住まいをアート(絵画)で美しく飾る上で一番大切なことは、
飾る部屋と飾る絵との調和です。


飾る部屋の広さや床・壁・天井・照明器具・窓・エアコン・テレビ・観葉植物、そしてインテリア小物などとの調和、そしてそこに生活する人々の趣味・趣向がとりいれられ、うまく生かされた飾り方が望ましいと思います。

現代の住宅は主に和風・洋風・和洋折衷になりますが、さらにインテリアともなりますと、クラシック・モダン・カジュアル・カントリーなど住む人の個性によってさまざま。インテリアにマッチしたアートを選び、美しく飾りましょう。
 バランスよく見える飾り方
アクセント(ポイント)として飾る
少し大きめな絵を壁面の中心にポイントとして掛けます。この方法は部屋全体を印象深いものとし、その雰囲気をうまくまとめあげてくれます。リビングルームやベッドルームなど比較的大きい壁面のある場所に適した掛け方です。
シンメトリー(左右対称)で飾る
数点(2〜5点)の絵を左右対称に掛ける方法です。額と額の間隔をそろえるだけでなく、額の下部を一直線にそろえて掛けるときれいにまとまって見えます。2点から3点を並べて掛ける場合は、同作者・同額・同サイズのものがよいでしょう。
アシンメトリー(左右非対称)で飾る
壁面の中心に絵をかけるのではなく、中心よりずらして数点をかけ他の小物などとバランスをとりながら掛ける方法です。この方法は1点1点に存在感があり、全体でもまとまった効果が出ます。

 見やすい高さに掛ける
絵を掛ける場所によって高さは違ってきます。生活の中で、どういう位置でどういう角度で見るかによって掛ける高さがおのずと決まってきます。部屋の広さ、壁面の幅、壁面の高さはもちろん、家具やインテリアアクセサリーなどとのバランスを考慮し、掛ける高さを決定します。

例えばリビングルーム。ソファーに座って正面、あるいはソファーの背面の壁、サイドボードの上などがベストポイントです。家具の高さにもよりますが、基本は額の下部が床から110cm前後の高さが見やすく落ち着きます。立って見ることが多い玄関ホールや廊下などは、額の中心が床から150cm前後が見やすい目安です。

基本としては、額の中心が目線より少し低めの位置に掛けると見やすくなります。
 部屋別・飾り方のポイント   府川誠「赤い電車」
玄関
そこに住まれる方の人柄や生活感が伝わってくる場所でもあり、まさに住まいの顔でもあります。飾る場所はドアを開けた正面やシューズBOXの上に。
リビング・ダイニング
家族がくつろぎ団らんする場所であり、家族・友人・知人等コミュニケーションする場所です。話題性があったり、くつろぎ感のある明るい絵を掛けると良いでしょう。家具やカーテン・カーペットなどとのコーディネートが特に必要な部屋です。全体のバランスに注意してください。
ベッドルーム
プライベートルームです。個性的なものや趣味的なものを
子供部屋
お子様の想像力を養う大事なスペースです。明るく楽しいアートをお子様の成長にあわせて掛け替えしてあげてください。
階段スペース
2点から3点高さをずらして飾ると結構おしゃれです。あまり大きくないシリーズものが良いでしょう。
トイレ
草花や小動物をモチーフにした、シンプルなフレームで小さめのサイズの額を飾ると雰囲気が出ます。
和室・床の間
掛軸や色紙額など季節によって掛け替えてみてはいかがでしょう。

絵を飾る場所の注意点
直射日光が当たる場所は避ける
直射日光によって中の絵やマット、額など変色・退色していまいますので注意してください。ブラインドやレースのカーテン越しの光なら多少は大丈夫です
風、湿度も大敵
エアコンの送風が直接当たる場所や、湿度の高い場所は避けてください
橋本不二子「美しい思い出の庭」

一枚の絵が部屋の雰囲気を変えてしまうこともある...

「この絵をあそこの壁に掛けたらどんな感じかしら?」
「ここにこんなイメージの絵を掛けたらインテリアは完成!」
イメージを膨らませながら、お気に入りの一枚を探し出す作業は
きっと楽しいはず...

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