家具に使われる木材の種類と目的・好みから選ぶためのチェックポイントを紹介

/ 最終更新日:2024/08/19

家具に使われる木材の種類と目的・好みから選ぶためのチェックポイントを紹介

木材は建物や家具など、身近な場所で多く使用されています。

コンクリートやレンガのような硬さを感じにくく、自然の風合いが活かされるため、ナチュラルテイストのインテリアに欠かせない素材です。

高級感のあるヒノキ材、ナラやパインのように定番の素材もあり、同じ種類の木でも国産のものと外国産のものでは特長が変わるものも。

色合いや好みに加えて用途も考慮しながら素材を選びましょう。

この記事では、木材家具の魅力について詳しく紹介します。

家具に使用される木材の種類や加工の分類、目的・好みで選ぶ方法も解説していますので、家具のオーダーや購入の際の参考にしてください。

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木材家具の魅力

日本では古くから家屋や家具に木が使われ、現代生活でもなくてはならない材料です。
加工前の樹皮は硬くざらざらとしていますが、皮を取り除いてならしていくとなめらかな感触になります。

木材はカトラリー製品や小物、子ども用のおもちゃにも使われ、手作りの温かさやインテリアに溶け込む自然体の雰囲気が楽しめます。
石や金属にはない温もりが感じられるため、プラスチックのように新しい素材と比較しても、木材のほうに親しみを感じる方も多いかもしれません。

家具には木材以外の素材も使われていますが、木材とどのような違いがあるのか紹介します。

【素材ごとの違いと木材家具の魅力】

素材 特徴 メリット
木材 自生・植生する木々から作られる
  • 豊富な樹種から選べる
  • 自然の風合いが活かせる
プラスチック 石油・樹脂から作られる
  • 安価に手に入る
  • 耐久性が高い
石材 天然または人工の石材から作られる
  • 重厚感がある
  • 存在感がある
金属 スチール・ステンレス・アルミニウム等
  • 耐久性が高い
  • 木材と組み合わせやすい

石油や樹脂からできるプラスチックは軽量かつ耐久性があり、木材は天然の素材をそのまま使用するという違いがあります。

プラスチック製の家具は軽量で頑丈ですが、木材のように樹種を選ぶことはできません。
自分で加工するのも難しいため、DIYで家具を作る場合は木材がおすすめです。

木材は自然の中にいるようなナチュラル感が出せる素材のため、どのインテリアにも合わせやすい素材です。
シックな色合いの樹種でも無機質になりすぎないため、空間全体が温かみのある雰囲気に仕上がります。

天然素材を使用する点では金属や石材も魅力的ですが、木材は世界中にある天然の木々の中から自分好みの種類が選べます。
造作家具のようにオーダーメイドで作られるもの、自分で手作りするものと、どちらにも個性や味わいがあります。

石材は特有の重厚感があり、イスやテーブルとして屋外でも使われています。
自宅の中で使用するものとしてはやや重厚な印象で、模様替えや引っ越しの手間を考える必要があるでしょう。

金属製の家具も同様に、すべてが金属でできているものは重さがあります。
金属は強度を確保したいテーブルの脚や金具に使われるケースが多く、テーブルの場合は「脚が金属で天板が木製」といった組み合わせも一般的です。

家具に使われる木材の種類

木材には、高級な素材として知られるヒノキやウォールナット、マホガニーをはじめ、定番の素材や珍しい素材もあります。
素材の特徴やメリットを家具づくりに活かしてみてください。

【木材の一覧】

種類 樹種 特徴
ウォールナット 広葉樹 世界三大銘木・重厚で頑丈な素材
マホガニー 広葉樹 世界三大銘木・比較的軽量で頑丈な素材
チーク 広葉樹 世界三大銘木のひとつ・光沢感があり経年変化が楽しめる
ナラ・オーク 広葉樹 家具や内装材に多く使われる
タモ・アッシュ 広葉樹 家具や土木材に多く使われる
アルダー 広葉樹 浸透性が高く柔らかい素材
ラバーウッド 広葉樹 ゴムノキとも呼ばれ耐久性が高い
スギ 針葉樹 国内では家具から割り箸まで幅広く使われる
パイン(松) 針葉樹 柔らかい素材でDIYにも適している
ヒノキ 針葉樹 特有の芳香があり湿気に強く加工しやすい
ケヤキ 広葉樹 耐久性にすぐれており摩擦にも強い
メープル 広葉樹 色味に透明感がありなめらかな手触り
ビーチ 広葉樹 ブナ材とも呼ばれ木目がきめ細かく衝撃に強い

木材には特有の木目があり、白系から暖色・褐色・茶・黒系へと色が濃くなっていきます。樹種によって硬さが異なり、耐衝撃性・耐摩擦性が高い素材ほど建物の床材に適しています。

木は、平たく広い形状の葉をつける「広葉樹」と、先の尖った形状の葉をつける「針葉樹」に分けられます。

広葉樹は気乾比重(きかんひじゅう)と呼ばれる木材を乾燥させたときの値が大きくなる特徴があり、木は重たく、重厚感のある木材になります。
針葉樹は広葉樹よりも成長が早く、軽さがあるためDIYの素材に使われることもあります。

ウォールナット

ウォールナットは世界三大銘木のひとつで、高級木材として知られている素材です。
日本ではクルミの木として知られ、やや暗い褐色の木目が特徴的です。
ウォールナットは多くの樹種の中でも特に深みのある色合いで、シックやアンティークなインテリアに用いられます。
素材として長持ちすることから、アンティーク家具としても人気があります。

やや明るい色味のウォールナット材は、ナチュラルテイストやシンプルモダンな内装・インテリアにも取り入れられています。
乾燥しても収縮や反り返りが少ないため、風合いの変化を楽しめる点もメリットです。

紫外線を受けると色味が明るく変化するため、窓の近くや太陽光が入る場所でウォールナット材の家具を配置すると、適度な日焼けによる風合いが楽しめるでしょう。

マホガニー

マホガニーは世界三大銘木のひとつで、締まりのある木目が特徴的な高級素材です。
南米の森林地帯を原産地として用いられてきましたが、現在では希少な木材として伐採を制限・植林の対象となっています。

赤みのある褐色の木材には特有の光沢感があり、古くから家具や彫刻などさまざまなものに使われてきました。
広葉樹のため適度な重みがありますが、素材としては軽量で扱いやすいため、家具のほかにもギターの背面や装飾用に用いられています。

乾燥の速度が速く、反り返りや割れが少ないため加工しやすい素材としても知られています。
紫外線に当たると色合いが濃くなることから、年を重ねるごとに深みのある赤褐色へと変化します。
使い続けるほど、重厚な見た目へと変化し、経年変化によるアンティーク感が楽しめるでしょう。

チーク

チークは世界三大銘木のひとつであり、豪華客船の内装にも多く使われてきた高級木材です。
インド・東南アジアのモンスーン気候地方に自生し、湿気や水分に強い特性をもっています。
耐久性も高く、東南アジアでは古くから船などの素材として用いられていました。

木材の表面には天然のワックスがにじんでおり、適度な光沢感があります。
チークに含まれる天然成分には虫を寄せ付けない効果もあるため、経年変化に強く虫食いの被害を受けにくい点がメリットです。

年数が経つと樹脂成分が減っていき、「ゴールデンチークカラー」という黄褐色へ変化します。
摩擦や虫食いに強く、見た目の変化も楽しめることから、高級家具や内装材として人気があります。

ナラ・オーク

オークはナラの木から採れる木材の名称で、日本国内でも採取されている素材です。
シンプルな外観はナチュラルテイストのインテリアにマッチし、耐久性と堅牢性があるため室内の家具や樽、建材のような耐久性を必要とするものに用いられてきました。

アメリカ・ヨーロッパ・日本をはじめ世界中に分布し、安価に手に入れられる素材です。
国産のオーク材は「ジャパニーズオーク」、北アメリカ産のものは「レッドオーク」「ホワイトオーク」と呼ばれています。

木材の内部にはタンニンという天然成分が含まれているため、防虫・防カビ効果が特長です。
種類によっては1000年を超えるものもあり、耐久性の高さでも家具に適しています。
国内にも自生していること、寿命の長さなどから、湿気の多い日本の気候に適した素材といえます。

タモ・アッシュ

タモ・アッシュはどちらもモクセイ科トネリコ属の樹木から採れる木材です。
アッシュ材は木目が粗く、タモ材は密な木目が特徴です。
タモの木は本州から北海道に分布しており、国内で広く流通している素材です。

タモ材は白系統の明るい色味で、木の重厚感が少ないため、ナチュラルテイストのインテリアに向いています。
アッシュ材は木目がはっきりしているので、木の風合いを活かしたい空間に適しています。
どちらの素材も変形しにくいメリットがあり、経年変化によって黄色みがかった褐色に変化していきます。

明るい色味から次第に木材らしい風合いが出てくるので、昼白色や温白色の室内でも浮くことなく、空間に溶け込んでくれる素材です。

アルダー

アルダーはカバノキ科ハンノキ属の樹木で、日本ではハンノキと呼ばれています。
太平洋北西部からヨーロッパにかけて自生する広葉樹で、樹木の名称がそのまま木材の名称となっています。

ヨーロッパでは古くから家具・楽器・彫刻とさまざまな用途に用いられてきました。
かつては流通が制限されていましたが、流通量が安定してくるとコストや手に入れやすさから人気の木材になりました。

重みと耐久性がある広葉樹のなかでも比較的柔らかさがあり、加工のしやすさが特長です。
はじめは白系の色味ですが、時間の経過とともに淡い紅・黄褐色へと変化し、木の温もりが感じられます。
木目や節の見え方が強すぎないため、ナチュラルやシンプルな内装・家具に適しています。

ラバーウッド

ラバーウッドは日本語でゴムノキと呼ばれ、東南アジア〜南太平洋地方〜アフリカに広く自生する広葉樹です。
かつては天然ゴムの原料となる樹脂を採取するための木として使われていましたが、現在までに家屋や家具の材料としても用いられるようになりました。

樹液を採取してから残った木を加工して集成材にするため、環境にやさしい木材としても知られています。
テーブルや本棚・学習机に使われるほか、パルプの原料にも用いられています。

南国の木らしく明るい色味で、年月を経ると褐色に変化します。柔らかさがあるため加工しやすい素材です。
木目が主張しすぎず、手触りもなめらかでクセがないことから建材や家具に適しています。

スギ

スギ(杉)は日本を代表する常緑針葉樹で、本州から屋久島までに自生している樹種です。
近年では北海道南部でも植樹が進み、古くから建築用材や樽や船などの材料に用いられてきました。

伝統的に建材として使われていた一方で、家具としては利用しにくかったスギ材ですが、圧縮加工を施すことで硬さを出せるようになり、家具の材料として使われるようになりました。

軽量で扱いやすく、狂いも比較的少ない点がメリットです。
地面からまっすぐ生えるため木目は直線的かつ規則的で、家具や建材として使用すると凛とした仕上がりになります。

内部に樹脂を含んでいるため防水性にすぐれ、湿気の多い環境や梅雨で雨がよく降る場所に適しています。

パイン(松)

パインはマツ科マツ属の樹木で、日本語では松と呼ばれる針葉樹です。
寒い地域にも自生するため、断熱性にすぐれた素材で、針葉樹特有の柔軟性があります。
黄色みがかった色合いと美しい木目が特徴です。質感や手触りが良く、近づくと松の香りが楽しめます。

松の木を加工したものは「パイン材」と呼ばれています。
輸入材のほかに国産材も多く使用されていますが、集成材としての歴史は他の樹種に比べて比較的新しく、近年では芳香を楽しむリラックス効果にも注目が集まっています。

同じパイン材でも50以上の種類があり、日本では太平洋側の表杉と日本海側の裏杉の2種類に分かれています。
樹種ごとに違いがありますが、いずれも比較的安価に手に入るため人気があります。

ヒノキ

ヒノキは日本国内に多く自生・植生している針葉樹・檜(ひのき)を加工した木材です。
高級木材としての一面もあり、明るい色合いと「ヒノキチオール」と呼ばれる特有の芳香で、住宅の建材・浴槽・家具と多用途に活用されています。

国内では法隆寺の建材にも使われており、1000年以上の歴史をもつ伝統的な素材です。
きれいな木目と適度な光沢感、手触りの良さがあり木材としてのバランスにすぐれ、経年変化によって褐色に変化し味わいが感じられるようになります。
築1000年を超える寺院にも使用されているように、ダニや白ありのような虫に強く、抗菌効果や耐水性も高いため日本の気候風土に調和しやすい素材です。

ケヤキ

ケヤキは、常緑樹である欅(けやき)の木を加工した木材です。
街中でも多く目にする落葉広葉樹で、ヒノキと同じく高級木材として知られています。
日本や朝鮮半島、中国など東アジア地方に自生し、アジアでは一般的な樹種として建材に使われてきました。

曲線の木目が美しく、複雑に波打つような杢目(もくめ)がみられるものもあります。
素材としては強度や耐久性にすぐれ、断熱性も備えているため、住宅や家具の材料に適しています。

色合いは黄みを帯びた白系の色味か、または黄褐色や赤褐色です。
ケヤキにも特有の香り成分であるフィトンチッドが含まれており、抗菌や消臭効果があります。
年月が経つと色が濃くなっていき、オレンジ色のような褐色へと変化が楽しめるでしょう。

メープル

メープルは北半球を中心に分布する高木・楓(かえで)の木から採れる木材の呼び名です。

カナダのケベック州を世界最大の原産地とするサトウカエデは爽やかな甘味が特徴的な樹液(メープル)でも知られています。
日本にも天然の楓が自生していますが、国産の楓は「カエデ材」カナダ産の材木は「メープル材」と区別されることがあります。

摩擦に強く、家具や建材に広く用いられる一方、柔らかく加工しやすい「ソフトメープル」と、野球のバットにも使われるほど堅牢な「ハードメープル」があります。

木材は白系のやさしい色合いが多く、波打つような杢目(もくめ)やバードアイと呼ばれる鳥の目のような模様が現れ、個性的なデザインが人気です。

ビーチ

ビーチは、日本語で「ブナ」という意味で、ブナの木から採れる木材の名称です。
青森県白神山地など寒冷地を中心に自生する広葉樹で、50mを超える巨木に成長するものもあります。

ビーチ・ブナに大きな違いはありませんが、日本国内に自生するブナから採れる木材は「ブナ材」と呼ばれ、ヨーロッパ〜イギリス〜北米から輸入される木材を「ビーチ材」と呼ぶ場合があります。

強度・硬度ともにすぐれており、耐久性の高さに定評があります。
スキー板のように摩擦が発生するものにも使えるため、建材はもちろん家具としても利用しやすい素材です。

断面は黄褐色にやや桃色がかった肌色のような色味をしており、年数が経っても色が大きく変化しないメリットがあります。

加工による木材の分類

加工による木材の分類

加工後の木材は、集成材・無垢材・合板の3種類に分けられます。それぞれの分類について、特徴や用途を確認していきましょう。

集成材

集成材(しゅうせいざい)は、板状にした木材を同じ繊維の方向に重ね合わせて接着剤で圧着し、規定のサイズに裁断したものです。

伐採した木材の皮を取り除き、節や割れた部分を取り除いて板状に加工した挽き板(ひきいた)数枚を接着し、板状に成形して仕上げます。建物の柱・床・家具の天板などに使われ、大きな家具の製作も可能です。

切り出して加工しただけの木材は長さや厚みが限られますが、集成材にすることで大きな建物や家具にも使える材料ができあがります。

集成材は硬度や耐久性の高い木材を複数枚接着し、乾燥の工程によって含水量を減らしているため、一定水準の強度が確保されています。木造住宅や木造の施設でも集成材が使われています。

無垢材

無垢材(むくざい)とは、天然のままの木を切って皮を取り除き、形を整えたものです。

調湿効果やリラックス効果といった木の特性がそのまま活かされるため、湿気を抑えたい部屋や木の香り・温もりを感じたい場所に向いています。
切り出した木をそのまま使用するため、トルエンやホルムアルデヒドのような化学物質を含まず、過敏な体質の方でも影響を受けにくい点がメリットです。

日常的に使用するテーブルや棚は、手指やその他の部位で直接触れる可能性があります。
無垢材の家具は自然の素材をそのまま使えるので、シックハウス症候群のリスクを減らし、快適に過ごせます。

合板

合板(ごうばん)はプライウッドやベニヤ板とも呼ばれ、切り出した木材を薄くスライスして単板の状態に加工し、乾燥させて繊維の方向に貼り合わせたものです。

集成材は木材を貼り合わせて厚みをもたせたものですが、合板は薄い一枚板のような形状をしています。
幅は1m程度で、安価に生産できるためコストパフォーマンスにもすぐれています。

家具では棚やテーブル、テレビボードの天板や扉に使われることが多く、キッチンカウンターの扉や収納といった造作家具の素材としても使用されています。
軽量かつ薄い形状のためDIYにもおすすめの材料です。

目的・好みから選ぶ木材家具の素材

目的・好みから選ぶ木材家具の素材

木材家具は樹種や原産地によって硬さ(加工のしやすさ)・強度・調湿機能・色合い・木目(杢目)・色の濃さが異なります。

家具に使う場合は、どんなテイストや目的に木材を使うのかを考え、好みなども考えて選んでみてください。

【目的・好みで選ぶ素材のまとめ】

高級感

ウォールナット・マホガニー・チーク・ヒノキ・ケヤキ

手触り

ラバーウッド・パイン・ヒノキ・メープル

テイスト

(インテリアのタイプ)

【アンティーク】

ウォールナット・マホガニー・ナラ・オーク・パイン・ビーチ・チーク・メープル

【北欧】

ナラ・オーク・ビーチ・マホガニー・ウォールナット・パイン・メープル・タモ・アッシュ・アルダー

【シンプル/ナチュラル】

パイン・スギ・タモ・アッシュ・アルダー・ラバーウッド・ケヤキ

【その他】

  • 針葉樹は直線的な模様が特徴的で凛とした雰囲気に仕上がる
  • 広葉樹は波打ちやバードアイのような杢目が出るものもありユニークなデザインが楽しめる

色合い

【濃い】

【中間】

【薄い】

  • ウォールナット
  • チーク
  • マホガニー
  • ケヤキ
  • タモ・アッシュ
  • オーク
  • パイン
  • アルダー
  • ビーチ
  • メープル
  • スギ
  • ヒノキ
  • ラバーウッド

軽さ

パイン・スギ・タモ・アッシュ

世界三大銘木とされるウォールナット・マホガニー・チークは色が濃いものが多く、高級感を感じさせます。
一方、色合いが明るくやさしいタモ・アッシュやパイン、ラバーウッドなどはシンプルやナチュラルなインテリアに剥いています。

家具作りや家具選びをしていると、「一枚板」という言葉を見かけることがあります。
これは1本の木から切り出した材料を使っているという意味で、接着剤による継ぎ足しや圧着を行っていないものです。
天然木として家具を作りたいときは、無垢材や一枚板という表記があるものを選びましょう。

手触りを重視する方は、ラバーウッド・パイン・ヒノキ・メープルなどがおすすめです。
木肌が柔らかいものほど手触りが良いので、長く使い続けたい家具に適しています。

地面からまっすぐ生える針葉樹は直線的な木目が多く、すっきりとした外観です。
広葉樹は切り出した部位ごとにユニークな模様が楽しめるため、オリジナリティを重視したい方は広葉樹の木材を選んでみてください。

木材家具を選ぶ際は木の特性をチェック

この記事では、木材家具に使われる木の種類と特徴、木材家具の魅力や目的・好みで選ぶためのポイントを紹介しました。

木材家具にはオーダー・DIY・既製品といくつかの選び方があります。サイズやデザインに加えて、インテリアにマッチするかどうかも考えながら選ぶと、満足度の高いものが選びやすくなります。

世界中に存在する木には、地域性や気候条件によって調湿や耐久性といった特長が備わっています。木の色や経年変化による外観だけではなく、木の持つ特性を踏まえて選んでみてください。



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