不要な家具の廃棄方法は?手間が少なくお得な方法を解説

/ 最終更新日:2025/09/02

不要な家具の廃棄方法は?手間が少なくお得な方法を解説

使わなくなった家具を廃棄したいとき、「どうやって捨てればいいの?」と迷うことはありませんか?
特に大型の家具や電化製品は、一般ごみのように簡単には捨てられず、困る方も多いでしょう。

そこでこの記事では、不要になったものの捨て方がわからない家具の廃棄方法を詳しく紹介します。
また、廃棄ではなく買取サービスの活用方法やそのメリット、高く買い取ってもらうコツなども解説しますので、ぜひ参考にしてください。

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廃棄に手間がかかる家具とは

家具のなかには、運び出しに手間がかかったり、特別なルールに従わなければならなかったりと、簡単には廃棄できないものがあります。
特に手間がかかるのが、“大型家具”と“電化製品”です。

大型家具

大型家具はサイズが大きく重いため、一人では搬出が難しく、廃棄するのは大変です。
特に一人暮らしの方や高齢者にとっては、大きな負担となるでしょう。

代表的な大型家具には、次のようなものがあります。

大型家具の例

  • ・TENNベッド
  • ・ソファ
  • ・テーブル
  • ・椅子
  • ・食器棚
  • ・タンス

これらの大型家具は自治体指定のごみ袋に収まらないため、一般の可燃ごみや不燃ごみとしては出せません。
そのため、粗大ごみとして出すか、そのほかの方法で廃棄する必要があります。

電化製品

電化製品を廃棄する際には、“家電リサイクル法”や“小型家電リサイクル法”の対象かどうかを事前に確認することが重要です。

家電リサイクル法の対象となるのは、エアコン、テレビ、冷蔵庫(冷凍庫)・洗濯機(衣類乾燥機)の4品目です。

一方、小型家電リサイクル法は、上記の家電リサイクル4品目を除くほとんどの小型電化製品が対象となっています。
たとえば、デジカメ・パソコン・電気カミソリ・間接照明などです。
ただし、どの品目を回収対象とするかは自治体によって異なるため、事前に確認しておきましょう。

参照元:経済産業省「家電4品目の「正しい処分」早わかり!」
https://www.meti.go.jp/policy/it_policy/kaden_recycle/fukyu_special/

政府広報オンライン「使用済み小型家電のリサイクル お住まいの市町村の分別ルールに従い、正しくリサイクルを」
https://www.gov-online.go.jp/useful/article/201303/2.html

家具の廃棄方法

ここからは、廃棄に手間がかかる家具について、代表的な9つの廃棄方法をご紹介します。
それぞれの特徴を確認し、ご自身にもっとも適した方法を選んでください。

家具の廃棄方法

  • ・①粗大ごみとして捨てる
  • ・②リサイクルショップに売る
  • ・③フリマアプリ・ネットオークションで売る
  • ・④人に譲る
  • ・⑤寄付する
  • ・⑥DIYで再利用する
  • ・⑦不用品回収業者に依頼する
  • ・⑧引越し業者に廃棄を依頼する
  • ・⑨家具販売店の買取サービスを利用する

①粗大ごみとして捨てる

家具を廃棄する際に、まず思い浮かぶのが、自治体の粗大ごみ回収を利用する方法ではないでしょうか。

“粗大ごみ”の定義は自治体によって異なるため、事前に確認が必要です。
たとえば横浜市では、「一番長い辺が、金属製品で30cm以上のもの、それ以外(プラスチック製品、木製品など)で50cm以上のもの」が粗大ごみとして扱われます。

また、粗大ごみの回収日は月に1〜2回程度と限られている場合が多く、申し込みから回収までに半月〜1か月、場合によってはそれ以上かかることもあります。
利用する場合は、日程の余裕を持って申し込みましょう。

参照元:横浜市「粗大ごみの種類・大きさを教えてほしい。」
https://www.city.yokohama.lg.jp/faq/kukyoku/shigen/shigen-gyomu/20211020111557208.html

②リサイクルショップに売る

まだ使える家具であれば、廃棄せずにリサイクルショップに売るという選択肢もあります。

多くのリサイクルショップでは、「持ち込み買取」「出張買取」「宅配買取」など、複数の買取方法を用意しています。
大型家具のように、自力で運び出すのが難しい場合は、出張買取を行っているお店を利用するとよいでしょう。

買い取ってもらいやすいのは、新しくて状態の良い家具や、有名ブランドの家具、またデザイン性の高い家具などです。
一方で、ノーブランドの組立家具や、流行遅れのデザインのもの、有名ブランドでも破損や劣化が目立つものは買取を断られることもあります。

③フリマアプリ・ネットオークションで売る

フリマアプリやネットオークションなら、自分で価格を設定して出品でき、全国の購入希望者に向けての販売が可能です。
そのため、リサイクルショップよりも高く売れる可能性があり、特にベビー・キッズ用品や、デザイン性の高い家具などは、高値で取引される傾向があります。

ただし、売れるまでに時間がかかることがある点には注意が必要です。
人気のある家具なら、すぐに売れることもありますが、そうでない場合は、数か月たっても売れないケースも珍しくありません。
すぐに廃棄したい場合は、ほかの方法とあわせて検討するのがおすすめです。

④人に譲る

使用に問題がない家具であれば、誰かに譲るという方法もあります。
一番のメリットは、廃棄費用がかからず、使える家具を再利用できるため、環境にも配慮できるという点です。

譲る方法としては、友人や知人に直接渡すほか、最近ではSNSや地域の掲示板アプリを使って、広く譲り先を募るケースも一般的になっています。
大型家具のように自力で運び出せない場合は、引き取り手に運搬をお願いできるかどうか、事前に確認しておくと安心です。
運び出しまで任せられれば、作業の負担も大きく減らせます。

⑤寄付する

「誰かの役に立つかたちで手放したい」という場合は、公益法人や支援団体などへ寄付することを検討してみてはいかがでしょうか。
日本で需要がなくなった家具でも、海外ではまだ必要とされ、再利用されることもあります。

ただし、どんな家具でも寄付できるわけではありません。
たとえば、大きな汚れや破損がなく、通常の使用に問題がない家具であれば受け入れる団体もありますが、合板や組立式の家具、和ダンスなどは受け入れ対象外の場合もあります。
事前に受け入れ条件を確認し、スムーズなやりとりができるよう準備しておくことが大切です。

⑥DIYで再利用する

不要になった家具をDIYでリメイクして再利用するというのも一つの方法です。
多少の手間や工夫は必要ですが、愛着のある家具を別の形で生まれ変わらせることができるため、満足度の高い方法といえます。

具体的なリメイク方法は動画投稿サイトなどで詳しく紹介されており、必要な道具や材料は100円ショップなどで揃えられるため、初心者でも気軽に挑戦しやすいのが魅力です。

注意点としては、DIYは工具にくわえ、作業スペースが必要となるということです。
作業環境や安全面についても十分に配慮する必要があることを覚えておきましょう。

⑦不用品回収業者に依頼する

手間をかけずに、すぐに家具を廃棄したい場合は、不用品回収業者に依頼するのもおすすめです。
電話やWebで申し込むだけで、搬出・分別・梱包まですべて任せられるため手間がかからず、体力に自信のない方や高齢者にも適している方法です。

多くの業者が休日や夜間にも対応しており、即日回収が可能なところもあります。
また、リサイクルショップを併設している回収業者であれば、家具の状態次第でその場で買い取ってもらえるケースもあり、回収費用を抑えることもできます。
しかし、なかには高額な請求や不法投棄を行う悪徳業者も存在するため注意が必要です。

⑧引越し業者に廃棄を依頼する

引越しのタイミングで家具を廃棄したい場合は、引越し業者に引き取ってもらうのがもっとも手間がかからない方法です。

オプションサービスとして不要な家具の回収や廃棄に対応している引越し業者も多く、自分で別途手配する必要がないのが大きな利点です。
特にソファやベッドなどの大型家具は、自力での運搬が不要なため、作業負担を大幅に軽減できます。

あくまで引越し業者のオプションサービスのため、引越しを依頼する際に、家具の廃棄費用も含めた見積もりをとっておくと安心です。

⑨家具販売店の買取サービスを利用する

家具販売店のなかには、不要になった家具を買い取ってくれるところもあります。
再販やリサイクルによって有効活用できるうえ、現金も得られるため、環境にも優しく、お得な廃棄方法です。

たとえば村内ファニチャーアクセスの場合、買取サービスを申し込むとスタッフが自宅を訪問し、その場で査定を行います。
査定額に納得すれば、代金を受け取り、そのまま家具を回収してもらうことができます。

販売店によっては、新しい家具の購入が条件になっている場合や、引き取りに別途料金がかかることもあるため、事前に条件を確認して利用しましょう。

解体すれば可燃ごみとして廃棄できる?

さまざまな家具の廃棄方法を紹介してきましたが、なかには「家具を解体すれば可燃ごみとして出せるのでは?」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。

たしかに、自治体によっては、家具を小さく解体して市販のごみの袋に収まるサイズにすれば、一般ごみとして廃棄できるところもあります。

しかし、家具を解体するためには、工具だけでなく作業スペースも必要になるうえ、作業中は騒音や粉じんが出ることもあり、周囲への配慮も求められます。
また、家具には金属ネジやガラス、プラスチックなど複数の素材が使われているため、分別にも大きな手間がかかります。

さらに、東京都のように、「解体前の大きさ」で粗大ごみかどうかを判断する自治体もあり、解体しても一般ごみとして認められないケースもあります。

解体には時間と労力がかかるうえ、作業環境にも配慮しなければならないため、効率を考えると、買取サービスなどを利用するほうが、現実的でお得といえるでしょう。

家具の買取サービスを利用するメリット

では、家具の買取サービスを利用すると、どのようなメリットがあるのでしょうか。
ここでは、主なメリットを以下の5つの観点から解説します。

家具の買取サービスを利用するメリット

  • ・現金がすぐに手に入る
  • ・手間が少ない
  • ・廃棄費用が節約できる
  • ・買い替え費用に充てられる
  • ・家具の購入に利用できるポイントを付与してもらえる

現金がすぐに手に入る

買取サービスの大きなメリットは、不要な家具を手放しながら、その場で現金を受け取れることです。
出張買取を利用すれば、スタッフが自宅に訪問して査定を行い、納得すればそのまま現金で支払ってくれるケースが多いため、引越し直前や急な出費があるときにも非常に便利です。

また、家具の写真をメールやLINEで送るだけで、事前におおよその見積もりを出してくれる業者もあります。
これにより、事前に査定額を把握できるため、現金化までの流れをスムーズに進められます。

手間が少ない

廃棄にかかる手間を大幅に減らせることも、メリットの一つです。

ソファやベッドなどの大型家具を一人で搬出したり、トラックに積み込んだりするのは大きな負担です。
しかし、出張買取に対応している業者を利用すれば、専門スタッフが梱包から運び出しまですべてを代行してくれます。
そのため、自分で作業をする必要がほとんどなく、手間をかけずに廃棄できます。

廃棄費用が節約できる

多くの自治体では、家具を粗大ごみとして廃棄する際に、数百円から数千円の手数料がかかります。
しかし、買取サービスを利用すれば、こうした費用が不要なうえ、現金も得られるため、廃棄費用を節約できるのが魅力です。

また、不用品回収業者のなかには、回収と買取を同時に行っているところもあります。
こうした業者を利用すれば、回収費用から買取金額を差し引いてもらえるため、最終的なコストを抑えることが可能です。

買い替える際の費用に充てられる

家具の買取サービスを利用することで得た現金は、そのまま新しい家具の購入資金に充てられるため、経済的な負担を軽減できる点も大きな利点です。

家具を買い替えるタイミングで利用すれば、不要な家具の廃棄と新しい家具の購入を同時に進められるため、時間とコストの両方を効率よく節約できます。

家具の購入に利用できるポイントを付与してもらえる

家具販売店や買取専門業者の中には、買取額に応じてポイントを付与してくれるところもあります。

たとえば、村内ファニチャーアクセスでは、家具の買取後に買取額の10%相当がメンバーズカードにポイントとして付与される仕組みです。

このポイントは、次回の家具購入時に使用できるため、実質的に割引価格での買い替えが可能になります。
買取で現金が手に入るだけでなく、ポイントまで得られることで、一度の取引で二重のメリットが得られるというわけです。

家具を高く買い取ってもらうために心がけたいこと

不要になった家具を、できるだけ高く買い取ってもらうためには、いくつか心がけておきたいことがあります。
ここでは、特に意識しておきたい4つのポイントをご紹介します。

家具を高く買い取ってもらうために心がけておきたいポイント

  • ・相見積もりをとる
  • ・家具の状態を良好に保つ
  • ・付属品をそろえる
  • ・季節性のあるものは売る時期を考慮する

相見積もりをとる

家具を高く買い取ってもらうためには、複数の業者から相見積もりをとることが非常に重要です。

複数社の見積もりを比較することで、廃棄したい家具の適正な市場価値を把握でき、安く買い叩かれるリスクを防ぐことができるのです。
また、価格だけでなく、対応スピードや梱包・搬出の有無、有料オプションの内容など、サービス全体の質を比較するためにも役立ちます。

3~5社に見積もりを依頼し、料金だけでなく、口コミの評価やスタッフの対応などもチェックすることで、安心して任せられる業者を見つけやすくなるでしょう。

家具の状態を良好に保つ

日頃から家具を丁寧に使用し、査定前にはしっかりと清掃しておくことも、高く買い取ってもらうための大切なポイントです。
家具本体の状態だけでなく、目立つ傷や汚れ、ニオイ、部品の欠損なども評価に影響します。

査定前には、表面のホコリを拭き取り、中の物をすべて出して内部の汚れもチェックしましょう。
大型家具の場合は、上部や壁との隙間など普段掃除が行き届かない場所も綺麗にし、ペットの毛やたばこのニオイも、丁寧に取り除いておくことが大切です。

付属品を揃える

購入時の付属品(取扱説明書や保証書、予備のネジ、組立家具の余ったパーツ、引き出しの鍵など)がすべて揃っているかどうかによって、査定額が大きく変わることがあります。

付属品がすべて揃っていることで評価されやすく、査定額が上がる可能性が高くなります。
反対に、付属品が欠けていると、購入者が使いにくさを感じたり、別途パーツを用意したりする必要があるため、評価は低くなりがちです。

手放す際は、購入時に付いていた付属品が揃っているかどうかを改めて確認しておきましょう。

季節性のあるものは売る時期を考慮する

季節や時期によって需要が変動する家具は、売却のタイミングを見極めることで、高価買取につながりやすくなります。

たとえば、扇風機のような夏物家電は夏前の5〜6月初旬に、テーブルや椅子などの家具全般は新生活が始まる2〜4月に需要が集中します。
こうした時期は、買取業者も在庫確保に力を入れるため、査定額が高くなる傾向があるのです。

不要になったからといってすぐに手放すのではなく、家具の特性や市場の需要を踏まえ、売却時期を見極めることが、高く売るためのコツです。

買取サービスの利用が難しいケース

買取サービスには多くのメリットがありますが、すべての家具が必ず買い取ってもらえるわけではありません。
特に以下のようなケースでは、買取を断られたり、査定額が極端に低くなったりすることがあります。

買取サービスの利用が難しいケース

  • ・破損している家具
  • ・ノーブランドの家具
  • ・状態が悪い家具

破損している家具

目立つ傷やぐらつき、部品の欠損がある家具は、買い取ってもらうのは難しいのが現実です。

リサイクルショップや買取業者は、買い取った家具を再販するために一定の保管・展示スペースを確保する必要があります。
そのため、破損していて再販が見込めない家具を買い取ると、そのスペースが無駄になるため、買取を断られてしまう傾向があるのです。

ノーブランドの家具

いわゆる“ノーブランド”の家具はブランド価値がないため、新品同様の美品でない限り、買取は難しいか、査定額が非常に低くなる場合があります。
実際の査定例を見ても、ノーブランドのチェアが200~300円、テレビ台でも500円ほどにとどまるケースもあり、場合によっては無料引取の対象になるケースもあるほどです。

しかし、ノーブランドの家具でも、“3点以上なら出張買取可能”といった条件付きで対応してくれる業者もあるため、一度相談してみる価値はあるでしょう。

状態が悪い家具

汚れやシミ、劣化が目立つなど状態が悪い家具も、ほとんどの場合で買取を断られるか、査定額が大幅に下がってしまいます。
ペットの毛が付着していたり、タバコの臭いが染み付いていたりする家具も同様です。

たとえば、布製ソファの座面にシミやへたりがあったり、木製家具にキズ、ぐらつき、塗装の剥がれが見られたりする場合は、見た目や使用感の悪さが査定に大きく影響します。

家具を廃棄する際は状態や時期を考慮し、手間を減らしてお得な方法を選ぼう

本記事では、家具の廃棄方法と注意点についてご紹介しました。

大型家具の廃棄にはさまざまな方法があり、家具の状態や時期などを考慮することで、手間やコストを抑えることができます。

また、電化製品を廃棄する際は、家電リサイクル法や小型家電リサイクル法の対象かどうかを確認して適切に廃棄しましょう。

まだ使える家具なら、家具販売店の買取サービスの利用がおすすめです。
現金化できるだけでなく、再利用を通じて環境にも貢献できます。



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