カーテンを着替えてリフレッシュ

春を感じるカーテン

カーテンはインテリアに季節感をもたせるアイテム。 冬の間は暖房効率をアップさせる役割を担っていたカーテンも、陽射しが明るくなると-光を感じる・光を採り込む-アイテムへと姿を変えます。お部屋の中でも春を感じられるように、思い切って春色のカーテンに着替えてみませんか?

色と素材で春を感じる

「緑」は春の芽吹きを感じさせてくれる色。萌葱色やミントグリーンのような爽やかな色がおすすめです。「黄色」「ピンク」も、春に咲く花を連想させてくれる色です。幾何学的な柄よりは、花柄や葉っぱのモチーフなど有機的な柄、あるいは水玉やストライプなどシンプルな柄のほうがあたたかい印象。やわらかいパステルカラーや、ちょっとポップな色使いなど、心を弾ませてくれる色を選びたいですね。
重厚な織物よりは軽めのプリント生地、ひだをタップリ取ったドレープよりはフラットなプレーンシェードのほうが、軽やかで明るい印象。素材は薄手のもの、ちょっと光沢のあるものが春らしい印象になります。

カラーコーディネート

インテリアのカラーコーディネートは部屋全体のバランスが大切です。
床や壁、天井など大部分を占めるのがメインカラーで、全体の約70%。メインカラーに変化をつけ、自分らしさを表現するのがサブカラー、全体の約25%。これにスパイスとして全体を引き締めるのがアクセントカラーです。
カーテンは大きな面積を占めるサブカラーの1つ。カーテンの生地やスタイルは、部屋全体とのコーディネートを考えながらバランスよく選びましょう。

レースを積極的にコーディネート

今こそ主役となる時です

レースをドレープカーテンの付属品として選んでいませんか?
レースは日中家にいる時もほとんど閉じたままです。目にする機会が多いので、本当はもっとこだわりたいアイテム。比較的手軽にイメージチェンジできるのも魅力です。もっと積極的にコーディネートしてみませんか?

レースだけで楽しむ

鮮やかなプリント柄や豊富な色使い。最近のレースは本当にカラフルで、選ぶのが楽しくなります。外からの視線が気にならない窓には、レースだけをかけてみてはいかがでしょう。光を優しく取り込んで、明るくやわらかい雰囲気を楽しめます。またお部屋がとっても開放的に!色や柄の違うレースを2枚重ねてみるのも、また違った雰囲気になりますよ!
少し厚手でドレープとレースの中間の役割を果たす「ケースメント」や、光を反射して視線を遮る「ミラーカーテン」などもありますので、窓に応じて楽しんでみてください。

ドレープとの組合わせで楽しむ

ドレープカーテンは日中は開けて束ねてしまいます。ならばレースのカーテンをメインにしてみてはいかがでしょう? 柄物のレースと無地のドレープをあわせ、ドレープを外、レースをお部屋側にかけてみる。・・・カーテンを閉じることなく、1日中柄が楽しめます。また、日中は光の透け感を、夜はドレープとのコーディネートを・・・と、昼と夜とで違った表情を見せてくれます。

レースを部屋側にかけてみる

ボリュームスタイルを楽しむ

光をタップリ通すレースなら、多少ボリュームがあっても重くなりません。ギャザーをタップリ取ったり、バルーンシェードのようなふくらみのあるスタイルにしたり、フリルを組合わせたり、ふっくらとしたやわらかさを楽しめるのもレースの魅力です。

お洗濯でさっぱりリフレッシュ!

日頃のお手入れ

はたき、洋服ブラシ、隙間ノズルで普段のお手入れ

カーテンの汚れの原因は、外からの土ぼこり、家の中の綿ボコリ、煙草のヤニ、台所の煙などによるもの。時間が経つと落ち難くなるので普段のお手入れが肝心です。お部屋のお掃除といっしょにホコリを取っておきましょう。掃除機がけをする前にハタキをかける、あるいは洋服ブラシでブラッシング。また掃除機の先に隙間ノズルをつけてホコリを吸い取るのも効果的です。ホコリの溜まりやすいヒダの部分を重点的に掃除しておきましょう。またレールの上のホコリもまめに取っておけば、カーテンの汚れ防止になります。

お洗濯でリフレッシュ

洗濯表示を確認 フックをはずす ホコリを払う ヒダをそろえて屏風だたみ

■カーテンには洗濯表示(取扱い絵表示)がついていますので必ず確認しましょう。お洗濯は表示に従って行ってください。ウォッシャブルマークのあるカーテンならご家庭の洗濯機で丸洗いできます。
■フックを取り外し、ホコリを払っておきます。(フックもきれいにしておきましょう)
■カーテンのプリーツをきれいに保つよう、ヒダをそろえて屏風だたみにします。さらに縦に二つ折りにします。

水量は最大、水流は弱に。脱水は1分程度 30度以下の水で押し洗い

洗濯機の場合

水量は最大、水流は弱にし、40度以下のぬるま湯か水で洗います。脱水はきれいにたたみ直して1分程度にします。乾燥機は生地が縮む恐れがありますので、使用しないで下さい。

手洗いの場合

30度以下の水で押し洗いします。もみ洗いはシワの原因になるので避けてください。 汚れのひどい時は、40度以下のぬるま湯に30分から1時間程度つけ置きしてから洗いましょう。

レールに吊るして自然乾燥

■カーテンを洗っている間に、レールもきれいにしておきましょう。住居用洗剤をうすめた液で雑巾を絞り、細かい部分まで丹念に拭いた後、水拭きします。
■カーテンにきれいに洗ったフックをつけ、レールにつるして干します。軽く下に引っ張り、全体を手でたたくとシワものびます。外に干す場合は必ず陰干ししましょう。
■乾いたら防水スプレーをかけておくと汚れやニオイがつき難くなります。スプレーは必ず窓を開け換気しながらかけましょう。

花粉対策

花粉の舞う季節は、カーテンに付着する花粉も気になるもの。カーテンを洗った時に、市販の花粉対策スプレーをかけておくと花粉がつきにくくなります。
お部屋の換気をする時は、窓を開けるのは10cm程度にとどめ、カーテンを閉めておきましょう。レースを閉めておくだけでも効果があります。すそにおもりをつけるなどしてカーテンが動かないようにしておくと、さらに花粉の侵入を防ぐことができます。


(2008年3月作成)


本文中に使用している家具・インテリアの写真はイメージです。当社にてお取扱いのない商品が含まれる場合がございます。また、掲載しました情報はコラム作成当時のものとなりますので予めご了承ください。

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