレ」という組み合わせでお求め頂く事は、ご遠慮下さい。上置きはネジで本体にしっかり固定できるように作られているため、違う食器棚を組み合わせてしまうとネジで正しく止めることができず危険です。
■Point 2
開き戸より引き戸の方が、地震対策としてはおすすめです。
地震の時に扉が前に開いてこないので開き戸よりも引き戸(スライド扉)の方が、効果的です。しかも食器棚の前に、扉を開けるための空間もいりません。
リビング 壁面収納
■上置き・耐震ラッチ
オプションの上置きで収納力をアップさせると同時に地震対策もできるリビング壁面収納家具。
腰高以上の高さの扉には揺れを感知し扉がロックする耐震ラッチ機能付きで収納物の飛出しや家具の前倒れを防止します。
■テレビボード壁掛け金具
リビングの壁面収納家具も上置きを設置することにより収納量のアップと同時に転倒防止となります。
壁掛け対応TVボードなら別売の壁掛け金具が取付けることでテレビの転倒防止になります。
またスイングアーム付きで前後および角度調整が可能です。(※TVのサイズ・機種により付かない場合もございます。あらかじめご確認ください)
TVボード
■壁掛けパネル対応テレビボード
ローボードでありながらオプションの壁掛けパネル(壁掛け金具付き)を取り付けることで角度調整ができ地震対策にもなります。
壁掛け金具は視聴する場所に合わせて左右上下に角度を変えることができます。
テレビ台(AVボード・リビングボード)をご検討中の方へ
テレビ台は、乗せるテレビより台が小さくならないように気をつけてください。
テレビが不安定になり、倒れやすくなってしまいます。耐震としてGEL STOPPERなど効果的です。
書棚
■上置き・飛散防止ガラス
オプションの上置きを設置することで耐震防止。
開き扉には耐震ラッチ金具を標準装備。地震の発生時、感知センサーが揺れを感知し、扉の開放のおそれを軽減します。
また飛散防止ガラスは防犯ガラスとしても使われる「合わせガラス」を採用し強い衝撃で割れてしまっても、破片がほとんど飛び散ることなく安全です。
■上置き・飛散防止ガラス
引き戸と開き戸やオープンシェルフなど自在に組み合わせられる書棚。
開戸は耐震ラッチで地震の発生時、感知センサーが揺れを瞬時に感知し、扉の開放のおそれを軽減します。
オプションの上置には補助具(耐震棒)を標準装備しています。
また、オプションで防犯ガラスとしても使われる「合わせガラス」を採用しガラス扉は飛散防止ガラスに変更可能です。
オープン書棚
■転落防止補助金具・傾斜付き可動棚板
オプションの上置きには耐震補助具標準装備。またオープンシェルフタイプでありながら
オプションの転落防止補助金具(ボンフック)により震災時に収納物の落下を抑制し、破損被害を軽減します。
可動棚板は、後方に向かう約1度の勾配により揺れや衝撃から収納物の落下を防止します。
家具のレイアウトも重要なポイントです
ベッドルーム
窓ガラス等を背にして家具を置くと、揺れた時に家具が移動したり倒れてしまい窓ガラスが割れる恐れがあるので、窓ガラス等を背にして置かないようにしましょう。
寝るときの位置は・・・
頭の位置に家具が倒れてこないように、家具の左右に寝るなど、寝る時の位置には工夫をしましょう。もし、家具の正面に寝る場合は、家具の高さ以上の十分な距離を確保するとよいでしょう。
台の上に載せたテレビやパソコンも、揺れや振動により落下する可能性があるので、寝る時の位置には注意をしましょう。
安全な空間は・・・
揺れにより、家具が倒れたり移動してしまうと逃げ道が確保できなくなってしまうため、部屋の出入り口付近には家具類を置かないようにしましょう。
タンスなどは転倒しても互いが向かい合って倒れるなど、安全な空間が確保できるように配置しましょう。
リビングルーム
窓ガラス等を背にして家具を置くと、揺れた時に家具が移動したり倒れてしまい窓ガラスが割れる恐れがあるので、窓ガラス等を背にして置かないようにしましょう。
揺れにより家具やテレビが倒れたり移動してしまうと、逃げ道が確保できなくなってしまうため、部屋の出入り口付近には家具やテレビなどを置かないようにしましょう。
テレビの置き方は・・・
テレビは不安定なところに置かないようにしましょう。
テレビはテレビ台からはみ出さないようにしましょう。
ブラウン管テレビやディスプレイは、薄型テレビに比べて重量があることから、より転倒・落下防止に関して気をつけましょう。
キッチン&ダイニングルーム
家電の置き方は・・・
最近のドアの多い大型冷蔵庫の中には重量が100キロ近くに達する物があり、地震による転倒や移動は大変危険です。転倒しても危険が無いように、人が挟まれないような位置に設置するなど置き方を工夫するようにしましょう。
冷蔵庫や電子レンジの上にトースターなど物を置く方もいらっしゃいますが、地震で揺れた時には落ちる危険性があり不安定なため、冷蔵庫や電子レンジの上には何も物を置かないようにし、レンジやトースターは高いところに置かないようにしましょう。
食器棚は・・・
食器棚は、重い物を下の方に収納すると倒れにくくなります。
開き戸(観音開き)タイプの食器棚をお持ちの場合は、地震で揺れた時に扉が開いて中の食器が飛び出してこないように、別売りの扉の開き防止用のストッパーを付けていただくと安心です。(既に付いている商品もございます。)また、収納されている食器が飛び出してくる事を防ぐには、棚にタオルを敷いてから食器を置くと効果があります。
全てのお部屋にいえること
家具は転倒防止金具などで固定し、倒れにくくしておきましょう。
食器棚や本棚、リビングボードなどの扉のガラスは、割れたときに飛び散らないよう飛散防止タイプにするか、飛散防止フィルムを貼るようにしましょう。
食器棚や本棚は、重い物を下の方に収納すると倒れにくくなります。
家具の上には物を置かないようにしましょう。
揺れにより家具が倒れたり移動してしまうと、逃げ道が確保できなくなってしまうため、部屋の出入り口付近、廊下、階段には家具類を置かないようにしましょう。
幼児・高齢者・病人のいる部屋には、なるべく大きい家具などを置かないようにすると良いでしょう。
今回こちらの耐震機能がついた商品や家具の転倒防止等について店舗にてお気軽にお尋ね下さい。
参考:東京消防庁