新築のキッチンに収納スペースを作る際のおすすめアイデア

/ 最終更新日:2025/10/28

新築のキッチンに収納スペースを作る際のおすすめアイデア

新築のキッチンを考える際にありがちなのが「収納が足りなくなったら困るのではないか」「ゴミ箱をどこに置くべきか迷う」といった悩みです。
収納不足は不便さにつながることに加え、新築時に決定した収納スペースはあとから簡単には増やせません。

そこで本記事では、新築のキッチン作りで失敗したくない方のため、収納スペースを作る際のポイントを解説します。
この記事を読むことで快適に使えるキッチン作りのポイントがわかるようになるので、ぜひご覧ください。

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キッチンに収納スペースを作る際のポイント

新築のキッチンでよくあるミスが、収納が多すぎたり少なすぎたりする点です。
収納量や配置を考えることなく決めてしまうと、完成後にものが収まりきらない状態になってしまうこともあります。

ここでは、キッチンに収納スペースを作るにあたり、押さえておきたい大切なポイントを解説します。

ポイント①現在キッチンに収納しているものを確認する

日常的に使っているものの種類や量は、新しい家に引っ越しても大きくは変わりません。
そのため、今のキッチンに何がどれだけあるのかを確認しておきましょう。
調理器具や食器、保存容器、調味料、食品のストックなどをチェックし、不要なものは処分することも検討するのがおすすめです。

普段使いのものだけを最低限そろえているか、あるいは非常時のために多めに買い置きしているかによっても、必要な収納量が変わってきます。
調理家電も含め、キッチンで使っているものを一度リストアップしてみると、全体量が把握しやすくなります。

ポイント②想定される収納量を把握する

続いて、将来的にどの程度の収納量が必要になるかを考えていきます。
家族が増える予定がある場合は、今以上に食品のストックやお皿の数が増えるはずです。

また、こまめに買い出しに行くのか、週に一度などをまとめて買い出しをするのかによっても必要な収納スペースは変わります。
使用している調理器具についても、将来的には増える可能性を考えておきましょう。
調理器具にはホームベーカリーやホットプレート、電気圧力鍋などさまざまな種類があり、どれもそれなりに場所をとります。

現在使用している調理器具のみを考えて収納スペースを決めると将来的に不足してしまう可能性があります。
「家電の置き場所がない」という悩みを抱える方は多いので、将来的なことも含めて総合的な収納量を検討することが重要です。

ポイント③収納する場所を考える

どの程度のものを収納するのか見えてきたら、収納する場所を考えていきましょう。
使いやすさを重視するなら、よく使うものは手の届く場所に収納しましょう。

また、キッチン内での動きや、買い物から帰ったあとに食品をしまうときの動線もあらかじめ考えておくと便利です。
単に収納スペースにものが収まればよいと考えていると、実際に暮らし始めてからキッチンが使いにくいと感じることがあります。
どこに何があると便利なのかを想定しておくと、収納するのに適した場所が見えてくるはずです。

ポイント④収納方法を考える

各アイテムの収納方法を検討しましょう。
たとえば、備蓄品はパントリーに保存すると便利です。

日常的に使うものは食器棚に、たまに使うものは吊戸棚に収納するなど、自分にとって使いやすい方法を考えましょう。
頻繁に使うものの収納場所が遠いと、キッチンが使いにくくなってしまうため、注意が必要です。
また、キッチンの限られたスペースを有効活用するために、床下収納や壁面収納を作ることも考えてみてはいかがでしょうか。

ポイント⑤“見せる収納”と“隠す収納”のバランスを決める

出しておいてもおしゃれな家電やマグカップなどは、見えないところにしまうのではなく、見せる収納にするのもおすすめです。
お気に入りのデザインの家電を見せる収納にすると、キッチンがより魅力的な空間になります。
ただし、生活感が出やすいもの、たとえば消耗品や日用品のストックなどは、隠す収納を選びましょう。

また、見せる収納が多すぎると掃除の際に邪魔になることもあるので、見せるものと隠すもののバランスを心がけることが大切です。
ものが出ていてもおしゃれに見えるか、またはごちゃごちゃして見えないかが、見せる収納かどうかの判断ポイントになります。

ポイント⑥ゴミ箱の配置を考える

おしゃれなキッチンにしたいと考えた際に配置に迷うことがあるのが、ゴミ箱です。
ゴミ箱はキッチンにおいて必須のアイテムではありますが、サイズが大きく、かつ置き場所によっては邪魔になってしまうことがあります。

まずは家事動線を妨げない場所を基本に配置を考えましょう。
どこにゴミを捨てるか、ゴミ箱を配置するかを決めてからキッチン収納について考えないと、せっかく計画した収納がゴミ箱の置き場所によって崩れてしまうこともあります。

大きなゴミ箱で収納を圧迫する場合は、キッチンにはコンパクトなものだけを置き、いっぱいになったら別の場所に置いた大型ゴミ箱へ移す方法も有効です。

ゴミ箱の配置の種類

ゴミ箱の配置についてさらに詳しく考えていきましょう。
あらかじめ計画しておかないと、片付けのたびにストレスを感じる原因になります。
ここでは代表的な配置パターンと、それぞれどのようなことに注意が必要か解説します。

壁面収納の下

キッチンの背面に壁面収納を設け、その下部の邪魔にならない部分にゴミ箱を置く選択肢です。
壁面収納の下に置いたままの状態ではゴミ袋の交換をするのが難しいこともあります。
キャスターがついているものなど、引き出しやすいゴミ箱を選択するのがおすすめです。

注意点として、どの程度のスペースを確保できるかについてはよく確認しておきましょう。
壁面収納の下にゴミ箱を設置する場合は、そこに収まる範囲のゴミ箱しか選択できません。

実際に設置してみたものの、スペースが限られていて小さなゴミ箱しか置けず、不便に感じてしまうことがあります。
また、住んでいる自治体のルールに従ってゴミを捨てなければならないので、何種類の分別が必要かについても事前に確認しておき、それに対応できる数のゴミ箱を用意することが重要です。

キッチンの下

壁面収納の下と同様に、キッチンの下もゴミ箱を設置するのに適したスペースです。
シンクや作業台の下に設置すれば、調理中に出たゴミを手軽に捨てられます。
生ゴミをキッチン下のゴミ箱に捨てるとニオイがこもってしまうことがあるため、注意しましょう。
生ゴミは別の場所にまとめるようにしたり、換気扇をうまく使ったりするなどの対策が求められます。

また、シンクや作業台の下にゴミ箱を設置する場合は、その分収納が減ることも考えておかなければなりません。

特に、調理中にゴミ箱をあまり使わない方の場合は、ゴミ箱のためのスペースにするよりも、よく使う調理器具の収納場所としたほうが便利に感じることもあります。

パントリー

キッチン内にゴミ箱があると、どうしてもニオイがこもってしまうことがあります。
そのため、ニオイが気になる方は、ゴミ箱をパントリーに置くなどしてキッチンから離すのも一つの方法です。

特に、一般ゴミに比べて使用頻度が低い缶や瓶、ペットボトルなどのゴミ箱まで全てをキッチン内に置いてしまうと、スペースが圧迫されてしまいます。
使用頻度の低い缶・瓶・ペットボトル用のゴミ箱をパントリーに置くのもよいでしょう。
動線も考慮し、スムーズにゴミ出しできる場所に設置するのもおすすめです。

すべてのゴミ箱をパントリーに設置してしまうと、調理中に出るちょっとしたゴミを捨てる際に不便に感じてしまいます。
キッチンには小さめの仮のゴミ箱を設置し、あとでパントリーにあるゴミ箱にまとめて捨てる方法もおすすめです。

勝手口

キッチン内にゴミ箱を置くと生ゴミのニオイが気になる場合などは、勝手口に置くのも選択肢の一つです。
勝手口から外にそのままゴミを出せる場合は、ゴミ出し作業もスムーズになります。

ただ、勝手口の外に置く場合は、猫やカラスといった動物の被害を受けないように注意しましょう。
できれば、雨に濡れないように屋根のあるスペースを選ぶと、ゴミを捨てやすくなります。

【場所別】新築のキッチンの収納アイデア

キッチンの中でも場所ごとに適している収納は異なります。
ここでは、システムキッチン、背面収納、パントリー、床下や壁面それぞれの特徴を活かした収納アイデアを紹介します。

システムキッチンの収納

システムキッチンのフロアキャビネット部分には、使用頻度の高い調理道具や消耗品を収納するのがおすすめです。
システムキッチンには使いやすいように引き出しや棚が組み込まれています。

大きな仕切りのある部分には調理器具を立てて収納できるほか、調味料を並べて取り出しやすいように専用のトレーが用意されているものも多くあります。
システムキッチンを選ぶ際には、どこに何を収納するかイメージしておくと使い勝手のよさも見えてくるでしょう。

背面収納

キッチンの背面収納には、普段よく使用する炊飯器や電子レンジ、トースターなどを並べておくと便利です。
大容量の棚を設置すれば、食品のストックや食器までまとめて収納できます。

上段部分は収納には便利ですが、出し入れが大変なため、踏み台を使って取り出すか、めったに使わないものをまとめて入れておくとよいでしょう。
来客用の食器などを保管しておくのにも適しています。

また、上げ下げ可能な昇降機能がついている棚を選ぶことでより使いやすくなります。

パントリー

パントリーは、日用品のストックや買い置きしてある食材の保管に適したスペースです。
飲料水や非常食をまとめておいておくのにも適しています。
将来的にどのようなものを保管することになるかは予測しにくいため、高さを調整できる可動棚を取り入れるのがおすすめです。

どこに何があるのかわからなくなってしまうのを避けるためには棚の奥行きを浅めに設計し、食品が奥に埋もれてしまわないようにするのもよいでしょう。

床下・壁面収納

床下収納は普段日常的に使用しない調味料や缶詰、非常食などを保管するのに便利です。
特に長期保存ができる食品や、季節限定のキッチン用品などを入れるのに適しています。

床下収納の設計によってはかなりの容量を確保することも可能です。

壁面収納には、使用頻度の高いものをサッと取り出せるようにしたり、おしゃれな調味料を見せたりするための収納として活用するとよいでしょう。
ただし、ものを置きすぎると散らかって見えることがあるため、注意が必要です。

使いやすいキッチン収納を作るコツ

単にものを詰め込むのではなく、使いやすさにも配慮することが大切です。
快適で長く使える収納をつくるためのポイントを3つご紹介します。

動線を意識する

キッチンは料理をする場所です。
そのため、料理に必要なものを出し入れしやすいよう、動線を考えて収納を作りましょう。

たとえば、動線上にゴミ箱があると歩きにくく感じる場合があります。
また、料理中に同時に使うものが離れていると不便です。

実際にキッチンで作業する場面を想像し、動線を意識した収納作りを心がければ、使いやすくなります。

統一感を意識する

調味料のボトルなどを同じ容器で統一すると、見た目がすっきりします。
調味料専用ラックにそのまま出しておいても、全体にまとまり感が出るのが特徴です。
また、透明な容器にすれば残量がひと目でわかるので、買い忘れの防止にも役立ちます。

収納に使う容器も種類がバラバラだと見た目が乱雑になりやすくなります。
ある程度統一感を持たせることで、見た目の美しさだけでなく、使い勝手もよくなります。

収納の容量に余裕を持たせる

まとめ買いをしたときのためにも、収納スペースには常に余裕を持たせておきましょう。
空きスペースを2~3割残しておけば、収納不足で買いたい物をあきらめる事態を防げます。
また、収納がぎゅうぎゅうだと何がどこにあるかわかりにくくなるため、収納にはゆとりを持たせることが大切です。

事前に収納量を把握し、それに合った収納スペースを用意しよう

いかがだったでしょうか。
今回は収納スペースの不足や配置の不便さに後から困らないようにするために押さえておきたいキッチン収納のポイントについて解説しました。
どんな点に気をつければよいか、ご理解いただけたのではないでしょうか。

今必要な収納量だけでなく、将来的に増える可能性も考慮して収納計画を立てることがポイントです。
理想的なキッチン作りを目指したい方は、村内ファニチャーアクセスでアイデアを探してみてください。
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