家具を店舗で購入するメリットは?
通販との違いや注意点も解説

/ 最終更新日:2025/10/28

家具を店舗で購入するメリットは?通販との違いや注意点も解説

店舗で家具を購入するときは、事前に欲しい家具のイメージを描いておくと、購入がスムーズに進みます。

購入予定の商品が見つかったら、オンラインだけでなく、店舗でも実物を確認しておくと安心できます。
「こんな商品が欲しい」という段階から、店舗で実物をチェックして購入を決めるという流れが、後悔なく家具を購入するポイントです。

この記事では、店舗で家具を購入する際の選び方やメリット、通販との違いを紹介します。

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店舗で家具を購入する際の選び方

店舗で家具を購入するときは、どのようなポイントに注意すればよいのでしょうか。

事前にサイズを確認する

家具選びでは、事前に自宅の設置場所や設置場所までの寸法を正確に測っておくことが大切です。

家具の置き場所は幅・奥行き・高さのほか、すでにある家具や建具との距離感もチェックします。
搬入経路となる玄関の開口部から廊下、エレベーターの広さも十分にあるか確認しておきましょう。

部屋や動線の寸法が十分にない場合、気に入った家具が見つかってもサイズが合わず、設置や搬入ができないケースがあります。
あらかじめ寸法を把握しておけば、家具の買いなおしや選びなおしのリスクがなくなり、店頭でも適切な商品を選びやすくなるでしょう。

値段を比較する

家具はメーカーや素材、機能によって価格が異なります。
購入前には複数の店舗を回り、サイズ感や相場を把握して予算に合うものを探しましょう。

セール品や展示品は手ごろな価格帯が魅力ですが、品質や保証の内容を必ず確認してください。
価格だけをみて購入せず、商品としての品質や信頼性を確かめれば、後悔のない選び方ができます。

同じようなデザインの家具でも、使い勝手や耐久性などの細かい部分まで比較しましょう。
配送料金や組み立て・設置にかかる料金も含めて計算すれば、実際の総支出を把握できます。

店員からの説明を受ける

店頭での家具選びでは、使い勝手や使い方などを店員に尋ねるとよいでしょう。

店頭では実物に触れながら細部までチェックできますが、多機能な家具や組立に時間がかかる家具は、「買ってからすぐ使えるのか」「使い方が難しすぎないか」といった疑問が浮かぶかもしれません。

そうした疑問点を店員に相談すれば、細かい情報を教えてもらえる可能性があります。
インテリアコーディネーターの資格をもつ店員には、インテリアや間取りに合った家具の選び方や配置に関するアドバイスが受けられることもあります。

家族のために家具を探している場合は、どんな人がどのように家具を使うかといった詳細を伝えてください。
「猫がいるので破れにくいソファーがほしい」「高齢の家族が使いやすいデスクを探している」というように、使用者の特徴や使用頻度を具体的に伝えましょう。

店舗で家具を購入する際のメリット

店舗では、家具の確認だけではなく実際のコーディネート例が参考にできます。
店員からの説明も、家具選びの参考になります。

ここでは、店舗で家具を購入するメリットをみていきましょう。

メリット①実物を確認できる

テーブルやソファーなどの家具類は、実際に日常生活で使うものです。
カタログの写真だけでは実際のサイズ感や素材の特徴が分かりづらいため、直接確認するようにしましょう。

店頭に行ってみると、実物に近づいてサイズや色合いなどを確かめられます。
事前に写真を見ておけば、「写真よりも大きい・小さい」「写真よりも硬さがある・柔らかい」といった違いに気づきやすくなります。

サイズを確認しないまま購入すると、購入後に「大きすぎて置き場所がない」「重さがあって運びづらい」といった後悔につながりやすいものです。
他にも、「耐久性が低い」「硬くて座りづらい」「組立に時間がかかりうまくいかない」といったケースも失敗事例のひとつといえます。

実物を確認するときは、質感や機能が問題なく使えるかどうかも確認しておくと安心できます。

メリット②家具のコーディネート例が確認できる

店舗では、家具を実際に設置したときのイメージがしやすいように、カーペットやカーテンを組み合わせたコーディネート例が確認できます。

実際の部屋を想定して配置されている空間もあり、自宅に置いたときの雰囲気をイメージしながら買い物ができます。
家具の雰囲気やサイズ感は単体ではイメージしにくいものですが、コーディネート例があれば、さらに具体的なイメージに落とし込みやすくなります。

写真だけを参考に購入する方法や、家具単品だけでの購入は、自宅に持ち込んでみると「思っていたものと違った」となりやすいものです。
しかし店頭ではコーディネート例そのものを参考にできるため、失敗を防ぎやすくなるでしょう。

メリット③店員からの話を聞ける

店舗では、家具について専門的な知識や経験を持つ店員に直接説明が受けられます。
組立の難しさや搬入のしやすさ、使い勝手の良さや店頭での評判・売れ行きがチェックできる点もメリットです。

素材の耐久性や特徴、お手入れの方法のほか、家具を購入する際にチェックしておきたい保証や配送サービスについても確認できます。

店舗にあるコーディネート例が自宅の雰囲気と違う場合は、店員に質問をしてコーディネートの提案をもらうとよいでしょう。
購入について判断に迷っているときはその旨を伝えることで、よりよい提案が受けられるかもしれません。

店舗で家具を購入する際のデメリット

次に、店舗で家具を購入する際のデメリットについてもみていきましょう。

デメリット①店舗に行くまでに時間がかかる

店舗で家具を購入する場合、店頭へ直接足を運ばなければなりません。
交通費や燃料費など移動に費用がかかり、駐車や店舗まで歩いていく手間もかかります。

通販サイトのようなオンラインでの買い物は、移動の手間や交通費がかかりません。
一方、店舗で実物を選んで購入しようとすると、どうしても労力やコストがかかってしまいます。
複数の店舗を回って比較するときは、さらに移動やコストがかさみますし、数日に分けて同じ店舗を訪れるケースも同様です。

家具選びは実物を見て慎重に判断すべきですが、時間やコストがかさみやすい点も考慮し、効率的に計画を立てることが重要です。

デメリット②家具を決めるまでに時間がかかる可能性がある

事前に購入するものを決めておけば、店舗に複数の選択肢があるときでも迷いづらく、目的の家具に出会いやすいでしょう。

しかし、店舗には選択肢が多いため、決めておいたものから別のものに目移りすることもあります。
欲しい家具の色やサイズが決まっていても、いざ実物を目の前にすると、隣にある別の商品が魅力的に見えると、つい迷ってしまうこともあるでしょう。

店員のアドバイスや提案によって選択肢が増えると、判断がつきにくくなりその場で即決できなくなるといったリスクがあります。
その場合は、店員の勧めがあっても自分が本当にほしいものを優先したほうが納得できるかもしれません。

デメリット③さまざまなブランドと比較ができない

店舗のスペースには限りがあるため、展示品の数や種類が思ったよりも少なく、十分に比較できない場合もあります。

家具店の多くは十分な広さを確保していますが、ベッドやソファーなどの大型家具は置ける数が限られます。
「いろいろな商品を見て回ろうとしたが、比較対象が少なかったので選べなかった」という状況も考えられるため、ひとつでも多くのブランドやメーカーの商品を比較するときは、複数の店舗を回ってみてください。

同じ家具店で複数の店舗を回る場合、同じブランドやメーカーの商品しか取り扱いがなく、比較できない可能性もあります。
珍しいアイテムや専売品も比較したいときは、複数の店舗を回って確認するとよいでしょう。

店舗で家具を購入する際の注意点

店舗で家具を購入する際は、部屋サイズの確認や送料、搬入の可否や組立サービスの有無をチェックしましょう。

注意点①部屋のサイズに合うかを確認する

家具は、イメージよりも実物が小さすぎたり大きすぎたりすることがあります。
部屋の間取りや設置場所に合っているかどうかを事前に確認しておきましょう。

家具の幅・高さ・奥行きに加え、設置場所や周辺の寸法も測り、設置後にどの程度の空間を占めるかをイメージしておくと安心できます。

注意点②送料がどれくらいかかるのかを確認する

家具は大型かつ遠方への輸送ほど送料が割高になるため、購入前に配送料金を確認して予算に組み込んでおきましょう。

より正確な送料を計算する場合は、配送先の地域や集合住宅の階数(エレベーターの有無)、配送業者によって料金が異なるケースも想定しておきましょう。
特に、複数名の配達員で階段を使って搬入する方法や、クレーンを使った吊り下げ搬入は搬入にかかった時間や人数などが料金に含まれるため、注意が必要です。

注意点③どこまで運んでくれるのかを確認する

店舗購入では、ほとんどの場合搬入サービスが付帯できます。
無料または有料で自宅や目的の場所へ家具を届けてもらえますが、「玄関先まで」か「部屋の中まで」かによって対応や方法が異なり、料金も変動します。

「部屋まで来てくれると思ったら玄関までだった」といった後悔をしないためにも、事前にどこまで運んでもらえるのかを確認しておきましょう。
搬入経路や設置場所によっては玄関先までと条件がついてしまう可能性もあるため、不明点は店員に確認するようにしてください。

注意点④組み立てサービスがあるかを確認する

家具のなかには組み立てを必要とするものもあります。
大型の家具や複雑なデザインの家具は、自力での組み立てが難しいケースも少なくありません。
店舗のサービスが利用できるかどうか、事前に確認しておくと安心です。

商品によっては、自力での組み立てに破損やケガのリスクが伴うものもあります。
組み立てサービスではプロのスタッフが説明書にしたがって組み立てを行うため、購入後の負担が軽減できます。

通販で購入する場合との違い

ここからは、店舗での購入と通販で購入する場合との違いをみていきましょう。

実物が確認できるかどうか

店舗購入では、家具の実物が直接確認できます。
色・質感・素材・機能・使い勝手・コーディネートを肌で実感しながら選べるので、他の商品とも比較しやすく、事前に頭の中にあったイメージとの違いも把握できます。

通販の購入は、商品の紹介ページや動画、レビューといった情報を参考にしますが、いずれも限られた情報です。

微妙な色や質感の違い、触ってみたときの肌感覚や重量感は、実物でしか体感できない部分です。
通販ではポジティブな口コミが目立つケースも多く、それが実際の購入者の率直な声かどうか判断しにくい点がデメリットです。

価格が安いかどうか

通販サイトは店舗販売よりもお得感が強く、商品の値段を安く抑えているために、費用対効果が期待できます。

一方、店舗では店頭に設置するための人件費や光熱費、その他の諸費用がかかっているために、通販以上の割高感があります。
同じ商品でも通販が安いのは、余分な費用がかかっていないためです。

こうした違いを踏まえて、価格が安いかどうかを比較してから購入を検討するとよいでしょう。

時間をかけて見れるかどうか

店舗では家具に触れる、あるいは使用感を確かめて、じっくりと時間をかけながら購入が検討できます。
比較の際に迷っても、時間をかけて納得できる商品に出会える点がメリットです。

通販では、写真や動画、サイズや素材の説明を参考にして購入するのが一般的です。
実物を確認できない点はデメリットですが、店舗での購入と同じようにじっくり時間をかけて選ぶことができます。

注意点として、店舗では家具の存在感や空間全体での見え方までチェックできますが、オンライン通販ではあくまでも感覚的な判断が重視されます。
雰囲気や見た目だけで選んでしまうと、寸法や素材といった重要な要素を見落とす恐れがあるため注意しましょう。

返品サービスがあるかどうか

通販では購入後に返品や交換が可能な場合がありますが、店頭購入の返品条件は商品や販売店によって異なるため、事前に確認が必要です。

配送後に破損や不具合が見つかった場合は、店舗であっても返品や交換の条件を確認しておく必要があります。
送料や手数料がかかる場合があり、通販は手軽ですが条件をよく確認することが重要です。

家具の購入はメリットが多い店舗がおすすめ

今回は、店舗で家具を購入するポイントや注意点を紹介しました。

家具の購入ではデザインや価格を重視する方が多くみられますが、搬入経路や設置後のサイズ感、家具としての使い勝手についても、実物を見て確認することが大切です。

搬入から設置までにかかる費用、部屋の間取りやインテリアとの相性、家族にとっての使いやすさといった点まで確認しておけば、後悔の少ない買い物につながります。



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