□ クリスマスカラーにも意味がある クリスマスといえば赤と緑。これに白を加えた3色が伝統的なクリスマスカラーです。飾り付けをするときはさらに金・銀を加えると華やかになります。
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赤 |
サンタクロース、リンゴやヒイラギの実、ポインセチアetc。クリスマスが近づくと街中が赤で彩られます。そんな華やかなイメージとはちょっと遠いかもしれませんが、「赤」は十字架にかけられたときにイエス・キリストが流した「血」の色。「愛と寛大さ」を表しています。 |
| 緑 |
赤と対で使うだけでクリスマス気分になれる緑。「緑」は「常緑樹」の色です。ツリーに使うもみの木や飾り付けのヒイラギなど、一年中緑を繁らせる常緑樹の力強い生命力を「永遠の命」として象徴しているのです。 |
| 白 |
クリスマスに雪が降ると何か“特別”な気がする。「白」はまさに「雪」の色です。「純白」や「純潔」を表しています。 |
□ ツリーはなぜ飾る?
クリスマスツリーの習慣は8世紀ドイツに始まります。 古代ケルト族はオークを崇拝し、幼児を犠牲に祭礼を行っていました。伝説によると、イングランドの伝導師ボニファティウスがそれを阻止しようとオークを切り倒したところ、モミの若木が現れる奇跡が起きた。それからドイツではクリスマスにモミの木を植える習慣ができた・・・といいます。 ボニファティウスは異教徒のカシの木崇拝に対抗してモミの木をキリスト教の木と定め、モミの木の三角形は三位一体、つまり父と子と精霊をあらわしていると説いたそうです。 また16世紀ごろの話。マルティン・ルターがクリスマス礼拝の帰り道に、うっそうとした森の木々の間から無数のきらめく星を垣間見た。そのあまりの美しさに、それを子供たちにも見せようと木を家の中に持ち込んでたくさんのロウソクを枝から下げ星に見立てた・・・ そのころからツリーの習慣が一般的になり、様々なオーナメントを飾って楽しむようになったそうです。その習慣はドイツからヨーロッパに広まり、移民によってアメリカへと伝わりました。 *ツリーに使われるのは必ず常緑樹です。これはクリスマスカラーの「緑」と同じ。一年中葉を繁らせる常緑樹の強い生命力が「永遠の命」を象徴しています。冬の暗い闇を追い払い、自らを元気付けるシンボルとして、常緑樹を飾るといわれています。 *クリスマスツリーのてっぺんにはよく大きな金の星が飾られます。これはキリストが降誕した際に、東の空にひときわ大きく輝いた星を表しており、「ベツレヘムの星」と呼ばれています。 □ サンタさんの赤い服はコカ・コーラカラー?
 ※イメージです | サンタクロースのモデルは、小アジア(現在のトルコ)に実在した聖ニコラウス。自分が受け継いだ財産で数々の善行を行い、貧しい人々を救ったそうです。「三姉妹が嫁ぐための持参金が無く途方にくれていた貧しい一家が、暖炉のそばに衣類を干したまま眠ったところ、翌朝靴下の中に金貨の入った袋が入っていた・・・」 クリスマスの夜、子供が靴下を下げて眠るのは、この聖ニコラウスの施しのエピソードが背景になっています。 「トナカイの引く空飛ぶそりに乗ってプレゼントを配り歩く」現在のサンタクロースのイメージは、1822年、クレメント・クラーク・ムーアというアメリカの神学校教師が自分の子供たちのために書いた詩から始まっているそうです。「バラ色のほおにえくぼが2つ。鼻はサクランボのようにぷっくりし、笑うたびに突き出たお腹がぷるんぷるん動く」・・・ムーアによって、威厳あるセント・ニコラウスのイメージは陽気な小人・サンタクロースへと変化します。 さらにそれに拍車をかけたのが、1930年代にコカ・コーラ社が自社の広告用に採用したサンタクロースのイラスト。米国人アーティスト、ハッドン・サンドブロムは白い髭を蓄え赤と白の衣装を身にまとった等身大の人間味溢れるサンタクロースを描きました。これが今のサンタクロースのイメージです。 サンタクロースの赤い服はサンドブロムの描いたイラストが始まり、コカコーラの色だとする説もありますが、それ以前から「赤」は聖ニコラウスを象徴する色でした。自分の命をなげうってでも人々の幸福のために尽くす覚悟を示す血の色として、「赤」は正装の司教服の色なんだそうです。 ・・・ところで、世界各国共通のサンタさんのイメージですが、呼び名は様々です。イギリスやニュージーランド、オーストラリアでは「ファーザー・クリスマス」、ドイツでは「クリスト・キント」、デンマークやノルウェーでは「ユール・ニッセ」などと呼ばれているそうです。 |