村内美術館

ビュフェ作《溜息の橋》の展示のご案内

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    《溜息の橋》ベルナール・ビュフェ 1986年 リトグラフ
第6展示室の「第6章 水の都ヴェネツィア讃歌」にビュフェ作《溜息の橋》のリトグラフを展示しています。

溜息橋は恋人達が橋の下でキスをすると永遠の愛が叶うといわれる橋でヴェネツィアのロマンチックな観光名所です。

しかし、本作品に描かれたゴンドラには恋人達の姿はありません。そこに作者の隠された意図があるのかもしれません。
この作品は1986年に制作された10枚組の「ヴェネツィアシリーズ」の中の1点です。「ヴェネツィアシリーズ」は他の9点も展示されています。

ベルナール・ビュフェは1928年パリに生まれました。
美術学校の名門エコール・デ・ボザールに入学後、数々の賞を受賞し、27歳で『Connaissance des Arts』誌において「戦後の画家10傑」の1位に選ばれるなど、若くしてフランス美術界で高い評価を得た、日本でも人気のある画家です。