家具・インテリアの大掃除(2)
木製家具の大掃除
基本は乾拭き
扉や引出しを開けて風を通し、やわらかい布でピカピカに磨いてあげましょう。
汚れてしまった部分はぬるま湯でうすめた中性洗剤に柔らかい布を浸し、固く絞ってふき取ります。その後、ぬるま湯に浸した布で洗剤分をしっかりふき取り、乾拭きしてよく乾かします。
家具用の洗剤も市販されていますし、手垢汚れやカビ対策には消毒用エタノールも有効。ただしどの場合も、必ず目立たないところで試してから全体に使用すること、直接吹き付けたりしないことを心がけてください。
桐や白木の家具、無塗装の家具は洗剤を使用せず乾拭きします。つや消し塗装の家具は、ワックスなどを使うとムラになってしまう場合があるので気を付けてください。
オイルフィニッシュ仕上げの家具は、1〜2年に一度オイルを擦り込んであげると艶が長持ちします。専用のオイルをやわらかい布に少量染み込ませ、よくすり込んだ後別の布で乾拭きしてください。
夏の高湿、冬の結露で膨張したりカビが生えやすくなったりします。収納家具の引出しが開けづらくなった場合は、天気の良い日に風通しの良い日陰で干してみてください。カビは消毒用エタノールで消毒して丁寧にふき取り、しっかり乾燥させましょう。
ソファの大掃除
布張りソファの大掃除
まずは毛足の柔らかいブラシでブラッシングし、掃除機でホコリを吸い取ります。細めのノズルで隅々まできれいにしましょう。
ぬるま湯でうすめた中性洗剤に柔らかい布を浸し、固く絞ってふき取ります。「後ろから前」「上から下」「毛並みに沿って」拭いてください。その後、ぬるま湯に浸した布でしっかり洗剤分をふき取り、乾拭きしてよく乾かします。
カーペットクリーナーやカーペットシャンプーなども使えますが、必ず目立たないところで試し拭きをしてからにしましょう。
革張りソファ<合成皮革>の大掃除
布張り同様、うすめた中性洗剤で汚れを落とししっかりふき取って乾かします。
細かい部分は、ゴム手袋の上に洗剤液に浸してよく絞った軍手をはめて拭くときれいになります。
革張りソファ<天然皮革>の大掃除
必ず専用のクリーナーを使用します。クリーナーは直接ソファにはつけず、柔らかい布などにつけ、試し拭きをしてから使用してください。やわらかい布で乾拭きした後、皮革専用のクリームを薄く塗っておくと艶が長持ちします。
ファブリックの大掃除
カーテンのお洗濯
カーテンの汚れの原因は外からの土ぼこり、部屋の中のほこり、タバコの煙、キッチンの煙などです。普段ははたきや洋服ブラシなどでマメにほこりを落とすよう心がけましょう。
カーテンの汚れの原因は外からの土ぼこり、部屋の中のほこり、タバコの煙、キッチンの煙などです。普段ははたきや洋服ブラシなどでマメにほこりを落とすよう心がけましょう。
よく晴れた日を選びましょう。レースから先に洗います。厚手のカーテンはレールからはずす前に軽く掃除機を掛けておきます。金具を取り除いたらヒダを揃えて屏風だたみにし、さらに二つ折りにします。
洗濯機の場合は、水量は最大・水流は弱にし、40度以下のぬるま湯か水で洗います。脱水はきれいにたたみなおして1分程度。手洗いの場合は30度以下の水で押し洗い。もみ洗いはしわの原因となります。
長く洗っていないと1回の洗濯では汚れが落ちないことがあります。あらかじめ浸け置きしておくか、2度洗いしましょう。
カーテンを洗っている間に、レールと金具をきれいに洗っておきます。窓の汚れはカーテンの汚れの原因となるので、この間に窓拭きも済ませてしまうのが効率のいい大掃除です。
水がたれない程度に軽く脱水したら、レールにつるして窓を開け自然乾燥させます。軽く下に引っ張り全体を手でたたいておくとしわも伸びます。 ※乾燥機は絶対に使わないでください。
カーペットの大掃除
カーペットの汚れのほとんどはホコリによるもの。普段から丁寧に掃除機がけをすることを心がけておきましょう。大掃除のときは、普段掃除機だけでは取りきれなかった汚れをしっかり落としてあげます。
まずは掃除機でホコリを吸い取ります。ブラシやたわしなどでゴミを掻き出してからかけると効果的。隅に残ったホコリは歯ブラシなどで掻き出し、絡みついたゴミを粘着ローラーでコロコロ取れば完璧です。
水かぬるま湯に中性洗剤を溶かし、雑巾を固く絞って拭き掃除をします。まず毛並みに沿って拭き、次に毛並みに逆らって拭きます。円を描くように拭くと汚れが分散してしまうので、必ず同じ方向に向けて拭きましょう。
※洗剤やカーペットクリーナーを使うときは、使用上の注意をよく確認し必ず隅のほうで試してから全体を拭きましょう。
水、またはお湯で固く絞ったぞうきんで洗剤分をしっかりふき取り、最後に乾拭きしてよく乾かします。
ラグの大掃除
まず洗濯に関する表示を見て、水洗いできるかどうか確認してください。
水洗いできないもの
表面を布団たたきなどでたたいてほこりを出す
薄めた中性洗剤を少しつけたブラシで、良くブラッシングする
固く絞った雑巾でよく拭いて、洗剤分をしっかり取り除く
(洗剤が残っていると汚れの原因になります)
風通しの良いところに陰干し
水洗いできるもの
浴室のスノコや浴槽の中に畳まずに置く
水で湿らせ、粉末中性洗剤で踏み洗い。または浴槽に10cmくらい水を張り、中性洗剤を溶かしてその中で踏み洗い
スノコの上で水洗いし、洗剤分をしっかり取り除く (洗剤が残っていると汚れの原因になります)
浴槽のふちにかけて水を切り、風通しの良いところに陰干し
キリムのお手入れ
天然染料を使っているキリムはお湯で洗うと色落ちします。必ず水で洗ってください。洗剤を使う場合は、中性洗剤だと色がにじむので専用の洗剤かシャンプーを使います。
(2007年12月作成)
本文中に使用している家具・インテリアの写真はイメージです。当社にてお取扱いのない商品が含まれる場合がございます。また、掲載しました情報はコラム作成当時のものとなりますので予めご了承ください。