家具・インテリアの専門店
村内ファニチャーアクセス

家具・インテリアの専門店 村内ファニチャーアクセス > コラム「ちょっとインテリア」 > コラム「ちょっとインテリア」 - アートを飾る

コラム「ちょっとインテリア」 - アートを飾る

好きなアートを自由に飾りましょう

・大切なのは、それが有名アーティストのものであるとかギャラリーで高額で買ったものであるといったことではありません。自分や家族がぜひ飾っておきたいと思えるものかどうか、眺めていて気持ちが安らいだり楽しくなったりするものかどうかが大切です。

・アートを飾るのもインテリアコーディネート。自分が生活する暮らしの空間を自分好みに創り上げるプロセスのひとつとして、自由に楽しんでみましょう。

住まいをアートで飾る上で大切なのは調和です

・アートそれ自体が主張することも大切ですが、お部屋のインテリアと調和させることも大切です。コツは飾る部屋の広さや床・壁・天井・照明器具・窓・エアコン・テレビ・観葉植物、そしてインテリア小物などと大きさや色のバランスをあわせて、トータルで「自分ならではのインテリア」といえるように工夫してみてください。

アートを飾る 橋本不二子「美しい思い出の庭」

贈り物に
お子様の誕生日に
新築をきっかけに
記念日に一枚ずつ

版画の種類

販売されているアートの多くは「版画」です。1点しかない高額な油絵や水彩画に比べて、原画の雰囲気を保ちつつ、美しい色彩で明るくファッション性に富み、かつ安価に楽しめるのが版画です。技法を大まかにまとめてみました。ご参考にしてみてください。

木版 (凸版)

色数分の版木に浮き彫りを施し、その版木に絵の具をまんべんなく塗り、薄い色から刷り重ねていきます。
木版画は最も古い歴史を持つ版画。7世紀に中国で生まれ、8世紀に日本に入ってきました。日本ではその技術を創意工夫し、浮世絵として確立し世界にも大きな影響を与えます。

銅版画 (凹版)・・エッチング他

銅板を利用した技法。直接彫るか薬品で腐食させた凹版にインクをつけ、湿らせた紙に吸い込ませるためプレス機で圧力をかけます。これを色数分繰り返します。
作業が大変なうえ版が傷みやすいので、色数や枚数が限られます。刷り上りはインクが盛り上がり、独特の質感をもっています。また変化に富んだタッチが楽しめます。
エッチングは銅版画の技法のひとつですが、よく用いられるため「銅版画=エッチング」のように言われています。他に、ドライポイント、メゾチント、アクアチントなど。

石版画 (平版)・・リトグラフ

天然石の石灰石や亜鉛版に油性のチョークで下絵を書き、これに薬品を塗って、絵が描かれた部分にだけインクが乗るように加工します。これを、プレス機を使って一色ずつ刷り上げます。
色数が多く、刷りあがりは平らでマットな感じ。作家が直接自分の手で絵を描くことができ、描いた線がそのまま作品として仕上がります。
リトグラフの「リト」はギリシャ語で「石」という意味。18世紀末ドイツで発明された当時は、複製画のイメージが強くなかなか芸術作品として認められませんでしたが、19世紀半ばに多色刷りができるようになってからはポスターや雑誌の挿絵などで使われるようになりました。

孔版・・シルクスクリーン

絹、ナイロンなどに色数分の下絵を写し、刷る色以外の部分にニスを塗るか、画像を切り抜いたフィルムなどを貼り付けるなどして、刷る色以外の部分にはインクが通らないようにします。スクリーンの下に版画紙を置き、スクリーンの上からインクを刷り込みます。
多彩で原色の鮮やかな作品が多く、たくさん刷ることも可能です。
ヨーロッパでは「セリグラフ」。15世紀に中国で発明され、第二次世界大戦後にアメリカの若手作家によって多く使われるようになりました。

飾り方のポイント

いきなり有名画家の高額な絵画を買うことはありません。安くても、無名でも、自分の気に入ったものを飾るのが一番です。それがインテリアともマッチしたもので、部屋の中にうまく溶け込んでいればなお良し。
壁紙の色、カーテンの色、家具の大きさ・形や色とのバランスを考え、違和感のないよう心がけましょう。額や絵の中にカーテンの色やお部屋のアクセントカラーが入っていると、統一感があります。
まずは部屋を見回してみて、壁面が殺風景に感じられるところに飾ってみまし

絵を飾る道具

アートを裸で飾るのではなくフレームに入れて額装してください。フレームに入れることでアートに品位と保存性を高めます。額装は画材屋さんでオーダーできます。
絵を飾るには専用のフックがあります。画材屋さんやホームセンターで簡単に手に入りますので、釘などではなく必ずフックを使用してください。また、絵を飾る時にフックで壁が傷つくのではと懸念さてれる方もいらっしゃると思いますが、いろいろなアイテムがでており壁を傷つけずに絵を飾ることが可能です。
またピクチャーレールを天井近くに取り付け、ワイヤーでつるす方法もあります(図)。動かしたり追加したりが簡単に出来ます。工務店や内装業者などで取り付けをしてくれます。絵を描くときに使うイーゼルを使ってアートをディスプレイする方法も素敵です。大きさも色々あるので画材屋さんで探してみてください。

ピクチャーレールイメージ

アクセント(ポイント)として飾る

少し大きめな絵を壁面の中心にポイントとして掛けると、部屋全体を印象深いものとし、その雰囲気をうまくまとめあげてくれます。リビングルームやベッドルームなど比較的大きい壁面のある場所に適した掛け方です。

シンメトリー(左右対称)で飾る

数点(2〜5点)の絵を左右対称に掛ける方法です。額と額の間隔をそろえるだけでなく、額の下部を一直線にそろえて掛けると、まとまってきれいに見えます。2点から3点を並べて掛ける場合は、同作者・同額・同サイズのものだと統一感が出ます。

アートを飾る 「シンメトリーで飾る」

アシンメトリー(左右非対称)で飾る

壁面の中心に絵をかけるのではなく、中心よりずらして数点をかけ他の小物や雑貨などとバランスをとりながら掛ける方法です。1点1点に存在感があり、全体でもまとまった効果が出ます。
まず、額と同じ大きさの紙を壁に留めてみたり、絵を床に並べてみたりして、バランスを取ってから飾ってみましょう。

見やすい高さにかける

アートを飾る 「見やすい高さにかける」

・ゆったりと鑑賞できるように、額の中心が目線より少し低めの位置に掛けると見やすくなります。

・例えばリビングルーム。ソファーに座って正面、あるいはソファーの背面の壁、サイドボードの上などがベストポイントです。家具の高さにもよりますが、基本は額の下部が床から110cm前後の高さが見やすく落ち着きます。立って見ることが多い玄関ホールや廊下などは、額の中心が床から150cm前後が見やすい目安です。

・床座スタイルが多い部屋、背の高い家具がない部屋なら、床に置いて低い目線で楽しみましょう。

さらにポイント

お手持ちのアートがあれば、とりあえず掛けてみましょう。かけて眺めてみれば、「もっと明るい絵のほうがいい」とか、「1枚じゃ寂しい」とか、「カーテンの色とあわせたい」とか自分なりのコーディネートが見えてくると思います。

床や階段に置いてみる・・・お気に入りの小物やフラワーベース(花瓶)、スタンド照明と組み合わせてみてもOK。

壁はシンプルに・・・ポスターやカレンダー、レターラックや生活用品などがひしめき合っていてはゆっくりアートを鑑賞できません。アートの周りはシンプルに。

ポスター・ポストカードも額に入れてみる・・・額に入れることでぐんと引き立ちますし、額のコーディネートも楽しめます。同じ種類のポストカードはまとめて大きなキャンパスに貼り付けてみましょう。

こんな飾り方はNG

直射日光のあたるところ
光で絵やマット・額の色があせてしまいます。

エアコンの噴出し口
送風が直接当たるのは避けてください。

湿気の多いところ
しっかり額装されていればそう簡単にカビが生えることはありませんが、なるべく避けましょう。

後ろの紐が長すぎて見えてしまっている
あまり見栄えの良いものではありません。後ろで短く調節してください。

安全性も考慮

ドアの内側はぶつかる可能性があります。ガラスの額縁を床に立てかけるのはお子さんがいらっしゃるご家庭などでは危険。地震のことも考えると、ガラスよりアクリルを使った額のほうが安全です。

このお部屋にはどう飾る?

アートを飾る リビング

アートを飾る ベッドルーム

アートを飾る 和室

玄関

そこに住まれる方の人柄や生活感が伝わってくる場所でもあり、まさに住まいの顔でもあります。個性が強すぎる絵や暗い人物画などよりは、淡い色調の風景画などで明るく演出してはいかがでしょう。飾る場所はドアを開けた正面やシューズBOXの上に。狭い玄関に大きすぎる絵は、窮屈でかえって狭く感じます。

リビング・ダイニング

家族がくつろぎ団らんする場所であり、家族・友人・知人等コミュニケーションする場所です。話題になるような絵、くつろぎ感のある明るい絵などを掛けると良いでしょう。家具やカーテン・カーペットなどとのコーディネートが特に必要な部屋です。全体のバランスに注意してください。ちなみにモノクロのアートは「静寂」や「洗練」を空間にもたらします。
ダイニングテーブルの周りには食欲がわくような明るい絵、ステレオコーナーには好きな音楽に調和する絵などアートで空間を作るのも楽しいですね。

ベッドルーム

プライベートな空間ですから、思い切り個性的な絵や趣味のものを飾るのも楽しみ。安眠できるように落ち着いた色彩の絵を飾っても良いでしょう。

子供部屋

お子様の想像力を養う大事なスペースです。明るく楽しい絵をお子様の成長にあわせて掛け替えしてあげてください。お子さんが好きか嫌いかを第一に、大人の趣味を押し付けないことが大切です。

和室

掛軸や色紙額など季節によって掛け替えてみてはいかがでしょう。

階段スペース

例えば階段の傾斜にあわせて小さなシリーズのものを並べてみたり、踊り場の壁に雰囲気のある絵をかけてみたり、階段を上がるのが楽しくなるような工夫を。

トイレ

唯一一人になれる空間です。ほっと安らぐ空間にするもよし、ポップできりりと目のさめる空間にするもよし、お客様にお使いいただいても差し支えない範囲で自由に楽しんでみましょう。個性をアピールできるかもしれません。圧迫感のない小さなものにしたほうが空間にはマッチします。

自分らしい空間を作りましょう

アートを飾るということは、あなたのセンスを飾るということでもあります。アートは部屋にインパクトを与えてくれます。一枚のポストカードや写真でも自分の好みがぎゅっと詰まっているものならなんでもいいのです。
皆さんもおしゃれにアートを飾って空間をリッチに演出してみてください。自宅が美術館になるって素敵です。

本文中に使用している家具・インテリアの写真はイメージです。当社にてお取扱いのない商品が含まれる場合がございます。また、掲載しました情報はコラム作成当時のものとなりますので予めご了承ください。

(2004年8月作成)