ベッドやマットレスの臭いが気になる!原因と対策方法を解説
公開日:2024/06/28 / 最終更新日:2024/10/24
ベッドやマットレスの臭いが気になっている人は多いのではないでしょうか?
また、ベッドルーム自体の臭いが気になる人もいるでしょう。
ベッドやマットレスは、シーツとは違って気軽に洗濯ができないので、対処に悩むこともあると思われます。臭いの原因はさまざまです。
原因に応じた対処をすることで、臭いを軽減できます。
本記事では、ベッドやマットレスに臭いがついてしまう原因に触れながら、臭いを消す方法についてご紹介します。
目次
ベッドやマットレスについた臭いの原因
ベッドやマットレスに臭いがついてしまう原因は、人為的なものから環境的なものまでさまざまです。
主な原因としては、以下の4つが挙げられます。
- ・寝汗や皮脂
- ・カビ
- ・おねしょ・嘔吐物
- ・マットレス素材特有の臭い
寝汗や皮脂
ベッドやマットレスが臭う原因として多いのは、就寝中に汗や皮脂が分泌されることによるものです。
就寝中はコップ1杯ほどの汗をかくといわれています。
かいた汗がマットレスに沁み込み、汗や皮脂に含まれる雑菌が繁殖して付着することにより、臭いが生じてしまいます。
カビ
通気性の低いマットレスや、湿度の高いベッドルームだと、カビが生えてしまうことがあります。
カビが臭いの原因となるケースも多いです。
カビは臭いの原因となるほか、アレルギー性皮膚炎を起こす原因となる可能性があります。
カビが生えてしまった場合は、早めに除去することが重要です。
おねしょ・嘔吐物
赤ちゃんや高齢者のおねしょや嘔吐物も、ベッドやマットレスが臭う原因となります。
シーツや、シーツの間に敷くベッドパッドなどは洗ってきれいにできますが、マットレスそのものを洗濯することは難しいです。
ベッドパッドからさらにマットレスまでおねしょや嘔吐物が染みてしまうと、臭いが生じることがあります。
マットレス素材特有の臭い
マットレスの素材自体が臭いを発していることもあります。
マットレスに使用されることの多いウレタン素材は、いろいろな化学原料が使用されており、その原料が強い臭いを発しているケースです。
汗や皮脂、おねしょなどによって生ずる臭いとは異なりますが、独特の臭いに不快感を感じる人もいるでしょう。
マットレスについた臭いを消す方法
マットレスについた臭いは、さまざまな方法で軽減することが可能です。
以下に、臭いを消すのに有効な方法を4つご紹介します。
マットレスの素材によっては適さない方法もあるため、素材や管理方法を確認した上で実践してください。
- ・消臭スプレーをかける
- ・陰干しする
- ・洗濯する
- ・重曹で洗う
消臭スプレーをかける
消臭スプレーを使用することで、ベッド周りの臭いを消すことができます。
製品の中には、消臭だけでなく除菌や防臭効果をもつものも多いです。
こうしたスプレーを活用することで、雑菌の繁殖を抑えて臭いが生じにくくなります。
スプレーを使うとベッドやマットレスが湿るので、きちんと乾かして水分を残さないようにしましょう。
陰干しする
マットレスを干すことで臭いを軽減できる場合があります。
素材によっては天日干しをするとマットレスが傷んでしまう可能性があるため、干す際は陰干しがおすすめです。
3ヶ月に1度など、定期的に陰干しをすることでカビと臭いを予防できます。
洗濯する
洗濯できるマットレスであれば、洗濯することで汗や皮脂を落として高い消臭効果が期待できます。
素材によっては洗濯できないものもあるので、その場合はマットレスのクリーニング業者に依頼してクリーニングをしてもらうのもひとつの方法です。
重曹で洗う
重曹は消臭に高い効果が期待できるとされています。
水洗いできるマットレスであれば、洗濯の際に重曹を加えて洗うのがおすすめです。
洗濯できないマットレスの場合は、マットレスに重曹を撒いて1日置いておき、その後掃除機で吸い取るなどして重曹を処理します。
そのほか、重曹と水を混ぜた重曹スプレーを作ってマットレスに散布し、陰干しで水分を乾かすのも効果的です。
ベッドルームの臭いが気になる場合の対処法
ベッドやマットレスではなく、ベッドルーム自体の臭いが気になるという人も少なくありません。
ベッドルームが臭う原因には、ベッドやマットレスなど寝具の臭いがこもっていること、空気が循環していないことなどが挙げられます。
以下に、ベッドルームの臭いを軽減するための対処方法を4つご紹介します。
- ・寝具の臭いを消臭する
- ・こまめに換気をする
- ・空気清浄機を設置する
- ・ベッドルームを掃除する
寝具の臭いを消臭する
ベッド本体やマットレスのほかにも、シーツやまくら、毛布などの寝具に臭いがついている場合があります。
寝具の臭いがベッドルームにこもってしまうことも少なくないため、寝具の消臭をすることでベッドルーム自体の臭いを軽減することが可能です。
シーツや枕カバーはこまめに洗濯をする、毛布は消臭スプレーを使用する、定期的に洗濯をするなど、寝具を清潔に保つように意識しましょう。
こまめに換気をする
換気はベッドルームの臭いを軽減する上でとても有効です。
朝起きたらすぐに空気を入れ替える、天気のよい日はできるだけ窓を空けておくなど、ベッドルームの空気を入れ替えることで、臭いを軽減できます。
空気清浄機を設置する
天候や防犯上の都合でこまめにベッドルームの換気ができない場合は、空気清浄機を設置するのもひとつの方法です。
部屋にこもった臭いを軽減してくれるほか、ほこりや雑菌を吸い取って臭いがつきにくい状態を保ってくれます。
空気清浄機の中にはアロマオイルを使用できる製品もあるため、消臭や殺菌効果があるアロマオイルを使用することで、よりベッドルームの空気をリフレッシュできます。
ベッドルームを掃除する
ほこりに臭いが付着してしまい、ベッドルームが臭ってしまうことがあります。
ベッドルームを掃除することで、臭いを軽減できる可能性が高いです。
ベッドルームを閉め切っている場合、寝具以外にも壁に臭いが染みていてしまっている場合があります。
重曹スプレーを撒いて壁を拭き掃除することも、消臭に効果的です。
重曹スプレーや濡れ雑巾など、水分を含むものを使用した場合は、換気をするなどして室内の湿気を乾燥させましょう。
マットレスの臭いを予防する方法
ついてしまった臭いを消すことも重要ですが、臭いがつかないように予防することで、マットレスの臭い管理が楽になります。
以下に、マットレスの臭いを予防する2つの方法をご紹介します。
- ・ベッドパットを使う
- ・防水シートを使う
ベッドパッドを使う
ベッドパットとは、シーツとマットレスの間にしくシートのようなものです。
シーツをつけていても、汗や皮脂がマットレスまで沁み込んで臭いの原因となってしまうことがあります。
ベッドパットをつけることで、マットレスに汗や皮脂がついてしまうことを防ぎ、臭いの予防につながります。
ベッドパットは、シーツ同様簡単に自宅で洗うことができるので、常に清潔な状態を保てる点もメリットです。
防水シートを使う
赤ちゃんや高齢者のおねしょによる臭い、嘔吐物による臭いを予防したいときは、防水シートの活用が便利です。
シーツのしたに防水シートをつけておけば、マットレスまで尿や嘔吐物が沁み込んでしまうことを防げます。
防水シートは赤ちゃんのおねしょなどに適したベビー用のほか、介護用や医療用などの製品が展開されていますので、用途に応じたものを選ぶとよいでしょう。
防水シートはおねしょや嘔吐物だけでなく、汗や皮脂がマットレスに沁みてしまうことも防ぐいでくれます。
より衛生的にマットレスを使用したい人にもおすすめです。
ベッドやマットレスの臭いが気になる場合は買い替えがおすすめ
ベッドやマットレスの臭いが気になり、さまざまな対策を取っても臭いが軽減されない場合は、思い切って買い替えるのもひとつの方法です。
買い替え時のサインとして、マットレスにカビが生えてしまっていること、消臭しても臭いが軽減されないことなどが挙げられます。
また、ダニが発生してしまい、対策をしてもダニ特有のかゆみやくしゃみなどの症状が治まらない場合も買い替えを検討するのがおすすめです。
マットレスには主に以下の種類があります。
- ・ファイバーマットレス
- ・ラテックスマットレス
- ・ウレタンマットレス
- ・スプリングマットレス
ファイバーマットレスの寿命は4年から6年、ラテックスマットレスの寿命は6年から8年です。
ウレタンマットレスには低反発タイプと高反発・高弾性タイプの2種類があります。
低反発タイプの寿命は3年から5年、高反発・高弾性タイプは6年から8年です。
スプリングマットレスにはボンネルコイルとポケットコイルの2種類があり、ボンネルコイルの寿命は8年から10年、ポケットコイルは7年から9年とされています。
それぞれのマットレスの寿命と、臭いや弾力などを考慮して、買い替えを検討しましょう。
ベッドやマットレスの臭い問題を解決して快適な睡眠を
ベッドやマットレスが臭っていると、心地よい睡眠を取ることができません。
現在臭いが気になっている人は、ぜひ本記事の情報を参考に臭い対策を取りましょう。
また、ベッドやマットレスの臭いを予防・改善することは、ベッドルーム自体の臭いの改善にもつながります。
ついてしまった臭いを消臭する前に、しっかり予防策を取ることで臭いがつきにくくなりますので、ぜひ予防にも力を入れることをおすすめします。
それでも臭いが改善されない場合は、思い切って買い替えを検討するのもひとつの方法です。
各タイプのマットレスの寿命と照らし合わせて、買い替えを検討しましょう。
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