| Q1 漆ってかぶれないの? |
漆でかぶれるのは、漆の主成分「ウルシオール」の毒性によるものです。乾いていない状態の「ウルシオール」は、毒性を発散して漆性皮膚炎をおこしてしまいます。 ですが、製品となって完全に乾いた漆はどんなにかぶれやすい人でもかぶれることはありません。 例えば急ぎの注文品などで、外は乾いていても内部までしっかり乾いていないような場合は、内部の「ウルシオール」から毒性が発散されてかぶれてしまう場合もあります。その場合は約3ヶ月から6ヶ月待ってから使用すると、中までしっかり乾いて完成直後より丈夫になります。 もしかぶれてしまっても、患部を清潔にしておけば1週間ほどで治るそうです。かゆみがひどいときにはお医者さんで薬をもらってください。 |
| Q2 漆家具の普段のお手入れは? |
直射日光や熱が長時間当たる場所には置かないで下さい。漆は紫外線に弱く、光によって漆の分子が破壊されてしまいます。色あせしたり、光沢が無くなったり、シミが付きやすくなったりします。 また時間がたつにつれ色が透けてくるという特徴がありますが、光の当たっている部分とそうでない部分で色の違いが出てきてしまいます。 普段は乾いたやわらかい布で乾拭きします。 座卓などで、万一お茶や水をこぼした場合はできるだけ早く拭き取ってください。 もし表面の艶が消えてしまったら、綿にごく少量の菜種油をつけて拭いたあと、乾いたやわらかい脱脂綿で油のくもりがなくなるまで丁寧に拭いてください。美しい光沢が蘇ります。 |
| Q3 漆器を使った後は? |
漆は汚れが落ちやすく水切れもいいので、水やお湯で汚れを落としふきんで水気をふき取ればきれいになります。もちろん他の食器と同じように洗剤とスポンジを使っても大丈夫です。 他の食器とぶつかったりこすれたりすると傷ついてしまうので、いっしょにつけおきしたりせず、まず漆器を先に洗うようにするといいでしょう。 食器洗い機や乾燥機、また電子レンジなどは使わないで下さい。急激な温度や湿度の変化で、塗装面や木部を傷めてしまう場合があります。 |
| Q4 漆器をしまうときに気をつけることは? |
□ 普段使いの食器 陶磁器や金属の器とは重ねないようにして、直射日光の当たらない棚にしまっておきましょう。漆は擦り傷に弱いので、引きずったりしないで下さい。 □ 普段使わない食器 漆器と漆器の間に布やティッシュをはさみ、薄い布で包んで冷暖房や直射日光の当たらないところにしまいましょう。 何年もしまいっぱなしにすると、乾燥してかえって傷んでしまいます。時々使って洗うことによって水分を補給してあげると長持ちします。 |
| Q5 匂いが気になる・・・ |
塗ったばかりの漆は匂いが気になることがあります。使って水や空気に触れるうちに匂いは自然に消えていきます。 どうしても気になる場合は、直射日光の当たらない風通しの良い場所に1〜2週間置いておくとよいでしょう。漆器の場合は、米びつの中に何日か入れておくと匂いが消えます。 |