快適な睡眠が得られるかどうかを決定する最も重要な要素が、「マットレスの良し悪し」 です。
やわらかすぎるマットレスでは胸とお尻が沈み込み、背骨が曲がって寝苦しくなったり、寝返りが多くなったりします。 寝返りには筋力が必要になるため、疲れを感じてしまいます。
逆に硬すぎるマットレスは、体がまっすぐになりすぎて腰が浮いた感じになり、疲れる姿勢になってしまいます。 また局部的に圧力が加わりしびれを感じたり寝返りが多くなったりします。
背骨の曲がり方が、立っているときよりやや緩やかなカーブになるのが正しい寝姿勢。 それを保てるのが、適度な硬さのマットレスです。 |

□ ほどよい硬さのマットレス |

□ 硬すぎるマットレス |

□ 柔らかすぎるマットレス |
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マットレスにもたくさんの種類があり、日々進化しています。 人それぞれ向き不向きもありますので、ぜひ寝比べて、自分にピッタリのマットレスを見つけてください。
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| ■ マットレス選びのポイント |
□ スプリングのマットレス
ベッドが使われ始めたのはB.C.3200年ごろのエジプト。 まだマットレスの形態はなく、動物の革やたたんだ衣類などをマットレス代わりに用いていました。
その後、藁や羽毛を袋状にしたマットレスが登場。 18世紀には現在のものに近い形で鳥の羽や獣の毛が詰められたコンパクトなマットレスが登場します。
スプリングの登場は1920年。 以後どんどん改良が加えられ今日に至っています。
代表的なスプリングマットレスは 「ボンネルスプリング」 「ポケットコイル」 「高密度連続スプリング」 の3つです。
【ボンネルスプリング】 (写真上)
中央部がくびれた (つづみ型と呼びます) らせん状に巻いたスプリングを横に連結したもので、芯は硬く、表面は適度なクッション性を保っています。
【ポケットコイル】 (写真下)
小さな袋にひとつひとつスプリングを包んで敷き詰めたマットレス。 体圧をその場で吸収し、横揺れや振動が全体に伝わりません。
【高密度連続スプリング】
1本の鋼鉄を高密度で編み上げたもの。 スプリングの密度はボンネルの2.5倍と言われ、より多くの面で身体を支えるのでマットレス全体が均一の反発力を持っています。
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ポケットコイル
体のラインに沿って、ひとつひとつのバネが独立して動きます。
右はより多くのバネが入るよう工夫した交互配列。 |
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□ シングルクッションとダブルクッション
マットレスを硬いベッドフレームで支えるのに対し、マットレスをさらにクッション性のあるスプリングボトムで支えるのがダブルクッションと呼ばれる構造です。
上部のマットレスが正しい寝姿をキープ。 下部のスプリングが荷重を分散し、上下のマットレスの相乗効果で上質な寝心地を実現します。
ホテルのベッドのほとんどはダブルクッションです。 |
□ スラットベース
ヨーロッパで広く普及している構造です。
ブナなどの薄板をアーチ状に何層も重ねた小幅材をフレームに固定したもの。
アーチ状に反りをもたせたベースが、荷重を吸収しながらマットレスを支えます。
マットレスが身体を支え、スラットベースが全体の荷重を吸収分散するというダブルクッション効果で、理想に近い体圧分布を実現します。
また、すのこ状の構造はマットレスの通気性能を妨げることもなく、湿気の多い日本にも適しています。 |
□ ウォーターベッドとジェルベッド
ウォーターベッドは、スプリングのマットレスの代わりに、水の入ったウォーターバッグで体を支えます。 水の浮力が体圧を分散し、骨格を正常な状態に保ったまま自然な寝姿勢を保てます。 腰痛がやわらぐともいわれています。
ヒーター付きで、冬は横になった瞬間から快適な温度に包まれるのも魅力のひとつです。
メンテナンスは年に一回防腐剤を入れるだけ。 水の入れ替えの必要はありません。
水量の多いタイプ、少ないタイプがあり、またバッグに入れる水の量を調節することも可能なので自分にあった硬さを選べます。 また水筒型のシリンダーバッグをマットレスの中に並べたタイプもあり、これは分解することで移動も可能です。
ジェルベッドは、水ではなくゼリー状のジェルを利用したベッド。 ウォーターベッドよりもやや硬めで、寝返り時の揺れや水音が解消されています。
ウォーター同様ヒーター付きで冬も快適。
防腐剤を入れる必要はなく、メンテナンスも簡単です。 |
□ 低反発フォーム
軟質ウレタンフォームの一種で、NASAで考案された衝撃吸収素材です。
軟質ウレタンフォームはバネのような 「弾性」 と、粘土やガムのような 「粘性」 を併せ持つ 「粘弾性体」 。 その 「弾性」 を抑え、「粘性」 を上げたのが低反発フォームです。
体を横たえると、体の重みと体温に反応してゆっくり、体を包み込むように沈みます。 優れた低反発効果が抜群のフィット感を生み出すのです。
そのフィット感は毛細血管を圧迫せず、寝返りも減り、安定した睡眠を保ちます。
床ずれ防止に効果があり、医療の現場でも用いられています。 |
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| ■ ベッド選びのポイント |
□ フラットなタイプと宮付きタイプ

フラットタイプはヘッドボードが一枚の板で構成されている一般的なタイプ。 圧迫感がなく見た目にもスッキリしています。
宮付きはヘッドボードが棚になっていて、目覚し時計やめがね、読みかけの本など置けて便利。 引出し付き、照明付きのものもあります。
フットボードがついているタイプは、布団のずれ防止にもなり、足元にチェストなどの家具を置くことが出来ます。
ヘッドボードもフットボードもないベッドは、見た目がスッキリするだけでなく省スペースにもなります。 |
□ 機能付きベッド

収納付きベッドは、引出しタイプや跳ね上げタイプがあります。 引出しは普段使いのものを入れておくのに便利。 跳ね上げ式は収納スペースが広く、普段あまり使わない大きなものを入れておくことが出来ます。
普段たたんでおける折りたたみベッドは、急なお客様にも対応でき、ワンルームの一人暮らしにも便利です。
ベッドで本を読んだりテレビを見たりリラックスできるリクライニング機能付き。 体の不自由な方の寝起きをサポートする介護ベッド。 高さが変えられる昇降機能付きや、キャスター付きで楽に移動できるベッドもあります。 |
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