ベッドのイロハ

ベッドの基本寸法

ベッド周りの基本寸法

ベッドの基本サイズ

長さ
シングルサイズ 95-105 190-205
セミダブルサイズ 105-130 190-205
ダブルサイズ 130-150 190-205
クィーンサイズ 150-180 190-205
キングサイズ 180-210 190-205

※マットレスの寸法です

左図のベッド周囲の寸法は寝るためだけのスペースです。収納家具やドレッサー、デスクなどを置く場合は家具との間にもう少し広いスペースが必要になります。ベッドを壁につけておく場合は、ベッドメイキングのために10cmくらいあけておくとよいでしょう。

マットレスについて

ベッドで快適な睡眠が得られるかどうかを決定する最も重要な要素がマットレスのよしあしです。

基本的なマットレスの構造は三層構造

A層(ソフト層)

体に直接触る層で、ソフトな肌触りであることはもちろん、吸湿性、発散性、耐久性などにすぐれています。

B層(支持層)

寝姿勢を正しく保つための硬い層で、クッション層のスプリングが体にあたるのも防いでいます。

C層(クッション層)

全体的な揺れや振動を吸収し、体圧を分散させるスプリング層です。

シングルクッションとダブルクッション

マットレスが一層のシングルクッションタイプに対して、マットレスをクッション性のあるボトムで支えるのがダブルクッションタイプです。マットレスに集中する衝撃荷重を下のクッションが拡散するので、体圧分散性に優れています。

硬いベッドのほうが寝心地がいい?

やわらかすぎるマットレスでは、胸とお尻が沈み込み、背骨が曲がって寝苦しくなったり寝返りが多くなったりします。その寝返りも筋力が必要になるため疲れを感じてしまいます。逆に硬すぎるマットレスは、体がまっすぐになりすぎて腰が浮いた感じになり、疲れる姿勢になってしまいます。また局部的に圧力が加わりしびれを感じたり寝返りが多くなったりします。

背骨の曲がり方が立っているときよりやや緩やかなカーブになるような、正しい寝姿勢を保てるのが、適度な硬さのマットレスです。

グリーンのベッドルーム

ウォーターベッドとジェルベッド

ウォーターベッドはスプリングの代わりに水で体を支えるため、体圧が分散され疲れにくいとされています。ヒーター付きが多く冬でも快適な温度で眠れます。メンテナンスは年に一度防腐剤を入れるだけ。設置や移動は水を出し入れする作業が必要なため、専門家に頼まなくてはなりません。
ジェルベッドは水ではなくジェル(ゼリー状の液体)で支えるのでウォーターベッドよりやや硬め。また防腐剤を入れる必要もありません。

実際に販売店で寝心地を試してみてはいかがですか?

ベッドの選び方

寝てみるだけじゃなく寝返りもうってみる

まず手でおさえてみて、全体的に張りがあるか、スプリングの存在を感じたりそこだけ沈み込んだりしないかチェック。次に腰掛けてみて、大きく沈み込んだり不安定にゆれたりしないかチェック。そして実際に寝てみて、寝返りもうってみましょう。腰が浮いてしまったり沈み込んだりしないで自然な寝姿勢が保てるか。不快な横揺れがないか。ベッドの形が崩れないか。スプリングのきしみ音などがしないか。寝返りがうちやすいか・・・など細かくチェック。寝るためのベッドですから寝心地は寝てみないとわかりません。自分に一番合うマットレスで快適に眠るために、充分試してみてください。

ブルーのベッドルーム

セミダブルよりダブル

狭い部屋で2人で使う場合でも、置けるスペースがあるならダブルをおすすめします。寝返りをうつには肩幅の2.5〜3倍のスペースが必要。少なくとも70cmは確保したいのでセミダブルではちょっと小さめ。また相手の寝返りの振動が伝わって安眠できないなんてことにもなりかねません。

収納スペース

スペースを活用するには収納つきのベッドが便利です。マットレスを跳ね上げるタイプ、引き出しタイプ、引き出しタイプの中にも箱型の引き出しになっているボックス式やベッドフレームに桟をつけ上から吊っている吊り下げ式など様々なタイプがあります。跳ね上げタイプは操作が面倒ですが大きな収納スペースが確保できます。引き出しタイプは気軽に出し入れできるので普段使いの衣類など収納できて便利。操作したり引き出したりするのに充分なスペースが確保できるかも考慮して選びましょう。

マットレスのお手入れ

ベッドパッドやシーツをマメに洗濯し、マットレス自体は常に清潔に保つようにしましょう。時々立てかけて風を通します。その際無理に曲げたりしないように気を付けて。 3ヶ月に一度くらいは上下や表裏をひっくり返して、マットレス全体に均等に圧力がかかるようまんべんなく使いましょう。

ブルーのベッドルーム

(2001年6月作成)


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