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ペルシャ絨毯 |
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手織絨毯の代名詞ともいえるペルシャ絨毯。
イランの人々はペルシャ絨毯の上で生まれペルシャ絨毯の上で死ぬともいわれています。1日の気温差が激しく乾燥したイランの生活には、ペルシャ絨毯は欠かせないもの。また生活必需品であると共に、何年経っても色あせることのない財産でもあるのです。
◇織り方
原図にあわせて、縦糸に色糸を一本一本織り結びます。一段終わったら横糸を通し、鉄の櫛でよく締め付け、同じ厚さになるように色糸を切りそろえます。
1cm四方に70から150本もの色糸が結び付けられていて、織るスピードは一日数ミリほど。大きなものでは完成までに何年もかかります。
ペルシャ絨毯は見る角度や光の差込み具合でつやや色彩が微妙に変化します。質の高いウールやシルクのなめらかさ、優美で繊細な文様、高い耐久性。ひと目ひと目、長い時間を掛けて織りあげられたペルシャ絨毯は、ひとつの小宇宙のような存在感をもっています。
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トルコ絨毯 |
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ペルシャ絨毯との大きな違いは織り方。ペルシャ絨毯や中国の段通、パキスタンの絨毯などは縦糸1本に色糸を結ぶシングルノット式で織られていますが、トルコの絨毯は縦糸2本に色糸を結びつけるダブルノット式という織り方で織られています。シングルノット式はより細かい模様を浮かびあがらせることができますが、トルコ絨毯のダブルノット式は使えば使うほど結び目が絞まり、とても丈夫に仕上がっています。
デザイン的には、素朴なモチーフを使ったシンプルなものが多いのが特徴。色合いも自然で飽きがきません。
しかし何といっても・・・トルコ絨毯といえば「ヘレケ」。
19世紀、イスタンブールの近くの小さな村にオスマントルコの宮廷用絨毯を織るための工房が開かれたのがヘレケシルクの始まり。質の高いシルクを用いて織られるヘレケ産のシルク絨毯は、手織絨毯の中でも最高峰といわれています。
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◇ ペルシャ絨毯・トルコ絨毯の主な産地 ◇

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その他の絨毯 |
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シルクが人気の中国段通や、ペルシアの影響を受けつつ独自のスタイルを確立したパキスタン絨毯、少しざっくりとした落ち着いた色や柄が人気のチベット絨毯など、様々な産地があります。
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キリム |
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キリムは主にトルコ、そしてイランやアフガニスタンなどの遊牧民の女性達に受け継がれてきた毛織物で、絨毯よりも歴史は古いといわれています。
縦糸に色糸を結びつける絨毯と違い、キリムは横糸に色糸を使い、縦糸と横糸を交差させて織りすすめる平織りの織物。なので毛足がなく、軽くしなやかで敷物以外にもタペストリーとして壁に飾ったり、様々な使い方ができます。
キリムの文様は、自然や動物等をモチーフに幾何学的にデザインされ、母から娘へと伝承されてきました。文様にはそれぞれ意味があり、織り手の女性の恋愛や結婚、安産などの願いが込められています。長い時間を掛けて織り上げられたキリムは、娘が嫁ぐ日まで大事にしまっておかれるのです。
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ギャッベ |
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ギャッベ(GABBEH)はペルシャ語で「毛足が粗くて長い」という意味。イラン南西部の高原で半遊牧生活をしているカシュガイ族が主に織る絨毯です。
羊毛を手で紡ぎ、草木で染め、手織で仕上げます。毛足が長く、厚くざっくりと織られていて、デザインや色・質感が素朴でナチュラルなのが魅力です。ペルシャ絨毯のような繊細さはありませんが、遊牧民の力強さや自然の温かみを感じさせるところが魅力です。 |