タンス選び方の完全版!
プロが教える失敗しないコツとは?

/ 最終更新日:2026/01/28

タンス選び方の完全版!プロが教える失敗しないコツとは?

タンスを選ぶ際には、デザインや価格だけでなく、材質やサイズ、使い勝手をしっかり考慮することが重要です。

長期間使用する家具だからこそ、耐久性や使いやすさを重視した選択が求められるのです。
材質やサイズなどの細かな部分にも注目し、自分のライフスタイルに合ったものを選ぶことが、満足度の高さにもつながるでしょう。

本記事では、タンス選びの基本から、材質やサイズ選定、構造に至るまで、失敗しないためのポイントを詳しく解説します。

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タンスとは

タンスは引き出しや扉がついた箱状の収納家具のことで、衣類や生活用品などの整理・保管のために使われます。
木材と金属、漆の3つの部材で構成されており、商人の帳簿や薬屋の薬を収納するための高級家具として広まりました。
タンスには、主に日本の伝統的な和箪笥(わだんす)と西洋から入ってきた洋箪笥(ようたんす)の2つがあります。

和室なら着物の保管に、寝室なら衣替えの集約など用途が広く、設置場所と収納物を決めてから種類を選ぶと失敗しにくくなります。

チェストとの違い

タンスと似た言葉には、チェストというものがあります。

チェストは英語のchestに由来する言葉で、一般に引き出し式の収納家具(整理たんす)のことを指します。
天板を使えるものが多く、ローチェストやハイチェストなど高さの違いによってさまざまな種類があるのが大きな特徴です。
用途や設置場所に合わせて選ぶのが理想で、リビングや子ども部屋などで使用すれば「取り出しやすさ」と「見た目」を両立しやすくなります。

一方、タンスは衣類や書類、食器などさまざまなものを収納するための家具を指す呼び方で、引き出しに加えて開き戸やハンガー収納を備えているケースが多く見られます。
なかでも伝統的な和箪笥(桐たんす等)は、着物など畳んで収納する衣類の保管に用いられてきました。

このように、タンスとチェストには異なる特徴があります。
収納量を優先するならタンス、圧迫感を抑えて天板も使いたいならチェストという視点で選ぶと、置き場所に合ったサイズ決定もしやすくなります。

タンスを使用するメリット

タンスを選ぶ前に、そもそもタンスを使うことで暮らしがどう変わるかを押さえておくと、必要なサイズや引き出し数が見えてきます。

そこでここでは、スペース活用と収納効率という2つの観点から、タンスのメリットを整理していきます。
タンスを選ぶ際のポイントにつながる情報もあると思いますので、ぜひ参考にしてください。

部屋のスペースを有効に使えるようになる

タンスを使用することで、散らかりがちな衣服や生活用品を整理することができ、かつ縦方向の空間を使えるため部屋のスペースを有効に活用することができるようになります。
収納を一か所に集約できるので動線が散らかりにくくなり、掃除もしやすくなるでしょう。

そしてクローゼットが小さい住まいでも、タンスを置けば幅は抑えて高さで容量を稼ぐなど選択肢が広がります。
タンスの引き出しは手前に引くだけで開閉できるため、扉の開き代が不要になり、壁際やベッド横などのスペースにも置けるといえます。
部屋の空間を上手に使えるようになるほか、あえてロータイプを選べば、天板を小物置きとして活用でき、視線が抜けて部屋がすっきり見えます。

さまざまなものを効率的に収納できる

タンスは引き出しごとに用途を分けられるため、衣類だけでなく、季節家電の付属品や書類、タオル類なども整理しやすくなります。
さらに、深さの異なる引き出しがあるタイプを選べば、厚手のニットは深め、下着や靴下は浅めといったように無駄な空間を減らせます。

また、仕切りケースや圧縮袋を併用すると、出し入れの回数が多い物でも迷わず取り出せるので、結果として片付けの習慣身に付き、いつでもきれいな部屋を保てるようになるでしょう。
家族で使う場合は、段ごとに誰が使用するのかを決めておくと、タンス選びで必要な段数も判断しやすくなります。
これにより価格帯も絞りやすくなり、理想のタンスをスムーズに見つけられるといえます。

タンスの価格帯と選び方の基本

タンスを選ぶ際、価格帯とその選び方の基本を押さえることが重要です。
価格は品質やデザインに影響を与えるため、高価格が必ずしも最適な選択とは限りません。
自分のライフスタイルや予算に合ったタンスを選ぶことで、長く使える家具を手に入れることができます。
価格と品質は関連性があるものの、予算に合わせて重視すべきポイントを決めることが大切です。
耐久性を重視するのか、デザインにこだわるのか、目的に合った選択を心がけましょう。

以下で、より詳しく解説していきます。

価格と品質の関係を理解する

価格と品質は通常、比例する傾向にありますが、高価格が必ずしも高品質を意味するわけではありません。
例えば、桐材を使用したタンスは高価ですが、防虫効果や調湿効果があり、長期間使用に適しています。

一方、安価な合板やパーティクルボードを使用したタンスは、耐久性が劣ることがあります。
そのため、材質や製造方法を確認し、レビューや口コミを参考にすることが重要です。
最終的には、予算内で最適な品質のタンスを選び、長期間使用できるものを選ぶことが鍵となります。

長く使えるタンスの選び方

長く使えるタンスを選ぶためには、耐久性とメンテナンスのしやすさを重視することが必要です。
無垢材のタンスは、強度があり長持ちするため、長期的に見ればコストパフォーマンスが良い選択と言えます。
さらに、表面が滑らかで汚れが付きにくいものや、引き出しの開閉がスムーズなタンスを選ぶと日常使いでのストレスが軽減されます。

カラーやデザインが派手なものよりは、シンプルで飽きのこないデザインであれば、どのようなインテリアにも馴染み、長期間愛用できる可能性が高いでしょう。
これらを押さえることで、長く満足できるタンスを手に入れることができます。

部屋の雰囲気に合うものを選ぶ

タンスは大きな家具であるがゆえ、室内の印象に影響を与えやすいと考えられます。
そのため、部屋の雰囲気やテイストと調和するかどうかを確認したうえで、選ぶとよいでしょう。
たとえば、床や壁の色と同系色のタンスを選べば部屋全体で統一感が生まれますし、木目や金属など素材感の違いでアクセントを作れば、好みに応じて印象を変えることもできます。

また、圧迫感を避けたいなら背の低いタイプや明るい色味を選ぶと、空間が広く見えやすくなります。

使用する人に合わせて選ぶ

タンスの選び方は、使う人の身長や生活動線に合わせると失敗しにくくなります。
たとえば、子どもが使うなら引き出しの重さや取っ手の握りやすさ、手が届く高さか、開閉に必要な力など、無理なく出し入れできるかどうかを確かめることが大切です。
また、高齢の方が使うなら、しゃがみ込みを減らすために中段中心の収納にし、開閉が軽いレール仕様を選ぶと安心です。

使用する人に合うタンスを選ぶほか、特に子どもの場合はよじ登りや転倒による事故を防ぐために、家具の固定や引き出しストッパー等の対策を行うことも欠かせません。

収納物に合わせて決める

タンスは収納物に合わないと、容量が足りないだけでなく中で崩れて使いにくくなります。
そこで、畳む衣類が多いなら深さのある引き出しを選び、仕切りやインナーケースを併用すると整理が続きますし、下着や小物が多いなら浅引き出しが多いタイプが便利です。

また季節物や礼服を守りたい場合は、桐箱のような調湿性のある保管箱を活用しつつ、衣類の防虫は防虫剤の表示どおりの使用・保管を併用すると状態を保ちやすいです。
防虫剤を使用する際には、密閉方法や使用量、注意事項などを必ず確認することが重要です。

タンスの材質選びのポイント

タンスの材質選びは、見た目だけでなく、機能性や耐久性にも大きな影響を与えます。
特に湿気の多い日本では、材質選びがタンスの寿命に直結するため、慎重に選ぶことが重要です。
材質によって調湿効果や防虫効果が異なるため、自分のライフスタイルに合った材質を選ぶと、長く快適に使うことができます。
以下で、代表的な材質の特徴を詳しく解説していきます。

桐材のメリットとは?

桐材は、湿気を調節する能力が高く、日本の湿度に適しています。
湿度が高いときには水分を吸い、乾燥しているときには放出して内部の湿度を一定に保ちます。
この特性により、衣類を湿気やカビから守り、虫食いも防ぎます。

さらに、桐材は非常に軽いため、移動や配置換えがしやすいのも大きな利点です。
燃焼性は他素材と大きな差があるわけではありませんが、タンスを長く使用したい場合におすすめしたい最適な素材です。

調湿・防虫効果のあるタンス

調湿・防虫効果のあるタンスを選ぶことは、特に湿気や虫が気になる季節に重要です。
桐材は、その特性により、湿気を調整し、内部の衣類をカビから守ります。

また防虫効果もあり、虫が寄り付きにくいため、衣類の保護に適しています。
タンスを選ぶ際には、調湿機能と防虫効果を重視することで、衣類を長期間良好な状態で保つことができるでしょう。

軽くて燃えにくい材質を選ぶ

軽くて燃えにくい材質を選ぶことは、安全性を考慮した選択です。
アルミニウムやスチールは、軽量でありながら高い耐火性を持ち、火災時におけるリスクを軽減します。
特に集合住宅に住んでいる場合、これらの材質は地震時の転倒リスクも軽減するため安心です。
さらに、これらの材質は耐久性が高く、長期間使用しても変形しにくいという特徴があります。
安全性と利便性を両立させたタンス選びが可能です。

桐材以外のおすすめ材質は?

桐材以外でおすすめの材質は、硬く、耐久性にも優れたオーク材です。
なお、オークは硬く傷に強い傾向がある一方、木材は湿度変化で伸縮するため、設置環境(湿度管理)や乾燥状態、構造によっては反り・割れが起こり得ることは押さえておいてください。

また、ウォールナット材は深い茶色と美しい木目が特徴で、高級感があります。
軽くて加工しやすいパイン材は、ナチュラルな雰囲気を楽しめますが、傷がつきやすい点に注意が必要です。
メープル材は明るい色合いと滑らかな木肌が特徴で、清潔感のある空間にぴったりです。

これらの材質は、ライフスタイルやインテリアに合わせて選ぶとよいでしょう。

タンスのサイズと置き場所の選定

タンスのサイズと配置は、生活空間を有効に活用するために非常に重要です。
適切なサイズを選べば、部屋の雰囲気を損なわずに収納力を確保でき、日常生活が快適になります。
設置場所を正確に測り、タンスの高さや奥行きも考慮して、部屋の動線を確保することが大切です。
次に、どのようにサイズ選びをするかについて詳しく解説します。

置く場所に合わせたサイズ選び

タンスのサイズ選びでは、設置場所の寸法を正確に測定することが基本です。
幅、高さ、奥行きのチェックは必須で、引き出しを開けた際のスペースも確認しましょう。
十分な空間がないと、開け閉めがスムーズにできない可能性があります。
また、設置場所の湿気や床の耐荷重も考慮すべきです。
特にアパートやマンションでは、階下への配慮が必要となります。
タンス選びは、見た目や価格だけでなく、設置場所に適したサイズと環境への適応性も重視することがポイントです。

使い方に応じたタンスの選び方

タンス選びでは、収納するアイテムに応じて、必要な形状や機能を考慮することも欠かせません。
例えば、洋服を収納したい場合は、引き出しが深いものやハンガー掛けスペースがあるタイプが便利です。
小物やアクセサリーの収納には、仕切りや小さな引き出しが多いタイプを選ぶとよいでしょう。

頻繁に出し入れする場合は、スムーズに開閉できるスライドレール付きのタンスが便利です。
こうしたポイントを踏まえて、日常的に使いやすいタンスを選ぶことが、快適な収納空間の作成に繋がります。

見落としがちなタンスの構造

タンスを選ぶ際に見落とされがちなのが、構造の良し悪しです。
見た目や価格に気を取られがちですが、構造がしっかりしているかどうかは、タンスの使いやすさや耐久性に大きく影響します。
特に、引き出しのスムーズさや地板の強度は、実際の使用感に直結します。
タンスの構造がしっかりしていれば、長期にわたり安定して使用でき、日常の使用でも安心感を得られます。

以下で、タンスを選ぶ際に注目したい、重要な構造のポイントについて詳しく解説します。

地板の重要性

タンスの地板は、その安定性を支える重要な部分です。
地板がしっかりしていないと、タンスがぐらついたり、引き出しがスムーズに開閉できなくなったりと、使用するうえで不便を感じる場面が出てくる可能性があります。
特に、重いものを収納する場合は地板がしっかりしていることが重要です。

タンスの地板において、厚みのあると長期間使用しても変形しにくく、安定感が生まれるためおすすめです。
部屋に置くタンスを選ぶ際には地板の材質や厚みを確認し、安定性と耐久性が確保されているかを重視することが大切です。

引き出し構造のチェックポイント

引き出し構造のチェックで重要なのは、滑りやすさです。
スムーズに動かない引き出しは、日常的に使いづらくなります。
そのため、引き出しはスムーズに動くか、引き出しにはスライドレールが付いているかなど、その品質の確認が必要です。

また、底板の強度も重要なポイントで、底板が薄いと重い物を収納した際にたわむことがあるので、引き出しの接合部分がしっかりしているかも確認しましょう。

引き出しの種類と選び方

タンスの引き出しにはいくつかの種類があり、選ぶ際には使用目的と利便性を考慮することが重要です。
以下では、引き出しの各タイプの特徴と選び方について見ていきましょう。

スライドレールタイプの特徴

スライドレールタイプは、引き出しの開閉がスムーズで便利です。
金属製のレールにより、引き出しを軽く引くだけで簡単に開けられるため、重い物を収納する際にも負担が軽減されます。

さらに、スライドレールは耐久性が高く、長期間使用してもスムーズに動きます。
しかし、経年劣化で動きが悪くなることもあるため、購入時にレールの材質や品質を確認することが重要です。
日常使いでの利便性を重視する場合は、スライドレールタイプのタンスがおすすめです。

フルスライドレールタイプの使いやすさ

フルスライドレールタイプは、引き出しを完全に引き出せるため、奥の物まで簡単に取り出せるのが魅力です。
このタイプは重い物を収納する際も安定して動き、収納力を最大限に活かせます。

価格は通常のスライドレールタイプより高めですが、その使いやすさと収納効率を考慮すれば、長期的には価値があります。
タンスを選ぶ際は、収納する物の種類と使用頻度を考え、フルスライドレールタイプが最適かどうかを判断すると良いでしょう。

スライドレールなしタイプの魅力

スライドレールなしタイプのタンスは、シンプルで壊れにくい構造が特徴です。
レールがないため、引き出しがスムーズに動き、耐久性が高いのが魅力です。

また、レールがないことで収納力が高く、部品が少ないため、メンテナンスも簡単でコストパフォーマンスにも優れています。
このタイプはシンプルで実用的なタンスを求める方に最適で、耐久性と手頃な価格を重視する方におすすめです。

タンスのメンテナンス方法は?

タンスを長く使用するには、定期的な清掃と適切なケアが欠かせません。
汚れなどは付着したままにせず、メンテナンスを行いましょう。

メンテナンスを行う際には、まず乾拭きでホコリや汚れを除去していきます。
続いて必要な場合は目立たない場所でテストしたうえで、指示に沿った石けん水等で固く絞った布で拭き、清水で拭き取り後に乾拭きをしましょう。
洗剤成分が残る方法は避け、仕上げやメーカー推奨に従って作業を行うことが大切です。

また、引き出しがスムーズに動かない場合は、レールに専用の滑り剤を使うと効果的です。

仕上げ(ウレタン・オイル・ワックス等)や使用環境により、メンテナンスの適否や頻度は異なりますが、目安は必要時です。
再ワックスは1〜4年程度など状態に応じて検討し、既存層が磨きで復活するなら必要ありません。

まとめ:タンス選び方の完全版で失敗しないコツ

タンス選びにおいて重要なのは、単に見た目や価格で決めるのではなく、使い勝手や耐久性をしっかりと考慮することです。
材質や構造、サイズを理解したうえで選ぶことで、長期間使えるタンスを手に入れることができます。
特に、湿気の多い日本では調湿機能や防虫機能が優れた素材を選ぶことが重要です。
設置場所や収納するアイテムに応じてサイズや機能を決め、タンスが日常的に快適に使えるかを見極めましょう。
このガイドを参考に、後悔のないタンス選びを実現してください。



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