ラグでインテリアの仕上げ!
ラグでインテリアの仕上げ!
ラグ・・・お使いですか?
カーテンや家具、床・壁とカラーコーディネートすることで、インテリアにアクセントを加えることができます。広いリビングダイニングでは、ラグを使い分けることでリビングとダイニングをゾーニングすることができますし、くつろぎの空間・家族が集まる場所をラグで演出することもできます。ラグは空間にメリハリをつける効果があります。気軽にイメージチェンジできますから、季節ごとに敷き替えてもいいでしょう。
保温性や保湿性があり足元ぬくぬく、フローリングの汚れや傷防止にも役立ちます。マンションの場合は、下の階への消音対策にも。滑りにくくなるので転倒防止にも役立ちます。フローリングでペットを飼っているお宅では、ペットが足を滑らせるのを防いでくれます。その場合は爪を引っ掛けないよう毛足の短いもの、また抗菌・消臭効果のあるものを選ぶと良いでしょう。
ほこりが大変!・・・と思われがちですが、ラグを敷くからほこりが出るのではなく、ほこりは家中にあるものです。マメなお掃除が必要なのはフローリングもカーペットもラグも同じこと。むしろほこりをキャッチしてくれるという利点があります。
色やデザインが豊富でサイズも様々、好きな場所に好きに使えるラグ。・・・自由ゆえに、選ぶのが難しいアイテムでもあります。ラグの基本をおさらいしてみましょう。
ラグの選び方
ラグは置き敷き用の敷き物で、カーペットと違い予め形・サイズが決まっています。一般的に、1畳以下のものをマット、1畳から3畳未満のものをラグと呼びます。
リビングルーム
家族みんなが集まるリビング。それぞれのくつろぎ方にあわせてラグを選びましょう。
ソファで過ごすことが多い場合
センターテーブルを中心に、ソファに座ったとき足を置く位置ぐらいから敷きます。ソファの幅と同じサイズのラグを選ぶと、バランスよくまとまります。踏み心地の良いものを選びましょう。
床に座って過ごすことが多い場合
ソファの下にラグを敷き込み、リビングテーブルの周りにも座れるよう大きいサイズのラグをお選びください。肌触りの良いものを、売場でしっかり触ってみて選びましょう。リビングテーブルをなくせば、小さなお子さんがいるご家庭でも安心です。
ラグ選びでまず考えて欲しいのは、どんな空間でどんな暮らし方をするかということ。
お部屋の広さ・家具の色や大きさ・そこで過ごす人の数・床座かいすか・・・など、実際の生活シーンを思い浮かべながら、最適な素材・大きさ・デザインを選んでいきましょう。
広いリビングダイニングで家具の配置に困ったら・・・大き目のラグを敷き、そこをくつろぎスペースとしてソファやクッションなどを配置してみましょう。ダイニングにはダイニング用のラグ。これで、圧迫感を感じることなく空間を仕切ることができます。
ダイニング
ダイニングのラグは、椅子を引く音を軽減し、また床の傷防止にもなります。椅子を引いて立ったり座ったりしますから、動かしやすいよう毛足の長くないフラットなタイプがおすすめ。椅子を引いて座るスペースとして、片側75cmくらいは確保したいので、テーブルの幅より150cm大きいくらいが目安です。
小さなお子さんがいるご家庭では、食べこぼし対策に汚れがつきにくいナイロンやご家庭で洗えるラグをおすすめします。
ベッドルーム
お休み前にゆったりくつろぎ、また朝起きた時に一番に素足で踏む場合が多いベッドルームのラグ。
足ざわりの良いもの、保温性の高いもの、安全なものをお選びください。ベッドサイドから足元にかけてカバーするように敷きましょう。ベッドサイドに小さいサイズのラグを敷く場合は、ベッドの長さに合わせるとバランスよくまとまります。
キッズルーム
育ちざかり、遊びざかりのお子さまには、音を吸収しクッション性のあるラグを。床の汚れや傷防止にもなります。ポリプロピレンのような遊び毛の出にくい素材もおすすめです。
学習机と遊びのスペースをラグで分ければ、勉強時間と自由時間のメリハリをつけることができます。あるいは、学習机からベッドの足元、遊びのスペースと、部屋全体をカバーするように敷いてみましょう。
ラグはファブリックとコーディネート
デザインが多種多様で、思いっきり遊べるのがラグ。 ちぐはぐなインテリアにならないよう、カラーコーディネートを意識しましょう。
はっきりした大きな柄は色数を抑えて。
カラフルなラグなら、その中の1色をカーテンやソファカバーとコーディネートしましょう。部屋のイメージ、特に大きな面積を占めるカーテンやソファとの調和を意識して選んでみてください。
ラグのメンテナンス
普段のお手入れ
カーペット・ラグの汚れの80%はほこりによるもの。毛足の中に入り込んでしまうと取れにくくなるので、ふだんからこまめに掃除機をかけましょう。
手でなでてみて、色が薄くなるのが毛並みの方向。まず毛並みの方向に掃除機をかけて、次に逆方向にも二度がけするのが理想です。押さえつけるのではなく、毛の根本に空気を通すようにかけましょう。
掃除機のあとに粘着ローラーをかければ完璧です。絡み付いて取れなかったゴミや、舞いおりたほこりを取り去ることができます。
汚れてしまったら
軽い汚れには、固く絞った雑巾で水ぶき。毛並みと逆方向に拭くのが効果的です。
汚れがひどいようなら、中性洗剤や住宅用洗剤を薄めて使ってください。必ず目立たない場所で試し拭きをしてから。そして、洗剤成分が残らないようしっかり水ぶきをしておきましょう。
汚れには早め早めの対処が肝心です。何かをこぼした時は、しみにならないうちにきれいな布で拭き取りましょう。
遊び毛って?
新品のカーペットやラグは、細かい毛くずが出てくることがあります。生産工程で出た余分な毛が繊維と繊維の間にはさまったもので、多かれ少なかれどうしても出てしまいます。使ううちに、掃除機をかけるうちに、徐々に出なくなります。
ほこりが心配!
ほこりを心配される方は多いと思います。フローリングのように、気軽に拭き掃除ができないのが難点。
でも、ほこりとラグの関係はそんなに悪いものでもありません。
ほこりはどこにでもあるもの。ラグを敷くからほこりがたまるわけではないし、ラグからほこりが出るわけでもありません。マメに掃除機をかけるのは大変ですが、ラグがほこりを吸着してくれるのでフローリングのようにほこりが舞い上がることがありません。