宮島ときお・中川迪彦展 |
6月12日(火)から6月19日(火)まで、八王子本店北3階サロン樫の木の展示会場では、「宮島ときお・中川迪彦展」を開催いたします。 大学入学後、親しい友人となったのは同時に美術部に入部したのがきっかけです。 宮島は学生時代にアルバイトで沖縄を訪ねたことから現在も沖縄に居住しています。沖縄は米軍占領下で琉球と呼ばれる外国でした。沖縄で実業の世界で活躍する一方、絵の発表、さらに画廊経営、美術雑誌「匠」の刊行など精力的に沖縄美術の発展にも力を尽くしてきました。もうかれこれ10年にもなるでしょうか、体調を崩し休養に勤める毎日となっています。 中川は就職後は絵の世界から離れましたが、2000年ごろより旺玄展(東京都美術館)、北上市利根山光人記念美術館ビエンナーレ展、キューバ・ハバナ国際美術展などに出店したり、グループ展、個展などで作品を発表しています。 二人のメールのやり取りで、「二人展を開くのが夢だったな」という回想から開催へ踏み切りました。展示作品は合計45-50点を予定。宮島10-12点、中川15-20点、両名のコラボレーション作品12-15点などです。宮島作品が沖縄から空輸されるのを楽しみにしています。サイズとしては宮島は60×60センチ、中川はF30を最大とすることとしています。作品はアッサンブラージュを中心として油彩、水彩、アクリル、パステル、鉛筆、インキ、ペンキ、金属、木片、土、砂、空気、雨水等々を4つの目と4本の手で構成しようと意気込んでいます。 ご高覧賜りたくご案内申し上げます。(中川迪彦記) ■開催期間:6月12日(火)-6月19日(火) ■展示時間:11:00-18:00 ■会場:八王子本店北3階サロン樫の木 展示会場 入場無料 | |
※アッサンブラージュ ・ ・ コラージュの立体版。すなわち「立体的なもの」を寄せ集め、積み上げる、張り付ける、結びつけるなどの方法により制作された美術品およびその技法。
アッサンブラージュ(assemblage)について 多くの意味で、コラージュはキュービズムの画家の美学の、論理的帰結であった。コラージュの発見の後、この二人(ブラックとピカソ)のコラージュ創造者の仕事ぶりは目に見えて違ってきた。 ブラックはゆっくりと、抽象から表現へと仕事を進めていき、空間的な面の結合という抽象的な土台に主題を見出していた。 一方ピカソは、イメージを創造するために、抽象的な形を集めた。彼の手法はもっと直接的であり、ある意味で即物的といえた。この時期 に、ピカソはアフリカ芸術に改めて興味をもった。ピカソは抽象的・概念的な形体を寄せ集め再構成して魔術的な、フェティッシュなリアリズム絵画に到達するのである。 ブラックは十三年以後、画面に直接パピエ・コレする手法を捨ててしまった。しかし、その原理は、手描きによって応用した。ところどころにトロンプ・ルイユの手法が生き残り、絵画に砂をまぜたり、極度な厚塗りを施したりして、抽象の単純化をふせいだ。 ピカソは、終生、コラージュを見捨てなかった。のみならず立体造形においてもレディ・メイドや廃品をコラージュした。コラージュという語法よりアッサンブラージュ(寄せ集め)という語法を使ったほうがいいかもしれない。 アッサンブラージュ(assemblage)は1962年10月2日~11月12日、ウイリアム・C・セイツ(Seitz)がニューヨーク近代美術館でコラージュおよびコラージュに類した作品を“the Art of Assemblage”展(アッセンブリッジ美術展)として体系的に展示したとき命名された。それ以降、アメリカではコラージュよりはアッサンブラージュと呼ぶほうが多くなっている。 アッセンブリッジは、フランス語ではアッサンブラージュと読む。寄せ集めの意味。 池田満寿夫 コラージュ論 白水社刊 p20-p21 による |
展示会を開いてみませんか?
村内ファニチャーアクセスでは、展示会を開いてみたいとお考えの方々に会場を提供しています。
写真や絵画など、趣味や生涯の文化活動として様々な活動に取り組まれている方がたくさんいらっしゃいます。その活動を発表したいが、手ごろな会場がなくて困っている・・・というお話もよく耳にします。
そのような方にお気軽に使っていただける会場として、八王子本店北3階の展示会場を提供しております。
会場使用料は無料で提供しております。皆様のご利用をお待ちしております。
会場使用に関しての心得等もありますので、ご希望の方は下記までご連絡下さい。
村内ファニチャーアクセス北3階サロン樫の木展示会場展示担当
小野
042-691-1211(八王子本店代表)までご連絡下さい。
会場全景
100~150号の絵画まで飾れます
会場使用料は無料
個展・グループ展等、様々な形態でご利用いただいております。