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ちょっとインテリア No.44 がくしゅうづくえ


ちょっとインテリア【No.44 がくしゅうづくえ 生まれてはじめての自分の家具】

■ 私の学習机はスチール製で、前面にキャラクターのイラストや風景写真の中から好きなものを選んで飾ることができる写真枠や時間割表がついていました。引出しにシールをぺたぺたと貼って、時間割表には落書きがしてありました。それらをごしごしこすって全部はがし、ぴかぴかに磨いたのは小学校高学年のとき。最初にインテリアに目覚めたのはこのときでした。
■ 多くの方が学習机にまつわる思い出をお持ちだと思います。持っていなかったという方も、代わりにコタツに寝そべって勉強していたとか、自分だけのスペースを作っていたとか、何かしらのエピソードをお持ちだと思います。
■ 今度はお子さまにいろいろな思い出を作ってあげる番ですね。もうすぐ学習机のシーズンです。


学習机の歩み
 
1960年代 スチール製
1960年代
1970年代 シンプルな木製デスク
1970年代
1980年代 ナチュラル志向・本物志向
1980年代
子供専用の机が登場。勉強道具や秘密の宝物を全部ひとつにしまっておける子供だけの空間は、団地生活にも最適で、進学ブームと共に注目を集めます。後半にはスチール製が主流に。 電動鉛筆削りなど様々な付属品がつけられ、キャラクター商品化がエスカレート。しかしオイルショックなどで装飾過多に疑問が投げかけられ、シンプルな木質デスクが主流になっていく。 ナチュラル志向・本物志向の流れ。子供部屋は生活環境としてトータルで考えられるようになり、より快適で文化的な空間になる。学習机にも本格的な天然木製のクオリティが求められる。
 
1990年代 多様化するコンセプト
1990年代-
 
本棚やチェスト、ベッドなどを同じデザインでそろえ、子供部屋をトータルでコーディネートできるシリーズ商品が登場。学習机選びの主導権を握るお父さんお母さん好みのシンプルなものが多く、インテリア性も高くなる。
また、棚の位置を変える事でディスプレイを置く、キーボード用引出しがついている、ワゴンの天板が上下して袖机になる、配線口やコンセントがそなえられている・・・などなどなど、パソコン対応のデスクが増えている。
その他様々なコンセプトで新しいデザインの学習机が登場している。


学習机の選び方
 
□ 学習机は必要?
小学校にあがるとき、小さな小さな部屋と大きな学習机をもらって「ここが私の部屋なんだ!」と感激したのを覚えています。何でも宝物にして引き出しに詰め込みました。
自分だけのスペースを持ち、自分の責任で整理整頓をする習慣をつける。正しい姿勢で集中して勉強する。学習机はこれらに配慮しお子さまのために設計された家具です。お子さまがはじめて手に入れる、自分だけの家具、自分だけのお城です。
必ず小学生になるときに買わなければいけないもの・・・ではありませんので、お子さまが小さいうちはリビングなどお母さまの目の届くところでお勉強させたり、お兄ちゃんお姉ちゃんが小学生になるときに一緒に購入したり、各ご家庭によって多少差もあるかと思います。お子さまにとって今何が必要かを考えて、じっくりとご検討、そしてお選びください。
 
□ 学習机の種類
大きく分けると「棚付きデスク」か「ライティングデスク」か。「棚付き」にもハイタイプとロータイプがあります。
「棚付きハイタイプ」は収納力があり、上棚を2分割すればロータイプにもなります。
「ロータイプ」は圧迫感がなく窓からの光を遮らないので開放的。
・机が開閉できる「ライティングデスク」は薄型で省スペースなので子供部屋以外にも設置できます。結局開きっぱなし・・ということにならないよう、きちんと整理整頓して使いたいですね。
その他に、パソコン対応デスクや収納棚と連結したタイプ、お部屋をトータルコーディネートできるシリーズ、ベッドデスク、兄弟・親子で使えるツインタイプや対面式のデスクなど、様々な「新コンセプトデスク」があります。
今どう使いたいのかということだけではなく、将来的な使い方も考慮してお選びください。
 
□ 学習机を買いに行く前に
価格帯もデザインも機能的にも・・本当にたくさんの種類がありますので、まずは下見をしてみることをお薦めします。
どんな使い方をしたいのか、どんなタイプを購入するのか決まったら、置く場所をあらかじめ決めておくと便利です。置くスペースの大きさ、窓際なら床から窓までの高さ、そして壁紙や床の色、同じ部屋においてある家具の色もチェックしておくと、お店で選ぶときに役立ちます。
 
□ お店でのチェックポイント
椅子は長く使えるものを
成長に合わせて使えるように高さ調節できるものを。足置きも高さ調節できれば常に正しい姿勢を保てます。キャスター付きのものは、座ると固定されるタイプのものが安全です。
袖引出しは分離できると便利
特にパソコンを置く予定なら、天板はできるだけ広いものを。袖引出しを横においてディスプレイやマウスを置くと広く使えます。(パソコン対応デスクにも様々なタイプがありますので、設置の仕方などよく確認してください)
引出し下段にもキャスターがついていると、引出しを引いたとき袖引出し自体が傾くことなく安定します。
収納はタップリと
本や教科書は大きくなるにつれて増えていきます。収納はたっぷりあったほうが便利。将来上棚をはずしたときのことを考えると、足元にも棚があったほうが便利です。
目に優しい環境を
照明は天板全体をまんべんなく照らす明るいものを。一番使うのは机の手前ですから、手前が明るくないと意味がありません。また必ず部屋の照明と併用してください。
お子さまが一番使いやすいものを
実際に学習机を使うのはお子さまです。立ったり座ったりしやすいか、引出しの取っ手は握りやすく引き出しやすいか、などなど実際に座ってチェックしてみてください。
将来のことを考えたデザインを
お子さま好みのかわいいデザインやキャラクター商品などは始めのうち喜ばれますが、何年か経てば好みも変わります。お子さまが大きくなるまで何年も使う家具ですから、シンプルで飽きのこないものをお薦めします。お子さまが小さいうちは文房具やデスクマットなどでかわいらしくできます。

 

□ 木製の勧め □

学習机の主流は木製です。木肌の色や肌触りはやさしく心を和ませてくれます。熱伝導率の低い木は夏涼しく、冬は暖かく感じ、木目や木の色は落ち着きを感じさせてくれるのです。
何かをぶつけたりすると傷がつく。自分がやってしまったんだと気付き、傷をつけないよう気をつけやさしく丁寧に扱うようになる・・・物を大切にする心が自然と生まれるのも、天然の素材の良さだと思います。
 
学習机のシーズンももうすぐ。お子様の喜ぶ顔が早く見たいですね!