コラム「ちょっとインテリア」 |

■ 温室効果ガス削減効果は約200万トン!? 温室効果ガス削減へ向けて、「2012年までに、白熱電球(白熱灯)の国内製造・販売を中止し、電球形蛍光灯への全面切り替えを完了させる」 との方針を政府が表明しています。 蛍光灯のほうが長持ちなのはわかるけど、そんなに違うものなのでしょうか? 白熱灯は 「導体に電気を通し、高温に熱することで発光する灯り」 です。 オレンジ系のあたたかみのある灯りで、光と影の陰影を浮かび上がらせ、料理などの色を引き立ててくれます。 蛍光灯は 「放電によって発生した紫外線が、ランプに塗ってある蛍光物質を刺激して発光する灯り」 です。 寿命が長く経済的。やや青みのある白い光で、陰影がつきにくく全体を均一に明るくします。蛍光物質の違いにより、「電球色」「温白色」「白色」「昼白色」「昼光色」などの種類があります。
蛍光灯のエコ効果は‘節電’にとどまりません。交換の手間がかからないのは、高齢者のご家庭や交換しづらい場所の器具にはうれしいこと。電球の原材料や梱包材、輸送にかかるコストやエネルギーもおさえられ、ゴミも減ります。全世帯が白熱灯から電球型蛍光灯に切り替えた場合、CO2削減効果は家庭からの排出量の約1.3%、およそ200万トンと言われています。新しい電球を買うときにちょっと思い出していただければ、「高い!」「もったいない!」という気持ちも薄れるのでは?? ■ いずれはLED? 信号や大型テレビなどに使われているLED(発光ダイオード)が、家庭用照明としても注目されています。消費電力は蛍光灯の1/2。まだまだ発光効率の悪さやコストの高さが問題ですが、いずれはエコな照明として主流になっているかもしれません。 ■ 究極は使わないこと 伝統的な日本家屋の構造は、湿度の高い夏を涼しく過ごすように工夫されていました。ポイントは陽射しを遮り、風を呼び込むこと。 エアコンのスイッチを入れるのは簡単ですが、ちょっとだけ自然と仲良くして 「夏は夏らしくかつ涼しく」 「冬は冬らしくかつ暖かく」 過ごすことも可能です。なるべくなら電化製品に頼らない生活・・というのも、豊かで贅沢な暮らし方かもしれません。
どうしてもエアコンを使ってしまうときでも、効率を上げエネルギーを節約することができます。 ・冷えた空気は上にたまります。扇風機で空気をかくはんしましょう。 ・室外機の周りに余計な物を置いていませんか?室外機はなるべく日陰に、そして風通しをよくしましょう。 ・設定温度の目安は、夏は外気マイナス5〜6度、冬は20度以下になるように。 ・フィルターが汚れていると風量が落ち余計なエネルギーを使います。2週間に一度はフィルターのお掃除を。 ・カーテンを閉めて、窓からの直射日光を遮りましょう。 ■ 何が何でも自然素材がいいというわけではないけど、 人工の素材は膨大なエネルギーを使って作られ、使い捨てられ、ゴミとして処理するのにも環境に負担をかけます。 自然素材のエコロジーな点は環境への負担が少ないこと。自然から生まれ、自然に還り、循環します。傷がつきやすかったり、お手入れに手間がかかったりするのは生きているから。その分あたたかみがあり、安心感を与えてくれます。そんな素材だから大切に扱う、大切に扱うことは長く使うことになる、物を長く使うことは一人一人が簡単にできる一番のエコロジーです。 そして、家具インテリアに関わる人間として一番言いたいことは、木の家具は使えば使うほど味わいが出るということ。劣化するだけの人工素材との大きな違いです。 ■ インテリアをちょっと変えるだけで 無駄なエネルギーを減らし、環境への負担を減らすことができます。 自然と仲良くし、季節を楽しむ。・・・そんな暮らしを心がけてみませんか? |