夫婦のベッドサイズは?シーンごとの適したサイズや選び方・置き方を紹介
公開日:2024/01/29 / 最終更新日:2024/04/23
これからベッドを選ぼうと考えている方に向けて、夫婦用のベッドサイズの選び方についてご紹介します。
「夫婦で一緒に寝るためのベッド」と考えると、サイズや選び方が難しいと感じられるのではないでしょうか。
寝相が悪かったり、いびきが気になったり、生活リズムが違ったりなどの問題で、どのようなベッドなら快適なのかと悩む方は少なくありません。
そこで今回の記事では、夫婦のベッドサイズについてケースごとに解説します。
参考にしていただければ、状況に合わせてお二人が快適に眠れるベッドを選べるようになるでしょう。
夫婦におすすめのベッドサイズと理由
夫婦で一緒に眠る際におすすめのベッドサイズをシーンごとにまとめました。
まずはそれぞれのシーンでちょうど良いとされるベッドサイズを確認しましょう。
近い距離で眠りたい場合 | ダブルベッド、シングルベッド+シングルベッド |
ゆったりとした空間で眠りたい場合 | シングルベッド+セミダブルベッド、クイーンベッド、キングベッド |
2人で眠るならダブルベッド以上の広さが必要です。
しかし広いベッドで眠りたいと思っているなら、ダブルベッドでは狭く感じられることもあります。
広々とした環境で眠りたいなら、クイーンサイズやキングサイズのベッドを使うほか、シングルベッドとセミダブルベッドを2台つなげて使うのもおすすめ。
ベッドの種類ごとの特徴をご紹介するので、それぞれのベッドの特徴を知って、ご夫婦ごとに適切なベッドサイズを選んでください。
ダブルベッド
ダブルベッドは夫婦が同じベッドで眠るときの基本となるベッドサイズです。
横幅140cmのものが多く、夫婦の密着度が高くなります。
1人でゆったりと眠るときにも選ばれるベッドサイズであるため、夫婦一緒だと少し狭く感じられるかもしれません。
寝返りが打ちにくい、相手の寝返りや振動で起きてしまうなどの問題もあります。
しかしシーツの種類が豊富に用意されており、デザインにこだわりたい場合におすすめです。
ダブルベッドは夫婦が選ぶ基本のベッドサイズですが、広くはないと考えておきましょう。
クイーンサイズのベッド
クイーンサイズは夫婦が一緒に眠っても、ゆったりとした空間を確保できるサイズです。
横幅が160cmと、ダブルベッドに比べて20cmのゆとりがあります。
相手との距離を広く取れることから寝返りが打ちやすく、夏場の暑さも抑えられるでしょう。
また子どもが生まれた場合、小さなころなら3人で寝られるメリットもあります。
しかしサイズが大きいため、引っ越しのときに移動がしにくい、狭い部屋には設置できないなどのデメリットも感じられるでしょう。
マットレスの手入れも大変です。
しかしゆったりとした空間で眠りたいと考えるなら、クイーンサイズのベッドをおすすめします。
シングルベッド
シングルベッドは1人用のベッドであり、夫婦で使う場合は同じベッドを横につなげて使います。
夫婦でゆったりとした空間で眠りたい場合、シングルベッドとセミダブルベッドをつなげるのがおすすめです。
シングルベッドの横幅は100cm、セミダブルベッドの横幅は120cmが基本であり、2台を連結させると220cmのスペースを確保できます。
クイーンサイズよりも広くなるため広々とした空間となり、寝返りにもほとんど問題がありません。
シーツの種類も豊富です。
また振動が伝わりにくいこともメリットのひとつ。
深夜に起きたり、夫婦の生活リズムが違ったりしても、相手を起こすことなく行動できるため気を遣うこともないでしょう。
ただしやはり、ベッドを2台置くには広い部屋が必要です。
またベッドとベッドの間に多少なりとも隙間ができるため、気になることがあるかもしれません。
夫婦のベッド【選び方】
それでは夫婦のベッドサイズはどのように選ぶべきなのか、選び方の3つのポイントを確認しましょう。
選び方1:寝室のスペース
ベッドのサイズを選ぶ際に、必ず寝室のスペースを確認してください。
寝室にベッドを置くには、ベッドを収めるためのスペースに加え、ベッドメイキングや掃除のためのスペースも必要です。
また身動きのしやすさも大切でしょう。
チェストやサイドテーブルを置くなら、さらに面積が必要となります。
ベッドを置いたら身動きが取れなくなったとの失敗がないように、最初に寝室のスペースを測ってからベッドサイズを選びましょう。
選び方2:入眠するタイミングや生活のリズム
夫婦それぞれの生活リズムも考えておきたいポイントのひとつ。
入眠するタイミングや生活リズムが、お互い同じ夫婦であればクイーンサイズのベッドやダブルベッドでも問題ありません。
しかし生活リズムが異なる場合、同じベッドで眠ると相手を起こしてしまうことがあります。
特にダブルベッドは相手との距離が近くなる分、生活リズムが違う夫婦では使いにくさが感じられるものです。
生活リズムにズレがあるなら、シングルベッドを2台つなげると振動が伝わりにくく使いやすいでしょう。
ベッドサイズを選ぶ際には、入眠するタイミングや生活リズムへの考慮も大切です。
選び方3:将来設計(子どもや引っ越しなど)
夫婦のベッドサイズ選びで盲点になりがちなのが、将来設計です。
今後、子どもが生まれたときのことや、引っ越しが必要になったときのことを考えてみてください。
生活スタイルが変わっても同じベッドを使い続けられれば無駄がありません。
クイーンサイズのベッドは子どもと一緒にも寝られるサイズですが、引っ越しの際に搬出・搬入が大変です。
シングルベッドを2台並べると引っ越しはしやすいものの、隙間があるため子どもを真ん中には寝かせられないでしょう。
将来設計も考慮して夫婦のベッドサイズを選んでください。
夫婦のベッド【ベッドの置き方】
ベッドを選ぶ際には、サイズだけではなく置き方を考えることもポイントのひとつ。
置き方のコツを知れば、夫婦のベッドサイズもより選びやすくなるでしょう。
次の3つのポイントを知ったうえで、ベッドの置き方を考えてからサイズを選ぶと失敗が少なくなります。
置き方1:移動や掃除ができる通路の確保
ベッドを置く際には、移動するスペースと、掃除をするための通路を確保することが大切です。
ベッドを置くスペースだけを考えると、室内での移動がしにくくなったり、ベッドメイキングや掃除がしにくくなったりすることも。
ベッドの周りには「人が1人通れるスペース」をあけることを意識すると、寝室での動きに支障が出ません。
置く場所を考える際には、「掃除がスムーズにできるか」「人が通れるか」を意識して選びましょう。
置き方2:ドアやクローゼットが開閉できるスペースの確保
クローゼットや部屋へのドアがスムーズに開閉できるスペースを確保することも欠かせません。
特にクローゼットは盲点になりやすく、ドアの開閉に支障が出ると生活するうえでストレスになってしまいます。
クローゼットの開け閉めがしにくいと、つい収納しなくなってしまうものです。
部屋を片付いた状態に保つためにも、ベッド周りのドアの開閉には注意してください。
置き方3:壁側にはベッドの頭側だけ付けるのがおすすめ
ベッドを壁付けする場合、壁側は頭側にするのがおすすめです。
左右を壁付けしてしまうと窮屈になり、布団が壁付けしていない方に落ちてしまうことがあります。
また風通しが悪くなり、マットレスにカビが発生してしまうこともあるかもしれません。
できるだけベッドの左右は開けた状態にしておき、頭側を壁につけるようにしましょう。
ただし窓側に壁付けすると風が入り込んで体調不良の原因になることもあります。
ピッタリと壁付けにすると湿気がこもりやすくなるため、5cmほどの余裕をもたせることもポイントのひとつです。
窓からの冷気が入りこまない位置で、少しゆとりをもたせたうえで、頭側を壁付けにする置き方が最もおすすめです。
ベッドブランドを紹介
夫婦におすすめのベッドサイズについて解説してきました。
これから実際に夫婦用のベッドを選びたいと考えている方に向けて、広く利用されているベッドブランドをご紹介します。
- ・シモンズ
- ・テンピュール
- ・サータ
- ・フランスベッド
シモンズ
「シモンズ」は「世界最高のベッド」と言われているブランドです。
最上級の寝心地を目指しており、世界中で利用されてきているので、特に寝心地の良さを追求する方におすすめします。
日本でも多くのホテルで導入されていることからも、品質の高さに定評があることがわかるでしょう。
シモンズのベッドの特徴は、ポケットコイルマットレスで寝ているときの体の負担を軽減させることです。
耐圧分散性に優れているため、寝返りなどの動きに対応して、どのような体勢でも無理のない自然な寝心地。
シモンズは150年の歴史を誇るベッドブランドで、長年の歴史により培われた独自のテクノロジーによって理想的な眠りを目指します。
テンピュールⓇ
「テンピュールⓇ」はNASAにより、宇宙飛行士への負担を軽減させるために誕生した素材です。
その後、テンピュールⓇを使用した低反発素材マットレスが開発されました。
他のベッドとの違いは、寝姿勢にあわせて体にフィットしてくれるところです。
体温・体重・体型にあわせて形が変わり、ベッドに沈み込むような快適な寝心地を実現します。
寝返りなどの振動も吸収してくれるため、クイーンサイズのベッドやダブルベッドを選びたいと考えている方にもおすすめです。
またテンピュールⓇには最長15年間の保証がついています[1]。
購入から5年目までは無償で対応してもらえ、6年目以降も割引料金にて同等のマットレスとの交換が可能です[1]。
ベッドは一度購入したら、長く使いたいもの。
大きなベッドであればなおさらです。
テンピュールⓇであれば保証も充実しており、さらにNASAの技術から生まれた寝心地の良さを体験できるでしょう。
サータ
さまざまな人の体型や好みに合わせられるように、オートクチュール感覚のベッドを提供しているのが「サータ」です。
硬さはもちろん、体へのフィット感やボリューム感を調整し、理想的な寝心地を追求します。
マットレスもコイルのブレンド比率や素材の選定にこだわり、1人1人に合ったベッドを生み出すことをモットーとするブランドです。
快適な眠りと健康を重視しており、自分に合ったベッドで快適に眠りたいと思っている方におすすめ。
世界27カ国にて約60社とのライセンス契約を結んでいるだけでなく[2]、一流ホテルに多数選ばれている実績もあります。
より自分に合ったベッドを選びたいと考えている方は、ぜひサータのベッドもチェックしてください。
フランスベッド
フランスベッドもホテルや宿泊施設で多く採用されているブランドです。
ベッドだけでなく介護用品も提供しているため、機能性の高いベッドもあります。
折りたたみ式のソファベッドを初めて開発したのはフランスベッド。
その他のベッドで日本人の体型や生活習慣を研究したうえで開発されているため、海外製のベッドより体型に合いやすいかもしれません。
夫婦のベッドサイズは家庭ごとに違う
いかがでしたでしょうか?
この記事を読んでいただくことで 、夫婦二適切なベッドサイズがご理解いただけたと思います。
夫婦用のベッドには、ダブルベッド、クイーンサイズのベッド、シングルベッド2台連結などの方法がおすすめです。
しかし適切なベッドサイズは部屋の大きさなどによっても変わるため、選び方、置き方を考えてから選びましょう。
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