12畳のリビングにおすすめのレイアウトや家具を紹介

/ 最終更新日:2024/04/23

12畳のリビングにおすすめのレイアウトや家具を紹介

「12畳のリビング」は、ファミリー向け物件などでは一般的な間取りの一つです。

しかし、聞いただけでは実際の広さをイメージしづらく、「どのようにレイアウトを考えたものか」と思案されている方も多いのではないでしょうか。

そこで本記事では、12畳リビングのサイズ感や適したレイアウト例、おすすめの家具もあわせて紹介します。

新たにリビングのレイアウトを考える際に、ぜひお役立てください。

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12畳のリビングの広さはどのくらい?

12畳のリビングと聞いたら、畳12枚を敷き詰められるほどの広さをイメージしてみてください。

これは、一般的なリビングとしてはかなり広いほう です。

平方メートルで表すと21.8平方メートルとなり、たとえるなら縦が6m、横が3.6mで囲まれた範囲です。

なお、家族向けの物件におけるリビングの広さは、キッチンの畳数とあわせて表記されることもありますが、本記事では畳数にキッチンの広さは含めないものとします。

12畳のリビングのレイアウト例

続いて12畳のリビングのレイアウト例を3つ紹介します。

リビングの形状によって家具の配置は異なってきます。

ぜひ、お部屋づくりの参考にしてみてください。

縦長の場合

入り口から見て縦長のリビングの場合、一番奥をダイニングスペースにあてるレイアウトがおすすめです。

このようにすれば、食事スペースを遠ざけて、生活感を感じさせないリビング空間を実現できます。

また、ダイニングスペースとその他の空間の境はソファで区切ってしまうのも一案です。

ソファがアクセントになり、リビングの空間全体を引き立たせる効果があります。

横長の場合

入り口から見て横に広がりのあるリビングの場合、採光を意識したレイアウトがおすすめです。

特に、部屋の長辺に窓が設置されている場合は、日光が室内全体に行きわたるので、光の広がりを邪魔しないよう、家具の配置を工夫したいものです。

家具は、ローソファなどの、背丈の低い家具をチョイスすれば、明るさや開放感を強調したレイアウトを実現できます。

そのうえで、縦長のリビングの場合と同様、食事スペースと、くつろぎや作業スペースを分けるとよいでしょう。

正方形の場合

正方形の場合は、リビングの空間を分割することが難しく、家具の配置の難易度も上昇します。

それゆえ、長方形のリビングの場合とは趣を変え、思い切ってダイニングとリビングをあわせてしまうのが無難です。

ダイニングテーブルの長辺の片側には大きめのソファをあてがって、食事時間にはもちろん、リラックスタイムにもふさわしいマルチタイプの空間を作ってみてください。

残った空間は作業スペースにしたり、子どもの遊び場にしたりとニーズに合わせてカスタマイズできます。

12畳のリビングにはどんな方が向いている?

12畳のリビングは、はたして何人暮らし向きなのでしょうか。

ここからは、単身から4人家族までのそれぞれの世帯別に、12畳のリビングとのマッチング度合いを解説します。

単身には?

1人暮らしの方にとって12畳のリビングはオーバースペック気味といえます。

一般的な単身向けの物件でのリビングの広さは8畳程度です。

8畳程度の広さですら、ソファやテーブル、テレビを置いてなお、余りある広さを確保できます。

12畳もあると広すぎて、そのなかにポツンとたたずむ格好になるので、少し寂しさを感じてしまうかもしれません。

ただし、「ペットスペースを確保したい」「ワークスペースを設けたい」という場合はこの限りではありません。

上記に該当する場合や、のびのびと過ごしたい方は12畳のリビングも住まいの選択肢となります。

2人暮らしには?

2人暮らしの場合でも、12畳のリビングは少し広すぎるくらいです。

カップル向けの物件の広さの目安は1LDK、2LDKともに8~10畳程度ですから、12畳となるとかなりひろびろと空間を活用できます。

ダイニングテーブル、テレビに、本棚、二人掛けのソファをあつらえるにも十分なスペースです。

ただし、不必要に広いリビングにこだわるよりは、それぞれの居住空間を広くとったほうがよい場合もあります。

リビングにどれくらいの広さが必要かという点をパートナーとよく相談しつつ、間取りを決めてみてください。

3人家族には?

夫婦と子ども1人の3人家族にとって、12畳のリビングはちょうどよい広さです。

12畳あれば、食事やくつろぎタイムを3人で過ごすうえで、広さに問題はありません。

お子さまがまだ小さいうちはベビーベッドを置いたり、遊び場スペースを設けたりすることも可能です。

12畳のリビングは、“3人家族にとってちょうどよい広さ”と覚えておくとよいでしょう。

4人家族には?

4人家族にとっては、12畳のリビングは、少々手狭に感じられてしまうかもしれません。

一般的に4人家族向けとされている物件は3~4LDKですが、これらの間取りにおいてリビングの広さは16~18畳程度に設定されています。

4人家族ともなると、ソファやテーブルのサイズも大きくなり、特にお子さまが成長してくると16畳以上は必要になってくるからです。

まだ、お子さまが小さい年齢であれば12畳のリビングでも問題ないので、実際に内見しつつ、家具の配置をイメージしながら、広さが十分か確認してみましょう。

12畳のリビングに置きたい家具

12畳のリビングのサイズ感がつかめたら、実際に配置する家具のイメージももっておきましょう。

ここからは12畳のリビングに適した家具アイテムを3つ紹介します。

1ソファ

12畳リビングはスペースに余裕があるので、置けるソファの選択肢も広がります。

下記に挙げる、ソファの使用人数別のサイズを参考に、どれがよいか選んでみましょう。

【人数別】ソファのサイズ

  • ・1人掛け:60~80cm程度
  • ・2人掛け:120~160cm程度
  • ・3人掛け:180~240cm程度

設置する方向にもよりますが、12畳のリビングには、3人掛けのソファも問題なく収まります。

3人掛けのソファであれば、のびのびとくつろげるので、リラックスタイムにはもってこいですし、ダイニングシーンでも使えます。

また、「3人同時に使うことは少ない」と感じられるのであれば、1~2人掛けのソファ+ビーズクッションをフロアに置くというのも一案です。

いずれにせよ、リビングはリラックス・団らんの場でもあるので、ゆっくりとくつろげるソファはぜひとも取り入れたいものですね。


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2ダイニングテーブル

ダイニングテーブルも食事、団らんの場に欠かせない家具アイテムです。

ひと口にダイニングテーブルといっても、形やデザイン、色味などによって多種多様なアイテムが市販されています。

リビング全体のトーンにマッチするものを選ぶことで、お部屋の空間がワンランク上へと引き上げられます。

こちらも想定される使用人数によってサイズが変わってくるので、概算を頭に入れておきましょう。

【使用人数別】ダイニングテーブルのサイズ

  • ・4人掛け:255×230cm程度
  • ・5人掛け:320×230cm程度
  • ・6人掛け:320×230cm程度

12畳のリビングであれば、上述のすべてのタイプを設置できますが、5人掛け以上になると、動線が確保しづらくなるおそれもあります。

通路として60cm程度のスペースが確保しづらいのであれば、ワンサイズ落としてみてはどうでしょうか。

また、3名程度までなら円形テーブルもおすすめです。

長方形のタイプと比較して、通路のスペースを確保しやすくなります。

ダイニングテーブルはリビングに置く家具のなかでも、大きな空間を占めるため、まずはダイニングテーブルの配置場所から決めていくのが基本です。


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3テレビ台

食事どきに、家族でテレビを観るご家庭も多いのではないでしょうか。

12畳の広々としたリビングですから、テレビも大きな画面で観たいものですよね。

テレビの置台は壁と並行、あるいは部屋の角に設置するのもよいです。

それぞれの大きさが合う置台を探してみましょう。


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12畳のリビングを居心地のよい空間にするためのポイント

最後に、12畳のリビングをより洗練させる5つのポイントを紹介します。

快適なお部屋づくりの参考にしてみてください。

ポイント1窓の周囲をスッキリさせる

せっかく日当たりのよい部屋を選んでも、家具が邪魔で日の光が入らないと台無しです。

明るい雰囲気のリビング作りのためにも、窓際に背の高い家具を配置するのは好ましくありません。

窓の外の景色が見えれば開放感が生まれます。

日の光を取り入れて明るい印象を作り上げて、開放感を演出するためにも、窓の付近に家具は置かないように注意してください。

ポイント2背の低い家具を選ぶ

窓際のみならず、部屋全体を背の低い家具で揃えることがおすすめです。

部屋に入ったときに、家具が視線を遮ると、圧迫感や窮屈な印象を与えかねません。

ソファや棚などの家具は、極力目線より低いものを選びたいところです。

ポイント3収納家具は一箇所にまとめる

収納を目的とした棚、ラックは一箇所にまとめてしまいましょう。

収納系の家具アイテムがリビング内に点在していると、落ち着きがなく雑然とした印象を与えてしまいます。

具体的には、部屋の壁の一辺に沿って、背の低い棚やラックをまとめて配置すれば、スッキリとまとまり、レイアウトの景観を損なうことがありません。

ポイント4照明にこだわる

照明ひとつでお部屋の印象は大きく変わります。

タイプや色味などはさまざまなタイプが展開されているので、理想とする空間のイメージや目的にあわせてご自身でチョイスしてみましょう。

照明の色は、蛍光灯に代表される白色系と、温かみのある電球色系に分けられます。

前者は照度に優れており、後者は照度こそ低いものの、温かさを演出でき、リラックス効果も期待できます。

食事や談話時と、リラックスタイムで照明の色を切り替えできると、メリハリが出るためおすすめです。

この点を踏まえたうえで、下記で挙げる主な照明のタイプの中から、お気に入りのアイテムを見つけてみてください。

【リビングにおすすめの照明のタイプ】

照明の種類 特徴
シーリングライト ・天井に取り付ける照明で、部屋全体を照らすメインの照明 ・リモコン機能やタイマー機能搭載タイプも展開
フロアランプ ・床に置くタイプの間接照明 ・バリエーションが豊富
テーブルランプ ・テーブル、デスクのうえに置くタイプの照明
ブラケットライト ・壁に設置するタイプの間接照明 ・やわらかな光が特徴
ペンダントライト ・天井から吊り下げるタイプの照明 ・スポット光が特徴

可能であれば、使用シーンに合わせて上記のなかから2タイプほどチョイスしたうえで、シーンに応じて使い分けたいところです。

たとえば、シーリングライトを食事や団らん時に使用し、リラックス時にはフロアランプへ切り替えるなどといった具合です。

照明も、リビングの雰囲気を左右する重要なアイテムといえます。

ポイント5観葉植物を取り入れてみる

仕上げに観葉植物を取り入れてみてはいかがでしょうか。

部屋の中に緑があるとアクセントになるほか、癒し効果も期待できます。

最近はボタニカルなデザインのリビングも流行っているので、インテリア雑誌を参考にしてどんな植物を置こうか検討してみるのもまた楽しいですよね。

家具のレイアウトが決まったら、スペースの余裕と相談して観葉植物を取り入れることも検討してみてください。

12畳のリビングは3人家族にピッタリな広さ

いかがでしたでしょうか。

今回は「12畳のリビング」をテーマに、そのサイズ感や間取りごとのレイアウト、お部屋作りにおけるアドバイスなどをお伝えしました。

12畳のリビングは、3人家族が暮らすのにピッタリな広さです。

レイアウトを考える際は、背の低い家具をチョイスすることで空間を広く見せられます。

さらに照明にこだわったり、観葉植物を取り入れたりすると、より洗練された生活空間が手に入るでしょう。



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