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漆塗り箪笥 王朝料紙文様 3点セット 雪・月・花

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その中で最も高い家具といえば・・・
プライスカードの「0」の数を思わず数えてしまう家具。 漆塗り箪笥 王朝料紙文様 3点セット なんと、 約6千万円
です!!!

木材の乾燥に約10年、それから完成までさらに約10年をかけた箪笥。日本独自の漆芸技法である蒔絵にて美しい王朝料紙文様が描かれています。中の造りはもちろん総桐。思わず息をひそめてしまうほど美しい箪笥です。
漆は年月を経て色が変化するのが特徴です。使い込むほどに美しく変化し、年月を経た味わいを楽しむことができます。この箪笥は20年以上経っていますが、濃い茶だった色が赤く変化し、文様をくっきりと浮かび上がらせるようになりました。
さらに、20年以上経っても寸分の狂いもありません。腕のいい職人たちが丹精こめて作り上げ、年月を経てさらに深みを増した芸術品です。

漆塗り箪笥 王朝料紙文様 3点セット 「雪」 漆塗り箪笥 王朝料紙文様 3点セット 「月」 漆塗り箪笥 王朝料紙文様 3点セット 「花」 三十六人家集 王朝料紙文様蒔絵 / 漆芸家 金成嘉久

三十六人家集 王朝料紙文様蒔絵
柿本人麻呂、紀貫之、伊勢ら三十六人の歌集を集めたもので、
この西本願寺本「三十六人家集」は平安末期の宮廷関係の製作によるものと考えられます
そして伝えられる平安時代の「三十六人家集」の古写本数種ある中で最も完備に近く、
たぐいない絢爛優美をきわめた美しい本として著名であります。
西本願寺本の伝来は、もと、宮中の御倉連華王院に伝えられ
天文十八年後奈良院から証如上人に下賜され
明治二十九年西本願寺の倉より発見され、その後世間にもてはやされるようになり
昭和の始めに貫之集でと伊勢集の二帖が分割され石山切と名付けられ重要文化財になっています。
原本三十二帖に鎌倉時代以降の補写本七帖を加え三十九帖が伝えられ、
その多種多様の料紙の手法をみると色違いの色紙を用いたり、
和製、宋製の唐紙の型文様の料紙それらを、切り破り、あるいは継ぎ合わせて一枚の料紙に仕立たり、
または下絵や描文様を描き金銀切箔を散らすなど美術的趣向を凝らして諸外国にもその例を見ない
豪華な本となって貴族文化の特色を、まことによくあらわしています。
また宗達、宋悦も影響をうけたと思われ美術史のうえでも現代美術のうえからでも刮目されるものと思われます
此の様な美しい、また実にこみいったみごとな手法を用い、またその色彩の対照にこまやかな心をこめられるなど
見る人の目をひときは楽しませてくれる料紙文様を蒔絵により製作しました。

漆芸家 金成嘉久

漆塗り箪笥 王朝料紙文様 3点セット 雪・月・花

(2009年11月作成)

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