新築リビングの家具選びを成功させるためのポイントと注意点

/ 最終更新日:2025/10/28

新築リビングの家具選びを成功させるためのポイントと注意点

新築リビングに家具をそろえる際に、多くの方が「色の組み合わせが難しい」「テイストがまとめられない」などの悩みを抱えます。
使いやすいリビングにするためには、デザインだけではなく実用性の両方を兼ね備えることが大切です。

そこで本記事では、新築リビングの家具選びに悩んでいる方のため、使いやすく、おしゃれに見せるための家具選びのポイントや配置の工夫などを紹介します。
自分の理想にぴったりのリビングにしたいと考えている方はぜひ参考にしてください。

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家具の色の選び方

家具の色は、リビング全体の印象を大きく左右する重要なポイントです。
ここでは、ベースカラー、メインカラー、アクセントカラーの概要と、それぞれが持つ役割を紹介します。

ベースカラー

ベースカラーとは、リビング全体の土台を作る色のことをいいます。
特に床や壁、天井など、範囲の広い部分がベースカラーを決める要素となり、大きめの家具もベースカラーに影響します。

部屋全体の割合でいうと、70%ほどの面積を占めるように検討しましょう。
基本的には、まずベースカラーを決めてから、それに合わせて家具や小物を選ぶことになります。

賃貸物件の場合、壁や床、天井などの色があらかじめ決められていることが多く、自分たちで自由にベースカラーを選べないことがあります。
新築住宅ではベースカラーを自由に検討できるため、これも大きな楽しみの一つと言えるでしょう。

白やベージュなどの明るめの色を選ぶと、空間全体が広く感じられます。
暗めの色は落ち着いた雰囲気を演出できますが、重くなってしまうこともあるので慎重に検討が必要です。

メインカラー

メインカラーは、インテリアの中でも主役になる色のことをいいます。
ソファやテレビボードなど、視線が集まりやすい家具に使われるカラーです。
部屋全体のうち、25%程度をメインカラーにすると全体的なバランスがよくなるでしょう。

ベースカラーと調和する色合いを選ぶのがポイントです。
ベースカラーとメインカラーの相性が悪いと、落ち着かない雰囲気になってしまうこともあります。
たとえば、ベースカラーに明るめの色を選ぶのであれば、メインカラーは中間色にすると空間を引き締めながらも調和しやすくなるでしょう。

メインカラーに自分の好きな色を選択したいのであれば、それに合うベースカラーを選ぶのもポイントです。

アクセントカラー

アクセントカラーは、リビングの雰囲気にインパクトを与える色です。
部屋全体の割合でいうと5%程度とするのが目安で、それほど比率は高くありません。

一般的には、クッションやラグ、小物のように、取り替えやすいアイテムで取り入れます。
アクセントカラーはクッションやラグなど、取り替えやすいアイテムで取り入れると季節感に合わせて手軽に変えられるのも魅力です。
鮮やかな色をアクセントカラーに選ぶと、部屋全体が引き締まって見えるようになります。

新築のリビングにおすすめのテイスト

新築のリビングをデザインするにあたり、空間にどのようなインテリアを選択するかで印象が大きく変わることになります。
リビングは家族やお客さんが集まる際の中心となる場所です。
どのようなテイストを取り入れるか慎重に検討しましょう。

ここでは代表的なインテリアのテイストとそれぞれの特徴などを紹介します。

ナチュラル

ナチュラルテイストは、自然素材を活かし、木のぬくもりを取り入れたデザインが特徴的です。
ベージュやライトブラウンなどのナチュラルカラーと呼ばれる温かみを感じられるような心地よい雰囲気のインテリアでまとめます。

ナチュラルテイストは観葉植物との相性もよいので、部屋に観葉植物を置きたいと考えている方もチェックしてみてはいかがでしょうか。
シンプルだからこそ飽きにくいテイストでもあります。
家具には木材のほか、綿、麻などの天然素材を使ったものを取り入れると調和しやすくなります。

北欧

シンプルさと温かみの両方を感じられる空間にしたい場合は、北欧テイストがおすすめです。
白やグレーをベースに、ライトグリーンやブルーなどを組み合わせると、おしゃれな雰囲気を演出できます。

組み合わせによってはスタイリッシュな雰囲気を演出できるため、長く人気のあるスタイルでもあります。
長年にわたり飽きずに使えるデザインを好む方にもぴったりです。

モダン

モダンは「現代的」という意味があり、シンプルなデザインが特徴です。
装飾を少なくし、スタイリッシュな形で新築のリビングを仕上げたいと考えている方に人気です。

基本は黒やグレーなどのモノトーンカラーを多く取り入れることで洗練された印象になります。
また、ガラスや金属などの素材もモダンテイストとの相性がよく、スタイリッシュさが高まります。

ただし、選択するカラーや家具によっては無機質で冷たい印象になることもあるので、照明やラグ、クッションなどをうまく活用して温かみを加えるとバランスがよくなるでしょう。

和風

落ち着きと安らぎを感じられるデザインを選びたい方は、和風テイストを検討してみてはいかがでしょうか。
伝統的な畳や障子などの要素を取り入れることにより、落ち着きのあるデザインでまとまります。

現代的な要素と和風テイストを組み合わせた「和モダン」も人気のスタイルです。
畳や障子といった和の要素に、家具や照明でモダンなデザインを組み合わせたスタイルのことをいいます。
和風テイストならではの落ち着きの中に、スタイリッシュさや新しさも演出できるのが特徴です。

アジアン

バリやタイなどのリゾートを思わせるようなスタイルを特徴とするのが、アジアンテイストです。
まるでリゾートで過ごすように、非日常を感じられるような雰囲気のリビングを目指している方に向いています。

アジアンテイストの部屋作りは、難しく考える必要はありません。
ポイントは、自然素材のインテリアを選ぶこと、全体の雰囲気を統一すること、涼しげなラグやカーテン、またはブラインドを取り入れることです。
ラタンやバンブーといった素材を取り入れることでよりアジアンテイスト感のある部屋を演出できます。
イメージが湧かない場合は、リゾート地のお部屋の写真を参考にしてみるとよいでしょう。

ハワイアン

明るく開放感のある部屋作りをしたいと考えている方にぴったりなのが、ハワイアンテイストです。
こちらもハワイのリゾート地のお部屋を参考にしてみるとイメージが湧きやすくなります。

ハワイを思わせる海や自然の色や柄を取り入れましょう。
ただし、選ぶ家具や装飾によってはアジアンテイストが強く感じられることもあります。

ハワイアンテイストをより強調したい場合は、ホワイトを基調にブルーやグリーンを差し色として使うことで、海を連想させるハワイらしい雰囲気になります。
また、ヤシ柄のクッションや自然素材の家具を取り入れることでよりハワイのリゾートを思わせる部屋に近づけることが可能です。

リビングの家具の決め方

リビングに置く家具をそろえる際は、デザインだけでなく、実際の暮らし方に合ったものを選ぶことが大切です。
ここでは、家具選びのポイントについて解説します。

新居での生活をイメージする

新居でどのような生活を送っていく予定かしっかりとイメージしておきましょう。
たとえば「小さな子どもがゆったりと遊べるスペースを作りたい」と考えているのであれば、大きなソファを避け、自由に動き回れるスペースを確保することが大切です。
テーブルやソファを選ぶ際は、実際に使用している場面をイメージするとサイズの失敗を防ぎやすくなります。

あらかじめ理想のテイストを決める

どのようなテイストにするかはあらかじめ決めておきましょう。
リビングの色のバランスが崩れる主な原因は、最初にテイストを決めずに家具を選んでしまうことです。

先にテイストを決めておくことで、全体に統一感が出るようになります。

テイストに合った家具を決める

理想のテイストが決まったら、それに合う家具を選びましょう。
特に大型の家具は存在感があるため、部屋全体の雰囲気に合わせて選ぶことが大切です。

また、デザインや色合いだけではなく、大きさについてもよく考えなければなりません。
大きすぎると室内に圧迫感が生まれてしまいます。
一方で小さすぎると使いにくいので、使用環境に合わせて程よいサイズのものを選択しましょう。

リビングの家具を設置する際に気をつけたいポイント

新築リビングに家具を設置する際は、動線・コンセントの位置・収納スペースという3つのポイントに注意することが大切です。
ここでは、家具の設置時に注意しておきたいことを3つ紹介します。

ポイント①動線

家具を設置する際は、普段の生活動線を邪魔しないところを選びましょう。
家具の設置によって移動しにくいほど狭い通路ができてしまったり、家具をよけて歩かなければならず、日常の動線にストレスを感じやすくなります。
料理や洗濯など家事を行う際に使用する家事動線、出勤や登校の際に通る通勤動線の両方を考えることが重要です。

ポイント②コンセントの位置

近くにコンセントがなかったために、あらかじめ想定しておいた位置に家具を設置できなかったというトラブルがあります。
先にコンセントの位置を確認したうえで家具の設置場所を検討しましょう。

延長コードを使用する方法もありますが、延長コードを多用すると見栄えが悪くなってしまうことに加え、足元に配線が散らばって安全性に欠けてしまうこともあります。
特に小さな子どもがいる家庭では思わぬ事故につながる危険があるので、電源を必要とする家具や家電はコンセントの近くに設置できるように調整するのがおすすめです。

ポイント③収納スペース

家族がリビングで過ごす時間が多い場合は、自然とものが増えていきます。
収納スペースを十分に確保したうえで家具を設置しましょう。

家具を置きすぎて収納スペースが不足すると、ものがあふれ、部屋全体が雑然とした印象になってしまいます。
設置する家具やレイアウトを考える際は、収納を含めて検討するのがポイントです。

新築のリビングをよりおしゃれに見せるコツ

新築のリビングをおしゃれに見せるためにこだわりたいのは、家具だけではありません。
素材や小物、見せ方など、細かい部分も工夫していきましょう。
ここでは、よりおしゃれなリビングにするためのポイントを紹介します。

家具の素材にもこだわる

家具の素材によって与える印象が大きく変わります。

たとえば、温かみのある部屋にしたいのであれば木材が向いていますし、スタイリッシュさを重視したいのであれば、金属やガラスを検討してみるとよいでしょう。
また、テイストによっても適した家具の素材が異なります。
お部屋全体のイメージを統一するためには、理想とするテイストに合った素材や質感の家具を選ぶことがポイントです。

小物の配置にもこだわる

小物をどのように配置するのかによってもリビングの雰囲気が大きく変わります。
クッションやラグ、アートなどの配置は慎重に検討しましょう。

特に意識したいのが、色や柄の統一感です。
それぞれの小物を別々に考えてしまうとまとまり感がなくなってしまうので、全体のイメージをまとめてから小物選びをするとよいでしょう。

カフェの小物の配置は、美しく見えるバランスにこだわっており、インテリアづくりの参考になります。
小物を配置してみたものの「何となくイメージと違う」「統一感がなく見える」と感じている方は、インテリアの配置方法を学んでみるとよいでしょう。

たとえばものを三角形になるように置く「トライアングル構成」、中心を決めて左右対称に置く「シンメトリー構成」、同じものを繰り返して並べる「リピート構成」などの方法があります。
お部屋の雰囲気に合った配置方法を選びましょう。

リビングを広く見せる工夫を行う

新築住宅のリビングを広く見せるためには、いくつかの工夫があります。
たとえば、全体的に家具の高さを低くすると、視覚的に空間に余裕が生まれます。

また、床が広く見えるようにものをあまり置かないことも大切です。
鏡を壁に飾ることで部屋の奥行きを演出し、広く見せることもできます。

家具や小物を工夫しておしゃれな新築リビングにしよう

いかがだったでしょうか。
今回は新築リビングをおしゃれにする方法や、家具選びのポイントをまとめました。
色の組み合わせや全体の統一感に悩んだときも、ベースカラー・メインカラー・アクセントカラーの3つを意識するとバランスが整いやすくなります。

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