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バルビゾンとは、パリから約60キロ離れたフォンテーヌブローの森の北西部に位置する、現在でも人口約1,300人ほどの小さな村です。
この美しく自然に恵まれた村にパリから定期的に通い、あるいは定住して見たままの自然や働く農民たちの姿を描いた画家たちがいました。彼らは後にバルビゾン派と呼ばれ、それまでのフランス美術にはなかった自然主義的な風景画を描きました。特にその中心的な画家であるミレーは農民画の巨匠として広く知られています。
当館はミレーが肖像画家として活躍していた初期の代表作「鏡の前のアントワネット・エベール」や、「ミレー夫人の肖像(カトリーヌ・ルメール)」など油彩、デッサン、版画を収蔵しています。その他、バルビゾン派の中で年長者であり、詩情豊かな風景画を残したコローの「ヴィル・ダヴレーのカバスュ邸」「小さな水門のある草原」や、森の中に永遠の美しさを見いだし、ミレーの友人でもあったテオドール・ルソーの「フォンテーヌブローの森(バ・ブレオーの樫の木)」とその仲間達の作品を展示しており、バルビゾン派の代表的な7名、バルビゾンの七星の全ての画家の作品をご覧いただけます。
また、自らリアリストと名乗り、バルビゾン派と異なる画風を確立したクールベの「フラジェの樫の木」「波」「ボート遊び」などの充実したコレクションもございます。 |
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19世紀の後半、ブーダンやマネ、モネ、ピサロ、ルノワールらの画家たちはアカデミックな美術教育に反発し、目前に広がる風景から受ける光の印象を出来るだけ忠実に描き出そうとする新しい絵画運動を展開させました。中でも印象派を代表するモネは微妙の光の変化を追い求め、絵の具を混合させずチューブから出したままの単色をカンヴァスに並べて描く筆触分割により、明るい光の表現を可能にしました。当館では、ブーダン「浜辺にて」、マネの最晩年作「芍薬の花束」、ルノワールの「ジャン・ルノワールと一緒のガブリエルと少女」などを中心に展示しています。 |
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エコール・ド・パリ(=パリ派)とは、世紀末から20世紀にかけてヨーロッパのあらゆる芸術の中心として栄えていたパリを目指し、第1次大戦後にやって来た外国人画家たちのことを指します。ロシアのシャガール、スーティン、ブルガリアのパスキン、ポーランドのキスリング、日本のフジタ、イタリアのモディリアーニ、スペインのピカソなどです。若い彼らはモンマルトルやモンパルナスの下町を中心に、夢を追いかけるボヘミヤン的な創作活動をしました。それぞれの個性や民族性にパリの自由さ、洗練された感覚を吸収し、独自の作風を作り出しています。
当館ではエコール・ド・パリの画家たちとともに、ピカソらとも交流のあったマリー・ローランサン、モンマルトルに住み、郷愁をそそるパリの街角を描いたユトリロなど、20世紀初頭にパリで活躍した画家の作品を展示しています。 |
■現代フランス絵画 ビュッフェ、ブラジリエ、カシニョール、カトラン など
■彫刻 ロダン、カリエ・ベル―ズ、ブールデル、マイヨール、佐藤忠良の彫刻作品はホール、休憩室に展示されています。 |